住宅用太陽光発電とZEH

住宅用太陽光発電は設置すべきか否か。Youtube にも多数動画があがっているし、ネットでも多数の書き込みがあるが、絶対に設置すべきだという意見と、絶対に設置すべきではない(設置するやつはバカ)みたいな意見を言っている人は、おそらく、フォロワーもしくはPV目当てで、本当はどっちでも良いけど、注目を集めたいだけの人だと思われ、実際、そんな感じの人であることが多い。一方、実際に自分で取り付けた人、あるいは住宅メーカー、太陽光発電関係の会社の人たちの発言は、ほとんど条件付きだ。私がお願いしたフロンティアジャパンの営業の方も、条件を判断して設置すべきでないと判断した場合は、断ることもあるとおっしゃっていました。

設置条件

設置条件は大きく次の2点です

  • 環境条件
  • 設置目的

環境条件は、その住宅が太陽光発電に適しているかどうかという事ですが、地域、屋根の方角、傾き、面積、隣接するビルの影などの遮蔽物といった物理的な要因です。我が家の場合は、北海道というところがデメリットになるのかと思っていたら、フロンティアジャパンによれば、北海道は日照時間の問題はあるが、案外太陽光発電に向いているのだそうで、その一番の根拠は夏でも涼しいということなのだそうです。太陽光発電は(太陽光発電なのに)熱に弱く、気温がある程度高くなると発電量が低下してしまうのだそうです。北海道はそういうデメリットが少ないとのこと。その他の要因については我が家は結構良い条件を満たしているようです。この環境条件は考える余地の無い絶対条件なので 0 ~ 100 のどのあたりにあるのかを見積もって判断すれば良いですから、シンプルです。

設置目的については、まさに人それぞれで、ここが意見の分かれるところです。太陽光発電システムを所有する事自体が目的であれば、シンプルに設置すべきと言えるわけで、既に生活用の車を持っていて不自由していないのに、趣味の車をもう一台買うような感覚でしょう。そういう人もいらっしゃると思いますが、多くの人は、所有欲よりも、投資の意味合いの方が大きいでしょう。その投資に対する考え方の違いで、設置すべきかどうかが違ってきます。

設置すべきではないという意見の人の多くは、「金」です。こういう人たちは、300万出して太陽光発電を設置して、10年前後で回収、それ以降は儲かる というような考え方をしているのですが、パネルの発電量も通常 4kW 前後が標準のところ、10kW とか載せたり、FIT について多くを期待したりグラフを示したりして、マメに計算されていますが、太陽光発電は相手が太陽で天気にも左右されますし、電気代や国の政策などによっても、その「効果」が上下します。回収までに10年 20年とかかることもあり、投資対象としては不確定要素が多すぎますから、設置すべきではないという事になります。

では、設置すべきとまではいかなくても、設置しても良いという目的は?とうことですが、金(リターン)以外のすべてがそれに該当します。その多くは、精神的なものですから、あまりに金にフォーカスしている人には全く論外とバッサリ切り捨てられてしまうような事です。

例えば、洗濯機を買う時に、他人の洗濯物も洗ってお金を稼ごうという人は、コインランドリーの経営者でもなければ、普通の家庭ではほぼ無いと思いますが、多くは生活を便利に楽にしたいという目的だと思いますけど、これも投資と言えます。金で回収するのではなく、自分への投資、家族への投資ですね。楽になった分家族団らんの時間が増えたり、健康的な生活をおくれるようになったり、浮いた時間で勉強したり新たなことを始めたりなど、得られるものは少なくありません。太陽光発電の場合は、一番大きいものは、電気代の節約になりますが、これも一見金の話のように見えますが、そうでも無いと私は思っています。電気のようなライフラインのコストが上がると将来の生活に不安を覚える人も少なくなと思いますが、その不安から開放されます。災害があって大規模停電があっても、数日、天気次第では更に長期間、電気に関してはもちこたえられるという安心感が手に入ります。そして、私にとって一番大きいのは、社会貢献、環境問題への投資です。これはきれいごとではなく、CO2削減は、地球人にとっては、もう待ったなしの状況に来ていて、そんなの各国の政府がなにか決まりを作って、工場とか大きいところがやれば良いだけでしょ?自分には関係無いなんて言ってられないのです。目的を達成する為には、各個人がやれることをやっていかないと間に合いません。

個人でやれることってあるの? 私一人がやってどうなるの? 無駄な金は使いたくない。そんな余裕なんかないと考える人も多いと思いますし、私もそう考えている部分はあります。ですが、100%無いというわけではなく、探すと個人でできることもあります。そしてその中で折り合いを付けやすい点と、小さくても長期間効果が見込める点で、期待できるのが、ハイブリッドカーと太陽光発電だと思います。EVはバッテリーがまだ三元系で、現時点ではマイナス要因の方が大きいですし、水素カーは普及までにもう少しかかりそうですが、ハイブリッドカーはEVに比べてバッテリーも小さいですし、ガソリン車に比べて燃費も良いです。その電力もエンジンの余力、最大効率の発電機、今まで無駄になっていたブレーキのエネルギーの回収から生み出されます。これはむしろ個人レベルで無いとできないことです。太陽光発電も、住宅用は、もともとある住宅の屋根に設置するので、メガソーラーのような森林伐採といった環境破壊の要素はありません。夏であれば、今までは直接屋根で受けていた太陽光を発電にまわすことで、家の中が設置前より涼しくなり、かつ電気も得られるという多重のメリットが期待できます。そして、電力会社から電気を買う量を抑えれば、火力発電などの減少にもつながってくるので、1軒あたりの貢献度は小さくでも、集まれば大きくなり、それが、10年 20年と長期間続くことを考えると、社会全体としては相当な違いになってくると思います。そして、おそらくそれは、大きな工場とか、電力会社などでは出来ない、個人個人でしかできない社会貢献になると思います。

ZEH ゼッチ

個人的には、こういう言葉は嫌いなのですが、 (Net) Zero Energy House で、ZEHなのだそうです。私はオフグリッドとかZEHとかは、宇宙開発と同じようなものだと思っています。将来の為に、国や強い興味を持っている企業や個人が行う投資で、そこで得られた技術を、個人レベルの太陽光発電や、その他の代替エネルギーなどに落とし込んでいくということを目指すものとしては良いと思いますが、個人が新築であればわかりませんが、既存の住宅に対して期待できるものではないと思います。太陽光発電だけは、個人レベルでできるようになってきましたが、それでも、電力会社との契約を切ったオフグリッドで、Net Zero は難しいし、それを期待して太陽光発電を導入すると痛い目にあう可能性が大きいと思います。今、ZEHを謳っているモデル住宅などは、非常に大きな太陽光パネルを設置したり、風力発電を備えたりして大きな電力を確保しようとしているものが多いのですが、これは電力以外のエネルギーを個人レベルで確保することの難しさを意味していて、結局はオール電化の言い換えになってしまっています。しかし、宇宙開発にスペースデブリ問題があり、原子力発電に核のゴミ問題があるように、太陽光発電にもパネルの破棄問題があります。そのような問題を先送りにして、ZEHの様な極端な方向に振ってしまうのは、いくら切羽詰まった状況だとしても、問題を先送りにするだけになる危険性があります。EVに対してハイブリッドカーがあるように、太陽光パネルもZEHを目指していきなり大きなものを載せるのではなく、バランスを取って進めていき、ゴミの問題を解決する技術の発展を待ってから大きく切り替えて行く必要があると思います。

最後に、私は太陽光発電設置時には、「これで自分で電気が作れるから電気使い放題だ」と考えるのは本末転倒ではないかと思っていて、むしろ、生活を見直し、いままで無駄に使っていた電力をより節約することを考えるべきだと思います。洗濯機を買ったからといって、今までよりじゃんじゃん服を汚そうなんて思う人は少ないと思いますが、得られるメリットはもっと他の事に有効に使うべきでしょう。そういう意味で、太陽光発電+蓄電池は結構有効で、特に最近の蓄電池はネットワークに接続されていて、スマートフォンで簡単に発電量や使用量、残量が確認できます。これは無駄を視覚化して節約につなげるのに役立つはずです。個人レベルで節電に心がけると同時に、より電気を使わない製品の登場を期待します。私が今一番無駄だと感じているのは、北海道の冬の冷蔵庫です。屋外が冷蔵庫より寒いのに、なんで暖房の入った部屋に冷蔵庫を置いて、電力を使って冷やさなければならないのでしょう?FFストーブのようにダクトで外気と接続して、外気温が低い時はそれを取り込んで、足りない分を電力で補えば良いのではないか?と思うのですが、そういう冷蔵庫を見たことがありません。他には太陽光発電設置後の暖房を考えた場合は、ハイブリッドセントラルヒーティングシステムというものが欲しいです。電力が余っている状態では、電気でお湯をわかして、夜間など不足している時だけ自動で灯油に切り替えるような給湯と暖房の仕組みがあれば良いなぁと思います。セントラルヒーティングならボイラーを交換するだけで対応できるので、可能性はあると思うのですが、エコキュートなど完全に電力に振っているものはあるのですが、灯油併用のものって無いですね。

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再エネ賦課金について、ChatGPTと話してみた

常に中立でいようとする ChatGPTは、考えを整理するのには便利だと思ったと同時に、Google検索で同じことをしようとすると、自分の意見に近い情報だけを拾ってしまうという問題があるなぁと気づいた。

同じインターネットからの情報収集でも、発信者がわかる Google の方がフェアかと思っていたのだが、結局自分で選んでしまうのではフェアではないのかもしれない。

有料の Plusにしていないけど、これだけの内容をストレスのないレスポンスで返してくるというのは本当に驚き。

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寒さとはなにか?

セントラルヒーティングのボイラーのパワー設定を下げる実験中ですが、

メモリ1はきつかったので、2にしているのですが、部屋の温度がだいたい、18度から19度くらいで安定しています。そのくらいだと、そこそこ効率が良いらしく、ボイラーの燃焼が頻繁に止まるようになりました。

補助的に各部屋で必要なときだけ電気ストーブなどを使っていますが、最強は昨日書いたように電気毛布+ダウンブラケットであるものの、長時間使うわけではないので、電気ストーブでもそれほどコストはかかりません。仕事部屋の足元に30年くらい前の電気ファンヒーターがあるのですが、電源ONと同時に15分の切りタイマーを入れて、タイマーで止まる前に室温が20度に達して止めてしまうこともしばしばです。今日は2月外は吹雪なのですが、特に寒さを我慢するということはありません。

ただ、時間帯によって、室温が同じ19度くらいでも、温かいと感じるときもあれば、妙に寒さを感じる場合があります。放射とか輻射とか言うらしいですが、気温関係なく、電磁波?として体温が壁に奪われてしまうらしいです。気温より、こちらの方が厳しく、思えば、ボイラー設定を上げて、室温を22度くらいにキープしていたときも、寒さを感じることがありました。

反対に、この放射を防ぐことができれば、室温は18度キープで全然問題無いということがわかりますが、さてどうしたものか…. まずは、これは放射ではないかもしれませんが、床が冷たいので、足元にマットと余っていたラグを敷きました。それでも冷たいので、ダンボールを挟み、ルームシューズを履いています。私は家の中ではルームシューズどころか靴下も嫌いで、ほとんど裸足で過ごしていたのですが、たぶん暑かったのでしょうね。今は、靴下とルームシューズを履くことが苦になりません。同様に、Tシャツで過ごしていたものが、トレーナーとかを着るようになりました。なんだか、人並みの冬の格好になった感じです。

壁は触るとひんやりします。熱は上に行くせいか天井はそれほどでもありません。窓はプチプチを貼っていて、更にキャンプマットで下側の冷気遮断を試みていますが、やはり近づくとひんやりします。壁と窓はこれ以上やろうとすると大掛かりになってしまうので、手詰まりな感じですが、よくよく考えてみると、服を着ることで、放射をある程度防ぐことができますね。

というわけで、服を着る、ルームシューズを履くというのも、立派な暖房なのだと思います。しかもエネルギーコストはゼロです。暖房費節約は、服を着れば良いって、当たり前といえば当たり前な結論に今更たどり着いた感があります。

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電気毛布最強!

灯油ボイラーのセントラルヒーティングというのは、北海道では一般的ですが、内地ではそうでもないみたいですね。いろいろ計算してみると、これが一番安くて快適なようです。我が家の場合は灯油代が年間12万くらいで、給湯でも使っていますが、8割以上は暖房ではないかと思っていますので、10万くらい。
全室暖房としては電気ではエアコン暖房が一番安いと言われていますが、平均400Wくらいだそうで、今の電気代だと、11月から3月の5ヶ月で、3部屋分として15万くらい。エアコンない部屋は寒いので快適性は落ちます。
今我が家ではセントラルヒーティングの室温を18度くらいまで落として、必要なときだけ電気か灯油のポータブル暖房で補うということを試しているのですが、小型の電気ストーブは400Wで、結構電気を使うものの、必要なときだけと考えれば、1日トータルで8時間くらいなものです。各部屋にストーブ置いていますが、同時にONにすることはありません。

しかし、スポット暖房で考えれば、電気毛布が最強かもしれません。エアコンは長時間つけっぱなしなら平均400Wくらいみたいですが、スポットだと結構電気消費します。電気ストーブは400W、ホットカーペットは200W、北海道にはあまり無いこたつが200Wですが、これに比べて、電気毛布は 20W です。敷毛布ではありますが、ひざ掛けにしたりホットカーペット風にしたりも使えます。ポイントは、単体ではなく、ダウンなどのブランケットと組み合わせて熱を閉じ込めることでしょうか。ホットカーペットやこたつは移動できないので、各部屋に必要ですが、電気毛布なら持ち歩けますから1人1枚で済みます。それに値段が安くて シンプルなものなら 3,000円前後。

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セントラルヒーティングのコストを抑える

灯油代

冬だけでなく、給湯にも使っている上に、タンクは400Lくらいあるので、年間の灯油コストを計算するのは難しいのですが、11月~12月ごろの満タンを区切りとすれば、次のようになりました。2018年/2019年はおそらくパイプから灯油が漏れていたときで、めちゃくちゃかかってます。なんかすごくかかっているなぁとは思っていたのですが、ちゃんと調べるべきでした。あとは、年間12万とすれば、月1万といった感じになって、思ったほどではないなぁとも思うのですが、灯油代の請求が12月から 3月に集中するので、例えば今年1月の請求が、38,000といった具合にかなりインパクトが大きいです。1月は電気代も36,000円来ましたから、光熱費だけで、74,000円となります。オール電化の10万よりかは安いかもしれませんが、電気代が月ごとに来るのに対して、灯油代は遅れてくるので怖いのですよね。

  • 2018年  199,727
  • 2019年  140,593
  • 2020年  075,123  ※ポータブル使用 GS購入分 20,145
  • 2021年  108,886
  • 2022年  112,422
  • 2023年   065,924(1月時点)

2020年冬の実験

トヨトミのポータブル石油ストーブを買ったのを機会に、ファンヒーター(何故か家にあった)とポータブル石油ストーブで冬を過ごせるかの実験をしました。ファンヒーターはレッスン室、ポータブルは、リビングと廊下を行ったり来たりで、我が家は1F廊下が真ん中にあって、そのまま階段で2Fにつながっているので、1F廊下を温めれば家全体がある程度あたたまるかもと期待していました。結果、1月と2月を除けばある程度なんとかなって、更にポータブルの方は、湯沸かしや調理もできるので、一石二鳥かと思ったのですが、ポリタン4つでGSまで灯油を買いに行ったり、頻繁に給油したりは結構面倒でした。しかし、灯油代は4~5万抑えられています。

2021年の冬

実は、2020年の計算をちゃんとしていなくて、頻繁にGSに買いに行かなければならかったことで、頑張った割には灯油代の節約にならなかったなぁという印象かで、2021年の冬は、以前と同じくセントラルヒーティング中心でした。ただ、10月 11月 と春先の寒い日は、セントラルヒーティングをONにするまでもないので、ポータブルを使いました。ポータブルの出番があまりなかったので、灯油がごっそり残ってしまいましたが、1年経った今シーズン、問題なく使えて空になりました。持ち越し灯油があったのと、シーズン初めと終わりにポータブルを使ったことで、若干節約できました。

2022年の冬

今日改めて計算するまでポータブルでは節約にならないと思いこんでいたので、GSに灯油買いに行くめんどくささもあり、ほとんどセントラルヒーティングだけでした。頑張ってもたいした効果がないと思っていたら、楽で快適なものがあればそちらになってしまうのは仕方ないです。まだ燃料の値上がり前でしたから、たいだい我が家の平均灯油代はこのくらいなのでしょう。

2023年の冬

昨日(2/18)までは、2022年の冬と同じような使い方です。値上がりもあり、1月の灯油代4万円は結構痛いです。おそらく3月ごろにもう一回4万円くらいの請求があり、秋に2万円くらいの請求があると思いますので、このままだと、2022年の冬と同じくらい…だったら良いのですが、灯油代が上がった分が加わって、14万くらいいくかもしれませんね。

新たな実験開始?

昨日からちょっとした実験をしているのですが、2020年の実験の改善版です。 2020年は厳冬期は我慢しきれずセントラルヒーティングをONにしましたが、それ以外でも寒い日はONにしたり、暖かくなってきたらOFFにしたりと、かなり面倒でした。パネルにはダイヤルがあって温度設定ができるようにはなっているのですが、あれはあまり灯油の節約にはならないのです。当時は電気代も気になっていて、灯油ボイラーが燃焼していなくてもポンプで不凍液の循環は24Hなので、節約するにはセントラルヒーティングを止めるしか無いと思っていたこともあります。セントラルヒーティングを完全に停めてポータブルに頼るとポータブルの給油が頻繁になり、GS通いも面倒になるといった感じです。そこで今年は、太陽光発電が付くという前提で、循環ポンプの電気代は気にしない作戦にしました。

灯油代にフォーカスした場合、ボイラーの設定を低めにしてパネルを全開にすると効率が良いようなので、そうしてみようかと。ただ、ボイラーの設定を1にすると、この時期部屋の温度は18度を保てません。今朝は、17度でした。日中は太陽が出て少し温度が上がるはずですが、18度くらいは維持したいところです。(30年前の東京の生活では、部屋の温度18度維持なんて贅沢に思うほどでしたけどね)ということで、一旦ボイラーのメモリは2に設定。(ちなみに、実験開始前は、3でした。最大は5です。)

パネルではなくボイラーの設定が有効なのは、セントラルヒーティングの仕組みが、ボイラーでお湯を沸かしてそれを循環する仕組みだからで、ボイラーのメモリが高いということは、それだけ高温のお湯を維持し続けなければならないからです。例えば、60度くらいのお湯を維持して巡回させるのと、40度くらいのお湯を維持して巡回させるのでは、パネル以外での損失を考えると、40度の方が必要なエネルギーはずっと少ないと思うのです。電気湯沸かしポットも、沸騰状態をキープするとか98度をキープするより、92度くらいをキープして必要時に沸騰させて使うほうが良いようで、省エネモードはそんな感じになっているようです。

パネルのメモリを最大にするのは、ボイラーの温度を下げた場合、よほど部屋によって差がない限り、個々のパネルでON/OFFしても全体のエネルギーにとってはたいして意味がないからです。個々の部屋の温度を変えたい場合は、パネルのメモリを変えれば良いですが、省エネにはあまりつながりません。

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太陽光発電後の暖房について

我が家の給湯は、最初は貯湯式、途中で壊れたので今は直湯式の灯油ボイラーで、昨年配管途中にピンホールが空いたので修理を見積もってもらったら結構な額、それなら交換と同じという話になったものの、部品不足とかでボイラーが無い。しかたないので、ボンドと自己融着テープで巻いて応急処置してから1年以上普通につかえているといった状態です。あと何年もつかといったところですが、今のところなんとかなっています。暖房はこちらも灯油のセントラルヒーティングで、30年使っているので、パワー設定のプッシュスイッチが何度も押さないと反応しないなど、いろいろあるのですが、こちらもなんとか使えているという状況です。

給湯器がいってしまうと、お風呂に入れないのが一番の問題。ボイラーは、冬だと死活問題です。数年前の大規模停電の後にファンヒーターと電気なしで使えるポータブル灯油ストーブは常にスタンバイしていますが、一酸化炭素の問題で長時間は使えませんし、家全体を温めるには力不足です。

一度、ボイラーが点かなくなって焦ったことがあったのですが、灯油タンクのパイプからの灯油漏れで、タンクが空でした。普段灯油はおまかせで、販売の人が時々チェックしにきてくれて、補充してくれるので、タンクの残量なんて気にしていませんでした。この時は、販売の人の責任でもあるということで、無償で修理と、灯油引き込み(空になってパイプの中に空気が入ってしまうとボイラーが引っ張れなくなる)をしてもらいました。漏れた灯油代(おそらく2万円分くらいか…)は我が家もちでした。

給湯ボイラーの入れ替え

応急処置で5年、10年ともってしまう場合もありますが、やはり入れ替えを考えておいたほうが良いと思っています。実は2代目のボイラーにしたときも、電気、プロパン、灯油と大成の人が親身になって検討してくださって、一旦電気になったものの、やはり電気は高いからだめかとかで、灯油に落ち着いた経緯があります。今思えばエコキュートの出始めの頃だったのか、あるいは北海道で使えるのか?みたいな時期だったのかも。それと太陽光発電はなかったので(まだ無いですけど)深夜電力ということになって、それもNGの理由だったのでしょう。今は、どうかということですが、ランニングコストということであれば、エコキュートが良いように思っています。実はフロンティアジャパンのチラシでは、太陽光パネル導入と同時なら70%オフということでしたので、太陽光パネル設置と同時に切り替えようかとも思ったのですが、担当の方に相談した結果、まだ壊れていないし、発電量もわからないので、様子を見て後で入れ替えたほうが良いだろうということになりました。取り付けのコストは、灯油ボイラー置き換えだとだいたい20万くらいでしょうか。エコキュートだと設備費が高く60万くらいしてしまうようですので、よほどのメリットがないと灯油ボイラー置き換えかなぁ。

暖房用ボイラー

北海道では暖房はとても大事ですから、ランニングコストだけでは語れません。ランニングコストが非常に重要であるということは確かなのですが、無停止というのも大事ですし、当然設備投資という点も、全室暖房となると非常に高価になりますから、ランニングコストの差額で取り返せないと意味がありません。

我が家は新築時に石油ボイラー+全室パネルを取り付けていますので、このまま全室暖房を続けるのであれば、このパネルを使うことになります。ボイラーはかなり老朽化していていつこわれてもおかしくないので、同じ灯油ボイラーに交換するか、エコキュートなどの電気ボイラーに変えるかといった選択肢はあります。いままでは太陽光発電がありませんでしたので、電気が止まったら即暖房無しとなってしまうのを避けるために灯油は必須でした。灯油であれば、最悪ボイラーが壊れてしまったとしても、何らかの災害で灯油の追加入手ができなくなったとしても、外タンクに残っている分は、組み上げてボータブルなどで使うことができますから、安心です。これが、太陽光発電が付くとなると、電力会社からの電気が止まっても自力で発電できますし、蓄電池もありますから、電気という選択肢が追加されることになります。

そんなこんなで、あれだこれだと考えてはみたのですが、今のところ次のように考えています。

  • 基本は、灯油ボイラー+セントラルヒーティング を継続
  • 発電量に余裕があるようであれば、電気ストーブを積極的に使い、灯油ボイラーの温度設定を下げる(温かい日は停止も考える)
  • 冬季の発電量次第で、レッスン室とリビングはオイルヒーターも検討する
  • 2Fは、私の仕事部屋と寝室(昼間は殆ど使っていない)ので、一旦暖房無しから始めて、適宜状況に応じて追加する。寝る時は基本暖房オフ(布団に期待)
  • ユーティリティは、人が居るときだけで良いので、人感センサー付きの電気ファンヒーターを検討する
  • 災害時は、灯油・電気の二重の備えで乗り切る

というわけで、現在実験として、セントラルヒーティングを停止しました。さっそくみかこさんが寒いと言い出したので、リビングはポータブルで温めています。レッスン室は灯油ファンヒーターになります。(まだ太陽光発電が使えないので石油ストーブで代用) 2Fのこの仕事部屋兼私の寝室も冷えてきました。まずは服を着込むですね。寝るときですが、車中泊で車の中の温度0くらいでも、シュラフとダウンケット2枚でなんとかなるので、大丈夫じゃないかなぁとは思っているのですが、眠れそうに無いくらい寒く感じたら、電気毛布使います。

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ほくでんのプランは従量電灯B一択

LOOOPでんきからほくでんに切り替える時に、プラン選択を迫られましたが、ほくでんのプランなんて知らなかったので、ほくでんのホームページで調べたら、50Aで、我が家の使用量だと、「エネとくLプラン」がお勧めだということなので、「とく」って書いてあるし「エネとくLプラン」で申し込んだのですが、実際どのくらいお得なのかを、シミュレーションしてみたところ、ぜんぜん得ではないという結果になってしまって、ほくでんに問い合わせていました。

燃料費調整額のために、エネとくプランはお得ではなくなった

シミュレーションでぜんぜん得ではないと出たのは、私の計算ミスだったのですが、問い合わせの際にLOOOPでんきの1年間の電気使用量を伝えていたので、ほくでんのサポートの人も親切に計算してくれて電話を頂きました。で、「確かにお宅の場合は、従量電灯Bの方がお得です」とのこと。「いや、すみませんあれは私の計算ミスだったのですが、そちらで計算してもそうなりますか?」と聞き返したら、「電気使用量から計算すると”エネとく”が有利なのですが、燃料費調整額を入れると従量電灯Bの方が安くなってしまいます。いまほくでんは値上げを予定していまして、その値上げ次第でまたどうなってしまうかはわかりませんが、今は従量電灯Bの方がやすいので、変更しますか?」とのことでしたので、従量電灯Bでお願いしました。この時初めて燃料費調整額が小さくないのだということと、ほくでんの値上げを同時に知ったのですが、まさに1月前の12月から、ほくでんは、自由料金の燃料費調整額の上限を撤廃し、そのために、「○とく○プラン」は、ほとんど崩れてしまっていたのでした。

そして更なる値上げの話。LOOOPから切り替えたことを後悔したのはこの直後です。切り替えをキャンセルできたのかもしれませんが、計算だけでは判断できないと思って、とりあえずほくでんに切り替えて、切り替えまでの約1ヶ月、LOOOPでんきでどこまで電気料金を下げられるかをあれこれ試した結果が、先日のブログ記事です。

一旦安心して、次の冬に備える

結果、現時点では、ほくでんの従量電灯Bの方がお得となりましたが、「エネとくL」を選んでいたら、後悔していたことでしょう。 … と言いたいところですが、実は、2月と3月はおそらく政府補助が含まれているのではないかと思いますが、燃料費調整額がマイナスなので、3月のほくでん料金はエネとくLの方が安くなるのかもしれません。ちなみに燃料費調整額の上限というのは、計算上、(おそらく)燃料費調整額を、実際の燃料価格の積算と基準燃料価格から、計算された増減額(電気代単価に加わる額)と、基準燃料価格の1.5倍(上限)として計算された増減額を出して、上限があるプランは安い方、上限が無いプランは高い方になるのではないかと思います。なので、マイナス補正の場合は同じになるはずです。これもおそらくですが、1月10万超えと悲鳴が聞こえていたオール電化のお宅などは、2月と3月で一旦ほっとされるのではないかと思います。そして対策の時間と心の準備を与えてから、6月に値上げという筋書きなのかもしれませんね。実際北海道の場合、命の問題があるので、これは単純に数ヶ月の猶予期間ではなく、1年の猶予期間に相当するものだとも思えます。「春まで待つから、次の冬が来る前になんとかしてください」的なニュアンスを感じます。ですので、特にオール電化のお宅で、1月の電気代にショックを受けたお宅(大変だと騒いでいる人も多いですが、ぜんぜん平気な人も沢山いるみたいです)は、次の冬にまでには戦争が終わって、燃料代や物価の上昇が収まることを期待しつつも、この状況が続いた場合も想定して、なんらかの対策をしておいたほうが良いかもしれませんね。

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LOOOPでんきの電気代を計算してみた

1月の電気代が急に高くなって、LOOOPでんきに問い合わせたら、サポートの人が、ほくでんに戻しているお客様が多いですと言うので、サポートがそんなこと言うくらいだからどうにもならないのだと思ってほくでんに切り替えたのだが…..

2022年の12月からの明細を見ると、切り替えは待ったほうが良かったのかもとも思う。切り替えの手続き完了直後にほくでんの値上げのニュースをみたというのも非常に悪いタイミングだった。というわけで、お得だったはずのLOOOPでんきは1月から高くなったのは、LOOOPだけが高くなったのか、スマートタイムONEのメリットを活かすことでお得感がでるのか、ほくでんの従量電灯Bと比べて実際はどうかといったところを計算してみた。

LOOOPでんきは、昨年12月までは、再エネどんどん割というのをやっていて、仕組みはあまり良くわかっていなかったのだが、ほくでんよりかなり安い印象だった。(比較はしていません)電気代は毎月結構変動がありますが、12月は、15,686円で、だいたいこの30年間の感覚的にこんなものだという金額です。それが1月からは、スマートタイムONEという契約になり、30分ごとにかなり大きく電気代単価がかわるもので、1月はよくわからなかったので、何も考えずに使っていたら、36,009円になって、びっくり。そこでほくでんに切り替え手続きをすると同時に、なんでこんなに高くなってしまったのかを調べて、30分ごとに大きく単価が変わるということに気づき、アプリで単価を見ながら、みかこさんと二人で、「今だー電気代安いぞ!」みたいな感じで、電気を使いわけるようにして、更に洗濯機の乾燥機能を使わずに自分で干すようにしたら、2月は、21,844円(政府の補助分は含めず)となりました。

各金額を使用量で単純に割ると次のようになります。

  • 12月 15686/506 = 31円
  • 1月 36009/744 = 48.4円
  • 2月 21844/527 = 41.4円

再エネ賦課金を除外して計算した場合(LOOOPでんきは燃料費等調整額が0円!)

  • 12月 15686/506 = 31円  ※再エネ賦課金は0円
  • 1月 33443/744 = 45円
  • 2月 20026/527 = 38円

となる。ここからシンプルに考えると、まず、再エネ賦課金がいかに高いかがわかる。単価3.45円だから、電気代の1割くらいが上乗せされていることになる。電気代は電気代で消費税がかかっているから、むちゃな話だ。

純粋な電気代(従量分)としては、固定の項目が15.41円とあるので、ここは時間帯によって変動しないのだろう。変動部分はアプリを見ていると、0.1円なんてときもあるが、だいたい昼前後1-2時間くらいが5円~15円と安めで、朝とか夕方ごろが20円から30円といった価格で推移している。5円なら20.41円、30円なら45.41円となるから、だいたい均すと上のような単価になる。2月はセントラルヒーティングなど24H動かしているものはそのままだが、シーリングライトをこまめに消したり、洗濯を昼、あるいは夜間の単価が安い時間にしたり、融雪用のポンプを、今までは朝すぐに起動していたのを、朝は雪を集めるだけにして、昼の安い時間に集中して融かすようにした結果、均し単価が下がった結果だと考えられる。

残念ながら、明日からほくでんに切り替わるので、もうこの技は使えず、ほくでんの単価は34円(最初の280kWhまではそれより少し安い)固定で、これで、燃料費調整額と基本料金が乗ってくる。ほくでんの燃料費調整額は政府の補助金7円を含めて計算しているので、実質は、3.66円、我が家は、50Aの基本料金1,705円がかかるので、雑な計算をすれば、1705/500 = 3.41円だから、34 + 3.66 + + 3.41 = 41.07円 がおおよその単価となり、LOOOPでんきで何も考えずに使った1月と、苦労して電気を使う時間を選んだ2月との間くらいになる。努力した分電気代が安くなるというLOOOPでんきのシステムは面白くて、やる気も出るのだけど、何も考えずに必要な時に必要なだけ電気を使えるほくでんも便利だから、どっちもどっちなんだろうな。ちなみに1月の使用量で計算すると、2,887円ほくでんの方が安くて、2月で計算すると、1,617円ほくでんが高い。この差額をどう考えるかだね。一つ言えることは、1月はどっちも高いじゃん!

https://wwwc.hepco.co.jp/hepcowwwsite/home/price/system/pdf/adjustmentprice_2303.pdf

さてどうなるか、実際に 2/16 から3月の検診までの明細が出たら、比較してみよう。3/6は太陽光発電設置だけど、稼働させられるのは1-2週間後みたいなので、丁度良いタイミングだと思う。 LOOOPでんきは、しばらく停止していた新規受付を再開しているが、まずはほくでんが値上げするまでは、ほくでんのままかな。

実際計算してみると、燃料費調整額は、現時点ではそれほど悪いものでも無いように感じました。以下のほくでんの電気代計算のプルダウンで月別の燃料費調整額が見れますが、燃料費の上下変動に対する緩衝材としてうまく機能しているようにも見えますね。

https://www11.hepco.co.jp/FW15/FWPs01101JuryodentoBSagakuKeisan.do

これに対して、再エネ賦課金は、1日でも早く廃止にして欲しい納得いかないものだと思います。

太陽光発電導入後の皮算用

フロンティアジャパンから頂いたシミュレーションを参考に、太陽光発電導入後の電気代として、LOOOPでんきとほくでんのどちらがお得なのかを計算してみます。まだ導入前なので非常にざっくりとした計算になりますが、一旦燃料費調整額と再エネ賦課金は除外して、純粋に電気代としてどうかの計算をします。我が家の電気使用量は月平均 600kWh だとして、シミュレーションによれば、月平均の買電量はその半分の 300kWh 程度になるようです。実際にはもう少し買電量を抑えられるのではないかと期待していますが、いまのところ約半分となります。LOOOPでんきのメリットは基本料金が無いということです。電気代の単価は時間によって変わりますが、平均すると、だいたい40円くらいだと仮定します。ほくでんは、現時点では単価34円ですが基本料金が固定で、1705円かかります。

  • LOOOP 40 x 300 = 12,000円
  • ほくでん 34 x 300 + 1705 = 11,905円

と、偶然にも同じくらいになりました。この結果から考えると、買電が 300kWh を下回った場合には基本料金の割合が高くなるので、LOOOP 電気が有利、300kWh を超える場合は、ほくでんの方が有利という事になります。

あとは、実際の発電量と買電量をみて判断することになりますが、発電量は毎月変わるので、1年くらい経ってから判断しないとならないかもしれません。その間にほくでんの値上げがありますので、ほくでんが値上げして、LOOOPでんきがそれに追従するのか、現在の単価でいくのかといった状況次第でも変わってくるでしょう。いずれにしても大きな差にはならないと思われるので、一旦ほくでんの値上げのタイミングで、LOOOPでんきに切り替えておくというのはアリかもしれないなぁと思っています。

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燃料費調整額 と 再エネ賦課金

電気というのは、依存度はそれぞれ異なるものの、現代社会の生活に必須であるから、電気代がある程度コントロールされていないと、安心・安定した生活が送れなくなる。そのために契約ごとに基本料金と単価(使用量1kWhあたりの値段)が設定されていて、それについては変動が起きづらいシステムになっている。月額は使う量が多ければそれに比例して高くなり、少なくなれば安くなると非常にわかりやすかった。仕組み的には今も大きくかわらないのだが、非常にコントロールしにくくなってしまったのは、単価が安定せず、毎月のように上がっているので、先月と同じくらい使ったから同じくらいの料金だろうという見込みがはずれてしまうためだ。

燃料費調整額

電力会社が電気を作るための燃料の価格変動を電気を使う客に転嫁するためのもので、多くの商売は上代と下代、販売価格と仕入れ価格、商品の値段と材料コストといったものがあって、その差額が利益になるわけですが、原料代があがったからといって、すぐに商品の値段に反映させるのは難しく、たいていはメーカーなどが企業努力である程度吸収しながらゆっくりと価格に反映されていくものと思うが、結果嵐が過ぎ去れば価格は変わらずに済む場合もあるし、長期化すれば、遅れて値上げということにもなる。上がってしまうのを完全に避けることはできないけど、消費者にも準備する余裕があったり、あるいは別の商品にするとか、いっそ買わないという選択肢もある。しかし電気の場合は消費者側に他の電気を買うとか、使わないという逃げ場が多くない。我慢すれば済む問題でないことも多い。にもかかわらず、燃料費調整額は毎月変動し、上限を撤廃している電力会社もある。新電力は上限が無い会社がほとんどだが、ほくでんも特にいままでお得ですよぉと甘い誘いでオール電化導入に誘導していたような契約を中心に上限を撤廃した。そのことによる影響は、昨今のオール電化のお宅の電気代が10万超えといった悲鳴からも非常に大きいことがわかる。それはいずれオール電化でない契約にもやってくるだろう。

何が悪いのか。一番の問題は、原料価格の変動を企業努力で吸収せず、ダイレクトに安易に商品価格に反映できてしまうということだと思う。北海道電力は赤字・赤字と言うが、その赤字を客にばかり押し付けていて、経営努力が無い事を問題視するひとが多いのだけれど、そういう体質を助長しているのが燃料費調整額だと思う。原料の値段が上がったから電気の値段も上がるのは当然でしょといわんばかりだが、競争が正しく行われていれば、それは当然ではないし、企業として全く進歩が無いということでもある。燃料代が上がっても影響を受けにくい体制づくり、無駄なコスト、特に電気の生産と販売に関係の無いコストを抑えて客にその分を負担させない努力をして欲しいものだ。

再エネ賦課金

太陽光発電などの自然エネルギーを普及させる為に国が国民に課した税金といったものであるがかなりグレーだ。「資源エネルギー庁によると、再エネ賦課金は再生可能エネルギーの導入を支え、ゆくゆくは発電設備建設にも活かされ普及促進につなげるために役立てるとされています。」という説明はさっぱりわからない。例えば太陽光発電を普及させるとして、全国の家屋の何%が太陽光発電を行うことを目指しているのか、そしてそうなった時に、日本の電力事情はどうなるのか、化石燃料の価格に左右されずに電気代が安定するのか、全体で下がるのか、さっぱりビジョンが見えてこない。ビジョンも示さずに、ただただ適当な理由をつけて金を取っているようにしか見えない。

太陽光発電を自宅で行う時に、多くの人はFITという売電契約を結ぶのだが、これは10年間固定価格で電力会社が電気を買い取るという仕組みで、こういうところに再エネ賦課金が使われているらしいが、なんともおかしな話だ。電気を買わない人の収入を電気を買っている人が負担しているということだ。ここで電気を買わない人は買えない人ではなくて、むしろ一軒家に住んで太陽光発電システムを持てる余裕がある人であることも多いので、そういう人たちが余った電気を売る時の買取価格を、冷房や暖房を我慢したりしながらなんとか電気をやりくりしているような人たちが(も)負担しているということになる。そのFITの買取価格は、年々下がって、10年前は、38円だったものが、今では、16円になってしまっていて最早蓄電池無しの太陽光発電は採算が取れないものになってしまっているのに、再エネ賦課金の方は、毎年どんどん上がっていくというのも謎で、こんな仕組みを考えた人の罪は大きい。適当な理由をつけて税金を絞り取る以外の何物でもないようにも思える。再エネ賦課金は、正しくは、再生可能エネルギー発電促進賦課金 だが、FIT買取価格がまったく意味ないほど下がってしまった現状では、促進ではなく脅迫だ。太陽光発電付けたらお得ですよの時代が終わり、太陽光発電付けないと電気代で家計が大変になりますよ に変わってきたことは、ほくでんが、泊原発を稼働させたら電気代を下げると言っていることからも感じ取れる。飴から鞭へ、いかにも今の政府のやりそうなことだ。

この再エネ賦課金も、電気を使った(買った)量に応じて追徴され、かつ、その金額は今後も上がっていくと言われている。そもそも電気代には消費税というものがかかっているが、賦課金は実質税の二重取りにはならないのだろうか?

結局電気代とは

単純に電気を使った分のお金ではなくなってしまっていて、非常にグレーな政治的なものや、電力会社の怠慢をも負担させられているということになると思う。そしてそのグレーな部分がブレーキを失いどんどん拡大していき、去年の暮れから今年にかけて誰もがおかしいと思うまでに大きくなってしまっている。

対策はあるのか?

一つには、競争原理が働いている新電力に切り替えるということがあるが、新電力の電気料金は国の認可無しで変更できるうえ、燃料費調整額の上限が無いところが多いので、1kWhあたりの単価で比較して安く見えても、実際にはそうでなかったり、契約当初は良くてもそれが続くとは限らないので、常時見直しが必要になってくる。

あるいは深夜電力の契約をして、洗濯など電気を多く使うものはなるべく夜間に行うと同時に、夜間割安な電気をポータブル電源などに蓄えておき、昼間はその電力を使うというような方法もあるが、実はこのポータブル電源には落とし穴があって、変換効率が100%ではないために、1kWh の電力を使うのに、ポータブル電源を充電するのには1.25kWhの電力が必要だったりするので、電力の購入量が増えてしまう。深夜電力は単価は安いが、燃料費調整額も再エネ賦課金は安くない(同じ)なので、メリットが無いどころか、場合によってはかえって電気代が増えてしまうことになってしまう。それにセントラルヒーティングのようなシステムは24H稼働が前提で、よほどマメな人で昼間の気温が十分高いか日差しがある程度ある日でもなければ、昼間の高い電力を使ってしまうことになるので、やはり逆効果ということも考えられる。

結局のところ、抜け道は無く、「電気を(なるべく)買わない」という当たり前の手段しか残っていない事に気づく。「買わない」手段は2つ。使わないようにするか、自分で作るかである。

使わない対策

家電を見直すとかこまめにスイッチを切るという方法が一般的だが、命の問題もあるし、節約にも限界がある。ただ、家で過ごさないという方法は多少は有効かもしれない。気のせいか、最近公園に車で来て、アイドリングしながら寝ていたりしている人が増えてきた気がする。電気代とガソリン代とどちらが安いのかわからないけど、家に居なければ電気代は抑えられるのかもしれない。スーパーとか銀行や病院の待合室とか、無料で暖かくすごせる場所はありそうだ。もう少し良い場所としては、図書館なんかは良いですね。本が読めるし、最近は映画とかも見れたりします。食事も調理時間の短いものにしたり、ご飯も炊飯器ではなく、鍋で炊く(鍋なら10分くらいで炊けますし、アルコール燃料も使える)方法もある。私が北海道に来た時は、夜は(乾燥するので)暖房を止めて布団に入って寝るというのがあたりまえで、東京出身の私は、北海道でそんなことしたら凍死するのではないか?と驚いたのだけれど、そんなことはなく、家と布団のお陰で普通に寝られるということを知りました。オールシーズン対応のダウンシュラフでもあれば、夜間電力消費ゼロも夢ではありません。冷蔵庫?一人暮らしなら使わないという手もあるし、冬の北海道ならクーラーボックスに食材入れて外に出しておけば良いです。実際我が家も古いポータブル冷蔵庫を外に置いて、りんごとか大根とかハムとかを入れています。北海道の冬は、暖房で温めた部屋に冷蔵庫を置いて食材を冷やすということに矛盾を感じます。一軒家だと食材取りに庭に出ていくのは面倒ですが、マンションとかバルコニーがある家は、冬の間は冷蔵庫止めて外にクーラーボックス設置作戦は使えそうです。

自分で作るという対策

我が家のように老後資金をはたいてまでもなのかはわからないけど、太陽光発電を設置しようという動きが活発化している。太陽光発電でなくても良いのだけれど、自宅に地熱発電とか水力発電を設置できる人は極めて稀だと思うし、個人でやって採算が取れるものでもなさそうだ。運動兼ねて自転車漕いで電気作るという発想も面白いが、それで十分な発電量が得られるかは体力勝負だ。ただ、電気を1日中、あるいは必要な時にその分だけ作るなんてことはなかなかできないので、作れる時に作っておくという事になり、その作っておいた電気をとっておいて必要な時に使う為には、方法は2つしかない。一つは一旦お金に変えておく方法で、これが売電だが、FIT含めて買取価格は雀の涙になっている。何しろ電気を買う時は、1kWhあたり30円も40円もするのに、売るときは16円というのはあまりにも理不尽だ。というわけで今は、蓄電池という選択肢しか残っていない。蓄電池は変換ロスがあるが、金に変える事による50%のロスに比べてずいぶんマシだ。それよりなにより、金に変えてしまったら、結局はその金で必要な時に電気を買うことになり、燃料費調整額や再エネ賦課金の呪縛から逃れられないのに対して、自分で作った電気を蓄電池に貯める場合は、それが発生しないから、その差は 50% 対 80% どころではなく、もっと大きい。

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電気料金高騰につき、太陽に20年分前払い

北電の電気料金がどんどん上がり、更に6月から平均32%の値上げ予定。更に、燃料費調整額上限撤廃ともなると、いったい毎月いくら北電に払わなければならないのかわからない状況になってきました。電気料金払うために食費を削るなんて事態も十分予想されます。

原発を稼働させている県は電気代が安いらしく、道民の自業自得だなんて無茶なことを言うやつも出てきているようだけど、道民が、いやまともな日本人が反対しているのは、北海道の原発ではなく、日本や世界の原発なのであって、原発問題を都道府県ごとの問題に転嫁してしまっているあたり、政府の策略にひっかかっているということに気づかないのは愚かな話だ。原発賛成ならそれでよいけど、私は反対。今の人類は原子力を制御しきれていないのは、津波を引き合いに出さずとも、ゴミ問題だけを考えても明らかだ。

その北電が、言うに事欠いて、「泊原発再稼働したら値下げする」だと。札束でほっぺた叩くようなことを言い出したので、いよいよ、自宅を新築してから30年間温めてきた計画を実行に移すときが来たと判断しました。今後どうなるかわからない(おそらく上がる一方)電気代に対抗するため、いまのうちに、20年分前払いしてしまいます。今年は定年(延長するけど)の60歳ですから80歳までなので、これからの人生分前払いです。払う先は北電ではなく、太陽です。

一括払い料金はだいたい 300万。シミュレーションでは、月12,000分をカバーできるとのことなので、12,000 x 12 x 20 = 288万 これはかなり抑え込んだシミュレーションで、実際には早ければ8年、そうでなくても10年くらいで元を取っている家もあるようです。相手が太陽だけに、気まぐれでメーカーによっては高めにシミュレーションしてお得感を強調して、実際にはそうでもないということも、ままあるようですが、私が契約したメーカーは、公正を期すために他社ソフトでシミュレーションしているのでごまかしが無いそうです。

フロンティアジャパン

太陽光発電を15年されている会社で、北海道専門、サービスが行き届かなくなるのを避けるために、内地では販売しないそうです。販売実績も多く、大手のパネルも手掛けていて、自社施工・一括購入の為価格も安く…とそれだけでもおっという感じですが、アフターがすごく良いのです。購入価格だけで年間保守費用みたいなものも無いのですが、システム保証が15-20年、発電量保証が30年、なにかあればサービスがすぐ来てくれるという非常に素敵なシステムになっています。

それに加えて、DMMの最新型太陽光発電システム。以前の太陽光発電は壁のモニタで発電量を確認するようなものが多かったようですが、DMMのはロガーがWiFiと接続されていて、外出先であってもスマホでリアルタイムに確認ができます。発電量・蓄電量の確認とモード設定などができるらしいです。それを、フロンティアジャパンでも専門のスタッフが常時チェックしていて、異常があればすぐに対応してくれるのだとか。太陽光発電システムのようなものは、そのへんの家電と違って、オーナーが個人で維持するのは難しいですから、売り切りではなく、こういうサポートが充実している会社を選ぶことも大事だと思います。

また、フロンティアジャパンはSDGsでも有名で、その点もとても良いと感じました。

売電から蓄電へ

30年前は太陽光発電といえば、発電する昼間は自家消費と余った分の売電、夜は割安な深夜電力(昼間は逆に高い)を契約して安い電気を使うというのが相場でしたが、売電価格がどんどん下がり、今はそのモデルは成立しなくなりました。FITという10年間固定料金買い取りの契約があるのですが、その価格が下がっているうえに10年たったら二束三文になってしまいます。シミュレーションでは、FIT中は16円、FIT終了後は10円。月平均売電収入は2000-4000円弱といったところ。発電していれば昼間の電気代はかからないけど、天気が悪い日の日中は割高な電気料金で、夜は多少安いとは言え、どんどん値上げされる北電料金だから、全然投資に見合わない感じ。その代わりに増えてきたのが、太陽光発電+蓄電のシステムで、我が家が決めたのもこれです。売電する代わりに蓄電し、可能な限り北電の電気を買わないようにするという作戦です。欠点は初期投資が倍以上。太陽光発電のシステムの相場が140万くらいなのに対して、太陽光発電+蓄電池だと、どうしても300万前後になってしまうそうです。蓄電池は今どきのリン酸鉄なので、寿命は十分。制御装置であるパワーコンディショナーはAI搭載だそうで、火災予防機能付きだとか。いや、ほんと30年前では考えられないような進歩です。考えてみれば私が北海道に来たの時は、ようやく携帯電話というものが庶民のものになり初めた時でまだページャーを使っている人が多かったし、インターネットは始まっていませんでしたからね。今やインターネットは当たり前で、IoT の時代。カーテンは自動で開かなくても良いですが、太陽光発電システムはスマホで管理できるに越したことはないです。ポータブル冷蔵庫もEcoFlowのポータブル電源も、スマホで操作できるのが大きなメリットです。

我が家のラッキー

我が家は、比較的太陽光発電にむいているようです。北海道では陸屋根が多いのですが、我が家は切り妻屋根なので、冬でも雪が積もりにくく、発電が期待できます。(陸屋根の場合は、冬の3ヶ月間くらいは発電量0で計算するそうです。)加えて角地なので、南側に家やビルが立つ心配はなく、道路もそこそこ幅広いので今後も日照の問題はなさそうです。フロンティアジャパンの方の話では、時々マンションにお住まいの方から問い合わせがあるらしいのですが、マンションのベランダなどへの設置は難しく、高い電気料金を払い続けるしかないですねぇとのこと。太陽光発電を導入したとしても、実際には賭けになる部分はあるし、投資分の回収ができるのが、10年先になるか20年かかるかはやってみないとわかりませんが、少なくとも発電開始後は、電気代のプレッシャーだけでなく、環境問題などいろいろな意味で、精神的な負担はかなり軽減されることが期待できます。

というわけで、今後の人生の大半の分の電気代を太陽に前払いしたお話でした。発電開始は3月上旬を予定しています。

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