焚き火シートについて

最初の焚き火台のコールマンファイァーディスクを買った時から、焚き火シート(当時はそんな名前ではなく、スパッターシートとかファイァーシートとか呼ばれていた記憶があります)を使っています。多くのキャンプ場で、焚き火台使用は義務付けられていますが、高さ30cm以上といった制限はみかけるものの、焚き火シート使用といった規定をみかけることはあまり無いように思います。

しかし、芝のサイトで焚き火台で焚き火すると、翌朝焚き火台の下の芝は焦げてしまっています。最近、そういう可哀想な芝を見ることが増えてきました。

そこで、キャンプ場で指定されなくても、自主的に焚き火シートを使うのは、もはやキャンパーのマナーと言えると思います。これは、芝サイトだけでなく、砂利のサイトでも同じ事で、地面にあまりインパクトを与えないようにしたいものです。

私も、自宅では1枚、キャンプ場では2枚重ねで使っていたのですが、焚き火台をメッシュ焚き火台に変えた時に、やってしまいました。メッシュ焚き火台は大型で高さが十分あるのですが、3枚重ねでも、朝みたら、芝に影響が出てしまっていました。ごめんなさい。

メッシュ焚き火台は、空中で焚き火をしているようなものなので、大量の酸素を使う事ができて、燃焼が非常に良いのですが、いわゆる煙突効果といったものが、今の焚き火台に比べると少ないので、上昇気流が弱く、焚き火台の下でオーブン調理ができるほど、下が熱くなります。上昇気流を利用する焚き火台の場合は、常に下に外の空気が流れ込むので、焚き火台の下をクーリングするような形になりますが、それが弱いのだと思っています。

かといって、焚き火台サイズの厚めの板を持っていくのは大変ですし、何か良い手が無いものかと探していたところ、熱反射タイプのシートを見つけました。

考えてみれば、ほとんど焚き火台は、それ自体熱に強いとか、火を受け止めるといった機能はあるのですが、熱については耐熱温度の記載しかありません。本来欲しいのは、熱をブロックする断熱性能なのに。

このシートは、1枚 1,000円と安かったので、ダメ元で買ったのですが、最初は2枚かって、2枚重ねで、焚き火シートの上、つまり焚き火シートと合わせると4枚重ねで使ったのですが、芝への影響は全く無く、その後、徐々に減らして、思い切ってこれ1枚で試した(芝というより草むらな場所)時も、ほとんど影響が出ません。焚き火台に対して面積が小さいので、灰が散らばったり火の付いた薪が落ちた時に受け止められなかったりするので、1枚での使用はおすすめしませんが、大きめの焚き火シートを使って、焚き火台の下にこれを使うとかなり良いです。素材的に、表面の耐久性があまりない感じなのが残念ですが、10回以上はもちますし、多少剥げても気にしなければ、もっと長く使えます。買い替えも安くて良いです(今見たら在庫切れで、類似品は倍の値段になっていましたけど…)

探したら、四角いタイプもありましたので、性能はわかりませんが、こちらも良さそうです。商品説明にも、ちゃんと、HEAT REFLECTION と書いてあって、熱を反射する機能を謳っています。

焚き火シートを選択する場合、耐熱性は大事ですが、断熱性や熱の反射については見過ごしがちなので、メッシュ焚き火台のように下が熱くなる焚き火台を使われる場合は、このようなシートも検討してみると良いと思います。

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