キャンプ、車中泊、ホテル泊までも含めたアウトドアでコーヒーを飲む時の一つのヒントとして、我が家の方法を書いてみます。
我が家は、基本は、豆で買って、電動ミルで挽いてからのハンドドリップなので、それが好みだという前提になり、フレンチプレスとかエアロプレスとかはは違いますが、お湯を用意するというところまでは同じかもしれません。
お湯
どのような淹れ方であるにせよ、兎にも角にもお湯がなければコーヒーは飲めせん。自宅では簡単に手に入るお湯でも、アウトドアではそうでもありません。ホテルであれば、日本では湯沸かしポットが置いてあるところが多いのでそれを使いますが、キャンプや車中泊では、ガスか電気を使ってお湯を沸かすことになります。私は今はCB缶(カセットガス)のキャンピングストーブで沸かしていますが、アルコールストーブや電気を使ったこともあります。それぞれ一長一短がありますが、どの方法でも、以外にメリットがある方法が一つあります。
山専ボトル
THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900mlというのものなのですが、別にメーカーも容量もどうでも良いのですけど、一定時間湯温をキープできる水筒ですね。サーモスのこれは、朝、家を出る時に沸騰させたお湯が、翌日の朝くらいに80度くらいまでキープできているというすぐれものです。自分(我が家は二人)の場合は、コーヒー2回分(合計4杯分)程度を一定時間キープできているものが望ましいです。一杯は150ccなので、4杯分で600cc。 余裕を見て 900cc が我が家の適量になります。小さいとメリットが減りますし、大きいと荷物になります。
コーヒーを飲む時に温度が低くなりすぎるのでは?と思われるかもしれませんが、沸かせばよいのです。水から沸かすのに比べたら、かなり時短になりますよ。また、車で移動中に突然?コーヒーが飲みたくなった場合には、若干温度低めですが、すぐに飲めます。80度くらいはキープできているので十分美味しいです。キャンプや車中泊の朝に、お湯を沸かしてコーヒーを飲む時、その日によっては、時間に余裕があって、もう一杯飲みたいというような事もありますが、ケトルだと沸かし直しになりますけど、ボトルがあれば、沸かし直すこともなく、すぐに飲めます。キャンプ・車中泊では、どちらにせよ、水を持ち歩く必要があり、2Lのペットボトルの水とか、ウォータージャグとかで持つことになると思いますが、このボトルがあれば、たいていはこれだけで済んでしまいます。
お湯を注ぐ
ケトルから、湯沸かしポットから、山専ボトルから、直接注いでも良いのですが、口が広かったりして注ぎづらい事もあります。そんな時に、一つ持っていると便利なものが、ドリップケトルです。ガラスだと割れてしまう心配があるので、ステンレスかプラスチックのものが良いと思いますが、実は値段まで考慮すると、100均のプラスチックメジャーカップが最強かもしれません。お湯を注ぐ時に、大事なことは注ぐこと自体だけではなく、お湯の温度と量なんですよね。自宅であればコーヒースケールで時間と量を見ながらドリップできますが、それを持ち出すのもなんだか面倒なので、あらかじめ湯量を量ってから注ぐ方が楽なのです。例えばハンドドリップなら我が家は、28gの粉に 450ml のお湯でたっぷり2人分(飲める量は400cc)なのですが、ドリップバッグだと 注ぐ量が 1人分 150cc (飲める量は120cc程度)です。ステンレスのドリップポットは見た目は良いのですが、湯量が量れません。100円のメジャーカップは湯量が量れますが、見た目がちょっとですよね。お湯の温度はキッチン用のデジタル温度計を持っていけばよいですが、湯沸かしからドリップケトルに移す場合は、湯沸かしで沸騰させて、移して少し待つだけで90度くらいまで下がりますから、自宅でだいたいのタイミングを測っておけば、いちいち測るほどでもありません。測ったとしても抽出中に下がりますからね。豆によりますが、我が家は自宅では85度と低めです。以前は92度だったのですが、黒松内のたんぽぽというお店で多少低いほうが甘くて美味しい味になると教えてもらってから、確かに美味しいので下げています。でも、みかこさんが、「熱いコーヒーが飲みたい」と言うので、自宅の時は、カップに熱湯を入れて温めてからコーヒーを注ぐようにしています。
ハリオのドリップケトルエアー
HARIO(ハリオ) V60ドリップケトル・エアーというものがあります。実は自宅でも、朝のドリップバッグや、昼にハンドドリップするときに使っているのですが、お湯の量が量れるし、軽いし安いし割れないし、注ぎをコントロールしやすいしで、かなりお勧めです。基本100円のメジャーカップと大差ないので気にならない人は、100円ので十分ですけど。エアーの唯一の欠点は、上が何故か水平でないということです。ドリップ終わったあとのドリッパーを載せたいとか思っても無理です。スプーンとか箸とか一切のものが載せられませ~ん。なんでこんな形状なんだと不満なのですが、見た目優先だったのでしょうね。特に朝ドリップバッグで飲む時は便利で、1杯分のメモリまで水を入れて湯沸かしポットで沸かすと1分くらいで湧きますから、それを再度これに移して注ぐだけ。めっちゃくちゃ簡単です。車に常備しておいても良いくらいです。バッグにもポンと入れても割れませんから、ホテル泊でも気軽に持っていけますね。
ドリップバッグ
正直ちゃんと選べば、ハンドドリップもドリップバッグもたいした違いはありません。寧ろ一杯ずつ違う豆を選べたり、持ち運びが楽だったり、ドリッパーやペーパーフィルターなどを持ち歩いたり、忘れた~って嘆いたりしないで良いので、アウトドアでは、淹れる雰囲気にこだわる人でなければ、ドリップバッグの方が良いです。ただし、ドリップバッグは自分の好みのものに出会えるまでいろいろ試す必要があります。我が家はスーパーのものは、コープさっぽろで売っている匠のドリップコーヒが今のところ唯一で、これは値段が安いのに美味しいです。片岡物産と言えばモンカフェですが、モンカフェよりコスパは良いかもしれません。モンカフェについていえば、香りはかなり良いですが味は若干コクが足りないような気がして少し物足りません。Amazonでもいろいろ試しましたが、現時点(もしかしたら、これからもずっと)No.1 は、Hills Bros ヒルス シングルオリジン セレクション コーヒーです。安いドリップバッグは 7g とか 8gなのですが、これは、10gです。ちなみに、匠は9gなので美味しいのです。ドリップバッグは 10gを超えると美味しく感じるものが多いです。実は、同じドリップバッグが、Hills Bros HILLS(ヒルス) ドリップコーヒー シングルオリジンセレクションとしてお店でも売られているのですが、こちらは4種類なのです。 Amazon限定のアソート箱は、更にブラジル No.2 が加わった5種類で、この、ブラジルNo.2がまた美味しんですよ。それぞれでかなり味が異なりますので、その時の気分で選べます。朝マンデリン飲んだから、昼はグァテマラにしようとかですね。1杯60円くらいなので、コスパもかなり良いです。豆で買えば100gで800円。一杯いれると20gなので、800/5 = 160円、二人で飲むなら一杯100円くらいまで下げられますが、それより安いです。もっとも我が家は普段は100g 400円くらいの豆にしているので、そちらの方が若干安いですけど。ドリップバッグだと10gでも美味しいですけど、ハンドドリップだと1人前でも20gくらい使いたくなりますね。何故だろうか?あ、お湯の量が多いからかな。一応目安としては、豆の量の16倍の湯量と言われていますので、200cc 飲みたい場合は、12.5g あればよいのですね。二人の時は25gなので、だいたい我が家の量が適量ですね。(私は一人分をハンドドリップで淹れることはほぼありません。そのときはドリップバッグ使います)
まとめ 一番お手軽な方法
ここまでのまとめとして、一番お手軽な方法は?ということですと、次のようになります。
- ドリップバッグを持っていく
- 山専ボトルでお湯を持参する
- ボトルのお湯が熱ければそのまま、冷めていればなんらかの方法で、お湯を沸かし直す
- メジャーカップで湯量を量る
- お湯を注ぐ
スタバのVIA
私はインスタントコーヒーは口に合わないので飲みませんが、スタバのVIAだけは別です。山専ボトルとの相性が抜群で、お湯を注ぐだけでいつでも飲めますので、いつでもどこでもコーヒーが飲めます。特に、ネスレ スターバックス プレミアム ソリュブルブラック スティックギフト SV-20S という缶入りのギフトセットがあるのですが、この缶がすばらしくて、携帯に便利なのです。シルバーの缶の蓋をちょっと開けて、気分で一本取り出して、さっとコーヒーを淹れるって、クールでしょ?ハードボイルドの葉巻みたいです。
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