車中泊時のゴミ問題に対応

車中泊時のゴミは持ち帰りが基本。以前は、コンビニとかで捨てさせてもらうこともあったが、最近ではコンビニを利用することも少なくなってきて、コープさっぽろとさつどら中心になってしまったので、旅行中にゴミを捨てる事が難しくなってきました。いずれにしてもゴミは有料の地域が多いので、自分で出したゴミは持ち帰るのが基本的なマナーだとは思う。コープさっぽろなどでは、アルミ缶やペットボトルなどはリサイクルとして引き取ってもらえるので、そういうものに関しては買い物ついでに引き取ってもらうことはあるが、ワインのボトルや、惣菜のプラスチックのケースやトレイなどは捨てられなかったり汚れたまま捨てるわけにもいかなかったりするので、ほぼ持ち帰り。

我が家の場合は1泊か2泊が多いので、それほどゴミは出ないはずなのだが、それでも、夕食と晩酌は車内では料理ができず(する気もないけど)、コープの惣菜となることが多いため、相当なプラスチックのゴミが出る。あとは、お皿とかを使った時に拭き取ったウエットシートなどや、コーヒーのドリップバッグとかかな。

ちなみに拭き取りシートは、レック セスキ の激落ちくんシートキッチン用一択。たいていの汚れはキレイに落ちるし、大きさもちょうど良くて、1回分1枚ですむ。キャンプでも車中泊でも、これがあるとかなり楽になる。

ゴミは、最近プラスチックとそれ以外とに分別するようにしている。これは持ち帰った時に分別が楽なためで、プラスチックは洗ってトレイとそれ以外に分け、トレイはイオンに引き取ってもらい、それ以外はプラスチックごみの日に出す。それ以外はほぼ燃えるごみなので、帰ってから、紙類とそれ以外にだいたい分けているが、基本は燃えるゴミ。缶はコープ。ビンは持ち帰りだが、そもそもゴミ袋に入らないので、別持ち。

車内ではゴミ箱は場所を取るのでゴミ袋を使うが、ここが問題。ある程度増えてきたら、100均のロールになっている 10Lとか20L の手つきゴミ袋(コンビニ袋のようなもの)に分けるが、1泊でプラが1袋、それ以外が1袋といった感じになる。2泊だと2袋づつになるので、このあたりから車内でじゃまになってくる。100均で衣類の圧縮袋を買って圧縮してみたが、1回目は良かったものの、2回目でやぶけてしまった。

という状況で、前回から新たなアイテムを投入しました

  • どこにでも貼れるゴミ袋
  • ひも付ポリ袋
  • 分別はさみ

フリードは、運転モード、ベッドモード、カフェモードと3モードにトランスフォームする便利な車なのだけど、それぞれの状況でゴミが出て、その出方が微妙に違う。

運転モードの時は、ひも付きゴミ袋の紐に輪ゴムを通して、コンビニフックに引っ掛けている。このフリードのコンビニフック、コンビニ袋をひっかける想定の標準装備なのだけど、くその役にも立たなかった。袋を引っ掛けてもすぐに外れてしまってイライラだけが残るという変なフックで、今まで使っていなかったのだけど、輪ゴムを使うことで、こうやってゴミ袋を引っ掛けておけば、かなり便利なフックになった。ゴミ袋は輪ゴムで引っかかっているだけなので自由に動くし、中身を捨てたり交換したりも楽だし、運転中に車内で移動してしまうこともない。ダイソーのひも付きゴミ袋は不透明で中身が見えづらいし、紐のおかげで口が若干絞れるし、こうやって輪ゴムで引っ掛けることもできるうえに、捨てるときには、この紐で縛れるので、かなり便利。そこそこしっかりしているので、使い捨てではなくて、何回も使える。

ベッドモードの時は、結構なプラスチックごみが出るので、手つきゴミ袋(コンビニ袋的な)を2つ、車内にまわしたロープに吊るして使っている。これは一番シンプル。

カフェモードの時は、ベッドモードのゴミ袋をそのまま使っても良いのだけど、ドリップバッグとか濡れものがあるので、テーブルに、どこでも貼れるゴミ袋を貼り付けて、テーブルから直接捨てられるようにして、撤収時にベッドモードの時のゴミ袋に移してから、1日分のゴミとしてまとめて縛って収納、そして、運転モードに戻る。といった流れになる。

そして、次回から新たに導入するのが、分別ばさみだ。

圧縮袋作戦は失敗してしまったのだが、ゴミはやはり圧縮したほうが良いと思い、ゴミを圧縮できるゴミ箱とかを探したのだが、良いものが無く、しばらく考えた末に、プラスチックごみの方は、容量のほとんどが空気であるから、この空気を無くせば良いという結論に。その一つの方法が圧縮だったわけだけど、圧縮以外では、細かく刻むという方法がある。多少面倒かもしれないが、捨てる時に何分割かにするだけでも違うだろうと思い、ハサミを導入することにしました。普通のハサミだと切るのが大変だし、ゴミによってはうまく処理出来ないかもしれないので、多用途でしかも、ゴミ専用という分別はさみにしました。

ここまでやれば、だいぶ改善されると思いますが、それでもダメなら最終手段として、ルーフラックにゴミ専用のBOXを積みます。ゴミをそのままルーフラックに置いてしまうとカラスとかが怖いですし、見た目も嫌なので、BOXに入れるくらいはしないとダメですよね。

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米国株の評価損益はドルで確認

インデックスの長期だと、評価損益は見ないか、短期的には気にしないものだと思いますが、米国個別株とか、SOXLやTQQQのようなものを中期でやっている場合は、結構気になるものだと思います。私も、勉強がてら、Apple / NVIDIA / Microsoft / Google / META / Amazon など、自分の仕事に関係するものを1株ずつとか持っていたりするのですが、個別株だと結構値動きが激しくて、プラスになったりマイナスになったりと目まぐるしいです。

ですが、よく考えると、これは株の値動きそのものではなく、為替の分が加わっているのですよね。株自体はどうかというと、今年は特にかもしれませんが、為替の分を除外すると、マイナスだと思っていたのが実はプラスだったってことが結構あります。

円で生活している者にとって、最終的に円ベースの損益が重要だということは当然ですが、利確・損切りして確定した場合は円なのですが、株を持っている間はドルなわけです。なので、株の値動き、評価損益は、ドルで見るのが正解なのだと思います。特に今年前半で買った株は、1ドル160円とか、ばかみたいな円安で買ったものもあるので、めちゃくちゃ下がっているのですが、ドルにすると実はプラスだったりして、直近で売る予定が無いものについては、ドルでみておかないと、変なタイミングで利確したくなったり、損切りしたくなったりするかもしれません。

米国の金利が下がり、日本の金利が上がるという状況で、当面の間、また、円安方向に動くとは思えない状況で、むしろ、120円くらいまで、円高が進むという可能性もありますので、160円の時に買った株はますます厳しくなって悲しい気持ちになるかもしれませんが、ドルベースで評価損益を確認すれば、穏やかな気持になれます。為替はどううごくのかさっぱりわからないので、今後もしかしたら、円安に振れるかもしれませんし、為替がどうであれ、株価が上昇しているのであれば、持ち続けた方が良いという判断が出来ます。

ま、私の場合、勉強用に1株とかなので、たいした金額ではないのですが、それでも分割前のNVIDIAとか、1株でもそれなりの値段のものもあるので、やはりマイナスだと悲しいです。APPL NVDA あたりは、円安ではあったものの、株が安い時に買えたのでまだ良いのですが、あとからなんとなく追加した、AMZN とか MU とかは、悲惨。MSFT もいつもマイナスです。(悲)

ところで、NVIDIAの決算、数字はそれほど悪くなかったのに、むちゃくちゃ売られてますね。影響も半端なくて、ヒートマップが真っ赤っ赤! 先日の暴落時よりはマシですが、なんじゃこりゃって感じです。やはり9月は最悪の月になるかもしれません。そして、9月の利下げ、11月の大統領選挙と、不安要素が目白押し。今は動かずに様子見していたほうが良いかもしれませんね。

ちなみに、8/6 暴落時のヒートマップがこれ、見るのも恐ろしいですね。

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ずぼら投資の為に

老後資金のための株式投資

私が投資を考えている主な目的は、老後資金の確保です。インフレ対策や円安に備えるためでもありますが、老後資金というものが曖昧なので、改めて整理してみました。以下がその内容です。

  1. 退職後も今の生活を続けられること
     年金生活が始まっても、現在の生活水準を維持することが目標です。
  2. インフレや円安に耐えられること
     毎年2%-3%のインフレや円安による物価上昇に対応できることが重要です。
  3. 車の買い替えの可能性
     老後でも1回は車を買い替えるかもしれないということを考慮しています。
  4. 趣味や家のメンテナンスのための余裕
     引退後、キャンプの回数が増えたり、家や庭の手入れをしたいと思った時に、多少の金銭的な余裕が欲しいです。
  5. 家の設備の修繕費を確保
     ボイラー、ソーラーパネル、洗面台、風呂、壁や屋根の修繕費を確保しておきたいと考えています。
  6. 海外旅行への希望
     世界情勢が落ち着いたら、フィリピンやセルビアの友人を訪ねるなど、何度か海外旅行に行ってみたいです。
  7. 突発的な医療費への対応
     保険適用外の医療費は除外していますが、高額療養費制度があるので、大きな出費にはならない予定です。

基本は年金

年金については多くの意見がありますが、予定通りもらえることを前提にしないと何も始まりません。もし予定通りもらえなかった場合は、その時に対策を考えるとして、今は心配しないことにしています。私たちの場合、妻は国民年金だけなので、二人合わせてもかなり厳しい状況です。そのため、今の生活を維持するには貯金を切り崩していくしかないと思っています。

今の生活って?

海外旅行は人生で3回だけ、最近は国内旅行も道内のみです。
旅行は車中泊中心で、ホテルには滅多に泊まりません。
ソーラー発電を導入したので、電気代は以前ほどかかりませんが、冬の暖房費は北海道なので、半端ありません。
食事は質素で、月曜と火曜のランチは味噌汁だけ、水曜から金曜は袋ラーメンを二人で分け合い、土日はそばかパスタです。
ワインやウイスキーも高級品は控え、セイコーマートのワインや安価なウイスキーを炭酸で割って楽しんでいます。
家の修繕も可能な限り自分で行い、必要な部品はAmazonで購入しています。

投資に期待していること

  1. 銀行預金より増えること
     目標は3%から5%程度のリターンです。
  2. 減らないこと
     (まだ決めかねていますが)一度決めたら、放置できるようにしたいです。毎日チェックして一喜一憂するのは疲れるので、できれば、65歳から毎月5万~10万くらい取り崩しながら90歳くらいまで持ちこたえて欲しいです。
  3. 投資を貯金の延長線上に位置付けること
     定期預金がある程度の金利ならそちらの方が良いのですが、現在の状況では当てにならないので、株式投資を考えています。一度方向が定まったら、余程のことがない限り、放置で進めたいと思っています。

投資に期待しないこと

  1. 一攫千金
  2. 投資で成功すること
  3. 他人に投資を勧めたくなるような結果
  4. 財産を失うこと
  5. 妻を悲しませること
  6. 周囲に迷惑をかけること
  7. 毎日のワクワク感と意気消沈

YouTubeやX(旧Twitter)で投資情報が流れてくると、多くの人が投資に振り回されているように見えます。私の目標は淡々とコツコツと、新NISAでS&P500に積み立てていくことであって、そこから突出することではありません。過度な期待や焦りが失敗につながると考えています。

勝ち組・負け組と経済格差

NISA系のYouTubeでも、「NISAをやれば勝ち組、やらなければ負け組」というような考え方がよく出てきますが、私はこのような区別が好きではありません。そもそも、何が勝ちで何が負けなのかは人それぞれだと思います。私の場合、株式投資はあくまで老後資金のためであり、短期的な成功や失敗に一喜一憂するつもりはありません。S&P500などのインデックスに長期的に投資し、地味でも安定した運用を目指しています。

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AIの母なる大地 NVIDIA

今日、8月28日は、世界中が注目するNVIDIAの決算発表日です。この結果が株式市場に与えるインパクトは計り知れず、NVIDIAの株価だけでなく、ハイテク株やAI関連銘柄を中心に、NASDAQやSOXはもちろん、S&P500など、ほぼすべての指数に影響が及ぶでしょう。また、日経225やTOPIXなどの日本株や日本の指数もその影響を免れることはできません。

しかし、AIといえば、OpenAIやMicrosoft、Google、Metaなどが思い浮かびますが、なぜNVIDIAばかりがこれほど注目されるのでしょうか?その理由には、次のような要因が考えられます。

1. インフラストラクチャーの重要性

AIの発展には、データを処理し学習するための強力な計算能力が不可欠です。NVIDIAのGPUは、これまでのCPUと比較して並列処理能力に優れ、AIのディープラーニングやトレーニングにおいて最適なデバイスとされています。AIモデルの学習には膨大なデータと計算が必要であり、その基盤を支えているのがNVIDIAのハードウェアです。このため、AIの性能や発展が進むにつれて、それを支えるインフラが不可欠であり、結果としてNVIDIAの株価が注目されるのです。

2. AI市場全体への影響力

NVIDIAはAI分野で圧倒的な市場シェアを持っており、特にデータセンターやクラウドサービス、スーパーコンピュータの分野でその存在感を示しています。これにより、AI関連企業全体の成長がNVIDIAの売上に直結する構造となっており、投資家にとって魅力的な投資先となっています。

3. 成長可能性の高さ

AI技術が進展する中で、その応用範囲は急速に拡大しており、これに伴ってAIに関連するハードウェアの需要も増加しています。特に、NVIDIAのGPUはAI開発に不可欠なツールであり、今後も成長が期待される分野です。この成長性が市場で評価され、NVIDIAがAI関連銘柄として強く注目される理由の一つです。

4. エコシステムの構築

NVIDIAはハードウェアのみならず、CUDAやTensorRTなどのソフトウェアプラットフォームも提供しており、AIの開発から実装までをサポートするエコシステムを構築しています。このエコシステムが、AI研究者やエンジニアにとって重要なツールとなっているため、NVIDIAはAI技術の中核として捉えられています。

私なりのイメージ

私なりのイメージとして、ある生命体が誕生しようとしているとき、その生命体が生まれ、育ち、発展していくための基盤としてNVIDIAの技術が存在し、まさに「母なる大地」と呼べる存在だと感じました。

ただし、AIを使うユーザーの視点から見ると、NVIDIAのデバイスはそれほど意識されません。AI自体は、WindowsやLinuxといったOS上で動作し、一般的なPCやサーバーで使用されます。NVIDIAのグラフィックカードを使用する場合もありますが、直接的にAIとの関係を感じることは少ないでしょう。このような視点で見ると、NVIDIAはAIの「教育機関」のような存在とも言えるかもしれません。

いずれにしても、我々が日常的に使用するiPhoneやWindows、Facebookなどとは異なる領域で、NVIDIAは今や世界的に重要な存在となっているのです。

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長期積み立て投資の意味と平均購入価格

自分のコア投資がS&P500だとして、その長期積み立て投資の本当の意味は何か、なぜ長期が良いのか、なぜ積み立てが良いのかを考えた場合、「安心感がある」とか「安い時にも怯まず、たんたんと買える」というような事が良く言われる理由になると思うが、その本当の意味は、そこにはなくて、実は、「平均購入価格を下げられるから」なのだと思う。

長期で右肩上がりなのだから、できるだけ早い段階で一括で入れてしまえば、計算上はそれが一番平均購入価格が低いと言えるのだけど、短期的に見ればかなりの幅で上下に価格が変動するので、「いつ買うか」が重要になる。それでも、一生分を一括で買えるなら、いつでも良いのかもしれないが、そんな大金を持っている人でもなければ、仕事して稼ぎながら買いましていくのが普通なので、そういうわけにもいかない。収入があった時に、相場の状況を考えずにできるだけ早く入金するというタイプの人も居て、それはそれで正解だけど、そこまで割り切れる人もなかなか居ないので、毎月定期的に(強制的に)積み立てをするというのが、多くの人にとって良い方法ということになる。

で、これは何をやっているかということだが、結局のところ、平均購入価格をいかに低く抑えるかという事にほかならないのだと思う。含み益というのは、つまるところ、(現在株価-平均購入価格) x 口数 なわけで、平均購入価格が下がれば下がるほど、含み益が大きくなるし、株の下落時の耐性(マイナスになるまでの余裕)が高まるということになる。

ドルコスト平均法というのも、結局のところ、長期積み立て投資を行う中で、相場の変動や自分の状況、感情に振り回されることなく、無理に予想を立てることなく、平均購入価格をできるだけ低く抑えるための方法だと考えられる。

だったら、株価が下がった時だけ買えばよいのでは?という話になるが、株価が常に横ばいであればよいのだが、長期で上がっていくし、時には大きく上がるかもしれない状況では、理屈の上では、「今」が一番安い時だと考えるしか無いのだ。未来がわかっていれば、◯月◯日に株価が下がるからその時に買うなんて事ができるが、それは誰にもわからないので、長い目で見たら、今一番安いという前提に立つしか無いのだ。

では、毎月の積み立てとは別に現金を持っておいて、下がった時に買い増せばよいのでは?と考えるが、それは、もし、その現金を毎月の積み立て投資に加えていれば良かったという事になりかねない。とはいえ、下がった時に、一時的に生活防衛資金をつぎ込むなんて事をしたら、万が一そのまま下がり続けたらどうするの?という恐怖に怯えることになるから、それも無理だ。

正解かどうかはわからないし、たぶん不正解な気もするが、今自分が思いつく方法としては、ここだというタイミングがあって確信があるならば、コア投資とは別にしている、サテライト投資の分を、含み益であろうと含み損であろうと、スパッと全部売ってしまって、その分で、コアを買い増すという作戦である。最終的な目的がコア投資を太く強くする事にあるのであれば、一旦サテライト分を整理してしまって、コアの平均購入価格を下げる事に注ぎ込んでしまうというわけだ。

ゴールドやインド株まで整理してしまうかどうかは考えものだが、ゴールドは、現金の一時退避場所だと考えているなら、一旦売ってしまっても良いのかもしれない。サテライトの株が伸びていたりすると残念という気持ちはあるかもしれないが、所詮サテライトは短期・中期でいつかは整理するのであって、コアの強化を優先したほうが良いとも思える。

サテライトを整理するべきかどうかは、相場の状況次第でメリットもデメリットもあるが、普通の人に、サテライトを持ち続けるのが良いか、コアにそれを回すのが良いのかを判断するのも、また難しいという事もあります。もちろん、そのタイミングが、サテライトを整理してでもコアを買い増すタイミングなのかどうかということも同じくらい判断が難しいのですが、少なくとも、「平均購入価格を下げる」という目的であれば、何らかの予想をすることなく、その時点での株価と平均購入価格との比較で数式で計算できるので、今後サテライトの株価がどうなるのかという予想に比べれば、判断し易いのではないかと思います。迷って動けずという状況になるなら、シンプルなルールで行動してしまったほうが良いという事も考えられます。
とはいえ、単純計算で株価が平均購入価格より低いと判断できるのは、相当な暴落が起きた時だけなので、結局は絵に書いた餅かもしれません。となると、株価が何%下落したら行動を起こすといった基準で行動するしかなく、それは結果的には、一時的に平均購入価格を上げる事になってしまいますね。

いろいろなやり方があると思うが、「平均購入価格を下げる」という目的に合致していれば、大きく間違うことは無いような気がする。

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家計簿に株式投資分をどのように記載するか

家計簿は自分の持っている資産を把握するためのものなので、株式投資の評価額を記載するのが良いようにも思うのだけど、評価額は頻繁に変わるので家計簿に記載するには相性が悪い。それに評価額は、あくまでも評価額であって、確定したものではないので、自分の資産とは言えない。

評価額、評価損益、トータルリターン

何を記載するかを考えた場合に、評価額、評価損益、トータルリターンと、いろいろな金額があって混乱してしまうので、一旦これを整理する。

評価額

これは簡単で、現在証券口座に保有している、自分の資産の、その時点での価値の事。仮に瞬間的に全部売ることができたとしたら、今全部を売ったらこの金額が現金で手に入るという金額になる。

評価損益

現在の残っている元本に対して計算され、現在保有している投資の評価額から、残っている元本を差し引いた金額が評価損益となる。

トータルリターン

既に利確した分も含めた総合的な利益。つまり、利確した分も加味して、初めの元本と全体のパフォーマンスを見ています。

評価額に既に利確、損切りした分を加えた金額から、元本を差し引いた分となるので、リターンとしては正確だが、売った分が全部元本であるかのような計算結果となる。実際には売った分には損益が含まれるので、元本より多かったり少なかったりするので、結局いくら儲かったの?(損したの?)という意味では正しいのだけど、残った分の元本分を計算するのには適さない。

家計簿には元本(分)を記載しよう

やはり評価損益は仮のもので、確定させるまでは家計簿に記載するのはおかしいし、頻繁に変わるので記載に適さない。仮に利益が出ていたとしても、それは利確するまで自分の資産とは言えないし、損も損切りするまでは、本当の損ではない。かといって、物を買った時のように、株を買った分を全部支出として扱ってしまっては、家計簿上の資産が大きく減ってしまって家計簿として機能しなくなってしまう。

という事から、家計簿には、現在証券口座で保有しているもののうち、元本相当の金額を記載すれば良いと思われる。そうすれば、評価損益に左右されず、安定した金額で家計簿に記載できる。

残り元本分 = 評価額 – 評価損益

ということになるので、一見評価損益が頻繁に変わると、残り元本分が変わるような計算式に見えるが、実際には、評価損益の方が、残り元本から計算されるので、残り元本は変わらない。

評価損益 = 評価額 -  残り元本

であって、評価額が変わるから評価損益が変わるのであって、残り元本は変わらない。

株を追加購入した時

株を買った時は、単純に残り元本に、追加購入した金額を加えれば良い。もちろん購入後に、評価額から、評価損益を引いた金額と一致する。

株を売った時

特定の銘柄を全部売るときは計算は単純化されるけど、一部を売った場合には、売った金額のうちいくらが元本なのかが良くわからない。割合とか平均購入単価から計算すればよいのだろうけど、なかなかに面倒だ。利確なら、元本分は購入時より少なく含まれ、損切りなら、購入時より多く含まれるはずだ。真面目に計算していたらややこしいので、これは、次のように考える

  • 現金(銀行口座)には、売った金額を収入として加える。
  • 証券口座には、売る前の残り元本から、売った後の、残り元本分(評価額-評価損益)を引いた金額を支出として加える。

これなら出来そうである。利確であれば、現金側に利益が加わり、損切りなら、証券口座側から損の分が元本から目減りしている事になり、結果、評価損益を加味しない、その時点での本当の資産が家計簿に記載されていることになる。

100万投資していて、50万の含み損がある場合に、本当の資産は50万じゃないか?という声が聞こえてきそうだが、含み益が50万出ている時に、150万が本当の資産ではないのと同じように、本当の資産は、やはり100万なのだ。評価損益は、それを確定したタイミングで、利益になったり損になったりするので、確定するまでは、どちらでもないのである。もっと言えば、評価損益なんて絵に書いた餅であって、みんながそのくらいが妥当だろうと思うから損益なのであって、まったくあやふやなものなのだ。現金に置き換えれば、1万円札を持っていって買い物をするとき、みんながそれを、1万円という価値があるとして、その1万円でこれだけのものが買えると思っているから1万円なのであって、例えば市場に魚を買いに行く時に、昨日1万円で10匹買えたからといって、今日も10匹買えるわけではないのと一緒だ。魚の値段が変わったとも言えるが、1万円の(魚に対する)価値が変わったとも言える。現金の価値は非常に安定しているので安心感があるが、今のようなインフレの時代では、徐々に価値が下がっていて、株式で言えば、毎日含み損が膨らんでいる状態とも言える。そんな状況で、本当の資産はと言われれば、やはり1万円だと答えざるおえない。現金であっても株式であっても、それを手に入れた時の価値を現金で計算した額を記載するしかないのだと思う。

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いくつか学んだ事

インデックスは一つに絞る

NISAで積み立て投資できる投資信託は色々あるが、最初の頃よく出ていた質問は、オルカンとS&P500が人気だけど、分散投資が良いということなら、両方持ってはだめなの? というようなもので、分散投資の意味を勘違いしているものが多かった。

この切り口での分散投資は、いずれかの個別銘柄ではなく、複数の銘柄に投資してリスクを小さくしましょうという事だけど、どの程度分散するのかという事は、それぞれの事情で決めましょうという事。数字上では、50程度以上で分散すると、分散の効果が十分出るらしいが、その50をどのように選ぶか次第となる。オルカンは、世界中の株(2900社以上と言われている)、S&P500は、米国の500社の株に分散するし、どちらも、様々なセクターの株を含むので、十分に分散されていることになる。その他の指数連動型は、それぞれ、オルカンやS&P500より狭い範囲での分散になる。例えば、ハイテク株だけで構成されているものは、分散されているとは言え、ハイテク株が弱い時期は不利になるし、ラッセル2000のような中・小型株の指数では、景気に左右されやすいとかの特徴があるので、自分の状況や目的に合った分散を選ぶのが良いということになるが、では、オルカンとS&P500の両方を選ぶのは、どのような状況なのか? ダメではないが、どのような分散を望んでいるのかが決まっていなくて、別の軸(分散を勘違いしている)で選んでいる事になるので全く意味がないということになる。オルカンがS&P500を含んでいるということを考えれば、オルカンを選ぶのであれば、S&P500を持つのはおかしいし、S&P500を選ぶならオルカンを持つのはおかしいということになる。

バランスファンドはダメ

4資産均等型とかのバランスファンドは手を出さないほうが良い。これは、日本株や債権がダメというのと同じ様な理由になるが、巨額の投資であればそういう分散はメリットもあるかもしれないけど、個人レベルでは、ほとんど意味がない。パフォーマンスは悪いし、リスクヘッジにもなっていないし、むしろ、日本株や債権が足を引っ張る形にしかならない。非常にリターンが少なくて、それゆえ、複利が効かず、株価がちょっと下落したら、すぐに含み損になってしまうから、続けるのは難しい。

長期投資で、日本株はダメ

日経225とかTOPIXとかの日本株のチャートを見れば、一目瞭然で、今年になってから急に4万円台とかの高値を付けたりして騒がしいけど、人口とか企業の成長性とかを考えた場合、オルカンやS&P500のような緩やかな右肩上がりの成長を期待できないので、NISAには不向き。日本株は、短期・中期の投資向けで、サテライトでやる分には良いけど、コアで持つと後悔するというか、落ち着かないと思う。20年も落ち着かない状況が続くと思ったらぞっとする。

長期投資で、個別銘柄はダメ

例えば、日本で安定していそうなTOYOTA株であっても、上がったり下がったりするし、なんなら、下がっている期間がかなり長い上に、長期で持っていたら緩やかに上るのかというと、まったくそんな期待はできない。長期投資は、長期では緩やかに上るというところに期待をしての投資だから、個別銘柄で長期投資をする場合は、余程その銘柄を信じていなければならない。信じられる銘柄がある人だけ。そして20年の間にその会社が倒産してしまっても、仕方ないと諦められるほどに惚れ込んでいる人だけだ。

ホールドが常にベストの選択肢ではない

NISA長期投資は、何があってもホールドがベストプラクティスだが、それは、株式自体が終わることが、世界の成長が終わる、人類の歴史が終わるという事につながっているからで、人類が終わっている状況でお金を持っていても仕方ないよねって事。だったらゴールド持っていればよいのでは?と思う人がいるかもしれないけど、そんな状況では、ゴールドは単なる鉄くずにしかならない。いくら持っていても誰もゴールドを買ってくれないからね。

ただ、S&P500の場合は、世界というより、米国企業に投資しているので多少違ってくる。一説によれば米国経済が世界のリーダーなのは、2030年くらいまでという話もあって、その後はインドあたりが台頭してくるのではないかということもあるらしい。そんな事誰にもわからないと思うけど、米国企業が今や世界で商売しているということを考慮したとしても、米国集中投資がベストな選択ではない時期が来る可能性はある。そういう状況では、必ずしもホールドがベストとは言えないので、10年後、20年後に世界の状況が変わってきたら、頑なにホールドせずに、慌てずに徐々に銘柄を切り替えていくことも考えた方が良いと思う。

NISAだって売っても良い

NISA枠(それがその時もあるのかどうかわからないけど)は、それが一杯になったあとは、それを売却した分は、翌年に復活するので、12月に売却して、翌年の1月に、別銘柄に切り替えるというのを5年間で行って入れ替えるというタイミングが来るかもしれない。

枠が埋まっていないのであれば、例えば、いろいろ迷って銘柄を絞りきれずに失敗したと思ったら、いつでも売って良いのだ。枠が埋まっていたとしても、NISAは売ってはダメだと思い込まずに、本当に必要なら売るべきだと思う。

ただ、必要も無いのに、多少下落したからとか含み損が出たからといった理由で、怖くなって長期分散投資を途中で売ってしまうのだけは避けたいものだ。

NISAは何があっても売らない銘柄を選択

NISAが長期での運用を前提としていることを考えれば、特定のテーマに絞られているような分散は適さないというのも、すぐにわかってくる。20年後というより、今から20年後までずっとハイテク株が世界をリードしていくという確信があるのであれば、NASDAQ 100 とか、今のリーダー銘柄がずっと変わらず伸びていくという確認があれば、FANG+とかでも良いのかもしれないが、そんなことは誰にもわからないし、そうならない可能性も十分高いので、オルカンかS&P500のように、様々なセクターに分散されているものを選択したほうが良いように思う。

オルカンやS&P500では、十分なリターンが得られないという欲張りな人は、NISA枠の外で、完全な余裕資金で自分がこれだ!と思う銘柄に投資すれば良いだろうし、もしそちらで利益が出たら、利確してそれを、NISA枠のオルカンやS&P500に回すという方法がある。特定口座で利確した場合は、20%の税金を取られるが、それをNISAに入れたあとは税金はかからない。それに、そのような投資は必ずしも利益ばかりではないので、時には損切りも必要になってくるけど、特定口座であれば、損益通算が使える。(NISA口座は無税なので損益通算はできない)

あるいは、貯金が十分にあって、NISAの1年分の枠 360万を超えて余裕資金がある場合は、それを貯金のままにするのではなく、来年以降のNISA口座用に特定口座で運用しておくという手段もある。この場合は、NISA口座で持っている銘柄と同じ銘柄を持っていても良いと思う。

いずれにしても、銘柄はシンプルに、NISA口座はオルカンのみか、S&P500のみなど、自分の状況と目的と長期ということを考慮して、1銘柄に絞るというのがベストな選択ではないかと思う。

NISAの評価損益は気にしない

含み益が出ても売らず、含み損となっても、損切りせずと決めているわけだから、評価損益を気にする必要はないし、最初に決めたことからずれて、利確したくなったり、損切りしたくなったりと余計なアクションを起こしてしまうきっかけとなってしまうかもしれない。評価益がでているときは、つい無駄遣いをしてしまうかもしれないし、評価損となっているときは、無駄に悲しい気持ちになるかもしれない。それが家庭や日常生活に悪影響を及ぼす可能性も否定できないので、それであれば、見ないほうが良いと思う。

NISA枠を超えた余剰資金の運用

NISAの積み立て投資とは別に余剰資金がある場合、翌年のNISA枠に使うまで銀行預金ではもったいないと考えた場合、その一部を、短期・中期で運用する場合は別だが、現金の代わりに投資しておく場合は注意が必要だ。それが、NISA枠の銘柄と同じであれば、プラスでもマイナスでもそのままNISA枠に移せば、長期投資を継続していることに変わらないので、損切りしても税金がかからないからOKと言えなくも無いが、異なる銘柄の場合、通常はS&P500よりリスクの大きな銘柄を選ぶことになるので、NISAに移したい時に含み損だった場合、S&P500より遥かに大きな含み損になる可能性があり、この場合は、現金で持っていたほうが良かったという事になる。また、同じ銘柄であっても、こういった資金を、一括で何かに投資するのはちょっと考えものだ。

というのも、NISAに移すことも考えて、長期運用を前提に投資するということになるだから、短期の値動きに左右されないような投資方法にしなければならないからだ。一括で買って直後に大きな下落がきて、翌年まで含み損なんて状態になったら、何の意味もないし、翌年のNISA分に別の資金を当てなければならなくなる。

そうなると、やはり、分散投資ということになる。仮に120万あれば、NISAの積み立てと同じタイミングで、毎月10万ずつ積み立てておくくらいが丁度良いのではないだろうか。確かに株価が右肩上がりであれば、一括で120万入れたほうがリターンは大きいが、これはあくまでも長期投資の中でのNISA枠の制限による暫定措置であるという事を考えたほうが良いように思う。

ゴールドのポジションを持つ

ゴールドは、基本上がらない(キャピタルゲインはなし)くらいに考えていたほうが良くて、むしろ、下がるなら、世界は良い状態で、株式は好調なんだと考えるくらいで持っていたほうが良いかもしれない。ゴールド自体の値段が変わらないので、円安で買って、その後円高になったら、かなりマイナスになる。その逆ならプラスになるが、それはあくまでもその時の為替で計算したらそうなるというだけの話であって、ゴールドの価値は変わらない。

とすれば、ゴールドを買うなら、NISAの積み立てと同じタイミング、同じ額が理想かもしれない。その時買った株が下がってもゴールドは下がらない(上がっても上がらないけど)ので、株を買った時の現金の価値をキープしておくことになるから、株のリスクの軽減になる。200万の株が 100万の価値になってしまったとき、100万の株と100万のゴールドでも合っていれば、50万の株と100万のゴールドで 150万残ることになる。200万の株が400万になるときは、300万にしかならないが、+100万であることにはかわらない。どのくらいリスク回避するかは、ゴールドを買う割合で調整すれば良い。

で、ゴールドを持つ意味は、そういう事ではなく、投資を継続する上での安心感と、インフレ対応の方が大きい。仮にゴールドが買ったときより下がって含み損になっている状態であっても、株の様に大きくは下がらないという安心感があるので、株が大きく下がり続けている間でも、その怖さを和らげてくれて、株のホールド力を高めてくれる。インフレが進んで「物の値段」が上がる時、ゴールドは「物」なので、一緒に上るため、現金で持っていたら目減りしてしまうのを回避することができる。というあたりが、ゴールドを持つメリットだと思う。

ただし、全然上がらないし、なんなら下がるので、ゴールドを買ってよかったという実感を得られるということは期待しないほうが良い。保険と一緒で、それを実感する時は、負の何かが起きた時くらいで考える。 精神安定剤だったり、流動性が高いので、株価が下がった時にゴールドを売って、株を追加で買う資金にあてるといった使い方を想定したほうが良さそうだ。

インド株は、長期でコツコツと

米国経済は終焉を迎える。次は、インドだ。という話をあちこちで聞く。実際インドの NIFY50とかの指数は、S&P500のように、長期で緩やかに上昇している。なぜ次はインドなのかについてはいろいろとネットで説明されているが、人口を理由にしている事が多い。うまく進めば、今後労働人口の増加とともに、インドはどんどん発展していくだろうという見通しなのだ。しかし、それはいつ頃だろうか? 現状は米国経済は弱いのだろうか?インドが台頭してきたときに、米国はそんなに弱くなっているのだろうか?といろいろ考えると、今は、米国株中心、状況を見ながらインド株に切り替えていくか、とりあえず今からインド株は細く長くが良いのではないかと思う。今でも徐々に上がっているわけだから、あるタイミングで切り替えるより、長期でコツコツが良さそうだ。

大きな資産を運用しているのでなければ、債権は特に考えなくても良い

リターンは小さいし、リスクヘッジにならないしで、あまり良いことが無いので、現金で十分だし、債権より、ゴールドを検討したほうが良いように思う。債権といっても、社債とかでは不安だから、結局国債になるが、日本の国債なら銀行の定期預金の方がマシだし、米国の国債は為替リスクなどもあるので、メリットがあまり無いように思う。

鬼の居ぬ間に

Sell In May もそうだけど、8月と9月は、米国の機関投資家がお休みとなるようで、マーケットは静か。閑散に売りなしと言われるように、売りも買いもないので、穏やかな感じがする。これは、大きく儲けたい人達にとってはお休みタイミングだと思うけど、健全な取引をしたい人たちにとっては、とても良い時期ではないかと思う。突然これといった理由もなく、下がる事も無ければ、いきなり上がる事もない。良い銘柄はゆっくりと上昇して、そうでないものは下がっていく。大きなローテーションもなく、極端な動きもないので、大きく儲けることはないが、心穏やかに練習ができる時期でもある。まさに、鬼の居ぬ間の穏やかなひと時なのだ。しかし、そんな日々にもいつか終わりが来る。今年は、9月のFOMCの利下げがあるかもしれないので、8月末くらいから動きが出てくるのではないだろうか。ということで、プラスであってもマイナスであっても、長期以外のものは、8月の最終週あたりを目処に、一旦手仕舞いすることを考えた方が良いのかもしれない。とはいえ、9月に利下げがあれば、9月から10月で、大きく上がる可能性もあり、8末で引いてしまうと、残念なことになる可能性もある。様子見をしようにも、”それ”は突然やってくるので、どちらに掛けるかを決めるしか無い。3割残して7割引くか、その逆か…

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投資は余裕資金での意味

投資は余裕資金でやりましょう

必ず言われる事だけど、その意味を勘違いしている人が居るようだ。私のような昭和世代は、貯金が当たり前で、投資と聞くとギャンブル性の高い金儲けというようなイメージを持っていたりする。貯金は減らないけど、投資は元本割れのリスクがある。もしかしたら、資産をすべて失ってしまうかもしれないという怖さがあるところから、その勘違いが生まれるのだと思う。

投資にもいろいろあるが、新NISAをきっかけとして、今、投資家ではない個人に推奨されている投資は、長期・分散・積み立てのインデックス投資であって、個別株とか、ボラティリティの高いアクティブ投資信託や、ましてや、信用取引とか、PUT/CALL といったものではない。長期・分散・積み立てのインデックス投資の特徴は、その実績と将来の見通しにおいて、上がったり、下がったりしながらも、長い目で見れば徐々に増えていくというところにある。

「余裕資金」の意味は、「失っても生活に困らないお金」ではなくて、「一時的に株の価値が下がったとしても、慌てて売らずに持ち続けられるお金」とか、あるいは、「株価が下がっている時に、どうしても必要があって売らなければならないお金」ではなく、「株価が戻ってきて、上がるまで持ち続けられるお金」という意味に解釈すべきだと思う。

株価が下がった時だけではなく、上がった時でも、大きなイベントは別だが、普段の生活を続けてくのに必要なお金であれば、せっかく上がっている株を売却してしまうことになるので、それはそれで、機会損失という損失になる。

というわけで、余裕資金でやりましょうといいうのは、例えばNISAであれば、S&P500とかオルカンあたりを決めて、毎月積み立て額を決めたら、収入が増えたり、減ったりして、その積立額を変えるタイミングにでもならない限り、証券会社の積み立てを設定して、後は、5年、10年、あるいは20年、放置して気にしないくらいの投資で丁度良いという事なのだと思います。

いや、それではなんか物足りないという人は、その人なりの枠を決めて、特定口座で短期・中期の投資をすれば良いということになりますが、それも、短期であっても、やはり余裕資金でというのは大事な事だし、個別銘柄よりは、攻めるにしても、TQQQやSOXL などの、インデックス連動型で分散されているものに投資するのが良いのではないかと思う。

インデックスには、たいてい、そのインデックスを牽引している1つあるいは少数の銘柄があるのだけれど、だったら、その銘柄だけ買った方が良いのではないか?という意見もあるのだけど、例えば、TOPIXとTOYOTAのチャートを重ねてみればわかるが、調子が良い時は、TOYOTAの方が大きく差を付けて上昇するのだけど、下落しているときは、TOYOTAの方が大きく下落する。米国株のハイテク株も同じような感じで、この違いが分散の効果なのだと思う。上昇時は分散されていることで、「もったいない」という気にもなるのだけど、下落時には「分散していて良かった」と思うわけで、これは、普段健康で病院なんてめったに行かないような人が、それでも医療保険に入っているようなものだろう。つまり「もったいない」のではなく、いざという時の保険ということだと考えることもできる。

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確証バイアス

以下のように添削しました。文章の構造を整え、明確さと読みやすさを向上させました。


インターネット上には様々な情報があふれており、そのすべてを取り込むことは不可能です。そのため、無意識のうちに、または何らかの外的要因によって、取り込む情報を選別しています。

私が注意している点は、以下の通りです。

  1. 発信者が不明、もしくは不確かな情報(アノニマス情報)は無視する。
  2. 根拠に乏しく、事実の裏付けがない噂レベルの情報は無視する。
  3. 誰にとっても不確実なもの(予測など)に対して、断定的な情報は避ける。
  4. 「AかBか」という選択肢が提示されている情報で、Aを選ぶことが発信者にとってメリットになる場合、その情報を避ける。
  5. 当時の世界や身の回りの状況に対して、その状況を過度に強調する情報は避ける。例えば、皆が恐怖を感じている時にそれを煽るような情報や、逆に加熱した状況をさらにヒートアップさせるような情報は避ける。また、その逆に、過度に状況を軽視する情報も同様に避ける。
  6. ある状況や事実を解説する際に、発信者の意見や推測が多く含まれている情報を避ける。

このようにして情報を選別しようとしていますが、残念ながら最初のアノニマス情報以外は、一度情報に触れてみないとその内容がわからないため、結局は一度はその情報に接する必要があります。多くの情報には、タイトルやコメントなどが付いていて、それが無駄な情報をふるい落とす助けになることもありますが、それらも情報の一部であり、厄介でもあります。

こうした状況で陥りやすいのが、確証バイアスです。気をつけていても、一度玉石混交の情報を取り込んでしまうと、無意識のうちに自分の意見に合致する情報を選別してしまう危険があります。

例えば、米国株が上がってほしいと思っている時は、米国株の上昇に有利な情報ばかりに着目しがちです。また、政府に対して不信感や不満を持っている人は、マイナンバーとマイナンバーカードの区別もできないまま、健康保険証とマイナ保険証のメリット・デメリットを比較しないまま、政府やその制度のマイナス面ばかりを追ってしまいます。これにアノニマス情報や宗教が加わると、群衆操作され、正しい行動が取れなくなります。

こうした状況において、ChatGPTのようなAIは案外役立ちます。AIにも情報のバイアスがかかる可能性は否定できませんが、現時点では概ね公平な情報を提供しているように見えます。Google検索では、自分で情報を拾い集める必要があり、確証バイアスがかかりますが、AIは結果をまとめて示すため、少なくとも自分の確証バイアスがかかりにくいです。これまで多くの質問をAIにしましたが、定義が決まっているような事柄にはストレートに情報が返ってきますし、そうでない場合でも、多くのケースでメリットとデメリットを両方示すような公平な情報が返ってきます。

特に重要なのは、わからないことや不確実なことについては、「不明」「不確実」という答えが返ってくることです。人間相手だと、質問する側は何らかの答えを期待し、答える側も何らかの答えを与えようとしてしまいます。カウンセラーやライフプランナー、弁護士などの有料サービスでは、その傾向がより強まります。

以前、ある件で弁護士に相談したことがありますが、町の無料弁護士相談や保健所、警察、役場などでは、対価の支払いがないため、できないことはできない、わからないことはわからないとストレートに回答が返ってくることが多いです。しかし、有料の医者や弁護士相談では、何らかの回答が返ってきますが、それが必ずしも正しいとは限りません。結果としてセカンドオピニオンを求めることになり、さらにお金がかかり、混乱が深まることがあります。そして最後には、自分の確証バイアスがかかった情報を選んでしまうので、何をしているのか分からなくなることがあります。今後はこうした分野でも、AIによる相談サービスが一定の成果を伴って登場することを期待しています。

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ウォッシュセール

株式投資で、ある銘柄を損失を伴って売った場合に、30日以内に同じ銘柄を買い戻した場合、その損失は、損益通算の対象とならない。つまり、損失として認められないというルールが、ウォッシュセールだ。

何言っているのかわからないかもしれないが、例を見れば簡単。例えば、A株を利確して、100万の利益が出た場合、日本だと、約20万の税金を払わなければならない。しかし、B株で、50万の損失が出た場合には、 100-50 = 50万 x 20% = 10万の税金となるというルールを損益通算というのだが、B株の売りがウォッシュセールに該当する場合は、50万の損失は認められず 20 万の税金となるということ。なぜそのようなルールがあるか、これは、B株がある時点では損失を出しているが、いずれ上がるという確信がある場合に、A株を利確した税金を抑える為に、B株を一旦売って、すぐに買い戻す事で、意図的に損失を出すという事が行われるのを防止する為。売ってすぐに買い戻せば、持ち続けているのと同じだし、売って、少し下がったところで買えば、更に有利になる状況で、計算上の損失だけが残り、税金を抑えることができる。

というのがウォッシュセールだが、これは、米国での話であって、日本では適用されない。例え、日本で米国株を買っていたとしても、適用はされないのである。

だから、日本ではそういう事をしても良いのか、ラッキーという話ではなくて、日本の場合は、30日という期間も、ウォッシュセールも無いが、同一銘柄については1年間で通算するというルールがあるので、最終的に利益が出る場合は、損失が計上されない事になる。

というわけで、計算上の損失を出したい場合は、例えば、2024年に売って損を出して、その後に買い戻した場合、年内はそのまま持ち続けるか、2025年以降に利確すれば良いということになる。とは言っても、2025年に利確した時に税金を取られるので、結局のところ、税金の先送りにしかならないような気がするけど。もちろん、損を出して、マーケットから退散してしまう場合は、税金を払う必要は無いけど、そんなことを目的にB株を買う人は皆無だろう。

要するに、日本では、面倒な事を考えずに、好きなタイミングで、売ったり買ったりすれば良いという事になる。同じ銘柄であっても、違う銘柄であっても。

なので、明らかに下落局面で、それが続くと考えるのであれば、利確でも損切りでもして、反転した後、底を狙うということでもなく、売った時より安いタイミングで買えば良いし、別銘柄を買うとか、ポートフォリオを組み直すとかすれば良いということだね。何があっても、売っては駄目だという思い込みはなくした方が良いと思う。けど、売った後、入るタイミングを失って、現金持ったまま、資産を減らしただけだったというパターンもたくさんあるらしい。

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