40男の身だしなみ 2

髭剃りと来れば、背中でしょ?というわけで、背中の話。

お風呂つながりということで。

私は、父親譲りなのかもしれないが、子供の頃から、背中が綺麗ではない。

子供の頃からなので、そういう肌なのだと思って、特に気にもしていなかったのだが、

身だしなみの基本は見えないところからということで、ちょっと調べてみた。

「背中にきび」 今更違うような気もしますが、可能性はあるかも。

たしかに、私はスポンジとかナイロンボールの様なもので体を洗っていたので、

あまり背中がちゃんと洗えていなかった可能性はある。

この年令になって、背中に手が回らなくなってきてますます。

それで、100円ショップでざらざらしたボディータオル(ハード!)を買って使ってもみたが、

今は、トレシーボディーヒーリングクロスなるものを使っている。

メガネふきみたいなものなので、こんなので?といった印象だったが、これがなかなか。

メガネのあのなかなかとれない汚れをすっきり拭き取れるくらいだから、

背中洗うのにもいいのかも。

で、せっかくなので、ボディーシャンプーとローションも購入。

もともとは石鹸派だったのだが、石鹸って最後にちっちゃくなったときに、泡立ちが悪くなるし、かといって捨てるのは勿体無いしってところがどうも気になっていて、ボディーシャンプーなら最後まで同じ様に使えるから、これはこれでいいなと思っている。

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40男の身だしなみ

内面は然程変わらぬまま、

加齢臭なんて言葉が気になる歳になり、

近くのものが見えにくくなる年齢になって、

見出しなみという事が気になる今日この頃である。

そんな事にこだわらないのが、男っぽさだよ。

なんて言っていられる年齢は、とっくに過ぎ去り、

汚ねぇオヤジと言われない様に、努力が必要なのである。

汗を流すのが最高のボディケアだということは知っていても、

日々仕事も忙しく、体力も乏しくなり、なかなか時間が取れない。

そんな時でも、必ず毎日訪れる、平和な時間が、バスタイムだ。

そのバスタイムを彩るのが、髭剃り。

毎日の人、一週間に一回の人、いろいろだが、私は毎日。

10年くらい前に、弟に薦められて、シックのT字を使ってから、以来、T字派。

最近は、電気派の人も、ウエット剃りが増えている様に思うが、

バスタイムシェービングを楽しむには、静かなT字が良いと思っている。

そのT字であるが、弟に薦められたのは、確かシックの2枚刃。プロテクトが出始めた頃だ。

それまで、T字を使うと血だらけになるので、電気派だったのだが、これは画期的だった。

使い続けるうちに、3枚刃となり、気がつけば、4枚、5枚…アロエエキスがどうとかこうとか

となって、どんどん替刃が高くなっていく

ついに、電池を入れて、振動で剃るなんてものになったときに、「こりゃどうもおかしいぞ」と思うようになった。

静かにヒゲをそることで、リラックスしていたのに、なんだか急かされている感じ。

5枚刃になって、こまわりが利かなくなって大雑把というのも本末転倒であれば、それじゃぁっていうのかどうかわからないけど、反対側に1枚ついて、5+1なんても、まるでおかしな話だ。

2枚刃から、3枚刃あたりで十分だったのだ。

と思い始めて、替刃が切れたのをきっかけとして、この刃の枚数競争から離脱する事にした。

いろいろ考えた挙句、選択したのは、ディスポ。

 

ホルダーはちょっと安っぽいけど、刃はこれで十分だ。

おまけに安い。

一応、シックだけでは面白くなかったので、比較用に、

 

も買ってみて、最初、ジレットを使ってみたのだが、これはダメ。ディスポだから当たり前ではあるが、2日目から怪しくなって、3日目に交換。

次は、シック。こちらは、3日どころか、もう2週間くらい使っている。しかもプロテクター付き。

T字にだいぶ慣れて、今ではプロテクターなしでも、それほど流血戦にならずに剃れるようになっているのだが、やはりプロテクターは嬉しい。

そんなわけで、しばらくは、シックのディスポが続くと思う。

さて、男の身だしなみなんてタイトルで始めた割には、髭剃りだけしか書いていないが、

長くなってしまったので、残りは次回持越しとしよう。

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デスクトップでSSDの時代到来!

ノートPCでSSDというのはよく見かける様になったが、

SSDなんて、多少速いかもしれないけど、容量が少ないし、高いから、まだまだだなぁなんて思っていたら

ふと気づいたら、デスクトップでも使えそうな状況になっていた。

この度、開発用のPCが壊れてしまったので、新しいPCを購入したのだが、その時に、思い切ってCドライブをSSD 160G とした。

開発では、コンパイルという作業を頻繁に行う。これは細かいファイルの読み書きを大量に行うのだ。 他にも、ファイルを扱う作業が沢山あって、ワードでドキュメント書くより、はるかに、I/Oまわり(ファイルの読み書き)の速度が作業全体の効率に影響してしまうのだ。

ただ、全体の容量が大きく、32G とかでは話にならなかったのだが、今や120G , 160G あたりがそこそこの価格で入手できるようになった。

160Gあれば、多少の節約をすれば、OS込みで開発環境まるごとSSDに置ける。普段あまり使わないアプリは、DドライブにインストールすればOK。

実際、OSから、IDEからソースから、全部をSSDにいれたところ、Windowsの起動から、プログラム開発、ビルド、リリースまで、至ってスムーズになった。 CPUをいくら高性能なものにしても、HDDでは限界があると思うが、SSDにすることで、CPUの性能UPもまた効果的に働く様だ。

今回のPCでもは、OSは、Windows7 x64 メモリは 12GB という贅沢構成だが、1世代前のPCでも SSDに変える事で、結構期待できるんじゃないかな。

ただし、中途半端なメーカーの安いものはダメだそうだ。東芝かインテルというのが良いらしい。

インテルの場合は、 インテルのホームページからダウンロードできる Intel SSD Toolbox を使うと更に高速アクセスが期待できる。(製品によっては同梱されている)

Grails の compile が流れる様に進むのは見ていて気持ちが良い。

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シャワーヘッドの交換

秋に家族で、函館の大沼プリンスホテルに泊まった。

このホテルは少々古いが、朝食のバイキングの内容がまずまずで、

この時期は、朝食付きで値段も手頃なので、2回目。

お風呂はサウナなどの特別?なものは無くシンプルであるが、気持ちの良い露天風呂があって、

少々温めに設定してあることもあり、綺麗な水の沼の鯉や鴨を見ながら、いつまででも入っていたくなるお風呂だ。

そのお風呂に、マッサージ機能付きシャワーヘッドがあった。

この手のシャワーはSPAなどで時々見かけるが、たいていはマッサージに切り替えてもあまり意味が無いようなものばかりなのだが、ここのは、洗い場が個別に仕切られていなければ、隣の人に怒られそうな勢いで、びっくりした。

我が家のシャワーは、少し前に節水シャワーに切り替えて今ひとつ不満だったのだが、家に帰ってから、まったく別のことでWeb検索していたら、TOTOのワンダービートというものがヒットして、どうやらこれが、ホテルのシャワーのようだった。

説明を読んだら、勢いが強いくせに、節水型でもあるとの事。 なんだか眉唾であったが、Amazonでの評価も高かったので思い切って購入してみた。

取り付けてみて、びっくり。 あのホテルのシャワー、まんまだ。

風呂上りにマッサージモードに切り替えて、全身を水でマッサージ。これの気持ち良いこと。除雪の筋肉痛に効くなぁ。節水タイプだから、気兼ねなくマッサージできる。

マッサージではないモード(普通のシャワー)も、勢いがあり、そのくせ広く優しい水で、こちらもシャワー浴びているだけで癒されるって感じるほど。

ほんと。よくできたシャワーだと思う。 欠点はちょっと重たい事。 普段軽量のシャワーヘッドを使っていると重たく感じるかも、という程度ではあるが。

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TrustedInstaller の バカヤローーー

と、叫びたくなったことのある人は多いのではないだろうか。

開発PCがおかしくなって、安全のために、前のPCのCドライブを新しいPCのDドライブにして、PCの引越し。 引越も一段落して、Dドライブの、Windows フォルダやら、ProgramFileフォルダやらを削除しようとしたら

……消せない……

すでにDドライブだし、今起動している Windowsとはなんの関係も無いただのファイルなのに、

……消せない……

TrustedInstaller の許可が必要だって? 誰それ?

Google先生に聞いたら、たくさん情報があるんだけど、どれも中途半端で、ダメ。

管理者権限でDOS窓開いて、所有者を、自分にしたんだけど、やっぱりダメ。

仕方ないからフォーマットでもするかなと思ったところに、以下の記事を発見

Windows 7で「Windows」フォルダーを削除する方法 by audiofan.net さん

http://blog.audiofan.net/archives/691193.html

言われた通りに試したら、簡単に削除できました。

この情報を得る前に、所有者自分にして、アクセス許可の変更しようとしても、できなかったんだけど、Usersにするのがポイントなのかな。

とにかく、ありがとさんです!

さぁ、次は、インストール途中で失敗して、その後二度とインストールできなくなった、SQL Server 2008 をなんとかしなくちゃ…あーM$は手がかかる。

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IE8 flash のインストールに失敗

ie8 に flash をインストールしようとして、
うっかり途中で終了ボタンを押してしまったら最後
何をしても、インストールが開始されなくなった。
ググっても情報ないし、adbeのflash uninstallerもダメ。

結局、Adobeダウンローダを、uninstallして解決したけど
なんなんだ、この仕様は…..

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ヘッドフォンと及川浩治の気迫

 

何か関係があるのかといえば、そうでもないのであるが…

長い間さんざん迷ったあげく、仕事用のヘッドフォンとして、オーテクのATH-EP700を購入した。

AD400とかも魅力があって最後まで迷ったのだが、AD400がシリーズ最軽量で230gなのに対して、EP700は、なんと140g。 お気に入りの3Dウイングサポートを諦めても、この90gの差は大きい。

しかもEp700は楽器モニタ用というだけあって、コードが後ろ出しになっていたりして、仕事用にもよさそうだ。そういう点ではコードレスヘッドフォンが良いのだけれど、重かったり音が悪かったり(BlueToothは音が悪い)なので、コード後ろ出しは魅力。音質も癖の無いバランスの良い音みたいだし、電子ピアノ(グランタッチ)でのピアノの練習時にも使えるということもあり、EP700に決定。

まだ慣れていないせいか、ちょっとおさまりが悪く、やはりウイングサポートにすればよかったかと少し思うこともあるが、140gはものすごく軽い。締め付けもあまり無く、仕事中などの長時間利用にはこのライトな感じはありがたい。

軽さで言えば、インナーイヤータイプの方がずっと軽いし、それでなんの問題も無いとも言えるのだが、こうやって聴き比べてみると音が全然違うなぁ。スピーカーの大きさが全く違うのだから、当然なのかな。

で、このヘッドフォンにして、一番感動したのが、先日コンサートへ行った時にみかこさんが買ってサインまでもらってきた、及川浩治のショパンバラード。
みかこさんがCD買ってサインもらうなんてことは珍しいのだが、それだけコンサートもとっても良かったんだけど、このCDもそのコンサートの熱さがそのまま真空パックされているような熱い内容だった。それが、PCのスピーカーで聴いているうちはあまり伝わってこなかったのだが、このヘッドフォンで聴いたらびっくり。いやぁ、うなるうなる。(^^) 特に好きなのは、バラードの4番。 12分15秒聴き終えたら、やる気がわいてきて、思いっきり気持ちが元気になった。

ただね、次の夜想曲も、いきなりうなり声から入るのには笑っちゃうけどね。夜想曲なんだから、こっちはもう少し肩の力抜いてもいいんじゃない?なんて思ってしまう。

いずれにしても、このCDは良いと思う。クラッシックが好きな人も、そうでない人も、普段オーケストラが主体で、ピアノソロはあまり聴かないという人でも、ちょっと良いヘッドフォンを買ったんだけどその良さを実感したい人とか、自分に気合を入れたい人とか、どんな人にもお勧め。

ジャケットも格好良いし、音も良い。及川浩治のコンサートへ行ったことある人なら感じていると思うけど、彼の真摯な音楽への情熱が伝わってくるCD。

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デジタル一眼雑感

写真はやはり、ファインダーだと思う。
慣れた人は、設定と状況で出来上がりを想像して撮影する。それが面白い。
液晶モニターは嘘っぱちだ。だいたい老眼で見えやしない。
銀塩との最大の違い、メリットはISOの選択の自由度では無いだろうか。
そのメリットを生かすためにも明るいレンズを選びたい。
フラッシュはほとんどOff。
液晶モニターを使わなければ、バッテリーの心配は無用。
D90の最大の欠点は動画を取るのにファインダー撮影が使えない事。何故?
私にとって望遠の写真は嘘っぽい。マクロも同様。
D90買って、新しいカメラが欲しい病が止まった。
ただしそれは今のレンズのおかげでもある。
このレンズと出会えたのは友人のおかげだ。
ありがとう。ありがとう。
あとは腕だが、難しい理屈はやめよう。
フィルターなんてUVだけで十分。それ以上使いこなせないや。
感じたままに撮ろう。
そのほうが楽しい。

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iTunesの曲をステレオで聴く

一昔前では、絶対にできないんじゃないかと思うような事、しかし、今ではできないのはおかしいと思ってしまうような事が、PCの世界には沢山ある。

その中の一つに、音楽を聴くということがある。

レコード、カセットテープ、CD、MD(私はMDは一回も使った事が無く過ぎてしまった)、そして、MP3を代表とするデジタルと、記録方式が変わるにつれて便利になってきたが、便利があたりまえになると、なんでこんなことが出来ないんだ?と思うことにしばしば出くわす。

そのうちの一つがステレオで聴くということ。 ウォークマンの頃から、音楽を聴く方法が次第に、ステレオから携帯プレイヤーに変わってきたためか、ヘッドフォンで聴く手段は豊富にあるものの、ステレオ(この場合はコンポ、ミニコンポじゃないよ)で聴く手段が無い。iPodのこんなに小さなbodyの中に数百枚のCDが入っているというのに、ステレオの前でヘッドフォンでiPdfの音楽を聴くというのは変なのだが、いくら最近のヘッドフォンの性能が高くなっているにせよ、大きなスピーカーには全然敵わないのだから、やはりスピーカーで聴きたいのだ。だったら、ヘッドフォンジャックとステレオをミニプラグで接続すれば良いと思うが、それはダメだ。ここで音質がどうこうと言うつもりは無いのだが、それでは、iPodをステレオの隣に置かなければならない。曲を変える度に毎回ステレオのところへ行く? はたまた使いづらいiPodのリモコンを使うのか?どちらもノー。このすばらしいユーザインターフェースで選曲したいし、多くの曲の中から検索で目的の曲を見つけたいのだ。そのために、毎回ステレオの隣に置いたiPodに足を運ぶのは嫌だ。

などと思いつつ、何も方法が見つからないまま数年が過ぎた今、Appleさんのおかげでようやくそれが実現できた。 初め bluetooth を考えて見たのだがNG。距離の問題もあるし、音が汚いとか途切れるといった問題がある。

というわけで、次の構成になった。

iPod touch 4G —> 自宅サーバーの iTunes —> Air Mac Express (Air Tunes) —> ステレオ

iPod touch では、Remote というApp.を使って、自宅サーバーで起動している iTunes をコントロールする。 (普通のiPodでは無理だった) iTunes では、PCのインターフェースではなく、Air Mac Expressにデジタルで音楽を送る。 AirMacは、本当はデジタル出力にしたいのだが、ステレオがデジタルINに対応していない(古いものです)ので、アナログ出力でステレオへ。 (デジタル出力だともっと良い音になるらしいが、これでも十分とも言える)

なんだか大げさな構成な気もするが、とりあえず、これで、ステレオの前で、iPod touch を操作して、持っている全CDの音楽の中から、聴きたい曲を選び出して、ステレオで聴くことができるようになった。 iPod Touchにはもちろん線は接続していないし、自宅サーバー(2F)とステレオ(1F)の間も無線LANなので、配線の面倒はない。

ただし、この贅沢な仕組みで音楽を聴くのは、おそらく私ではなく、みかこさんであって、私はというと相変わらずPCの前で仕事しながら、EDIROL MA-10 なのだが。

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コード・和音・和声の弾き方

少しいい加減な事を書くことになると思うので、あらかじめ断っておく。 今年は発表会で、ショパンのノクターンを弾かせてもらえるということになって、生まれて初めてショパンの楽譜に取り組んでいる。 少し弾ける子なら小学生でも弾くような曲ではあるが、私にはいろいろ勉強になっている。 その曲を練習していて最近思うことだが、クラシックであっても、左手は伴奏として、和音を弾くことが多いと思うのだが その弾き方は、ジャズやロック、フォークソングといったものとは全く異なる。 異なるということはなんとなくわかっていたのだが、ではどう異なるのかという事になると、こうだと言えるところまでわかっていなかった。 私は小学生の頃から、フォークギターを弾いていて、中学・高校・大学とも、あまり本気にはやらなかったにせよ ギターに関わっていた。 そのせいか、無意識のうちに、コードとかコード進行という形で伴奏を捕らるくせが付いてしまっている。 例えば、フォークの歌本だと、歌詞が書いてあって、そこに、 Am とか G7 といった具合にコードネームが書いてあるだけ。 そのコードをどのポジションで弾くといった指示は書いていない。 ポジションによって、響きや雰囲気が変わる事は理解していても、コードの構成音の流れといった捕らえ方はしない。 もしかしたら、ギターでそこまで考えて演奏するのはすごく難しいのではないかと思う。 そういう癖が付いてしまっているので、ピアノを弾いているときも、よく考えると、左手は手の形(パターンとかポジション)で 覚えてしまっていることにはっとすることが多い。 この方法の利点は、パターンで覚えるので非常に暗譜が楽だということなのだが、 残念ながら欠点が多すぎる。

パターンで覚えるのはまずいと気づき、ではどうするかなと思って、次に思いついたのは、和音で覚える事。 つまり、ここは、ドミソ だとか、レファラ だとか のコードの構成音をキチンと意識して、 その音を、どういう展開形で弾いているのかということも意識するということだ。 みかこさんが調性を意識して弾けと口をすっぱくして言うのは、こういう意味もあるのだろう。 パターンで覚えてしまう最大の欠点は、音を出してみないことには音がわからないということだと思うが、 和音を意識することで、実際に弾かなくても、頭の中で音が鳴ってくれる。 これは、演奏においてはとても大事で、自身を持ってその音を鳴らすためには必須のことだ。 和音で弾くことにくらべると、パターンで弾くことは、やま感で弾いているようなものなのだ。

さて、私はまだ、この和音で弾くということすら満足に出来ていないのだが、 最終目標は和音ではなく、和声で弾くということになる。 つまり、伴奏を単純な和音の連続として捕らえるのではなく、 和音のそれぞれの構成音が、それぞれ旋律(声部)を持っている事を意識する事が大事だと思う。 そこから、内声の認識が生まれる。主となるメロディーに対して、伴奏の中にあるメロディーだ。 単に和音の連続として弾いていては絶対にこれは表現できない。 声部を意識するということは、指一本一本の音量やニュアンスをコントロールすることであるが ほとんどの場合において、指ごとに声部が存在するわけではないのだ。 つまり、小指はこのくらい、とか、中指はこのくらいといった演奏は不可能であって、 きちんと、声部をイメージして演奏することで、初めて次々に異なる指で弾いたものが、 声部ごとの流れとなって現れてくるのである。 みかこさんの発表会では、ピアノの発表会なのに、毎年コーラスという演目がある。 3声から4声のコーラスなのだが、これが、和声を勉強するのにとても役立つのだ。 ピアノの曲も、単に複数の声部からなっているというだけではなく、 コーラスの様に、男性・女性とか、ソプラノ・アルト・テノール・バス といった人間的な声部で構成されるのが通常だからだ。 そう感がると、あ、今自分の小指はソプラノの歌を歌っているのだなとか、ここはバスが支えるところだから もうすこし深い音をだそうとか、ここで、旋律が、アルトからソプラノへ移るとか想像しながら 楽みながら、声部を弾き分けられそうな気がする。 今のところ、自分の演奏では、レッスンでみかこさんに指摘されたところがなんとか出来ているかどうかといったところなのだが、 人の演奏を聴くときには、そういう意識で聴くことが多くなっているように思う。 ここはもう少しバスの音が欲しいなとか、ソプラノがギャンギャンうるさすぎ!とかね。

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