Qrio Smart Lock まさかのサービス終了

もともとは、2014年にSONYが絡んでMakuakeで始めたものだったはず。支援を申し込んで相当待たされたので、利用開始は2015年だから、もうかれこれ8年くらい使っていることになるけど、玄関の鍵なので、もう、というより、まだ、8年しか使っていないといった感覚。玄関の鍵は30年使っているわけだからね。今のところなんの問題もなく動作しているし、予備電池をたっぷり購入してあるので、まだまだ5年、10年使えると思うのだが、サービス終了してしまったら、ゴミになってしまう。

せめて、サーバー側のサービスが終了しても、インストール済みアプリだけでも動作してくれれば良いのだけど、まったく使えなくなってしまうらしい。こんなことは、許されるのだろうか? 例えばこれが車だったら、車としてはまだ走れるのに、サービス終了したからもう乗エンジンはかかりませんとか言われているようなものだ。新バージョン(といっても結構経っていると思うけど)のQ-SL2のセールの案内をしますよと書いてあるが、25,000円前後するものが、いったいいくらになるのか。5,000円くらいなら考えてみるけど、半額だって高いと思う。製品立ち上げのクラウドファンディングからのオーナー向けセールなんだから、そうとう思い切った価格にしないと、恩を仇で返す形になるように思う。そうなったら、Qrioはもう終わりだろうね。Q-SL1が8年で使えなくなるメーカーの後継機種なんて誰が買うのだろうか。

考えてみれば、スマートなんとかというのは、サーバー側の処理ありき、スマホのアプリありきで、便利ではあるけど、いつまで使えるのかという寿命にかなりの不安がある。太陽光発電だって、発電量とか各種データがアプリで見れたり、リモートでも設定を変更したりできて便利ではあるけど、サービス停止してしまったら、どうなるのだろうか?我が家の場合は、HUAWEI直ではなく、間にDMMが入っていて、施工がフロンティアジャパンと、しっかりした体制で、保証も蓄電池やパワコンは10年、パネルは30年とあるので、8年くらいで使えなくなるなんてことは無いと思うけど、世の中この先どうなっていくかわからないからなぁ。

とはいえ、昨日注文したSwitchBot のスマートロックが木曜日に届くので、届いたらQrioとSwitchBotの交換。Qrio終了のことはすっかり忘れていて、裏口に移動させようと思っていたのだけど、秋に終了なら外してそのままゴミ箱だな。 SwitchBotのに替えようと思ったのは、Qrioの反応が悪すぎるし、値段高すぎだから。SwitchBotならハブ含めて買っても2万円切るのに、Qrioは倍以上かかる。我が家はGW中に、ボイラーやらウォシュレットやら、ポーチライトやらをSwitchBotでスマート化?したから、それらとの連携とか、アプリでの動作状況確認とかを考えると、一つにまとまっていたほうが遥かに便利だと思ったからもある。

SwitchBotのスマートロックが出るまでは、Q-SL2も考えてはいたんだけど、この終了のアナウンスを受けて、Q-SL1 を我慢して使い続けていて良かったと改めて思う。

我慢してというのは、最初の頃は、めちゃくちゃ反応が悪くて、玄関の前でスマホ持ってずっと待たされたり、ようやくつながったとおもったら、エラーになったりと、ほんとお粗末でした。その後何回かバージョンアップされて、今は結構スムーズに使えているのですが、せっかくのスマートロックなのに、オートロックとかの機能は怖くて使えてませんでした。怖くて使えない理由の一つに、外出先から状態確認ができないこと。本当にオートロックされたのかをドアの前で音を聞いて確認して、ノブを回して確認するとか、本末転倒だし、帰宅したら自動で開く機能もついてはいたけど、玄関の前で足止めされる人多発だったし、出かける前に車の荷物出し入れしたりなんなりしていたら勝手に開いてしまったりとかして、気づかずに外出してしまったら怖かったので、やっぱり使えなかったなぁ。

スタートアップオーナーへのセールの案内 5/15

次のような、セールの案内が届きました。予想通り 50%にも満たない割引率で、SwitchBot のスマートロックより高い金額での提案でした。その後の情報で、秋にいきなり使えなくなるとういことはなく、新規のキーの発行など、鍵のメンテナンスができなくなるということがわかりましたが、キーがメンテナンスできなくなるようです。実際、キーがメンテナンスできないスマートロックを使い続けるのは危険なので、使えなくなるのと同じようなものでしょう。

先日ご連絡いたしました

『Qrio Smart Lock(Q-SL1)』『ただいまキット』の

サービス終了に伴い、Qrio Lockを対象とした特別セールを開催いたします。

特別セールは2023年10月までに数回に分けて実施させていただきます。

本日は、5/15(月)より始まる特別セールのご案内をさせていただきます。

————————————–

●期間

5/15(月)9:00~ 5/22(月)23:59[8日間]

●商品ラインナップ

①Qrio Lock:【40%OFF】¥15,180

②Qrio Lock+Qrio Pad:【35%OFF】¥30,745

③Qrio Lock+Qrio Hub:【35%OFF】¥22,737

④Qrio Lock+Qrio Key S:【35%OFF】¥20,735

⑤フルオプションセット:【35%OFF】¥41,327

カテゴリー: ホーム indoor | Qrio Smart Lock まさかのサービス終了 はコメントを受け付けていません

正直な太陽光発電パネル

太陽光発電の発電量は本当に正直だなぁと最近思うのだけど、純粋に光を使って発電しているので、気温にはあまり関係なく、今日は暑いから発電量が多いということはなく、今日は晴れているし明るいから発電量が多いかと言えば、パネルと太陽の間の一部だけでも雲があると、ガクンと発電量が低下する。空全体に雲が少ないときは、朝8時くらいから始まって、夕方の4時くらいまで、典型的な逆放物線のような発電量のグラフになるが、雲がちらほらあると、ギザギザのグラフになる。

気温にあまり関係無いと書いたけど、あまり気温が高いとパネルが熱せさられて発電量が落ちてしまうらしく、それ故、夏でも東京に比べてそれほど暑くならない北海道は太陽光発電にはあっているのだそうだ。これから夏になると発電量が増えるかと思いきや、春・秋頃が一番良いらしい。いずれにしても、発電量の多少が理屈で説明できるのだから、大人の事情が加味されている大手電力会社の電気代に比べて、太陽光発電は正直だなぁと思う。

技術的に可能かどうかわからないが、将来、光だけでなく、太陽の熱も発電にまわせるパネルができれば、雲があっても電気が作れて、熱を電気に変換することで、パネルの温度も下げられるかもしれない。今家庭で電気を作る場合コスト的に太陽光パネル一択という状況になっているが、太陽熱も使えるようになれば、更に効率が上がるのではないかと思う。

核融合発電が実用化されれば、電気代はずっと下がる可能性も無きにしもあらずだが、実用化まではかなり先になりそうな気もしますし、日本のメーカーは新しい高効率のパネルを作って、巻き返してほしいと願っています。パネル生産にはレアメタルなどの材料が必要で、材料を握っている中国には勝てないのか、太陽光発電パネルのシェアはほとんど中国の一人勝ちのようになっていますが、別の突破口は無いものか、日本の研究者・技術者に期待しています。

カテゴリー: ZAKKI, 太陽光発電 | 正直な太陽光発電パネル はコメントを受け付けていません

ドメインの移管

長いこと Value Domain を使っていましたが、先日 hajimesan.net を Google Domains に切り替えて良かったので、本日 soundwalking.com も切り替えました。 維持費が、VDの方は、.net が、1929円で、.com が 1789円なのに対して、GDは、両方とも 1400円と安いですし、管理画面に広告も表示されず、メール転送設定もわかりやすく、とても使いやすいです。

移管手続き

移管手続きは面倒に見えますが、思ったより簡単です。VDの場合は、以下のURLにアクセスすれば、手続きがわかります。 実はこのURLにたどり着くのが一番大変でした。おそらく移管対策なのでしょう。VDは良い方だと思いますが、分かりづらいです。

https://www.value-domain.com/userguide/manual/transferother

私は、大きな勘違いをしていて、移管したら、移管元のドメイン有効期間は無駄になってしまうと思いこんでいて、期限の 2024年まで待たなければならないと思っていたのですが、ドメイン管理手数料は、年間の維持費に上乗せされているので、その分が無駄になるだけで、有効期間は維持されるのでした。なので、いつ移管しても損はありません。

移管元での作業は次の3つです。一つでも残っていると、GDから移管依頼があった時に、VDが拒否してしまいますので、確認が必要です。

  • WHOIS情報公開代行になっている場合、それを解除します。 ※VDがやたらにこれを勧めてきたわけがわかりました。移管対策の意味もあったのですね。
  • 認証鍵の取得 ※この鍵をGoogleDomainsに渡すことで、移管が実行されます
  • ドメインロックの解除 ※私はロックしてませんでした。
  • DNSで特別な設定をしている人は、念のためその設定をメモしておいたほうが良いでしょう。

Google Domains側の作業は、

https://domains.google/

にアクセスして、Google のアカウントでログインして、「すでにお持ちのドメインを移管しましょう」のリンクをクリックしますと、以下に飛びます。

https://domains.google.com/registrar/transfer

あとは、この画面の指示に従えば大丈夫です。

  • 移管するドメインを入力して、エンターキーを押します。
  • 認証鍵を入力するように言われますので、移管元で取得した鍵を入力します。
  • DNSの設定を移管元(というかその時点のGoogleから見える設定)からコピーするかを聞かれるので、とりあえずコピーするにします。
  • 移管の実行を指示

これだけで、移管が始まります。しばらくすると、VDから、移管承認確認メールが届くので、承認すれば、まもなく完了します。

我が家の場合、MXだけVDのメール転送を使っていたので、切り替える必要がありました。DNSの設定から、MXの設定を削除して、Google Domains のメール転送設定に切り替えるだけです。 Google Domains のメール転送設定は、 * (全部)が使えるので、便利ですね。

カテゴリー: ZAKKI | ドメインの移管 はコメントを受け付けていません

SwitchBotによるセントラルヒーティングの自動ON/OFF

おそらく北海道で一番ポピュラーな暖房と言えば、灯油燃料のセントラルヒーティングではないかと思います。以前はFFストーブなどが主流で、今でもFFストーブは人気の暖房ですが、家全体暖房の快適さやコストを考えると、灯油燃料のセントラルヒーティングは、他のものに置き換えられない最適な暖房だと思います。しかし、電気に比べればずっと安いものの、やはり冬の灯油代はかなりかかります。

真冬だとほぼ暖房が切れないので、常時ONとなるのですが、秋・春は、日中は暖房をOFFにして、夜間ONにするということが頻繁に発生します。電気の暖房は立ち上がりが遅いので、頻繁にON/OFFするより常時ONにしておいたほうがトータルコストが安くなるようで、灯油セントラルヒーティングも同じ様に言われた時期がありますが、今は、灯油の場合は立ち上がりが早いので、かなり冷えてしまってからONにした場合にはそれなりのコストがかかりますが、一定範囲内では、ON/OFFした方が有利と言われています。

もう一つの要素として、セントラルヒーティングは、灯油以外に、電気も使います。これは、灯油で温めた温水を家中のパネルにポンプで循環させるのに電気のポンプを使っているからです。またシステムの維持にも若干の電力を消費するようです。我が家ボイラーの場合、システムOFFでも、コンセントを挿しただけで、2.8Wh 消費されています。 ON にすると、150Whから、680Whくらいの間で常時電力を消費します。

セントラルヒーティングの温度コントロールは、基本的にはボイラーのレベルと、各部屋のパネルのダイヤルでコントロールします。どちらも、「何度」という設定ができず、1,2,3,4… といった数値で、ある程度の期間使いながら、どの数値が良いのかを自分で把握する必要があります。また、ボイラーの設定を上げて、パネルの設定を下げるのか、パネルを全開にしてボイラーの設定で管理するのが良いのかなど、経験と高度なテクニック?が必要となり、それによって、トータルの燃料コストが変わってくるのですが、燃料コストがわかるのが、次に灯油を入れるタイミングだったりして、正直、どうするのが良いのかさっぱりわからず、勘でやっているようなところがあります。

セントラルヒーティングのコントロールの面倒くささに終止符

灯油代も電気代も上がり、勘でやっていては無駄が多いので、もう少し科学的な?方法でコントロールできないかと考えていました。確実で無駄が少ないのは、やはり寒くなったらスイッチをONにして、適温になったらOFFにする方法ではないかと思うのですが、24時間ボイラーのスイッチに張り付いて操作するわけにもいきませんし、外出中など物理的にできない場合もあります。強弱のコントロールの代わりに、ON・OFFするメリットは、OFFの間は電気代がかからないということで、灯油代だけでなく、電気代も節約できることにあります。

SwitchBot導入

ボイラーによっては、リビングから操作できるリモートスイッチを持っているものもありますが、我が家のボイラーはボイラーにスイッチがあるので、せめてリビングからスイッチが押せれば良いなぁと思っていて、調べた結果、SwitchBotの指ロボットというものがあることがわかりました。ハブが必要だという情報と不要だという情報があり、また、ちゃんとボイラーのスイッチが押せるのか半信半疑だったので、最初は「指ロボット」を導入しました。指ロボットも結構高いのですが、ハブはそれ以上です。最初位置合わせに苦労しましたが、スイッチが指ロボットのエッジの真下にくるようにすれば良いということがわかってからは、うまく設置できました。実は買った時に、同時にトイレのウォシュレットの自動化もできそうだったので、人感センサーやコンセントのON/OFFのスマートプラグも買っていたので、ボイラーのコンセントにスマートプラグも付けてみました。指ロボットがうまくいかなかったら、コンセントで強制ON/OFFするかくらいの覚悟でいましたが、ボイラーのスイッチをOFFにした時はクーリング動作があるので、コンセントでOFFにしたらボイラーを壊しそうで怖かったです。

スマホでON/OFF

指ロボットとスマートプラグで、ハブ無しでも、スマホから操作ができました。最初にスマートプラグをONにして、それから指ロボットの押す動作を実行します。OFFにするときは、指ロボットの押す動作を実行してから、スマートプラグをOFFにします。これが家の中ならどこに居てもできるのは、かなり便利です。購入した時は知らなかったのですが、スマートプラグは使用電力がわかるので、スマホでON/OFFの状態がわかります。指ロボットは状態がわからないので、最初はスマートプラグで強制OFFしてしまうか、毎回自分の指では操作せず、自分でONかOFFかの状態を把握しておくしかないかと思っていたのですが、スマートプラグで電力がわかるのは便利ですね。

自動でON/OFF

スマホでできるとなると、やはりそれを自動でやりたくなるのが、プログラマーの性というものです。自動でやるには、シーンというものを設定する必要があり、また、トリガーとなる温度センサーが必要になります。温度センサーと指ロボットはハブなしでも連携できるのですが、センサーとスマートコンセントの指ロボットのセットで使うにはシーンがどうしても必要になります。そのシーンを使うには、ハブが必要です。たまたまハブ2という温度センサー内蔵のハブが出たばかりで、これがうってつけのものだったので、ちょっと高かったですが、買うことにしました。トイレの自動化、玄関ドアなどと同時進行でした。このハブは、今ではマストだと思っていますが、それぞれを Bluetoothだけで接続しているより、反応も早く、シーンを使って(やや)複雑な事もできますし、なにより、外出先で状態把握と操作ができます。スマートプラグは WiFiを持っているので外出先からも使えましたが、指ロボットはハブ無しでは外からは押せず、また、もし温度センサーを買ったとしても、外からは室温がわからず、仮に自動設定にしていたとしても、ただしく動作しているか確認できない不安がありました。これが、ハブの導入で一気に解決します。

自動設定のポイント

前述のように指ロボットは状態がわかりません。ボイラーをONにしたいときは、そのときボイラーがOFFであることが前提になります。ボイラーがONなのにONにしたら、OFFになりますので。また、ボイラーをOFFにするときは、指ロボットを操作した後に、一定時間待って、スマートプラグをOFFにする必要があります。 SwitchBot のシーンには、待機という設定が無いので、指ロボットの操作の後続けてスマートプラグOFFにしてしまうと、この一定時間待つというのができません。このあたりをどうするかがポイントでした。SwitchBotにはAPIがありますので、最悪、IFTTTとGASで、コントロールすることは可能ですが、メンテが大変なので、できれば、SwitchBotのシーンだけで解決したいと思っていました。

最終的に、次の4つのシーンを設定しました。

  • 室温が22度以下になったら、スマートプラグをON
  • 室温が22.5度以上になったら、スマートプラグをOFF
  • 室温が21度以下で、スマートプラグの電力使用量が、5W未満だったら、指ロボットを押す => ボイラーをON
  • 室温が、21.5度以上で、スマートプラグの電力使用量が、5W以上なら、指ロボットを押す => ボイラーOFF

です。指ロボットの操作の条件として、スマートコンセントの電力使用量を使っていますが、スマートプラグがOFFの場合は、室温に関係なく条件は成立しませんから、指ロボットが動いてしまうことはありません。スマートプラグをOFFにするときは、ボイラーは確実にOFFの状態で、クーリング動作も完了しているはずですから、安心してOFFにできます。 室温が、21.5度から22度の間だけ、約2.8Wの電力が無駄になりますが、これは、スマートプラグを入れるまでは知らなかったもので、今までは1年中コンセントを挿しっぱなしでしたから、それに比べれば、全く問題になりません。

昨夜から今朝にかけてのグラフ

この時期でも、まだ北海道では暖房が必要で、夜間は結構冷え込みます。これは、ハブ2の温度計のグラフですが、このグラフだと、22:33頃に室温が21度を切り、自動でボイラーがONになり、30分くらいで21.5度を越えてOFFになるという動作が、朝までに5回繰り返されたことがわかります。ボイラーの立ち上がりは思っていた以上に早く、これを一晩中自分でやっていたら寝れませんね。外気温が低ければ、OFFにしてから21度を切るまでの時間はもう少し短くなるでしょうし、逆に外気温が高ければ長くなるでしょう、こういったことをタイマー設定だけで設定できるものではありません。また、ON/OFF動作が実際のリビングの室温ベースになっているということもポイントで、かなり曖昧さを排除できます。もちろん同じ室温でも、夏と冬では寒さの感じ方が違いますが、それは、季節によって、トリガーとなる設定温度を多少変えればすむ話ですし、夏は冷え込んでもボイラーをつけるほどではないので、スマートプラグをONにするシーンを止めておけば、冬まで完全にOFFにもできます。

エアコンもコントロール可能

エアコンはリモコン対応で、ハブからコントロールできますから、同様の設定をしてエアコンも自動で動作させることが可能ですが、今は、その必要は無いと思っています。エアコンを使う時はその部屋に居ていつでもリモコンを操作できるときがほとんどであることと、外出中に部屋の温度をキープしておく必要もないです。加えて、エアコンのリモコンというか温度管理はボイラーに比べて優秀で、(あまり信じてはいませんが)何度という設定ができます。我が家のエアコンはかなりの老体なので、SwitchBot使うくらいなら、おそらくエアコンを買い替えた方が、電気代も安くなるし、温度管理もより正確になって良いような気がします。

参考

我が家のボイラーは、コンセントを抜いてから入れた場合(停電時も同じ)には、ボイラーの設定が4になります。 SwitchBot でのコントロールでは意図的にこれを使っています。

今までは灯油代節約の為に、(実際に意味があったかどうかはわかりませんが)メモリを2とか3にしていました。当然真冬では温度が足りず、室温が20度を切ることもあって、厚着をして我慢したりしていました。しかし4だと、逆に温度が上がりすぎることも多く、外はマイナス10度なのに、室温は、26度なんてときもあって、かなり無駄に思っていました。ここに、セントラルヒーティングの温度調節の難しさがあったのですが、室温で自動でON/OFFできるようになると、4くらいがちょうど良いように思います。パネルのダイヤルは全開で良いでしょう。温度検知をリビングで行っているので、他の部屋とのバランスのため、パネル側のダイヤルを多少変更する必要はあるかもしれませんが、我が家の場合トイレや寝室などは多少寒くても問題ないので、基本はリビングの室温ベースが良いと思っています。

カテゴリー: ZAKKI | SwitchBotによるセントラルヒーティングの自動ON/OFF はコメントを受け付けていません

Switchbot でスマートホーム化の勘所

スマートホームが流行りで、Switchbot などの遠隔操作可能なデバイスを使って、自動・手動で家電をコントロールできるようになってきました。

最初スマートコンセントが売り出された時には、「今どきの家電でコンセントの抜き差しでコントロールできるものなんてそうそう無いよ」と思っていましたし、今でもそうなのですが、指ロボットとか、赤外線リモコンの代わりになるデバイスが出てきて、ボタンを押す系のデバイスや、リモコンが使えるデバイスがコントロールできるようになってきて、既存の家電でも操作できるようになってきました。それでも、私はあまり気が進まなかったのですが、電気代(現時点では蓄電池の残量)節約の為に、冬のセントラルヒーティングのボイラーと、ウオシュレットの電源と、給湯ボイラーの電源と、ポーチライトのOFFなど、いくつか自動化したいものがあって、GW中に試してみました。その結果、いくつかわかったことをまとめておきます。

そのデバイスの対応は必要ですか?

まず、最初に考えるべきは、「ほんとにそれ必要?」ということです。スマートホーム化というと家中のデバイスをスマホからコントロールするとか自動化するとかの「夢」を持ちますが、そもそも、今の家電はそれ自体タイマーを持っていたり、節電機能を持っていたり、リモコンが使えたり、bluetoothで専用アプリからコントロールできたりと結構便利なのです。それを、全部まとめる必要はありますか? 例えば、テレビをつけるのに、リモコンのスイッチを押す代わりに、「OK Google テレビをつけて」とわざわざ言わなければならないシチュエーションってどのくらいあるのでしょうか? 朝起きたら、カーテンが開いて、コーヒーメーカーのスイッチが自動で入って、テレビがニュースを流して、家を出る時には、自動で消灯してとか、それって本当に必要でしょうか? まして一人暮らしでなかったらどうなりますか? 夫が「行ってきます」と出かけたら、まだ妻が家にいるのに、カーテンは閉まり、電灯は消えて、クーラーも止まってなんてなったら怖いことになります。妻が先に家を出るときもあるだろうし、同時のときもあります。家に誰かがいる場合と居ない場合で条件を変えて動作を切り替えられればまだ使いようがあるかもしれませんが、そんな条件は設定できません。つまり「自動で○○したら便利だろうな」には、大きな罠があって、24時間365日便利な一律動作なんてほとんど存在しないのです。そのようなデバイスを自動化したところで、結局何も設定できなくて、せいぜいスマホでスイッチを入れるか、「OK Google」というだけですが、これが、かなり面倒で、その場所に行ったり、自分でリモコンで操作する、今までの操作の方がずっと便利だったりします。朝カーテンが自動で開いて陽の光で起きたいという宣伝文句ですが、ベッドから出て、カーテンを開けるという動作が朝の目覚ましの動作になっている人は、逆に眩しいと思いながら寝続けるかもしれません。太陽と共に暮らしたいなら、カーテンなんて無い方が良いかもしれません。

ハブは必要ですか?

Switchbot を購入する時に最初の疑問は、ハブって必要?ということでした。結論から言うと、買うべきだと思います。特に、温度計と明暗センサーが内蔵されているハブ2は有ったほうが良いです。 スマート電球とか、スマートプラグ(コンセント)などいくつかの Switchbotデバイスは、それ自体、WiFi機能を持っていますが、指ロボットや各種センサーは、Blouetooth接続です。Bluetooth は、かなり到達距離が長くて、我が家の場合玄関ドアの開閉センサーは微妙ですが、他は、トイレの中でもユーティリティでも私の部屋から Bluetoothで状態を把握できます。Bluetoothだけでも、例えば、人感センサーの状態をトリガーにして、ウオシュレットの電源を入れるというくらいはできますが、3つほど困ったことがあります。1つは、反応がめちゃくちゃ遅いです。もう一つは、「シーン」設定が出来ないので、出来ることが限られているということです。3つ目は、通知が来ないということです。最初私はハブを買いませんでしたが、ハブ無しでも結構なんとかなっていたからで、ハブを買った理由は、上記3つの困ったことではなくて、セントラルヒーティングのボイラーをリビングの部屋の温度で、入・切したかったためです。で、温度センサーだけ買おうかなと思ったのですが、セントラルヒーターのボイラーは、ボイラー自体の電源にスマートプラグを入れて、ボイラーのスイッチに指ボットを取り付けたのですが、ハブが無いと、シーンが作れないし、Google Homeなどからもコントロールできないので、どちらかしか操作できません。電源のスイッチを入れてから、指ロボットでスイッチを押すという連続動作ができないのです。ハブがあれば、Switchbotのアプリの「シーン」設定でも、あるいは、Google Home のルーティン設定でもそれが出来ます。(「シーン」設定には、AをしてBをする間に「待機」ができないので、この場合は、ルーティン設定のほうが良いかもしれません)

ですので、結論から言えば、ハブは必要で、どうせ買うなら、ハブ2をお勧めします。ただし、ハブは高いです。

TVや、エアコン、照明機器など確実にOFFできないものがある

リモンコンを見て、OFFというスイッチが無い場合は要注意です。「電源」というスイッチしかない場合、そのスイッチを押した時に、ONになるのか、OFFになるのかがわかりません。TVの前に居ればわかることでも、自動化したり、リモート(外出先)から操作しようとしたときには、今の状態がわからないので、結局使えないです。つまり今のこの手のデバイスでは、TVの電源をOFFにすることすら、できないのです。私がボイラーに設置した指ロボットも同じで、ボタンを押すという操作なので、1回でも失敗したらONとOFFが逆になります。それでも自分でアプリでON・OFFする場合は、スマートプラグが電力使用量を計測してアプリで把握できるので、電力使用量からON/OFFの状態を推測することはできます。スマートプラグが測定できないような電力使用量であれば、常にONでも良いくらいですから、これは使えます。が、「シーン」の設定では、それを条件にできませんから、自動化する場合は、毎回間違わずに指ロボットが働いてくれると信じるしかありません。ONにするときに「1回押す」、OFFにする時に「1回押す」が毎回正確に行われることが条件になりますし、途中で人が指で操作しないようにもしなければなりません。ただし、家の照明のスイッチがトグルタイプのスイッチであれば、指ロボットは「押す」動作ではなく「スイッチ」動作になるので、この場合はON・OFFが明確に把握できます。一般家庭のリビングで、TVもエアコンも照明機器も、確実にON/OFFできないとしたら、全然意味ありませんよね。

照度計の罠

ハブは各デバイスとBluetoothで接続されるので、家の中心に置いたほうが良く、我が家ではリビングに置いています。家の中ならどこでもだいたい同じですが、この状態で、ハブの照度計を使って、シーリングライトのON/OFFができるかというと、出来ません。なぜなら、暗くなったライトをON、明るくなったらOFFと設定すると、暗くなった=>ライトがON=>明るくなった=>ライトがOFF と無限ループになるからです。照度計を屋外に設置すればコントロールできるかもしれませんが、そんな照度計はありませんし、屋外の明暗ではなく、部屋の明るさでコントロールしたいので、必ずしもそれが一致するとは限りません。加えてその部屋に別の照明があったら、それをつけた途端にOFFになりかねません。LDKの場合Lのライトを自動にしたくても、DやKのライトでオフになってしまったりして、使えないということになります。

家族の存在

自分の生活パターンはだいたい安定していても、それが家族の生活パターンと100%一致しているということは稀です。○時になったらTVをオフとかしたくてもできません。「OKGoogleおやすみ」と言っても、まだ家族が起きているなら自動でどうこうできない場合がほとんどです。すっごい大きな家に一人で住んでて、あれこれやらなければならず、それが大変だという人には便利かもしれませんが、日本の一般家庭で便利だという状況はほとんど無いような気がします。

電源ON/OFFでは、心配な機器が結構ある

例えば、TVは、リモコンにOFFがなくて、電源ON/OFFができないなら、コンセント引っこ抜けば良いじゃんと思う人はどれだけいるでしょうか? もしかしたら、録画中かもしれないし、そうでなくても、HDDが回転している状態でコンセント引っこ抜いたら、なんか悪い事が起きそうな気がします。ボイラーなどでも、電源OFFからしばらくファンが回っていたりのクーリングアクションがあってから電源が切れるタイプのものは少なくありません。我が家のボイラーもそうです。それがあって、私はボイラーに指ロボットを使うようにしたのですが、指ロボットを使っても、Switchbotの「シーン」には待機が無いので、オフ動作では、プラグをOFFにできません。なのでオンでは、プラグをONにして指ロボットでボタンを押すという設定、オフでは、指ロボットでボタンを押すという設定にして、プラグの方は、気が向いたらスマホで電力使用量をチェックしてOFFになっていそうなら自分でOFFにするしかありません。因みに我が家のボイラーは、OFFでも数ワットの待機電力を消費するので、本当はスイッチOFFならコンセントを抜きたいところですが、スイッチONに比べるとたいした消費電力ではないので、そこまでこだわる意味もないかなとは思います。

要するに、確実にコントロールすることが難しいものが、多々あるということで、どこかで妥協しなければならないため、妥協できないなら、そもそも自動化すべきではないという事も考えられます。

状態がわからない

例えば、玄関から人が入ってきたら在宅で、出ていったら外出かというと、そういう事はなくて、家族全員が外出なのか、誰かが家に居るのか、また、我が家の様にピアノ教室になっている場合は、私でも妻でもなく、生徒さんが出入りするので、結局玄関ドアの開閉だけでは、家の中に誰がいるのかがわかりません。そんな状態で一体何がコントロールできるのでしょうか? 最低でも、私のスマホと妻のスマホの両方が家の中にない場合は、留守だと判断するくらいのアルゴリズムは欲しいところですが、それすらありません。人感センサーが使えるかといえば、Switchbotの人感センサーは、熱検知ではなく動体検知です。熱検知のセンサーでも似たようなものですが、TVの前でじっとしている人、布団に入って寝ている人がいる場合に、「人が居ます」と検知することは稀です。私はトイレに人感センサーを設置してウォシュレットのON/OFFを設定しましたが、座って用を足している時は、数秒で「居ない」になります。そのタイミングで、ウォシュレットがOFFになったら、結局使えません。幸い我が家の2Fのトイレには窓がないので、明るくなったらON、暗くなったらOFFとしましたが、それってもやは人感センサーではなく、明暗センサーということです。玄関に顔認識機能付きのカメラを設置して、出入りを常に把握して、リアルタイムに誰が家にいるのかを把握できるようなデバイスでも出て来ない限り、「シーン」設定は難しいものが非常に多いです。

シーン設定の貧弱さ

Google Homeでは、センサーをトリガーにできませんから、センサーをトリガーにする場合には、Switchbotアプリのシーンを使うしかないのですが、そうなると、このシーン設定の貧弱さがかなりネックになります。待機が無いというのも最悪ですが、状態を保持できない、条件にできないというのも問題です。例えば、状態については、自分で、全員家に居るとか、一人だけ外出中とかを、スマートタグとかを使ってシステム(ハブ経由でクラウド)に知らせることができたとしても、シーンの条件にそれが指定できないのであれば、シーンの自動化はできません。家に誰かいるときは、夜になったらリビングの灯りをつける。の、「家に誰か居る時は」が指定できません。

壁コンセント用の節電スイッチで十分では?

省エネタップ というのものがあります。例えばウォシュレットの場合、座ってから自分でスイッチをONにしても、結構水があたたまるので、十分だと言えます。流石にコンセントの抜き差しを毎回するのは大変だったのですが、このスイッチを取り付けてからは、それでもいいかなと思えるほどで、実際、現在1Fトイレはこれです。と言っても、教室がある時は生徒さんに自分で操作してとは言えないので、基本、外出時にOFFにするだけですが…

我が家の場合

それでも、我が家ではSwitchbot を導入しました。いろいろ諦めた結果、それでも使えそうなところがあったので、そこだけは使おうと思いました。それが次のようなところです。

  • 寝室兼仕事部屋のシーリングライト(というか裸電球)をスマート電球に交換(これが最初)
  • 玄関のポーチライトをスマート電球に交換 ※もともと光センサーでON/OFFするようになっていたが、電気屋がセンサーを間違えて取り付けていて、手動消すスイッチが使えず、朝まで消せなくなっていたので交換(ついでに蛍光灯=>LED化)
  • 玄関から誰かが入ったら通知 (防犯の為) ※通知だけで何も連動しません。
  • リビングの部屋の温度と湿度をスマホで把握 ※特に外出先でわかるのは便利です。
  • リビングの部屋の温度が 20度を下回ったら、セントラルヒーティングをON
  • リビングの部屋の温度が、21度を越えたら、セントラルヒーティングをOFF
  • セントラルヒーティングのボイラーの電力消費量をリアルタイムで把握
  • 2Fのトイレが明るくなったらウォシュレットをON
  • 2Fのトイレが暗くなったらウォシュレットをOFF

これだけです。玄関ドアは、夫婦で外出中に侵入者があった場合だけ、通知の意味があります。ただし、通知があったとしても、警察に通報するなんてできるほどの信頼性はありませんから、電話をかけるとか、シーリングライトをONにするとかして、家に誰かいるように見せたりして撃退するしかありませんが… 基本はASAPで家に帰るということくらいでしょうか。

トイレは、1Fのトイレには窓があって、明暗センサーでコントロールできないので、1Fのウォシュレットは電源入れっぱなしです。GWなど長期で教室がお休みのときや泊まりで外出流の時は、スイッチをOFFにします。ウォシュレット自体には節電モードがありますが、あれはまったく使い物になりません。1日24Hのうち、ウォシュレットを使う時間なんて、30分にも満たないのに、そのために、ずっと水の温度をキープしているのですから、まったくの無駄です。

一応、ハブをリビングにおいているので、「OK Google 電気をつけて」とか「OK Google TVをつけて」とかの操作は出来るようにしましたが、正直リモコンのほうが便利です。

ライト関係を忘れていたので追記しましたが、もともとは、寝室兼仕事部屋のシーリングライトをスマートバルブに交換したのが最初でした。スマートである必要はなかったのですが、40Wを使っていて、ちょっと暗かったので交換しようと思っていたところスマートバルブが安かったので交換。色も変えられるし、時間指定でON・OFFできるので、目覚ましとか何かの合図代わりにもよさそうだし、時間で消せるのも良いかなと思って。ポーチライトは、明暗センサーがだめになったと思って、何年も使っていなくて充電式のライトを使っていたのですが、めんどうになった為、センサーを替えようと買った時に電気屋が間違った型番のセンサーをつけたので、強制OFFができなくなっていたのでした。新しいセンサーは届きましたが、明暗センサー自体は動いているし、新しいセンサーに変えたところで毎日自分でオフにするのもめんどうだなと思って、センサー交換はせず、蛍光管をソケットかましてスマートバルブに交換しました。ある時間までは 20%、そこから100%、レッスンが終わる時間頃からまた20% としました。明暗センサーは機能しているので、20% -> 100% -> 20% -> OFF となります。スマートバルブにとっては、毎日停電している状態になるので、停電警告が来るのが煩わしいですが、期待通りに動いています。

人感センサー付きLEDバルブ

実は、もう10年以上前から、我が家の廊下とユーティリティは、センサー付きLEDバルブになっています。廊下は、玄関からユーティリティまで3つのバルブがあるのですが、壁スイッチを入れると、玄関側は常時点灯、後の2つは人感センサー付き、ユーティリティも人感センサー付きです。流石に玄関側を人感センサー付きにすると、玄関入った時点で点灯しなかったり、人が通るたびに付いたり消えたりしては、レッスンのじゃまになるので、これは常時点灯にしたのですが、廊下の奥とユーティリティは人感センサーで正解でした。妻のレッスンでは、生徒は外から入ってきたら、まずユーティリティに行って、手を洗ってから教室に入るルールなのですが、常時ついている必要が無いのと、順に点灯するのである種誘導灯的な役割にもなっています。ネットにつながっているわけでも操作でいるわけでもありませんが、これだって、スマート?ホームと言えなくもなく、案外こんなので事足りてしまうことも多いです。

カテゴリー: ZAKKI | Switchbot でスマートホーム化の勘所 はコメントを受け付けていません

ブレーカーだらけ

太陽光発電システム(+蓄電池)を付けたら、ブレーカーだらけになってしまった。

こちらは、もともとの配電盤。太陽光発電システム設置時に北電の人が、アンペアブレーカーを自動復帰のものに切り替えたのでスイッチが消えてしまった(スイッチ無いから、窓開いている必要ないのだけど、塞いでくれなかった。その右が漏電ブレーカーで、あとは回路ブレーカー。これはほぼ今まで通りなのでわかりやすい。アンペアブレーカーと漏電ブレーカーの間にパワコンが挟まれるようになったが、家の中の電気はこちらで従来どおり制御されている。つまり、グリッドからの電気が無くなっても、太陽光パネルや蓄電池からの電力供給があれば、漏電ブレーカーより右は従来どおりだ。反対に太陽光パネルや蓄電池からの電力供給があっても、漏電ブレーカーが落ちていたら、停電になる。当たり前のようだが、先日システム設置後初めてブレーカー飛ばしてしまったときに、何を普及すれば良いのか一瞬迷ってしまった。その時は、この漏電ブレーカーを上げたら復旧したので、それで大丈夫だと思ったのだが、30分くらいしてグリッドからの電源供給が0のまま復活しないので、何が起きているのかわからなかった。アンペアブレーカーまで飛んだのか、いや、グリッドは停電していないし、アンペアブレーカーが飛んでも自動復帰するはずだし、実際電気使えているしと???状態になった。

こちらは、太陽光発電システム設置で増えたブレーカーと切替器。としか説明を受けていないので推測だが、この状態が平常時。先日ブレーカー上げてしまったときは、左の漏電ブレーカーがOFFになって、右の自動切り替え機が下がってバックアップ側になっていた。

おそらく、左の漏電ブレーカーはグリッド側のブレーカーで、アンペアブレーカーから来ているのではないかと思う。中央の漏電ブレーカーは蓄電池か太陽光パネル側なのではないかと思う。切替器は、上にあるときは、通常(グッリド+太陽光発電+蓄電池)で、下にある時は、自立運転時なのではないかと思う。中央の漏電ブレーカーは試していないが、グリッドからの電力供給がある状態でも、左のブレーカーがOFFだと、切替器が自動的に下がって、自立運転モードになる。通常モードでは、グリッドからの電力が常に100Wくらいはあるので、電気代を完全にゼロにできないのだが、このブレーカーを切ってしまえば、いわゆるオフグリッドの状態にできるということが奇しくもわかった。ただし、当然であるが、太陽光発電量がゼロで蓄電池も空になると、停電する。また、売電が始まった後は、売電できなくなるというデメリットがある。

そういえば、昔は家族で家を留守にするときは、ブレーカーを落としていった記憶があるのだけど、冷蔵庫どうしたっけ? 親父が東京ガスだったから、ガス冷蔵庫だった時期もあるけど… 電気の冷蔵庫買ってから回路ブレーカーだけ落としたんだっけかなぁ?

というわけで、このグリッド側のブレーカーを落としたい衝動に駆られているのだけど、今売電の認可待ちで、これ落としたら、何か言われそうなので、とりあえずONのままだし、売電始まったら、ONにせざるおえないので、結局は試せない。停電が待ち遠しい….とも思わない。

話しは戻るが、先日ブレーカー上げてしまった時は、蓄電池の残量があやしかったので、LOOOPでんきの単価が安い時に、少し仕入れておこうと、3.0kWh で充電していたことを忘れて、昼食の為に、200V 1500Wくらいのハロゲンクッキングヒーターと、1200Wの湯沸かしケトルとONにした途端、 3+ 1.5 + 1.2 = 5.7 となり、冷蔵やらなんやらが 0.5 くらいはあったはずなので、完全にオーバーでした。で、ガシャガシャ!と音がして、1枚目の写真の漏電ブレーカーが落ちていました。2枚めの写真のパネルはカバーがあって見えないし、これは通常は手でそうさせず、自動だと思いこんでいたので、1枚目の写真の漏電ブレーカーだけ上げたら、電気が復旧したので、やれやれと思って、昼食を作り終えて食べ始めたのですが、太陽光発電とかに影響出てないかなと思ってアプリをチェックしたら、グリッドからの電力供給が0。たまたまパネルは十分に発電していて、蓄電池も40%くらいは残っていたので、家の電気は普段どおりで、気づきにくかったのですが、どうもグリッド側が切り離されてるような感じでした。このままでも生活に支障がない(これが災害でほんとに停電だったら、めちゃ助かる)のですが、念のため、2枚目の写真のブレーカーをチェックしたら、グリッド側のブレーカーが落ちていて、切替器が下に下がって自立運転モードになっていました。(その時は深く考えていなくて、後からそう思っています)もともとの状態がどうだったか覚えてないし、下手にいじってFJに怒られるのもやだなぁと思いつつ。やはりブレーカーがOFFなのはおかしいと思って、上げたところ、自動切り替え器が、まさに自動で動いて上に上がりました。(なんかすげぇもの見た気がしました) その後アプリを見たところ、普段の状態に戻っていました。

グリッド側の停電の時は、たしかに停電時も復旧時も移動で切り替わるので良いのですが、ブレーカー上げてしまった場合は、このような事を把握しておかないと、知らない間に自立運転モードになっていて、蓄電池の残量がゼロになったときに突然停電になったりするので注意が必要ですね。 ま、普段は回路ブレーカーの方が先に落ちるので、今回のような蓄電池の充電とかをやっていなければ滅多に起きないとは思います。

カテゴリー: 太陽光発電 | ブレーカーだらけ はコメントを受け付けていません

SSL証明書の自動更新

我が家のサーバーは昨年、Let’s Encrypt の無料証明書を使って、SSL化しましたが、そのとき、win-acme というツールを使いました。

仕事上のサーバーで使っている証明書は、通常1年。長いもので3年くらいの契約で、契約更新時に都度証明書をダウンロードしてApacheに設定するというような作業をしていますが、Let’s Encrypt は、いろいろ事情があって、3ヶ月に1回更新作業をしなければなりません。

win-acme には、自動化する方法もあるにはあるのですが、FTPサーバーを用意するとかいろいろ手順が面倒で、あまり時間が無い時に試していたこともあって、面倒になって、結局手作業で更新することにしました。 最初は、renew でコマンドを叩けば良いのかと思ってバッチ設定していたのですが、どうも、毎回DNSの TXT を新しい値で更新しなければならず、我が家の場合は、hajimesan.net / soundwalking.com / www.soundwalking.com の 3つを更新するわけですが、TTLが5分になっているので、ツールをスタートさせ、表示された値をTXTに設定して5分待ち、ツールの実行を先に進めて、TXTを削除して(待つ必要はない)次のドメインへというのを3回。最低でも15分はかかるので、少し面倒でした。

それでも、セキュリティに関係するところだし、ある程度やり方を覚えておくためにも、3ヶ月に1回くらいはよいかなぁとは思って、今日も Let’s からメールが来たので、更新したところです。

先日私のドメイン管理を、ValueDomainから、GoogleDomains に移管したのをきっかけに、GW中に自動化しようかなぁと思っていたところだった(すっかり忘れていて、今日のLet’sからのメールで思い出した)ので、調べてみたところ、certbot というツールを使うと自動化できるらしいので、やってみました。

  • Windows コマンドプロンプトを管理者権限で起動
  • >winget cetbot
  • いろいろ聞かれたら、ちゃんと読んで Y を入力したりといったお決まりの手順あり
  • インストールが完了した時点で、PATHは、通ってました
  • >certbot certonly
  • 初回はメールアドレスなどを聞かれます。
  • How would you like to authenticate with the ACME CA?
    • 1)ローカルでHTTPサーバーを起動するか、2)既存のwebrootにチャレンジファイルを置くか聞かれるので、2)を選択。既にApacheが動いている環境で、WebRootにファイルを置いてインターネットからアクセスできる環境なら、2)になりますね。
  • どのドメインに対して発行するか、そのドメインの WebRoot はどこかを聞かれるので、回答。半角スペース区切りで複数入れられるようだけど、一つずつやったほうが吉
  • 最初まとめて3つ入れたのですが、我が家の場合、soundwalking.com と www.soundwalking.com は、実は同じなので、同じパスを入れたら、怒られました
  • もともと、Let’s Encrypt を使っていたせいかどうかわかりませんが、DNSとか何も設定せず、あっさり証明書を取得して、 c:\Certbot\live に保存されました。保存された各ファイルはc:\certbot\archive へのシンボリックリンクになっているようですが、これから更新していくと、archive に溜まっていくのかもしれません。httpd.conf で設定するのは、live の方が良いでしょう。
  • 例えば、hajimesan.net なら、次のように設定しました。
    • SSLCertificateFile “C:/Certbot/live/hajimesan.net/cert.pem”
    • SSLCertificateKeyFile “C:/Certbot/live/hajimesan.net/privkey.pem”
    • SSLCertificateChainFile “C:/Certbot/live/hajimesan.net/chain.pem”
    • >certbot renew で、更新
    • 今日取得したばかりなので、更新対象がありませんとなりますが、7月ごろになったら自動更新されるはずです。(たぶん)
    • とりあえず、タスクスケジューラで、 certbot renew を毎週月曜日に実行するようにしてみました。
    • certbot renew の後に、httpd.exe -k restart も入れました。

これでうまくいくかどうかは、7月にわかります。

うまくいかない?

更新タイミングになったので、確認してみましたが、更新されていません。

手動で更新しようとして、certbot renew を叩いてみましたが、

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Processing C:\Certbot\renewal\hajimesan.net.conf
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Renewing an existing certificate for hajimesan.net and soundwalking.com
Failed to renew certificate hajimesan.net with error: Missing command line flag or config entry for this setting:
Select the webroot for hajimesan.net:
Choices: ['Enter a new webroot', 'x:\\......\\xxxxxxx\\soundwalking']

(You can set this with the --webroot-path flag)

何故か hajimesan.net なのに webroot が soundwalking …. なんだこれは?と思って、調べてみたら、 hajimesan.net.conf と hajimesan.net-0001.conf だったか2つファイルがあって、どうやら最初に試しでいろいろやっているうちに設定ファイルが2つもできて、そのうちの hajimesan.net.conf の方の webroot が soundwalking になっていました。一旦 -d で両方とも削除して、作り直したのですが、今度は、webroot セクションが空っぽ。どこかに覚えているのか、certbot certonly した時もwebrootを聞かれずに完了してしまいました。仕方ないのでテキストエディタで開いて自分で [[webroot_map]]セクションを追加。とりあえずうまくいったけど、これで良かったのかどうか。

自動更新は失敗したけど、手動でやるにしても、winacme に比べたらずっと楽。DNSサーバーの設定変えずにコマンドだけで更新できるのはありがたいです。

わかるのは、次の更新の10月 (^^;

(追記) 2023/11/23 のバッチで自動更新されていました。

カテゴリー: Computer IT, Web | SSL証明書の自動更新 はコメントを受け付けていません

使用電力を測ってみた

太陽光発電を設置して、良かったことの一つに、家の電気使用量をほぼリアルタイムで確認することができるようになった事がある。外出中でもスマホアプリで確認できるし、何より、グラフで過去の状態変化が見れるということが大きい。

設置してすぐに気になったのが、1時間に3回くらいの割合で、使用量のグラフがピコピコと山になっている(その時だけ数分間使用量が増える)ということだった。最初に疑ったのが冷蔵庫だったのだが、そもそも冷蔵庫ってどのくらい消費しているか、実際のところを知ろうと思って、電力量計を買ってみた。実は冷蔵庫くらいならポータブル電源でも測れたのだけど、1200Wくらいのものになるとポータブル電源は落ちてしまうし、そもそも重いので、電力量計の方が便利だと思う。

もともと冷蔵庫はかなり古くなってしまったので、買い替えを考えていたので、同じタイミングで買い替えてしまったのだが、ピコピコの犯人は冷蔵庫ではなかった。他に、24H使っていてピコピコしそうなものとしては、セントラルヒーティングが考えられたがスイッチをオフにしてもピコピコが止まらないのでこれではない。次に給湯器の予熱を疑ったのだが、この時はどうも給湯器が原因だと思った。予熱くらいたいしたことないだろうと思ったのだが、測ったら実に380Wも消費していたし、起動時には1000Wを超える程だった。給湯器恐るべしと思い、給湯器のマニュアルを調べて予熱のタイマー設定をして、今では、昼食後の食器洗い時間、ウォーキング後のシャワーの時間、夕食時から、お風呂、寝るまでの数時間のみ予熱をONにして、それ以外は止めているので、以前の半分程度になったろうか。

ところがである、冷蔵庫の入れ替えや給湯器のタイマー設定などで家全体の消費電力は下がったものの、予熱をオフにしている間も、まだピコピコしているではないか….もう他に思い当たるものが無いなぁと思っていたのだが、あった。あった。

真犯人は、何とウォシュレットでした。このウォシュレットは本当にバカで、常時32度だかの温水をキープしようとしていて、そのためにピコピコやっていたのだ。このバカなウォシュレットが我が家には2台もある。試しに、というか今後はずっとそうするつもりだが、札幌宿泊など家を空ける時に、コンセントを抜いてから出かけたら、ピコピコは完全に止まり、家全体の1日の消費電力がかなり下がった。(ピコピコなのでリアルタイムの消費電力では判断できず、1日の合計で判断するしかない)

太陽光発電を設置してすぐは、18kWhくらいあったものが、いろいろ対策して、12-14kWhになり、外出時は、 8kWhくらいまで落ちる。 8kWh というのは、300Wくらいの電力を1日中使っている状態で、冷蔵庫やらテレビ(録画タイマー)やら水槽のエアポンプやらのどうしても止められない人たち。あと実は太陽光発電のシステムも電力を諸費している。

ちなみに外出時に止めるようにしているものは、ウォシュレットの他には、空気清浄機(加湿機能付き)、給湯器がある。USBの充電器も止めているがこれは電力というより安全の為。

さて、今日からGWなので、普段からちょっと気になっていたもののうち、測れそうなものを測ってみた。

  • セントラルヒーティング 580W OFFだと2W
  • シャープ空気清浄機 4W 最大10W
  • ダイキン 控えめ5W 自動 14W
  • 扇風機 2W 4W 12W 20W 首振り+3W
  • 給湯器 380W OFF時4w
  • エネループ充電6W
  • レッスン室テレビ off45W on90W
  • 電話子機1W
  • ロスナイ 12W 20W
  • 水槽エアポンプ11W

セントラルヒーティングがOFFでも、2Wも消費しているのは驚き。これからは使わない季節はコンセントを抜かねば。 シャープの加湿機能付き空気清浄機は期待以上に優秀。自動で4Wしか使っていない。風力を最大にすると10Wだが、最大になるのは加湿器の水ぎれに気づかずに部屋の湿度が下がってしまった後に、慌てて水を入れた時くらいだ。ダイキンの空気清浄機は加湿機能がないくせに消費量多め。これはいずれシャープのに置き換えかな。我が家で一番古いものですでに交換用フィルターも全部使い切った。扇風機はDCモーターなので使用電力が安定している。最弱で2W、標準でも 12W、少し驚いたのは首振りを入れるとどのモードでも、+3Wになる。洗濯物を干す時に使う場合は、最弱で首振りなしにしなければ。給湯器は前回測った通り。エネループの充電器は壁に挿したままだと6Wも消費していたので、速攻で抜いた。電話子機は1Wでこれはしかたないところ。ロスナイという換気扇は弱でも12W、強だと20W。これは滅多に使わないのだが、たまにつかうと消し忘れる事があって、消し忘れ注意だ。水槽エアポンプは数台の小型のものを1台にまとめたので、11Wは仕方ないところ。魚たちの命がかかっているから切れない。最後はテレビなのだが、リビングのテレビはうかつにコンセントを抜けない(万が一録画中ならこちらの命があぶない)ので、レッスン室のテレビで確認したが、これは分岐のタップにつながっていて、手が届かないところにあるので、タップごと計測。TVオフで、45W も消費していた。実は、レッスン室ではレッスンの様子をビデオカメラで撮影しているのだけど、その映像をリビングのTVにも回していて、ご父兄がリビングでレッスンを見れるようになっているので、その為の装置が常時ONで、このタップに接続されている。TVも電源オフでもリモコン操作やらタイマー録画やらで消費しているし、同じタップにブルーレイレコーダーもつながっているということもあって、45Wも消費しているのだろう。

太陽光発電があるので、発電していて蓄電池が100%になっているときは、売電が始まっていない今は余剰電力は単に無駄でしかないから、洗濯機の乾燥機能を積極的に使ったり、お湯を沸かしたりしているのだけど、売電が始まったとしてもkWあたり16円だから、とにかく、発電した電力の自家消費を上げて、逆に買電を減らすようにしたいのだが、そうするためには、発電しない天気が続いた場合でも蓄電池の電力を使い切らないように、家の消費電力を落とす必要がある。自家消費を上げるために消費電力を落とすというのは少し矛盾しているようにも思うが、正確に言えば、使う時間をコントロールできるものは電気が余っている時にシフトして、1日中使うようなものについては可能な限り落とすということになる。

しかし、我が家の場合、このあたりが限界かもしれない。これ以上やると、QOLがかなり下がってしまうものが残った感じだ。

カテゴリー: 太陽光発電 | 使用電力を測ってみた はコメントを受け付けていません

[JavaScript] var の代わりに let を使うべきか

function foo() {
  let x = 10;
  var z = 30;
  if (true) {
    let y = 20;
    var z = 40;
    console.log(x); // Output: 10
    console.log(y); // Output: 20
    console.log(z); // Output: 40
  }
  console.log(x); // Output: 10
//  console.log(y); // Uncaught ReferenceError: y is not defined
  console.log(z); // Output: 40
}

foo();

ChatGPTが吐き出したコードに少し手を加えたものだが、これ(変数z)を見てわかるように、var は入れ子で宣言できるくせに、関数スコープなので、内側ブロックでは上書き宣言になってしまう。こんなこと許されてよいのか?と思う人もいると思うが、関数スコープならその関数内で複数の宣言があったらエラーになって欲しいし、複数宣言できるならブロックスコープにして欲しい。ということから、let が追加された。

ざっくりと言えば、var の直感的ではないおかしな挙動をしないようにしたものがlet だとも言える。

なので、これからは、どう考えても let を使うべきで、var で無ければならない理由が見当たらない。のだが、まだ、var 派の開発者が少なからず居る。私はというと、let 派ではあるのだが、ついつい、癖でvar と書いてしまうヘボプログラマといったところだ。特に既存の var だらけの他人のプログラムをメンテナンスする時は、下手に let に変えたら、動かなくなるのではないかという恐怖心がわくこともある。動かなかったらほぼ元バグなのだが、めちゃくちゃ複雑怪奇なものだと、バグ取りをするのも面倒なので、var で逃げてしまうこともある。

大した使い分け的意味もなく、var と let が混在する状況も、あまりよくないとは思うということも、var を使いがちになる要因と言える。

カテゴリー: ZAKKI | [JavaScript] var の代わりに let を使うべきか はコメントを受け付けていません

蓄電池のモード

太陽光発電システムの蓄電池には、モードがあります。

が、使ってみると、いろいろ呼び方があったりしますが、結局は、状態としては、充電モードと放電モードの2種類しか無いのではないかと思います。私の蓄電池では、グリーンモードとTOUモードという見せ方をしていますが、グリーンモードは英語では、Maximum self-consumption となっているので、最大自己消費モードで、これは常時放電モードと同じです。TOUは、Time Of Use だかの略で、タイマー設定で充電モードと放電モードを切り替える設定です。TOUで時間を設定してない時間帯は、充電モードでも放電モードでもありませんが、第三のモードというより、停止(充電も放電もしない)です。

充電モード

蓄電池が充電モードの時、この充電は、グリッド(電力会社)からの充電を意味します。設定した最大電力(kW)で設定したSOC(蓄電量 %)までひたすら充電します。この時、自家消費もグリッドの電力を消費します。注意しなければならないのは、太陽光発電で発電した電力も、蓄電池の充電能力の限界までは自家消費ではなく、充電に回されるということです。充電能力が 4kW で、グリッドからの最大電力が 3kW に設定していて、太陽光発電が 1kW 程度の場合は、太陽光発電していても、その分は自家消費に回されずすべて充電に回されます。蓄電池の充電能力を越えた場合は、自家諸費に回されますが、太陽光発電から自家消費分を引いた余った分が充電に回されるわけではない事には注意です。そして、TOUで、充電モードに設定している間は、蓄電池が100%になった場合、太陽光発電が自家消費を下回っている時でも、蓄電池の電力は使われず、グリッドからの電力が使われる点にも注意が必要です。これは、太陽光発電をしていない時間帯で、ずっと充電モードになっていると、蓄電池が活かせないことになります。災害対策メインで蓄電池を考えている人もいて、その人達は設定が独特ですが、太陽光発電した電力を最大に使いたい場合は、発電していない間に充電モードになっているのは避けた方が良いでしょう。

放電モード

蓄電池が放電モードの時は、グリッドからの充電は一切ありません。ただし、蓄電池に災害用の電力確保が設定されている場合、例えば、私の場合は15%を設定していますが、その場合は、蓄電池の容量が15%を下回らないように、グリッドから充電されることがあります。蓄電池はその仕組み上自分が動作するための電力を蓄電池の残量から使いますので、何もしていなくても、1日に5kWh 程度の電力を消費します。なので、15%で放電を止める設定にしていても、太陽光発電が無い場合は、15%から徐々に減っていき、ある程度減ったところで、グリッドから充電されます。(これはその直後に太陽光発電が再開するかどうかに関係なくグリッドから充電されますから、明け方などにこの状態にならないように注意が必要です)

放電モードの時は、ひたすら蓄電池の電力を使うのかというとそうではなく、太陽光発電の発電量がある場合、かつ、それが自家消費を上回っている場合は、充電状態になります。この動作はグリーンモードの動作と同じなので、グリーンモードは、24時間放電モードと同じということになります。簡単にいえば、蓄電池はグリッドからの電力を充電には一切使わず、自家消費は、太陽光発電からの電力を使い、足りなければ蓄電池からの電力で補い、蓄電池の電力もなければ、いよいよグリッドからの電力を使うという事で、太陽光発電の電力と蓄電池を最大限に活かす(Maximum self-consumption)ということです。

モードの使い分け

私の目的は、可能な限りグリッドからの電力消費を抑えることにあります。災害時(停電時)の事も考えてはいますが、停電時でも太陽さえ出ていれば発電はしますから、災害用に確保しておく蓄電池の容量はそれほど大きくしなくても良いと考えています。その考えだと 5%も確保しておけば良いと思っているのですが、15%にしているのは、太陽光発電の発電量が中途半端な時に、LOOOPでんきの単価が高い時間帯をやり過ごすためなので、あまり一般的な理由ではありません。

グリッドからの電力消費を抑えるという目的の場合は、基本はグリーンモード(=24H放電モード)になります。TOUは使わないというわけではなく、発電しない日が続き、翌日の発電開始までもたない、あるいは翌日も発電しないと予想される場合には、電力単価の安い時間帯に、電気を仕入れる(グリッドからの電力で充電する)為に、TOUを使います。

TOUの設定は、0時から24時までの間で、放電=>充電=>放電 の3本の設定を切れ目なくして、停止状態を作らないようにしています。(停止状態が一番無駄なので)この充電状態の時間帯をその日の電力単価が安い時間帯に合わせて充電すれば、単価が安い時間に電力を仕入れて、高い時間に蓄電池の電力を使うという電力シフトができるということになります。

めんどくさそうに思われるかと思いますが、TOUを使わなければならないタイミングはそれほど多くありません。1日天気が悪くても、翌日天気が良ければグリーンモードのままで乗り切れますから、連続して曇りとか雨とか、あるいは冬季には多用すると思いますが、春から秋くらいまではそれほど出番は多くないと感じています。

ちなみに、深夜電力契約ではなく、LOOOPでんきのように時間帯ごとに単価が変わる電力会社でもない場合は、電力単価が1日中同じなので工夫してもなんのメリットもありませんから、常時グリーンモードのままが一番です。私は多少めんどうでも、ほくでんより更に電気代を節約したいので、LOOOPでんきを選択しました。

カテゴリー: 太陽光発電 | 蓄電池のモード はコメントを受け付けていません