太陽光発電を設置して、良かったことの一つに、家の電気使用量をほぼリアルタイムで確認することができるようになった事がある。外出中でもスマホアプリで確認できるし、何より、グラフで過去の状態変化が見れるということが大きい。
設置してすぐに気になったのが、1時間に3回くらいの割合で、使用量のグラフがピコピコと山になっている(その時だけ数分間使用量が増える)ということだった。最初に疑ったのが冷蔵庫だったのだが、そもそも冷蔵庫ってどのくらい消費しているか、実際のところを知ろうと思って、電力量計を買ってみた。実は冷蔵庫くらいならポータブル電源でも測れたのだけど、1200Wくらいのものになるとポータブル電源は落ちてしまうし、そもそも重いので、電力量計の方が便利だと思う。
もともと冷蔵庫はかなり古くなってしまったので、買い替えを考えていたので、同じタイミングで買い替えてしまったのだが、ピコピコの犯人は冷蔵庫ではなかった。他に、24H使っていてピコピコしそうなものとしては、セントラルヒーティングが考えられたがスイッチをオフにしてもピコピコが止まらないのでこれではない。次に給湯器の予熱を疑ったのだが、この時はどうも給湯器が原因だと思った。予熱くらいたいしたことないだろうと思ったのだが、測ったら実に380Wも消費していたし、起動時には1000Wを超える程だった。給湯器恐るべしと思い、給湯器のマニュアルを調べて予熱のタイマー設定をして、今では、昼食後の食器洗い時間、ウォーキング後のシャワーの時間、夕食時から、お風呂、寝るまでの数時間のみ予熱をONにして、それ以外は止めているので、以前の半分程度になったろうか。
ところがである、冷蔵庫の入れ替えや給湯器のタイマー設定などで家全体の消費電力は下がったものの、予熱をオフにしている間も、まだピコピコしているではないか….もう他に思い当たるものが無いなぁと思っていたのだが、あった。あった。
真犯人は、何とウォシュレットでした。このウォシュレットは本当にバカで、常時32度だかの温水をキープしようとしていて、そのためにピコピコやっていたのだ。このバカなウォシュレットが我が家には2台もある。試しに、というか今後はずっとそうするつもりだが、札幌宿泊など家を空ける時に、コンセントを抜いてから出かけたら、ピコピコは完全に止まり、家全体の1日の消費電力がかなり下がった。(ピコピコなのでリアルタイムの消費電力では判断できず、1日の合計で判断するしかない)
太陽光発電を設置してすぐは、18kWhくらいあったものが、いろいろ対策して、12-14kWhになり、外出時は、 8kWhくらいまで落ちる。 8kWh というのは、300Wくらいの電力を1日中使っている状態で、冷蔵庫やらテレビ(録画タイマー)やら水槽のエアポンプやらのどうしても止められない人たち。あと実は太陽光発電のシステムも電力を諸費している。
ちなみに外出時に止めるようにしているものは、ウォシュレットの他には、空気清浄機(加湿機能付き)、給湯器がある。USBの充電器も止めているがこれは電力というより安全の為。
さて、今日からGWなので、普段からちょっと気になっていたもののうち、測れそうなものを測ってみた。
- セントラルヒーティング 580W OFFだと2W
- シャープ空気清浄機 4W 最大10W
- ダイキン 控えめ5W 自動 14W
- 扇風機 2W 4W 12W 20W 首振り+3W
- 給湯器 380W OFF時4w
- エネループ充電6W
- レッスン室テレビ off45W on90W
- 電話子機1W
- ロスナイ 12W 20W
- 水槽エアポンプ11W
セントラルヒーティングがOFFでも、2Wも消費しているのは驚き。これからは使わない季節はコンセントを抜かねば。 シャープの加湿機能付き空気清浄機は期待以上に優秀。自動で4Wしか使っていない。風力を最大にすると10Wだが、最大になるのは加湿器の水ぎれに気づかずに部屋の湿度が下がってしまった後に、慌てて水を入れた時くらいだ。ダイキンの空気清浄機は加湿機能がないくせに消費量多め。これはいずれシャープのに置き換えかな。我が家で一番古いものですでに交換用フィルターも全部使い切った。扇風機はDCモーターなので使用電力が安定している。最弱で2W、標準でも 12W、少し驚いたのは首振りを入れるとどのモードでも、+3Wになる。洗濯物を干す時に使う場合は、最弱で首振りなしにしなければ。給湯器は前回測った通り。エネループの充電器は壁に挿したままだと6Wも消費していたので、速攻で抜いた。電話子機は1Wでこれはしかたないところ。ロスナイという換気扇は弱でも12W、強だと20W。これは滅多に使わないのだが、たまにつかうと消し忘れる事があって、消し忘れ注意だ。水槽エアポンプは数台の小型のものを1台にまとめたので、11Wは仕方ないところ。魚たちの命がかかっているから切れない。最後はテレビなのだが、リビングのテレビはうかつにコンセントを抜けない(万が一録画中ならこちらの命があぶない)ので、レッスン室のテレビで確認したが、これは分岐のタップにつながっていて、手が届かないところにあるので、タップごと計測。TVオフで、45W も消費していた。実は、レッスン室ではレッスンの様子をビデオカメラで撮影しているのだけど、その映像をリビングのTVにも回していて、ご父兄がリビングでレッスンを見れるようになっているので、その為の装置が常時ONで、このタップに接続されている。TVも電源オフでもリモコン操作やらタイマー録画やらで消費しているし、同じタップにブルーレイレコーダーもつながっているということもあって、45Wも消費しているのだろう。
太陽光発電があるので、発電していて蓄電池が100%になっているときは、売電が始まっていない今は余剰電力は単に無駄でしかないから、洗濯機の乾燥機能を積極的に使ったり、お湯を沸かしたりしているのだけど、売電が始まったとしてもkWあたり16円だから、とにかく、発電した電力の自家消費を上げて、逆に買電を減らすようにしたいのだが、そうするためには、発電しない天気が続いた場合でも蓄電池の電力を使い切らないように、家の消費電力を落とす必要がある。自家消費を上げるために消費電力を落とすというのは少し矛盾しているようにも思うが、正確に言えば、使う時間をコントロールできるものは電気が余っている時にシフトして、1日中使うようなものについては可能な限り落とすということになる。
しかし、我が家の場合、このあたりが限界かもしれない。これ以上やると、QOLがかなり下がってしまうものが残った感じだ。
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