扇風機・サーキュレータの風力

DCモーターの扇風機やサーキュレーターは、非常に低い電力(5W-15Wくらい)で、1日中ONにしていても、電気代がほとんどかかりません。

ちなみにACモーターだと、50Wとかになってしまいます。

なので、扇風機ということではなく、24時間室内の空気循環に使えます。室内の空気循環をすると温度差がなくなり、暖房やエアコンが効率よく使え、結果的に毎月の電気代がかなりおさえられます。

その扇風機やサーキュレータを、どのくらいの強さで使うかですが、サーキュレーターの宣伝だと、サーキュレーターは扇風機に比べて風の指向性が高く遠くまで送れますとあるのですが、空気の循環を考えた場合、指向性が高いことは重要ですが、遠くまで送る必要はあるのでしょうか?

弱で十分。ただし常時ONと風を自分に向けない決断が必要

根拠はありませんが、経験から言えば、室内空気循環として使う場合、大きな風力は必要無いと感じています。扇風機の前の空気を押せば、後ろの空気が入ってくるので、結果的に部屋全体の空気を動かすことになると思うのです。空気そのものにも、暖気は上にいく性質がありますから、結果的に冷気が下に移動します。上にある暖気を下に移動させるか、下にある冷気を上に移動させれば、より効率よく循環を起こせますが、扇風機の位置や高さにもよりますので、私は、斜め45度固定にしています。サーキュレーターの方は、上下首振りがあるので、上下左右の首振りをONにして立体首振りという状態にしていますが、扇風機は左右しかないので、あまり首振りに意味が無いとおもい固定にしています。風力は、5段階なら2、10段階なら3から4くらいで十分で、そのかわり、ほぼ24時間(我が家では部屋の温度が24度以上の場合ONで、24度以下ならOFFに制御していますが、ほぼ一日中ついています)つけっぱなしです。 扇風機としてつかうと、自分に向いているときに涼しいと感じるので、風が強いとか弱いとか思ってしまいますので、自分には風は直接あてず、あくまでも空気循環目的と割り切っています。

どんな効果があったか

効果は、前回のブログ記事にも書きましたが、一言で言えば、電力消費を抑えて快適な室内空間を作るということです。とにかく、部屋全体の気温がほぼ均一という事の快適さは非常に大きく、頭が暑いとか足が寒いとかはなくなりますし、全体が適温なので、エアコンをONにする回数や時間がかなり短縮されます。エアコンも室温で自動制御しているのですが、その室温が部屋の特定の場所の温度ではなく、部屋全体の温度なので、かなり最適な制御を行えます。扇風機やエアコンの風も直接体に当てないので具合が悪くなることがありません。暑いとか寒いとか思うこと自体が減るので、エアコンをON・OFFする煩わしさも減りますし、エアコンの頼りない温度制御やルーバー機能を使ったり設定変更したりする必要もなくなります。

例えて言えば、避暑地(あるいは郊外の住宅地)で、初夏に窓を2箇所あけて涼しいそよ風が部屋を通り抜けて行っているときのような快適さとなり、これは、最新型のエアコンでも、エアコン一台で作り出すのは難しいと思うのですが、10年前の古いエアコンに、DCモーターの扇風機の組み合わせで十分実現可能だということがわかりました。最新のエアコンに買い替えれば消費電力を落とせるのかもしれないと思い検討していたのですが、その必要はなくなりました。

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