日常の珈琲

私の父親は、珈琲好きだったのだと思う。

本人も珈琲が好きだと言っていたし、週末にはたいてい朝から一人で喫茶店に行って本を読んでいた。子供だった私は昼頃にその父のところへ行って、喫茶店のミートソースをご馳走してもらったり、大好きなプリンを食べさせたもらったりしたものだ。父が自分でドリップコーヒーを淹れていた記憶は無いが、コーヒーメーカーという機械が出来てからは、さっそくそれを買って来て、自宅でも珈琲を飲んでいたし、その珈琲と氷をシェーカーに入れてアイスコーヒーを作って飲んだりしていた。

USはもともと紅茶文化だったようだが、紅茶が高くなったために、コーヒーが主流になったようで、インスタントコーヒーが登場しコーヒーが家庭に広まった1st wave から、より美味しいコーヒーを楽しむ、スターバックスを代表とする 2nd wave 、そして更に特別な一杯を求める 3rd wave へと変わってきていると言われる。この波は海の波というより、波紋のようなもので、実際には、 3rd は、1st と 2nd を内包して広がっているように思える。

父が楽しんだ珈琲は、珈琲であって、コーヒーではない。USとは違って、日本では、喫茶店という文化があり、それはある意味USの3rd wave であって、そこに 1st wave と 2nd wave が混ざり込んだ末に、ようやく 3rd wave で追いついた感がある。喫茶店は昭和文化だとも言われるが、私達の世代ともなると昭和であっても、若干後になるので、休日に一人で喫茶店に行くという習慣が薄れている様に思うが、私は父を通して、この喫茶店文化に触れているので、3rd wave だと言われても、今ひとつピンと来ないところがある。Youtubeで、珈琲のうんちくを語っている動画は時々見ても、「なるほどね」と思うくらいで、心の中では、「そんな細かい事こだわって何が楽しいのか?」なんて思っていたりもする。

珈琲の味は、豆7割、焙煎2割、抽出1割などと言われるが、1割の味の違いなんて自分にはわかりっこないし、自分で焙煎をするつもりも、豆を選ぶつもりも知識も無いので、信頼できる、自分の好みに合った焙煎されたコーヒー豆を売っている豆屋を探す事がほぼ全てだ。

しかし、これは珈琲の「味」そのものにフォーカスした場合であって、冒頭で父が「好きだったと思う」と書いたのは、父が珈琲の味が好きだったのか、香りが好きだったのか、喫茶店の雰囲気を好きだったのか、あるいは週末に喫茶店で珈琲を飲むという生活が好きだったのかわからないからであって、珈琲の「美味しさ」は、味そのもだけでなく、もっとずっと幅広いものなのだと思う。

そんな風に考えているから、自宅で喫茶店のような美味しい珈琲を飲むことは絶対出来ないと思っているし、それはいくら自分の好みの豆を探し求めても、抽出にこだわっても叶わない幻だと思っている。TPOが揃ってこその美味しさだから。

では日常の珈琲は何でも良いのかと言われれば、それはそうではないし、家でも美味しい珈琲を飲みたい。ただその美味しさとして求めるものが違っている。幸運な事に、北海道に移住してすぐにお気に入りの豆屋さんが見つかったので今でもそこで豆を買っている。実は途中、そこへ行くのが大変になった時期があって、10年くらいネットで豆を買っていた時期があったのだが、及第点ではあるんだけど、やっぱり今ひとつで、今は元に戻っている。話が逸れたが、数年前までは、その豆屋さんで挽いた豆を買って、自宅ではコーヒーメーカーで珈琲を淹れていた。コーヒーメーカーもサイフォン式も含めていろいろ試したが、結局タイガーのものに落ち着き、これは今では使っていないのだが、今でもかなりポイントの高いコーヒーメーカーだと思っている。コーヒーメーカーのおすすめはと聞かれれば、最初にこれだと言うし、それまでのどれとも一線を画すものだ。コストパフォーマンスも抜群。

私達はこの日常の珈琲を飲む習慣とは別に、キャンプ(正確には今はキャンプではないが)、アウトドア(正確にはアウトドアでも無いかもしれないが…)で珈琲を楽しむ機会があり、その時は、イワタニの2243でお湯を沸かして、いつ買ったかわからないカリタの台形プラスチックドリッパーで珈琲を淹れていた。豆は同じだが、家で飲むのとはぜんぜん違う美味しさを感じた。

私にとって珈琲はそんなものであって、強いこだわりがあるわけでもなく、お気に入りの豆を普通に淹れて普通に飲む、それを美味しいと思っていた。今もそうなのだけれども、少し変わったのは、今は、仕事中は手軽にネスプレッソで淹れて飲むのだが、昼食後だけは、自分で豆を挽いてハンドドリップで淹れる様になった。これは「味」を追求してのことではなく、妻との「時間」を楽しむためで、幸い我が家は二人とも珈琲好き(紅茶も好きだけど)だということと、二人ともほぼ24時間自宅にいるのだが、それぞれ仕事があって24時間一緒にいるわけではないので、昼食を一緒に食べてから珈琲を飲んで寛ぐ1時間くらいを大切に思っている。それだけならコーヒーメーカーでも良いと言われればそうなのだけれども、自分で淹れる事でその時間がより豊かな時間になるような気がするのだ。これは、日常の中にアウトドア珈琲の楽しみを取り入れているというか、その2つの融合なのかもしれない。実際、自分で淹れるようになってからは、自宅でもアウトドアでも、お湯を沸かす方法が違うだけで、それ以外は同じになった。

自分で淹れるようになって、最初に買ったものは、ハリオの V60 とステンレスサーバー。これは、珈琲好きの友人のSさんが、旅行先で朝淹れてくれる珈琲がとても美味しくて、淹れ方も格好良かったので、真似したのだけれど、たっぷり二人分 400cc の珈琲を昼食後に淹れるのにかなり便利だ。V60は高速ドリッパーなどとも言われているが、抽出時間が早く手軽に美味しい珈琲が淹れられて気に入っていた。

気に入っていたと書いたのは、つい先日、V60から、カリタの Wave Filter に乗り換えてしまったからだ。実は最初から乗り換えるつもりではなかったのだが、どうもV60で自分で淹れると、自分の中にある喫茶店の珈琲のイメージに対して、すっきりしすぎるのが気になっていた。最初は豆のせいだろうと思っていて、くだんの豆屋さんに教わって、自分ブレンドをしたりしていたのだが、確かにそれで好みに近づくものの、やっぱりスッキリ。ま、客観的に見れば、24g の豆で 400cc 抽出するという時点で、そりゃ薄いだろうさと言われてしまいそうな淹れ方をしているのだけれども。二人ともたっぷり飲みたいけど、あまりカフェインは取りたくないと思っているので、この淹れ方でもうちょっとなんとかならんかなと。

なんとかならんかなを、カリタの wave filter がなんとかしてくれそうな気がしたので、試しに買ってみたところ、1回でその違いに驚き、その場で乗り換えてしまった。と同時に珈琲の味は抽出1割なんて嘘じゃんって思った。それと、これは自分で狙っていたわけではないのだけれど、カリタの wave filter のドリッパーはプラスチックのものがなく、アウトドアでの使用も考えるとガラスは選択肢から除外したし、あまり高いドリッパーも意味が無い(味に関係ない)と思ったので、ステンレスの一番安いのを買ったのだが、これ安いけどコストパフォーマンスはかなり良くて、作りもしっかりしているし、ピカピカで、かなり気分が上がる。やっぱりいくらドリップにこだわっても(自分はこだわっていないけど)、プラスチックだと味気ないなと改めて思った。ガラス製も雰囲気は良いけど、台座がプラスチックだから、このステンレスがベストだと思う。この wave filter 、V60と同じだけの粉を入れても、キュッと締まった感じで、粉を入れただけでなんか美味しい珈琲が入りそうな感じなんだけど、お湯を注ぐと更に良い感じになって、かなりビジュアルが良い。そして実際、同じ豆を同じ様に入れているのに、V60より自分の好みにずっと近い珈琲が飲める。

コーヒーの味を追求する人、器具にこだわって高いものを揃える人、豆にこだわる人、抽出技術に磨きをかける人、たくさんの、いろんなかたちのコーヒー好きがいる。私が求める日常の珈琲は、こだわり過ぎて疲れちゃう様なこともなく、高価なものでもなく、喫茶店の様な味を追求するものでもないのだけれど、カリタの wave filter は、今の自分の求めている日常の珈琲を淹れるのに一番あっているもののように思える。

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据え置き型血圧計

昨年頭痛が酷いんだよねって友人に行ったら、うちのじいちゃんは血圧が高い時にそうなるよって言われて、もしやとおもって血圧測ったら、200とかで、びびって医者に行ってから、薬貰った上に、朝夕血圧を測るようにって言われてしまった。家には昔買った手首で測るタイプのがあって、年に数回測ったりもしていたのだけど… 少し前後してみかこさんまで血圧が高いとかの話になって、みかこさんはそういうの几帳面で毎日測る人だから血圧計を取られてしまって、もう一つ手首の買おうかなと思ったんだけど、高いからなぁと、手でしゅぽしゅぽするやつを買ったは良いけど、まんず面倒。上腕にカフをまくのが面倒。一人でやるのに、液晶の表示部を左手でもって、右手でしゅぽしゅぽで、血圧が安定しないわ、エラーは出るわ、時間はかかるわで、朝の忙しい時にやる気にならず、夜は酒飲んで寝る前とかにやるはずもなく、結局測りもしないで薬が切れるタイミングで医者に行くだけになってしまった。頭痛もなくなったので、もう薬をやめたいのだけど、測ってないから、医者も信用してくれないし、なぜか病院で測ると高いしで、やっぱ、ちゃんと測ろうと思うのだけれど、やっぱりめんどくさい。

ということで、とうとう、買っちゃいました!病院とかSPAとかにあるような腕を通すだけで全自動?で測れるやつ。

いやぁ!これめちゃくちゃ良い!ACアダプタ付きだから電池気にしなくて良いし、パワー?あるから、測定が速い。今まで使ってたものは電動・手動問わず、一旦上まで締め付けてから降りてくる形で測るもので、血圧が高いと、途中でエラーになって、もっと高いところまで締め上げてから降りてくるという拷問の様な測り方になるんだけど、これは、下から行くので、一発で測れるし、余計な締め上げで痛い思いをすることが無い。一応緊急停止ボタンはついているけどね。だいたい血圧って、一回で測れる事はなくて、医者にも5回くらい測って、一番良いのを採用で良いとか言われているので、一回の測定が楽に速いというのはめちゃくちゃ助かる! 毎回しゅぽしゅぽじゃ、測っているうちに嫌気がさして血圧上がっちゃうからなぁ。

これからは、私もまじめに毎日血圧測れる、いや測らねばならないと、一緒に、「測るだけ血圧手帳」を買いました。 最初は医者にもらった血圧手帳を使っていて、そのあとは、Goole Fit を使っていたんだけど、前者は視覚的にわかりづらく、後者はいちいちスマホのアプリを起動して面倒な数値入力(くるくるまわすタイプ)がモチベーションを下げるんだよね。この血圧手帳は、数値を記入するだけなんだけど、一工夫してあって、その数値自体がグラフになるしかけ。エクセルとかで自分でも作れそうだけど、面白そうなので、みかこさん用と自分用に2冊買ってみました。ちょっと高いので、良かったら、次は4444エクセルで作るかな。

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生まれて初めての書斎…なのか?

子供の頃は団地住まいで、中学生になってからは、自分の部屋らしきものはあった。実際には親父の部屋だったところに、建て増しになったところ(部屋ではあるのだが、庭と居間の間なのでほぼ通路でたいしてものが置けない)に親父が移動したところに自分の机をとりあえず置かせてもらった程度。その部屋は大学まで使って、就職してからは寮暮らし。ワンルームなので書斎というより家。トイレも炊事場も風呂も共同だったから、書斎みたいなものでもあったかも。結婚してからは、最初の2年はアパート暮らしで、2LDKだったけど、書斎として使える部屋は、みかこさんのピアノ教室になったので、残りは寝室+LDKだから、書斎どころか自分の机も無かった。このころは毎日札幌まで出社していたので、書斎どころか、机すら欲しいとも思っていなかったかも。その後自分の家を建てた時も最初は、通勤していたので、自分の机があればいいかなといった程度で、寝室の片隅に机を一つ置いていただけ。それが次第に在宅で仕事をする事が増えてきて、結局その場所が仕事場になった。その寝室の一角のまま、20年以上経ってしまった。

何年か前からは、いびきがうるさいのと、腰を痛めてしまって、ウォーターベッドで寝れなくなった為に、それまで客間という名前の物置と化していた部屋に寝場所を移動。仕事をするときだけ、寝室というわけのわからない状態が数年間続いた。客間は客間で、電子ピアノやら、古いマッサージチェアやら、ジョーバという運動器具?やらがあるにも関わらず、それ以外の物が山積みなうえに、私のベッド(義母のおふるのコンパクト畳ベッドの畳みなし)まで入れたので、せっかくの電子ピアノなども物置と化してしまって使えなかった。

そんなこんなで、どうにも落ち着かないまま来てしまったのだが、先日急に足が赤くはれて、痒くなってしまって、ありゃ?水虫か?と思って水虫の薬を使うも効かず、もともと靴も履かないのに水虫もないだろうと、理由を考えて、ベッドの周りをみまわすと、見事にぐちゃぐちゃ、そんな状態では掃除も満足に出来ないというか、実際たいしてしていなかったので、「ダニだ!」と思って、たまたま部屋にあった(買ってはいたんだな)ダニスプレーを使ってみたら、すっと消えてしまった。これはヤバイと思って、ダニ対策を徹底することにした。まずは、ベッドの掃除だが、どうしたものか。そういえば、車中泊用に買った電気毛布にダニ退治モードがあったことを思い出して、それをベッドに入れれば良いのかと思ったが、説明書を読んだら、電気毛布をビニール袋に入れて、ダニ退治する機能だとか。電気毛布そのものなのね… 以前流行った布団乾燥機は今はあまり無いみたいだし、あれのダニ退治って効かない気がする。掃除機の布団用ヘッドも持っているけど、あれもなんだか怪しいんだよね。紫外線だか出る布団用の小さい掃除機みたいなのが頭に浮かんだけど、どうもあの手の通販ものは眉唾。ダニとりシートは使うとしても、まずは即効性のものは無いかとおもって探してたら、ほぼ布団専用な小さい掃除機を見つけました。値段も安く、評価も高いし、これだ!と思って買ってみたら、すごくよかった。センサーがついていて、赤・黄色・緑のランプがつくのだけれど、最初にみかこさんのベッドに使ったら、緑、時々黄色。あれ?あんまり吸わないのかな?と思って、自分のベッドに使ったら、「真っ赤」恐ろしくなりました。ダニかハウスダストかの見分けは付きませんけど、まぁきったないところで寝ていたということは確か。

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こんな生活を続けていたらダメだなぁと思っていたところに、たまたまセルビアの先生のお部屋を見せてもらう機会があり、流石デザイナーだけあって、モダンというかきちんとしていて格好良いんだよね。良い暮らししているなぁという感じ。聞けば家具とかも全部自分でデザインしたのだとか。自分もこんなにぐだぐだな生活していたら、人間ダメになると悟って、どうやったらそんなに整った部屋になるのかのコツを聞いてみたら、なんと、セルビア人に日本人を紹介されてしまった。「マリコンドー知ってるかい?」って、紹介されたYoutubeビデオがこれ。

それまではベッドの下がドロワーになっていて、そこに洗濯されたものを上から突っ込んで、着るときは適当にまさぐって見つかったものを着ているという、あんまり人に知られたくないやり方だったのが、このビデオを見て、試してから激変。なるほど、やり方一つで、こんなにも変わるものかと思ったのが、今回の書斎計画のスタートになった。

最初は書斎とか全然考えていなくて、無計画のままずるずるときてしまった部屋で、本を含めてものというものが、床置き。良くてAmazonの段ボールに入っているくらいな状態をすこしづつ整理しようと思って始めた。とりあえずベッドが部屋の真ん中にデンとしていたら、何もできそうもなったので、窓際のマッサージチェアとジョーバを退避して、ベッドを窓際に移動。そしたら、急に先が見えてきた。これはうまく棚を使って整理したら、もっとスペースが取れると思って、90×45のメタルパイプラックを2つ注文。メーカーはいろいろあるけど、拡張性とホーマックでパーツを売っているということもあって、ドウシシャのこれには高いのと安いのがあって、全然値段が違う。高い方を2つは予算的に無理なので、高いのと安いのをかって混ぜて使う事にした。値段の違いは、棚の強度の違いだけなので、高い方の棚を重量物を載せる下にして、安い方の棚を上にする予定だった。高い方は、ドウシシャに注文して安い方はAmazon。

待つこと一週間でラックが到着。あとは、ひたすらガラクタを分類して、でっかい段ボール箱一杯分のゴミを分離した残りを分類して棚に格納してみたら、なんとか収まった。この棚をどうしようかと考えている時に、ラックのパーツにスライド棚があるということがわかり、「あ、もしかしたら単なるラックではなくて、PC置いてスタンディングディスクにできるかも」と思った時点が、部屋の整理だったのから、書斎計画への転換点だったと思う。メジャーをもって、PCやモニタのサイズを測り、ついでにコーヒーサーバーのサイズも測ったりしてなんとかなりそうだとニヤニヤ。いろいろとラッキーなこともあって、自分が思っていた以上にすっきり収まってしまいました。そして元の仕事机は、サーバールーム(相変わらず寝室なんだけど)になりました。下の写真は、ずっと仕事していてカーペットがボロボロでコーヒーのシミも沢山あったので、上に薄手のカーペットを敷いて模様替えしているところです。この黒い机の上に、ニトリのちゃぶ台を載せてその上にモニタを載せて立って仕事していました。


そんなこんなで、ぐちゃぐちゃだった部屋が、メタルラック2台とセルビアのMilena先生とマリコンドーさんのおかげで、書斎っぽく生まれ変わったのでした。その上、いままで眠っていた…というか埋もれていた、電子ピアノも、マッサージチェアもジョーバも使えるようになり、いろいろなものを有効活用できるようになりました。ものは持っているだけでは単なるスペースイーターですが、片づけて使えるようにしておくというのはとても大事ですね。まだまだ、あっちこっち分類しておいただけのところがあるので、これから時間をかけて少しづつ今度は棚の中を整理していこうかと思っています。

最後に、この書斎計画で一番の問題だったネットワーク環境についてです。以前の仕事机(=寝室)は、もともとこの部屋でずっと仕事していたこともあって、光回線に切り替えた時に、回線をここに引き込んでいます。電話機は一階なのですが、もともと家を建てる時に、1階と2階の間にネットワークか電話線を通すかもしれないと考えていたので、壁の中にケーブル配管用のパイプを通してもらっていて、以前は一階に引き込んでいたのを2階に回す予定だったパイプを逆に利用して、2階に引き込んで1階にアナログ回線だけ回していたのでした。ということはどうでも良いのですが、この部屋にルーターがあったので、PCはルーターにLANケーブルで直結していました。ところが新書斎は同じ二階であるものの別の部屋ですし、ケーブルをドア2つ経由して廊下に施設するのはやりたくなかったので、WIFIにしようと思ってました。スマホとかは普通に使えましたし、みかこさんは1階でノートPCでWifi接続して普通に使えているし、Amazonの FireStickも、Google HOMEも使えているのでそれで充分だと思ったわけです。実際PCをこちらに移動してWIFIでつなげて測定してみましたが、11acということもあり、ケーブル直結に比べたらずっと落ちますが、まぁ普通にネットアクセスするには十分な数値だったので、これでいけると思ったのですが、ダメでした。スピード測定の結果は結構良いのですが、B社のWiFiルーターがダメダメだということもあるのかもしれませんけど、安定せず、ぶちぶち切れるので、ファイルのアップロードとかターミナル接続とかはなんとかなるのですが、ビデオ(だけでなく音声だけでも)会議がボロボロになりました。在宅勤務ではリモート会議は必須ですし、英会話のレッスンでもビデオ通話がボロボロだとお互いにイライラしてレッスンにならないのです。選択肢は2つで、WiFi6対応のB社以外のまともなメーカーのWiFiルーター(これもハイパワーのものにするのと、mesh 型にするのと2択)に買い換えるか、LANケーブルを敷くかです。当初LANケーブルを廊下に這わせたくなった為、WiFiルーターを物色していました。たまたまリピーターを1台持っていたので、それを廊下(中間地点)に置いて試してみたところ数値的には安定したので、大丈夫かと思ったのですが、やはりビデオ通話がボロボロでした。やはり無線である以上不安定さは消えないのではないかと思いなおし、Wifiルーターは高いし、WiFi6はようやく出始めてまだ製品として安定していないので、LANケーブルに決めました。Amazonのタイムセールで、20mのCat7フラットケーブルが1500円だったので、それで良いかと注文して、まずはドアを開けて直結したところ、快適そのもの。この時点でWIFIは選択肢から消えました。このケーブルですが、流石に廊下に這わせたままでは生活できませんから、この部屋の点検口から、屋根裏を通して、以前PCでテレビを見ようとおもって天井に開けたTVアンテナの穴から、ルーターへ通すことにしました。屋根裏はグラスウールがあって、かなり躊躇しましたが、仕方ありません。意を決してケーブルを通してみると、なんということでしょう。いろいろ迂回しなければならず、20mでは足りません。壁伝いに見えないように天井までもっていく予定だったのが、最短距離でなければならず、頭の上をケーブルが浮いています。これはだめだと、長いケーブルをAmazonで再注文。30mあれば足りそうだったのですが、また微妙にアウトとかだと嫌だったので、若干心配だったのですが、思い切って50m買いました。(思い切り余ったので、やっぱり30mか、せめて40mにしておけばよかった….)再度屋根裏を歩くのは嫌だったで、20mと50mのケーブルをビニールテープで巻いて接続して、20mのケーブルを引っ張って入れ替えました。

というわけで、なんとか仕事場所の移動が終わって、こうしてブログを書いています。

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FREED+ 風呂蓋橋渡しボードの改良

で、純正ボードを取り去って、風呂蓋で段差問題を解消したと書きましたが、実際純正ボードに比べてかなり快適で、就寝時はまったく段差を気にしなくなりました。また、左右に15cmの板を追加したことで、純正ボードでは落ちてしまう問題も解決しています。

ですが、これで何回か車中泊してみた結果、ベッドメイキング時に風呂蓋を荷室から引っ張り出すのがちょっと辛いと感じるようになりました。ここ数回は車中泊前提の旅行の時は、家を出る時から、帰宅まで、荷室の90cm幅のテーブルは出しっぱなしで、後席は、人がやっと座れる程度まで前に出しています。(背もたれがテーブル位置で止まるのでそれ以上後ろにいかない)我が家では後席に人が座ることは稀で、ほとんど荷物置き場なので、これで十分なのです。そして、荷室には、予めアルミシートとマットとシュラフがセットしてあるので、現地に着いたら、シートを前に移動したあとは、風呂蓋をその下から引っ張り出して、アルミシートとマットとシュラフを引っ張って敷けば準備完了なのです。ですが、そこにちょっと重たいものがあると、風呂蓋を引っ張り出すのがめちゃくちゃ大変。風呂蓋の縁にはすべりどめのゴムが付いているのでなおさらです。

対策として、木材で、風呂蓋の高さの薄いケース状のものを荷室に作ってしまおうかと思って、ホーマックに行ったのですが、ちょっと考え直して、もっとシンプルに解決することにしました。

結論から言うと、風呂蓋止めました。

風呂蓋は良いアイデアだと思ったのですが、何回か使っているうちに、そこまで強度が無くても良いことがわかってきました。一度なんて完全に風呂蓋が外れていたのに、気づかなかったほどです。(ベッドメイキング時に気づいたので、その状態で寝てはいませんけど)

だったら、もっと軽いものでいいなと思って、いつもの桐集成材で作ってしまうことにしました。風呂蓋ケース作るより、ずっと簡単で安上がりです。

橋渡しボードの長さは60cmもあれば十分です。幅は、ぜんしボードの長さは60cmもあれば十分です。幅は、全体で、風呂蓋分90cm + 横のボードが15cmx2 で、トータル 120cmですから、60 x 40 の板を3枚買えば、丁度良さそうです。しかし、ふと上を見たら、60 x 40 を3枚買うより、182 x 40 の板を1枚買った方がずっと安いので、大きいのを1枚かって、丸鋸で 60 + 60 + 62 に切断しました。暗算で3で割れなかったので… 真ん中だけちょっと長くなりました。 桐集成材はとても軽く、少し不安だった強度も問題なさそうです。実際、この部分はここに座ったり足ったりする部分ではないので、そこまで重量がかかりません。立ったとしても、暴れなければ踏み抜くことは無いんじゃないかと思います。

板は軽いですし、長さも風呂蓋に比べて60cmと短くしたので、さっと畳んで後席の背もたれと荷室の間の空間に十分収まります。これで、現地についたら、風呂蓋を引き出す代わりに、そこにある板をぱっと橋渡しすれば、簡単にベッドスペースが作れるはずです。幅もほぼぴったりなので、位置合わせなども不要で、3枚順に並べるだけですね。

以前はエアクッションとか何か詰め物をすることも考えたのですが、そうすればほぼ完全にフラットにはなるでしょうけど、このボードの下の空間は車中泊時に意外と使い道があるので、もったいないですね。

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めっちゃ用紙が傾くブラザープリンター

複合機のMFC-J4720Nを使っているのだが、通常の印刷では特に問題は無いけど、毎年発表会のプログラム印刷のために、B4の手差し印刷をすると、めっちゃ傾いて印刷されてしまって、閉口している。どんなに丁寧に入れても、ローラー掃除をしてもだめ。

なんとかならないかと思って、昨年試行錯誤で、手差しトレーの用紙ガイドをセロテープで固定してしまったら、結構安定したので、今年もその方法でと思っていたら、以前ほどでは無いにしても、結構ずれてしまう。

普段の仕事の資料くらいなら多少ずれても気にならないのだが、プログラムでこのズレは痛い。しかも両面なので、ウラがうまくいっても、オモテがずれたりとか、悲しすぎる。

FAXが使えて、フラットベッドのスキャナがついていて、B4が印刷できる複合機はあまり選択肢が無いのだが、ブラザはインク代が安いから買ったのだけど結局かなり高くなってしまったので、CANONかエプソンで良いプリンターは無いものだろうか…

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風呂掃除革命?

自慢じゃないけど、我が家は掃除をしない。部屋の掃除機も下手したら月1くらいしかかけない。1Fは教室なので、さすがに掃除頻度は高いが、教室以外の部分はかなり手抜きだと思う。その最たるものが風呂。特に何もなければ年末に1回しかそうじしない。あとは、我慢できなくなったときに、たまたま時間があれば1-2時間くらいかけてまとめてやるくらいなので、当然、目地は真っ黒。床もピカピカなんて状態は滅多に見ない。天井はあまりひどくはないのだが、カビがちらほら。

それでも普段自分で使う分には、気になるなぁ程度なので、忙しさとめんどくささもあって、超低頻度で20年以上経ち、最早ピカピカの風呂に入ることはのぞみ薄かと思える状況。一つ言い訳できるとすれば、みかこさんは膝が悪く、私は腰が悪いので、どちらも風呂掃除要員としては役不足というのはあるにはあるけど、やっぱ言い訳だな。

で、あったが… 例によってAmazonで面白いものを発見

一見普通の風呂用洗剤だけど….「こすらずに60秒待つだけ」

これですよ。これ! これくらいなら、風呂に入る前にしゃーっとやって流してから風呂に入れば毎日掃除できるじゃん!これいいじゃん!

で、早速買ってみました。毎日使うとすぐになくなりそうなので、ちゃんと続けるという自分への脅しもかねて、本体+詰替え用のセットに加えて、銀イオン配合版本体を一つと、その詰替え3点セットを大人買い。毎日シャーしています。

ですが、2週間続けても、全然綺麗にならない。こすらずに60秒待って流して….なんにも変わった気がしない。

なんというか、超がっかり。これはおそらく毎日の汚れを取る程度、つまりきれいな風呂を維持するには良いのかもしれないけど、毎日使っても、汚い風呂がだんだん綺麗になるわけではないんだな。orz

やはりだめか…使い切ったらやめようかなと思っていたところ、次なる武器を発見。

何がすごいって、評価がすごい。中華製品ではないので、サクラレビューは限られていると考えられる商品で、この評価はすごい。「髪の毛も溶かす」「最終兵器」って、誇大広告じゃないの?って、この手の商品に何度も騙された私は思ってしまうのだけれど、この評価を信じて、もう一回だけ騙されてみるかと思って買いました。そして、このブログを書いている今、結構感動しています。100%きれいになったとは言えないし、一度に天井から床まで風呂全体は体力的に無理なので、特にヤバイ部分中心に試しただけですが、80%は綺麗になった気がします。なにしろ水かけても、洗剤ふっかけてこすっても歯が立たない目地の部分が、付属の刷毛でさっと塗っただけで、塗ったそばから落ちていくんです。それでも少し残ったのですが、30分待ってお湯で流したら、かなり落ちました。ゴムパッキンの黒い部分なんて、ゴム交換でもしなければ絶対綺麗にならないと思っていたけど、これ落ちるんだね!

結構な量入っていて、あと1/3くらいあるので、(今日は限界なので)後日天井とか、残った部分に使ってみようと思います。ただ、これかなり成分が強いと思われるので、天井は、脚立とか持ってきて作業しないと、上むいて塗って自分に垂れてきたらやばい予感。今日の作業も、浴室とユーティリティの換気扇全開、窓と風呂のドアを開けた状態でやりましたが、けっこう辛い感じでした。手袋は必須として、メガネをしていないひとは、ゴーグルとかをしたほうが良いと思われます。

長年のよごれが、こんなにあっけなく落ちるんだから、またしばらく風呂掃除しなくてもいいかな。なんて本末転倒ですね。綺麗になったし、ルックの方はまだだいぶ残っているので、ルックの方を毎日使って、こすらなくても状態が維持できるようなら少し続けてみようかと思います。

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壊れた庭椅子を直す

庭でBBQをするのに以前買ったガーデンセットの椅子や20年以上前のディレクタチェアを使ってました。ガーデンセットは鉄の枠に木材を使った丸いテーブルと机二脚のセットだったのですが、木材がすぐにだめになってしまい、テーブルは天板の丸い枠だけになっています。椅子は昨年までだましだまし使っていたのですが、座面の板が徐々に割れて、とうとう座れなくなってしまいました。ディレクタチェアの座面は、コットンではなく、ナイロンだかポリエステルだかで、1台目は昨年私が、もう一台は今年みかこさんが座っているときに、ズボっと抜けました。決して体重のせいではなく、生地が弱っていて、いきなりビリッとくるので、ちょっと怖いですね。どちらも安物だし、新しいものを買っても良いとは思ったのですが、こういうものは捨てるにもおかねがかかるし、フレームはまだ使えそうなので、いつか修理しようかなと思っていました。ただ、ガーデンセットの方は木材を加工しなければならないし、ディレクタチェアは布を用意して縫ったりしなければならないので、「めんどくさい」と思いつつ、ほったらかしで、古い(といっても2年前にローチェアに変えるまでは現役で使っていた)コールマンのキャンプチェアを使ったりしていました。

しかし、壊れた椅子をいつまでもそのままにしておくのも悲しいし、挙げ句の果てにみかこさんに雑草置き場にされてしまったので、思案の結果、ロープチェアにすることにしました。ロープで座面を作ってしまえば、板の加工も布をなんとかする必要もありません。

心配なのは、ロープだけでしっかりした座面が作れるかどうかですが、これは、ロープを張る間隔次第かなと思います。実際に世の中にはロープや紐や編みで作られた座面もあるようですし、ハンモックなどは編みでできていますが、結構快適に寝れます。ロープの弾力が柔らかすぎると腰が痛くなりそうですが、ある程度しっかりしていれば、かえって座り心地が良いような気もしました。

張り方ですが、一旦編みを作ってから張ることも考えましたが、「めんどくさい」ので、単純に左右にバンバン張っていくことにしました。しかし、実際試してみると、ガーデンチェアの方は、板が止めてあったリベットにロープを引っ掛けられますが、ディレクタチェアの方はツルッとした棒ですから、ロープを適当な間隔で張れません。仮にそうしても、ずりっとかんたんにずれてしまってくずれてしまうのです。そのため、ディレクタチェアの方は、あーでもないこーでもないとやった結果、左右の棒に縦にロープをぐるぐると巻きながら、そのロープに別のロープを横に張る構造としました。一脚にロープを3本使います。(短いの2本と長いの1本)購入したロープは50Mがボビンに巻いてあるタイプなので、適当に切るともったいないため、似たような太さの棒に巻いて確かめてから切って、座面の方は、ボビンから繰り出しながら左右のロープに編み込むように使いました。12-13往復させて、試しに座ってみたところ、なかなか塩梅が良いので、一旦全部解いて最初からきっちり巻き上げました。これで、ディレクタチェア2脚完成です。

ガーデンチェアの方は、左右にリベットが出ているので、とてもかんたんで、一本のロープをリベットを使いながら、左右に張っていくだけです。ただ、リベットがいつ飛ぶかわからないので、リベットをテンション用として、実際には左右の棒に巻きながら貼っていった感じです。

ロープは、キャンプでよく使うパラコードを使いました。太さがいろいろありますが、やはり使いやすいのは、4mmです。今回買ったものは、7芯の4mmなので、少しやわな気もしますが、このくらいの方が扱いやすいので、特に問題なしです。色は、黒と黄色で悩んだのですが、ガーデンだし、ちょっと明るい方がよいのでは?というみかこさんの意見に従って、黄色にしました。30Mと50Mがあり、値段があまり変わらなかったので、50Mにしましたが、最終的に4脚修理した時点で、50Mのロープが数メーターしか残らなかったので、30Mでは足りませんでした。あまったらキャンプで使おうと思っていたのですが、あてがはずれました。平均すると椅子一脚 12mくらい使ったことになりますね。(ディレクタチェアの方がたくさん使ったと思います)

どちらも座り心地は案外良くて、ディレクタチェアはちゃんとたたむこともできますから、壊れた椅子があるけど修理は面倒だと思っている方にはお勧めかと思います。

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スマホカラオケで歌を歌う為に必要なもの

Android でも IPhone でも似た様なものですが、最低限必要なものは、スマホ本体におまけでついてくることも多いマイク付きイヤホンで十分ですが、実はあれは、音漏れを防ぐために、逆に外からの音の遮断が強いので、歌を歌うのには向きません。片耳外せば良いのですが、両耳だと自分の声が聴こえないので、その状態で歌えば歌うほど音痴になります。

カラオケアプリによっては、マイクで拾った音をカラオケとミックスして返す機能を持っているものもありますが、こういったデバイスには、レイテンシーといって遅延がどうしてもありますので、それも良くありません。IPhoneなどはかなり低レイテンシーで、遅延に気づかないほどですが、ゼロではないので、この状態で歌うのは危険です。

では、ヘッドフォンもせず、スマホの本体マイクで歌ったらどうかというと、カラオケの音が本体マイクに入りますから、歌えたものではありません。

自分が見つけた最適解

としては、ゼンハイザーHD598です。

2016年に、まったく別の目的、というより純粋に音楽を聴くという目的で購入したものですが、これは、密閉型のようにも見えますが、オープンなのです。つまり、これを電車の中で使うとまず間違いなく、周囲から白い目で見られるくらい音漏れします。しかし、かけ心地は非常に軽く、包まれているような感じですし、音もとても素直。多少周囲に漏れても家で使う分には、隣の部屋にまで響くわけではないから十分。そして、自分の歌がちゃんと聴こえるというところがポイントです。付属のコードが重たくて長いうえに、スマホによっては、ヘッドフォンジャックにちゃんと入らないというやっかいなものなので、私は、Amazonで2.5-3.5のコードを買って使っていますが、2.5の方はそのままでは差さらないので、やすりで削って使っています。

多少手間はかかるものの、これをスマホに直接差して、これとスマホのマイクだけで、十分楽しめます。音が自然で良いというのは絶対条件ですが、かけ心地のよさに定評があるので、疲れにくいというのも大きなメリットです。他にもいろいろ試しましたが、歌う為のヘッドフォンに関してはこれを超えるものは無いと思っています。ただし音をあまり大きくすると、ヘッドフォンの音がマイクに回り込むので、そこは要注意かもしれません。

ちなみに、この、通称「プリン」のHT598は、既に生産終了していて、後継機種に変わっています。聴き比べていないのですが、音に多少違いがあるようですし、色ももうプリンとは呼べない色になってしまっています。高級感はあるけど、可愛くないです。プリンが欲しい人は急いだほうが良いかもしれませんね。2016年の秋から毎日使っていますが、ほとんどヘタレも痛みも無く、さすがゼンハイザーと思える品質なので(自分のものとしての)投資価値はあるかと思いますよ。

更にもう一歩進んで

スマホのマイクはいまいちな点もあります。一つにはスイッチが無く、OFFにできないという点。例えば、smuleで自分のパートでない部分やエンディングで、じっと静かに待たなければなりません。また、指向性が無いので、音を広く拾いすぎるという問題があります。 あとは雰囲気ですね。やはり歌うならマイクに向かって歌いたいもので、スマホに向かって歌うのはちょっと味気ないところがあります。気分が乗らないというか…

そういう時にお勧めなのが、ソニーのコンデンサマイクです。コンデンサマイクなので、扱いが面倒と思われるかもしれませんが、Xperia / LG V30 / iPhone 6 で、普通に差すだけで使えています。ただ、ヘッドフォンを使う為には、4極のジャックをヘッドフォンとマイクに分離する変換ケーブル等が必要です。高いものではないのですが、ノイズが乗ったり、すぐに切れてしまったりと、ちゃんと使えるものが少ないので、ここは弱点ですね。ヤマハのAG03 のようなミキサーを入れれば良いのかもしれませんけど、PCなら良いとしても、スマホでうたうのには手軽さが消えてしまいますね。

手軽さという点では、マイクは固定してしまったほうが手軽です。重たくないとは言っても、毎回マイクを持って歌うのは取り回しが面倒ですし、スマホカラオケだと歌詞がスマホに表示されるので、片手でスマホを持って、片手でマイクを持つという状態だと、画面タッチができなくなるので、何かと不便です。私は、グースネックのマイクスタンドを使っていますが、これは、机とかその環境に合わせたものなら何でもよいと思います。ただし、部屋が余程広い人でなければ、マイクスタンドはやめておいたほうが良いかと思います。あれは、足が幅取るし、結構重いので、部屋にあったらじゃまでしかありません。

マイク+スタンドとくると、欲しくなるのがポップガードです。私も使っていますが、ポップガードとしての効果はいま一つわかりません。しかし、マイクとの距離を適切に保つという意味ではあった方が良いです。

 

自分の声は防げない

これだけは、どうしようもありません。窓を閉めて、妻の理解があってこその事です。段ボールや、もっと本格的な防音室を自作されている方も居ますが、そこまでしてしまうと、スマホカラオケを気軽に楽しむというコンセプトからは外れてしまいますね。楽器の練習とちがって、しょせんカラオケだからという気持ちは全くないのですが、夏の暑さを考えると小さい防音室にこもって歌うというのも楽しくなさそうですし、防音室自体じゃまです。このあたりは住環境によるところも多いですね。

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車の定期点検をしてきました

 運悪くこのタイミングで定期点検いれてしまったものだから、小樽のホンダまで行ってきた。約2時間頭をバンダナでカバーしてマスクをして、他の客が来ない換気の良い(その分ちょっと涼しい)片隅でじっとしてた。こんな状況でなければ怪しいおっさん。お店はすごく気を使っていて、ボールペンも除菌済みと使用済みを分けているし、(これはいつもだけど)すべてに清潔感があった。それでも、コーヒーは断って自分で持って行ったのを飲んだし、トイレにはいかなかった。帰ってきたら、アンダーウェア以外は全部洗濯機に放り込んで、シャワーを浴びた。(シャワー中はアンダーウェアは脱いだよ) 車の中とドアハンドルも、キーもカバンも全部除菌。ウイルスが付着している可能性を考えて対策するのは、相手を疑っているわけではなく、むしろマナーだ。私が感染したときに、お店に疑いがかからないようにね。私はお店に行くかどうか選択できるけど、お店はお客様を選べないからね。

別の店の話だが、店員から感染者が出たときに、それが誰とかどの売り場だとか騒ぐ人がいるようだけど、そんなの知ってどうなるの?店だって当然クラスタが起きないように、その店員の動線を中心に店全体の対策をするだろうし、それでも気になるなら、あなたが行かなければ良いだけの話だ。店員だってお客様から感染したかもしれないし、別の経路かもしれない、仮にそれが誰だとあなたが知ったとして、その後どうする? 専門家が感染経路調査をするのであれば、必要な事かもしれないけど、そういう目的以外では、その情報は個人攻撃以外の役に立たない。絶対にウイルスが居ないと保証された場所なんて無いし、絶対に感染しない方法も無い。外に出たらどこにでもウイルスがいると思って対策する。それが嫌なら外に出ないで家にじっとしている。この状況では、それしかないと思うのだけど。

医療従事者だって店員だって、そういう職場は感染の可能性が高いのは十分知っていて十分な対策をしているし、本当は怖くて仕事休みたいくらいだろうけど、患者や客の生活の為に頑張ってくれている。そういう人たちが感染してしまったとして、どうしてそれを責められるのか?それが誰かを知りたがるのか?知ってどうなるのか?それが自分の親だったり、兄弟だったり、仲の良い友達だったり、あるいはあなた自身だったりして、それでもそういう個人情報をインターネットに晒す意味があって、必要な事だと、匿名のあなたは言えるのだろうか?

我々は使命感や勇敢さを持った人たちの手を借りながら、全員で乗り切っていかなければならない状況にある。それは確かに脅威であるけれど、皆が他人を攻撃する前に自分で気を付けるという事さえすれば、きっと乗り越えられるはず。 医療や社会を崩壊させようとしているのは誰か? 芥川の蜘蛛の糸でも読みながら、考えてみたらどうだろうか?

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リーダーシップの話

あるところで、洪水が起きてさ、川がどんどん溢れてきていて、その川沿いに2つの村Kと村Jがあって、村Kの方がほんのちょっと上流なんだよね。その村はそれぞれ一本の橋で、川の対岸の高台につながっていて、何とか橋を渡れれば、高台に逃げられるって状況。橋は今にも崩れそうで、渡るには勇気がいるし、実際渡れるかどうかもわからないんだけど、村Kの長は、頭が良くて、実行力のある村のリーダー的存在の若者にすべてをゆだねて、とにかく村人を全員対岸に渡すように言って、自分は陰でそれを全面的に支えることにしたんだよね。だって長は村を収める事には長けているけど、こういう状況ではその若者の方が的確な判断を素早く実行できる度胸と実力があると信じていたからね。それも、長が、自分の能力の限界をきちんとわかっていたし、若者を育てようと日ごろから、そういう関係を築いてきたからこそ、信じられたんだけど。実は村KとJ以外にも似た様な状況の村が沢山あって、どの村も、とにかく早く村人を対岸に渡そうとして、行動を開始した。長が指揮を執っている村もあれば、若者が活躍した村もあったな。いずれの村も、村人最優先、なんとかできるだけ多くの村人を渡そうとすることに必死だったということは共通していたんだ。村Kのように素早い行動を起こした村は、怪我人は結構いたけど、なんとかかんとか川を渡り切ったんだ。でもちょっと行動が遅かった村は、橋を渡る前にあふれてきた水で命を落としたり、橋を渡ろうとして命を落としたりする人も多かったんだ。それでも、結局はみんな渡り切ったんだよね。この時は、わずかだけど、洪水が収まる可能性も無いわけではなかったんだ。でも、水が徐々に溢れてきて水没していく地区が増えてきて村人が悲鳴を上げていたからね、洪水が収まるのを待っているなんて余裕はなかったと思うよ。そんな保証もなかったしね。そんななか、唯一村Jだけが、どうも違ったんだよね。村Kよりちょっと下流だったから、最初は被害が少なくてね、村Kが苦労しているのを大変だなぁ、でもうちは下流だから大丈夫じゃない?なんて高みの見物だったんだよね。それに、村Jの長は、自分に能力が無いのを認めたくなかったのかなぁ。それに、普段から村を自分のものだと考えて自分より優れた若者や意見を言う若者が出てくるといじめたりしてね、気が付いたら周りには、自分で考えずに、長のいう通りに動くだけのロボットみたいなのばかりになってしまっていたから、誰に頼むわけにもいかなかったって事情もあったんじゃないかな。できもしないのに、何の行動も起こさずに、変な戦略を練り始めちゃったんだよね。まず、自分と取り巻きは怪我一つなく対岸に渡れること。その次に、自分にとって役立ちそうな人間を渡すこと、あとの村人はそのあとをついてくれば、渡れた者は自分に感謝するだろう? 渡れなかった村人は死んじゃうからそれでいいやって感じ。こういう時に犠牲はつきものだって。村人の中には、このままじゃヤバイ!って勘づく人もいてね、なんとかしてくれって訴えたんだけど、聞く耳もたないの。でも、騒ぎが結構大きくなって、このままじゃまずいなって思ったんだろうね。何とかしなくちゃって。だけどなんとかしなくちゃったって、ろくなアイデアが出てこないし、急ごしらえで作った対策チームも洪水がどう起きるかなんて研究をしている人ばかりで、こういう時にどう行動すべきかってことは全く分かっていないから、まともなアイデアが出てこないの。洪水が起きると水が溢れますよ。水が溢れてきたらおぼれちゃいますよとか、今が正念場だから2週間くらいがんばって泳ぎ続ければ水が引くかもしれませんなんて言っているわけ。他の村から流れてくる水を堰き止めましょうなんてことも言っててね、それで村人も少しおかしくなっちゃって、「この水はお前の家の庭から流れてきたんだからお前がなんとかしろ」なんて喧嘩も始まっちゃったりしてね。それでもなんとか、村人を静かにさせようとしてひねり出したアイデアって何だったと思う? 一軒に2つ浮き輪を配ります。だって。この状況で浮き輪配ってどうすんのって思うし、流石に取り巻き連中もみんな反対するんじゃない?って思ったんだけど、これがなぜか、配り始めちゃったんだよね。もう溺れかけている村人も居るんだけど、その家にも配るんだって。独り者の家にも、家族5人の家にも2個なんだって。意味あるのかな。それにね。なんだか変なんだけど、浮き輪は長がみんなの年貢で買う事になるんだけど、1個90円の浮き輪なのに、460円もの年貢がかかるっていうんだよね。配るのに370円もかかっちゃうんだろうか。ふしぎ。で、実際それを配り始めちゃったんだけどね、なんか半分くらい穴空いているの。浮き輪。浮き輪の真ん中の穴じゃなくて、空気入れても膨らまないわけ。それにすごく小さいんだよね。流石に村人が怒っちゃってね、改良して配りなおすとか言ったんだけど、「これからかい?」って感じ。もう呆れたっていうか、がっくりしちゃってね。だけど、状況はどんどん悪くなってくるし、もう不安でたまらなくなってきた時に、今度は、何て言ったと思う?外に出たら水に流されてしまって危ないから、家にいなさいだって。一旦はさ、確かにそうかもしれないって思ったよ。だけど家に居たって水はどんどん溢れてくるしね。もうそろそろ、家に居るのも限界じゃないかってみんな思いだしたころ、気のせいか水かさも少し下がってきたんだよね。今が川を渡るチャンスなんじゃないかな、それ渡るぞーって感じになった。そしたら、後25日家にいなさいって。何で?って思ったよ。いつまで家に居れば大丈夫になるのって? 何にも言わないんだよね。なんで25日なのかさ。食べ物だって無くなってきているし、まだおぼれかけている家もあるし、家ごと流されちゃった村人だっているしね。水かさだって、また増えるかもしれないし。みんなで船を作れなんて話ならやる気も出るけど、このまま家にじっとしていなさいなんて言われたら、疑っちゃうよね。こっちが家に居る間に、自分だけ渡っちゃうんじゃない?とかさ。あるいは運を天に任せて何もしないまま25日待つだけになっちゃうとか。そうこうしている間に、他の村は、どんどん橋を渡って、もう大丈夫だ!なんて乾杯しているの。うちの村が溺れかけているのに。村Kなんてもう余裕でね、他の村を助けようとし始めているんだ。うちの村も助けてって思ったんだけどね。うちの長は村Kの悪口ばかり言っていたからね。助けてって言えないんだよね。長は俺の責任だなんていうんだけど、この人「責任」の意味が分かっていなくてね。責任って言えばなんでも帳消しになる呪文だくらいにおもっているみたい。誰もそんなの信用なんてできないの。それどころか、自分で宿題できずにね、いつも手下にやらせてそれを棒読みするだけだったから、何か言っても、まったく感情が伝わってこないんだよね。そんな人に責任なんて言われてもさ。いやホントいい加減誰か「こうしましょう!」って皆が納得することを言ってくれないかなぁ。このままじゃ、うちの村は沈んじゃうかもしれないし、例え洪水が収まっても、ボロボロ。村人もすっかり疲弊しちゃって、立て直しも大変だよなぁ。

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