内面は然程変わらぬまま、
加齢臭なんて言葉が気になる歳になり、
近くのものが見えにくくなる年齢になって、
見出しなみという事が気になる今日この頃である。
そんな事にこだわらないのが、男っぽさだよ。
なんて言っていられる年齢は、とっくに過ぎ去り、
汚ねぇオヤジと言われない様に、努力が必要なのである。
汗を流すのが最高のボディケアだということは知っていても、
日々仕事も忙しく、体力も乏しくなり、なかなか時間が取れない。
そんな時でも、必ず毎日訪れる、平和な時間が、バスタイムだ。
そのバスタイムを彩るのが、髭剃り。
毎日の人、一週間に一回の人、いろいろだが、私は毎日。
10年くらい前に、弟に薦められて、シックのT字を使ってから、以来、T字派。
最近は、電気派の人も、ウエット剃りが増えている様に思うが、
バスタイムシェービングを楽しむには、静かなT字が良いと思っている。
そのT字であるが、弟に薦められたのは、確かシックの2枚刃。プロテクトが出始めた頃だ。
それまで、T字を使うと血だらけになるので、電気派だったのだが、これは画期的だった。
使い続けるうちに、3枚刃となり、気がつけば、4枚、5枚…アロエエキスがどうとかこうとか
となって、どんどん替刃が高くなっていく
ついに、電池を入れて、振動で剃るなんてものになったときに、「こりゃどうもおかしいぞ」と思うようになった。
静かにヒゲをそることで、リラックスしていたのに、なんだか急かされている感じ。
5枚刃になって、こまわりが利かなくなって大雑把というのも本末転倒であれば、それじゃぁっていうのかどうかわからないけど、反対側に1枚ついて、5+1なんても、まるでおかしな話だ。
2枚刃から、3枚刃あたりで十分だったのだ。
と思い始めて、替刃が切れたのをきっかけとして、この刃の枚数競争から離脱する事にした。
いろいろ考えた挙句、選択したのは、ディスポ。
ホルダーはちょっと安っぽいけど、刃はこれで十分だ。
おまけに安い。
一応、シックだけでは面白くなかったので、比較用に、
も買ってみて、最初、ジレットを使ってみたのだが、これはダメ。ディスポだから当たり前ではあるが、2日目から怪しくなって、3日目に交換。
次は、シック。こちらは、3日どころか、もう2週間くらい使っている。しかもプロテクター付き。
T字にだいぶ慣れて、今ではプロテクターなしでも、それほど流血戦にならずに剃れるようになっているのだが、やはりプロテクターは嬉しい。
そんなわけで、しばらくは、シックのディスポが続くと思う。
さて、男の身だしなみなんてタイトルで始めた割には、髭剃りだけしか書いていないが、
長くなってしまったので、残りは次回持越しとしよう。