ポータブル冷蔵庫をソーラーパネルで動かす

いままでキャンプ用とか災害用とか言いつつ、揃えてきたものがいろいろ繋がりつつあります。

8Lの冷蔵庫は期待以上に高性能かつ省電力で、本体にもバッテリーを一つ搭載しているので、小さいポータブル電源だけでもなんとか1泊2日氷と保冷剤を保つことができました。食材の方はソフトクーラーバッグに入れて、冷蔵庫は冷凍庫として使い氷と保冷剤を冷やす形で使いましたので、温度設定は冷凍庫の標準である -18度。

キャンプ場についてからは翌日の昼過ぎまでクルマのエンジンはOFFなので、ポータブル電源も空になりましたが、その後も冷蔵庫内蔵バッテリーで動き続けて、帰宅の為にエンジンをかけるまで氷を保っていました。今週末は車中泊+キャンプの二泊の予定なので、ポタ電を容量が倍のG-500に代える予定です。(G500は持っていたのですが、大きいし、重いし、今までそこまで容量必要なかったので小さいのを使ってました) ※G-500は待機電力が大きくて使いづらいので、結局いままで使っていたものに戻して、その代わり、S270を2台追加しました。G500が500Wh, S270 が150Wh で、小型のが298Whなので、合計598Wh。ロスを考えても、だいたい同じくらいかな。

これとは別に、s270と一緒に買った60Wソーラーパネルがあり、例の停電の時に活躍しましたが、それ以来眠っていたので、引っ張り出してきて実験しています。実はこの冷蔵庫はソーラーパネルからの入力用端子を持っているので、内蔵バッテリー搭載が条件になりますが、電気代0円で動かせます。

今日は生憎のくもりですが、それでも現在ソーラーパネルからの電力で駆動していて、かつバッテリーへの充電もしていますので、夜はバッテリーで動かせそうです。ただし、内蔵バッテリーはあまり容量が無いので、朝まで動かすには温度設定を4度くらいにして、冷蔵庫として使う必要があります。-18度のままでは6時間くらいしかもたないようです。今時期だと、18時までなんとかなったとして、翌朝7時までだと、13時間といったところですが、冷蔵庫設定だとバッテリーで22時間もつとのことですから余裕ですね。

実は、この冷蔵庫は、クーラーボックスとしても案外優秀で、ただの入れ物ではなく、高密度ウレタンを使用した保冷機能を持っています。つまり電力が無くなっても、急に温度があがるわけではなく、クーラーボックスになるわけです。私の場合冷凍庫の中には、保冷剤と氷が詰まっていることになりますし、蓋の裏側には専用の保冷剤が取り付けられるようになっているので、車中泊の場合は、 -18度設定であっても、エンジンOFFから、ポタ電に切り替わり、G500なら朝まで余裕。仮にG500が空になっても、そこから6時間は内蔵バッテリー、万が一それも空になっても、中の保冷剤が氷をキープしますから、我が家はほとんどありませんが、例えば長期の旅行でも十分使えることになります。更に、キャンプサイトに持ち込んでソーラーパネルと接続しておけば、ソーラーも使えます。

この性能が購入の決めてで、同程度の金額を出せば、シマノの中程度のクーラーボックスが買えるのですが、クーラーボックスはどれだけ性能が高くてもクーラーボックスでしかありませんし、車内でがさばることには変わりませんから、この縦型の高性能冷蔵庫はかなりお得感があります。

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