今日は余市祭りである。
もともと江戸っ子だし、祭りは嫌いなほうではないのだが、仕事中にやかましいのにはちょっと閉口する。
それでも祭りで盛り上がってのにぎやかさであれば、仕事の手を休めてちょっと祭り見物といきたいところなのだが、だいたい次の様な有様だ。
10分以上、大音量の騒音が続いているのだが、家の外には何も見えない。
良く見ると、賽銭箱に車を付けたものを牽いている人が2人ほど。
どうやら、祭り一隊の先頭で、賽銭を集めているらしいのだが、道には誰も居ない…
先頭は、RVタイプの乗用車、屋根にスピーカーがついていて、選挙顔負けの大音量で、お囃子を流している。 家の中に居ても耳が痛い。 時々、ガシャガシャと煩い雑音が入る。(テープを巻き戻しているのだろうか…)
それに続くのは、祭りの格好(良くわからないがお面とかかぶっている)をした数人の人たちがだらだらと歩いている。
このあたりから、先頭のお囃子とは違う別のお囃子が聞こえてきて、音がぐしゃぐしゃになる。
新たなお囃子の正体は、太鼓を載せたトラック。荷台にやぐらが組んであってその中で太鼓をたたいているのだが、トラックはなんの飾りつけも無い白のレンタカー。 やぐらも貧弱で、住宅の解体現場から出てきたトラックにしか見えない。 そのトラックがスピーカーでお囃子を、これまた大音量で流していて、その間から、太鼓の音が漏れて聞こえる。
次がいよいよ、神輿なのだが、なんと、この神輿は、大八車の様なものに乗せられて、トラクタに牽引されている。 これが祭りの主役なのだろうか….
その後、更にレンタカートラックが続いた様な気がするが、もう、ただ煩いだけで面白くない祭りの行列に興味を失ってしまったので仕事に戻った。
これにどのような意味があるのだろうか…. 親父は浅草の近くだし、私も西新井大師の近くで育ち、所謂どこぞのなんとか祭りというほどの大きな祭りではないが、祭りを身近に感じながら育った者としては、かなり違和感を感じずにはいられなかった。
参加しないで何を言っていると言われそうだが、参加する気にもならない祭りなのだから仕方ない。
それでも、今日は、みかこさんと、余市駅前に出るという的屋でも冷やかして来ようかと話している。