自転車+GPSというのが密かなブームのようだ。
車でGPS(カーナビ)というのは既に当たり前になっていて、
私も今の車に変えてから、カーナビなしには走れなくなっているのだが
自転車は走行距離も車ほどではなく、走るときはルートをきっちり
決めてから走る事が多いのでGPSなんてと思っていたのだが、
ナビ用途ではなく、ルートの記録としてGPSを使うと案外面白い。
GPSロガーなどというのだが、ナビ機能はまったく無く、
ただ、どこを走ってきたかを記録し続ける小さな箱を持って走るのだ。
私が買ったのは、DG-100(コメットDL/3)というモデルで、小さくて使いやすい。
これを持って歩き、自宅に帰ってからPCと接続して、ルートを
取り込むと、そのルートがGoogleMapなどに表示されて面白い。
特に自転車の場合には、単に緯度・経度だけでなく、高度表示が
楽しいのだ。苦労した登りほどやはり勾配が気になる。
DG-100におまけ?で付いてくるデータ取り込みソフトでもとりあえず
なんとかなるのだが、出来があまり良くないので、私は普段は、
DGManager
というフリーのソフトを使わせてもらっている。
これを、HTML化するのは、「轍(わだち)」という、これまたフリーソフト
が便利だ。
ただ、最近は、轍でも処理するが、ALPSLABroute に投稿してしまう
方法もお勧めだ。
通常はこれだけで十分だが、更にルートを分析するには、
カシミールという地図ソフトが便利。
面倒だが詳しい分析ができて楽しい。
実際に走っていないルート(これから走るルート)の調査には、
ALPSLAB route が断然便利。
新規ルートを選択して、マウスでルートを決めると、高度の情報付きの
ルートマップができあがる。
これで下調べをしておけば、自転車で走るときに参考になる。
これらの地図アプリで、ルート処理以外にもうひとつ特筆すべき点がある。
それは、写真のマッピングだ。
基本的には、写真の撮影日時とGPSログ(いつどこに居たか)を
比較して、その写真を撮影した位置を割り出してマッピングしてしまうというものだ。
カシミールを使うと、
JPEGのExifデータに位置データを入れてしまう事もできるし、そこまで必要無いというのであれば、「轍」を使えば、
GoogleMapの上にピンが立って、そのピンをクリックすると、写真(サムネイル)が表示されるというHTMLを簡単に作る事ができる。
この写真のマッピング機能は、10月にみかこさんと旅行に行く計画があるので、そのときに、みかこさんの日記のページで試してみるつもりだ。
ちなみに、この写真は、冷水峠の駐車場から、SO903i(FOMA携帯)で写したもの。
脚力の弱い私には、この峠を登るのはかなりきついのだが、
登り切った時に、ほどよい達成感がある。
しかも帰路は、長い下り。かなりスピードも乗ってなかなか面白い。