補助輪をはずす

自転車の補助輪というのは、まったく自転車に乗れない時はありがたいものだが、
なるべく早く外さないと、それを頼ってしまって、なかなか外せなくなるものらしい。
この補助輪を外す感覚というのは、自転車だけでなく、大人になってからも
様々な経験の中で思い出す事がある。
例えば、ピアノの練習だが、
・楽譜を覚えてしまわないと弾けない
・鍵盤を見なければ弾けない
・強いフォルテを鳴らしたいのに、鍵盤から指が離れない
・逆に、安定させて確実に弾きたいのに、(音が鳴ってしまいそうで)鍵盤に指をおいておくことができない。
ピアノを習いたてのころは、とにかく必死になんとか一曲を弾けるようにと
こういうことを助長してしまうような練習をしてしまう。
逆に、最初からピアノの先生みたいに、楽譜を見ながら手元も見ずに
大胆かつスラスラと演奏できる訳ではないので、仕方のない事だ。
しかし、何年か習ってくれば、自分でも気づかないうちに、楽譜は少し読めるようになるし
鍵盤を見なくてもだいたい指が目的の鍵盤に乗せられるようになってくる、
この時こそが、補助輪を外すタイミングだ。
ここで補助輪を外さずに頼ってしまうと、いつまでも外せないまま。
補助輪を付けたまま自転車を練習しても、なかなか自転車の本当の楽しさを
感じる事ができないし、練習したほどにはうまくならないというのも似ている。
水泳のビート板や、アイススケートの補助そり?とかも似たようなものか?
ふと、思い立って、自分を信じて、補助輪を外してみる。
最初は当然うまく行かないだろうが、あとはコツなのだ。何回かやっていれば
だんだん飲み込めてくるものだと思う。
昨年あたりから、なんとなくそういう事がわかりかけてきたのだが、
そのせいか、最近はピアノの練習が面白い。
相変わらず忙しいのと発表会前でエレクトーンの練習が大変なので、
なかなか進まないが、補助輪を付けたままだったらわからなかった
おもしろさというものが少しわかってきたような気がする。
ところが、みかこさんの教室の生徒さんの中には、なかなか自分で補助輪を
外すことができない生徒さんも居るようだ。その曲を弾けるだけの力を
持っているのに、補助輪に頼ってしまっているので思った様な演奏にならない、
補助輪使用が長いので、恐怖心でなかなかそれが外せない。
結構辛いジレンマだと思う。
幼い日、「後ろを押さえていてあげるから、大丈夫だよ」と親に言われて、
思い切って補助輪なしでこぎ出した自転車。
親が押さえてくれているという安心感で、軽快にこぎ出す。
ふと気づくと、親は遙か遠くで私が補助輪無しの自転車を漕いでいるのを
笑って見ていた。
親と子の信頼関係、そして、それを素直に信じる子供の心があっての事で
誰にでも使える手ではないかもしれないが、
教えるという事の本質はそういう事なのかもしれない。

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SaYoNaRa ドクター・ワトソン

本日ワトソン博士を停止させた。
Windowsが異常終了した時に、情報を収集してM$に送りつける為のプロセスなのだが、
はっきり言って、”うざい”。
おまけに、最近 AdobeReaderの問題なのかもしれないが、Windows終了時に毎回
dwwin.exe がアラート出したりして、すっきり終了しない。
ま、すっきり動いていないOSがすっきり終了するってのも期待しすぎなのかもしれないが、
やはり終わりくらいはすっきりいきたいものだ。
ということで、ワトソン博士には、しばらくお休みいただく事にした。
止め方は簡単、
ファイル名を指定して実行で、drwtsn32.exe と入れてワトソン博士を起動して、
オプションを全部カット。
ついでに、システムの起動と回復で、デバッグ情報の書き込みを「なし」に変更。
これで今日からすっきり終了できる….はず。
念のため、AcrobatReader も一旦削除して再インストール。
これで安心してシャットダウンできるかな。

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初胃カメラ



IMG_4071, originally uploaded by hajimesan.

生まれて初めての胃カメラに挑戦してきた。
小心者な上、息苦しいのが大変苦手なので、のどにあーんな太いものを突っ込まれて胃の中を覗きまくられるのなんて、考えただけでもぞっとしてしまい、幸い胃カメラを飲まなければならないような病気にもなった事がなく、健康診断はずっと、バリウム一筋で通してきた。
そのバリウムも、40過ぎてどうしても飲まなければ駄目だというので仕方なしに飲んでいたくらいだ。
胃カメラは辛いとか苦しいとかいう話を聞くが、そんな話聞くまでもなく胃カメラなんて嫌だ!
ところが、一昨年の健康診断で、胃に何かあるので再検査が必要だと言われてしまった。
再検査というのは同じ検査をもう一回やるのではなくて、要はバリウムだと見づらいから
胃カメラで直接見たいということなのだ。
嫌だなぁ、それに再検査なんてする暇ないし、どうしようかと思っていたら1年経ってしまって
昨年の健康診断となった。その結果は特に異常なし。
なーんだ再検査なんて必要無かったじゃん。これからも絶対に胃カメラなんて飲まないぞ
と思いつつ、1年を過ごした。
そして、今年の健康診断、「胃の検査はどうされますか?」の問いに、どういうわけか
「今年は胃カメラにしてみます」と答えている自分が…
いったいどういう心境だったのか、今となっては全く思い出せないのだが、
まったく、魔がさしたとしか思えない。なんとおろかな事を言ってしまったものだろう。
しかし、今更撤回できないし、やばいなぁと思いつつ、やはり忙しく仕事していたら、
健康診断前日。
問診票を記入していて、
「喉の麻酔と胃の動きを抑える注射をしますが、更に楽に検査を受けていただく為に、
 ご希望により、軽い静脈麻酔をすることもできますけど、どうしますか?」
という問いに、さて、どうするか迷ってしまった。
もちろん楽に受けられるならそれに超した事がないわけだが、「静脈麻酔」という
響きも、かなり怖いものがある。 二度と意識が戻らなかったらどうしようとか考えちゃうわけだ。
実は、端から胃カメラは辛いと思っていたので、どんな風に辛いとかはあまり
考えたことが無くて、無知である自分に気づいて、普段はあまり参考にしない2chの
情報までもGoogleで検索しつつ調べてみた。
ヒットしたものは、「辛い」「苦しい」「二度とやらない」のオンパレード。
では、静脈麻酔が良いのかといえば、「麻酔は危険」とか書いてあるし、
そこまでしなくても、痛み止め?で十分とか。鼻から入れる方法があって、それだと
凄く楽だとか書いてある。
でも、私が受ける病院は、「静脈麻酔」しか無いし、鼻から入れるなんて選択肢も無い。
散々悩んだあげく、気が弱い私は「静脈麻酔」をしてもらうことにした。
やっぱり苦しいのは嫌なのだ。
というわけで、当日。
身長、体重、視力、胸部X線など、いつものようにサクッとこなしてから、内科検診。
ここでようやく医者と呼べそうな人とマンツーマンでお話できるのだが、
「胃カメラの同意書」なるものを書かされる事になった。
そ、そんな話聞いていない…と思ったが、小心者故、「わかりました」と答えるしかなかった。
その同意書の内容というと、いろいろ書いてあるが、要するに
「胃カメラの検査は100%安全ではなく、1万2千人に一人の割合で穴が開いたり
 血が出たりといった医療ミス?が起きる可能性があり、また20万人に一人は
 死んじゃうけど、もしそんな事になってしまっても、いいよねぇ?」
って内容。
「いいよねぇ?」って言われても、やっぱり、胃カメラで死んじゃうのは嫌だ。
だいたい、どこも悪く無いのに、もしかしたら悪いかも知れないと言われて胃カメラ
飲んで、それが原因で怪我したり入院したり、ましては死ぬのなんて理不尽でしょ?
そんなの同意できるわけ無いじゃん!と心の中では叫んでいたが、
私の手は勝手にその書類にサインしていた。
「あぁ俺は今日胃カメラ飲んで死ぬかもしれないんだなぁ」と思いつつ、
内科検診のドアを開けて外に出たら、一緒に検診を受けていたみかこさんが
順番待ちで座っていた。
「どう?」って聞かれて、「死ぬかも知れないけど良いか?」って聞かれたと
答えたら、笑っていた。
自分はバリウムだから安全なのかもしれないが、
旦那が死ぬかも知れないと言っているのに、よく笑っていられるものだ。(-_-)
その後、採血したり、心電図とったり、エコー検査したりと、要するに
死ぬかもしれない胃カメラ以外の検査を先に済ませておいてから、
最後に胃カメラ(内視鏡検査というらしい)の検査だ。
麻酔なんてされたらどうなってしまうかわからないし、あまりの辛さに
恥ずかしい事になってはいけないと、とりあえずトイレへ。
いや、単なる時間稼ぎだったかもしれないが….
出せるものはすべて出して、もう行かなければならないと決心し、
胃カメラの検診へ。
「なんてこったい」と思いながら廊下を歩いていたら、エコー検査待ちでベンチに
座っていた、みかこさんに声をかけられた。
目の前に居る自分の妻にも気づかないとは、恐るべき胃カメラの恐怖。
重たい足を引きずるようにして、胃カメラの検査室に到着。
まずは、ちょっとどろっとした水の様なものをコップ一杯飲ませられる。
この水の話は2chでも無かった。この病院独特なのだろうか?
胃の中を綺麗にする薬とのこと。なんで薬飲むと胃の中が綺麗になるのかが???
もしかしたら、これは下剤か何かで、トイレへ行ってきた事が無駄だったか?
とも思ったが、特に何も起きない。
それに、あんまり不味くない。ちょっと美味しいとも言えなくもない。
さて、その水を飲んで安心していたら、血圧を測ってくれた。
こんな心境じゃさぞ高いだろうと思ったが、以外と普通。
そうか、水を飲ませたのは落ち着かせる為もあったんだな。まんまと敵の作戦にはまってしまった。
ここで血圧が高ければ、胃カメラ中止になったかもしれないのに….
で、血圧のあとは、喉の麻酔。 「おっいよいよ来たな」 2chでもこの情報はあった。
“すっごい不味い”とか、”すっごい苦い” 上に、それを喉のところに溜めておかないとならないそうだ。
「4分間喉に溜めて置いてください…..と言っても辛いと思いますので、辛かったら右手の
 コップにはき出しても構いません。」と看護婦さん。
おっと、それで、最初の水を飲んだ後に空の紙コップを捨てないで持っていてねといわれたのか…
システマチックだなぁと、感心しつつ、口を開けると、注射器でその薬(麻酔薬?)を喉へ「シュッ」
と入れられてしまった。
「う、不味い!」と思ったが、良く味わってみると「美味い….」
何か良くわからないが美味しい味が付いているのだ。
「これなら行ける」と一瞬思ったが、よく考えたら、これは胃カメラじゃなくて、まだその準備段階
なのだ。
しかし、喉に溜めておくのはやっぱり結構シンドイ。苦しいのが苦手な私はとってもこういのが嫌だ。
おまけに、じいさんが、やはり胃カメラを受けるのにその部屋に入ってきて、なんだか
おかしげなこと(本人はまじめに喋っているのだろうが)を看護婦さんに言って笑いを
こらえなければならないし、どんなじいさんなのか顔見たくても上向いてないと薬がこぼれちゃうし
気を抜くと、薬のみこんじゃいそうだしで、何度も、「もうコップに出しちゃえ」って思った。
しかし、2ch情報によれば、この喉の麻酔が勝負らしい。
これを喉の奥の方へうまく留めて置ければ、喉の感覚が麻痺して、検査が楽になるらしいのだ。
というわけで、必死に4分間頑張った。看護婦さんが「もういいですよぉ」って言ってくれるまで
死ぬ気で喉に留めていたのだ。偉いぞ>自分
どうせ麻酔されるから一緒だと思わなかった分けでもないが、麻酔されている自分だって
やっぱり痛かったらいやだろうという親心ってものだ。
ちなみに、これ飲んじゃったら、全身麻酔ならぬ、内臓麻酔とかになるのだろうか?
喉の麻酔が終わると、肩に筋肉注射だ。これはバリウムでも同じで、
たいした注射には見えないのだが、めっちゃくちゃ痛い!
「痛~い」と言ったら、「そう痛いですよね」と看護婦さんが撫でてくれた。
頭じゃなくて、痛いところをね。
その後、おそらく喉の麻酔が効いてくるまで待つ必要があるのだろう、
その部屋を出たところの入り口、内視鏡検査室の前の廊下のパイプチェアに
しばらく座らされた。 死刑台に向かう前の死刑囚の様な気持ちでもあり、
あるいは、いたずらをして廊下に出されてしまった生徒のようでもある。
しばらく待っていると、いよいよ、私の名前が呼ばれた。
「ふぁ~い」と、おかしげな返事しかできなかったのは、恐怖の為ではなく
喉の麻酔で、舌が痺れているからなのだ。
検査室に入ってベッドに寝かされ、眼鏡をはずされ、「抜ける歯は無いか?」と聞かれた。
「にゃい」と答えた。歯が抜けるほど凄いことされるのか?
看護婦さんは、タオルケットを優しくかけてくれてから、静脈麻酔の注射をしてくれた。
「はーいだんだん意識がもうろうとしてきますよ~」
というのだが、全くもうろうとしない。 2ch情報では、ここで、チクッとされた瞬間に
寝てしまって、記憶が無いという人も居るというのに….
もしかして、私には麻酔は効かないのか?となると、やばい、絶対にやばい。
と思っていたら、麻酔が効いたかどうかを確認する風でもなく、マウスピースを
咥えさせられた。もう逃げられない….あぁ、このまま麻酔も効かず地獄の検査を
受けることになるのか。そして、20万人に一人だったら、私の人生もここで終わりだ。
あぁ、廊下でみかこさんに呼び止められた時に、「あとの事は頼む」とちゃんと
伝えておけば良かった….と考えていたら、出た!黒いチューブ。先端がピカピカと
綺麗にまるで虹のように輝いている。それを青い診察服を着た医者が私の口に
押し込んでいく。色彩的には美しい気もする….
「ゲホッ」「ウグッ」「オエッ」と2chでも沢山登場する台詞?を吐いている私を
「力を抜いてください」と看護婦さんが後ろからささえる。
とうとう始まったかと思ったが、数秒で「あれっ?」と思うほど楽になった。
どうやら苦しいのはチューブが喉を移動する時だけなのだとわかった。
一体どんな感じなのだろうと、口から黒いチューブを入れられている自分を想像すると
おかしく思った。 そんな余裕さえ生まれていた。
しばらくすると、じゅるじゅると音がして、目の前の透明なチューブの中を何かが
流れていく。 そうだ。これが最初に飲まされた水なんだな。この水と一緒に私の
胃の中のものが吸い出されるので、胃が綺麗になるわけか。
「う、汚ねぇ」と思う人もいるかもしれないが、前日の昼食をおかゆにして、その後も
何も食べず、万全の体制で臨んだ私の胃の中はとても綺麗だったと思われ、
チューブの中を流れていたのは、さっき飲んだ水だけだった。
じゅるじゅる音がしばらく続いたあと、いよいよ検査が始まったらしく、
なんだか胃の中に空気を入れられるような感覚があったりしたが、
どうも、自覚症状は無いが、麻酔が効いているようで、感覚はあるが、
痛くも苦しくも無かった。
このあとサプライズがあるのかと思ったが、特に何もなく、黒いチューブが抜かれ、
「はい。検査終了しました」と言われた。約3分くらいだったろうか…
とにかく、私は死ななかったし、喉から血が出ているといったこともなかった。
しかし、口の周りは麻酔が効いていて、よだれがダラダラだ。
「自分で拭いてください」とティッシュを箱ごと渡され、自分のよだれを拭きまくる。
ん~情けない光景だ。
そのまま自分で立ち上がって、看護婦さんに案内されるまま休息室へ。
麻酔を受けた小心者は、この部屋で1時間反省しなければならないのだ。
部屋には既に何人かの小心者が居て、ぐっすり眠っている人も居る。
おぉ、麻酔で寝てしまう人も本当にいるんだなと、そのときは思ったが、
単に眠かっただけなのかも。だって、何にもやることが無いんだもの。
私はといえば、自分がこの試練を乗り越えたという感動で寝付くことはできず
雑誌を読みながら1時間を過ごしたが、自分が生きているという感動に
くらべたら、週刊誌の芸能ネタのなんとつまらないことか。
1時間が経ち、とにかく健康診断(日帰り人間ドック)は終了。
着替えて受付にもどると、みかこさんが待っていた。
いつもは婦人科検診の方が時間がかかるので、私が1時間弱待つことになるのだが
今日は、みかこさんの方が早く終わって、30分ほど待たせてしまったようだ。
「あなた、生きていたのね。良かったぁ、私もう心配で心配で….」
という言葉は期待もしていなかったが、やはり出てこなかった。
麻酔を受けた小心者は車にも乗ってはならん!という事で、その後は、
1日みかこさんの運転。これはある意味、胃カメラよりも死ぬ確率が高いので怖い。
もう一度麻酔をしてもらいたいと思った。
まずは、とにかく腹が減っていたので、いつものラーメン屋へ。
しかし、なんと木曜定休日。ついてないなぁと思ったら、隣のユニクロが回転寿司屋に
変わっていた。しかも、「本日オープン」との事。
オープンのサービスも一切ないし、味もとても美味しいとは言えないお店で
客の入りも、オープン初日とは思えないほどだったが、タッチパネルで注文できる
最新設備を試しながら、食べてきた。
空腹だったこともあるが、胃カメラをクリアした喜びで、そのたいしてうまくもない寿司を
結構たらふく食べてしまった。
みかこさんはと言えば、バリウムと戦っていた。あれは検査の時は良いけど、
あとが辛いんだよねぇ…
ちなみに、私はバリウム全然OKな体質なのでなんともないんだけどね。
というわけで、そこの支払いは当然の様に私が払う事になった。
そのあと、札幌で2~3用事を済ませて、帰宅することに。
途中小樽で、ケンタッキーが食べたくなり、みかこさんに提案。
ケンタッキーを購入し、今週末に行く予定の小樽マリーナの下見をして帰宅した。
めでたしめでたし。
さて、ここで問題です。
私は、来年、胃カメラでしょうか?バリウムでしょうか?
答えはまだ自分でもわかりません。検査の前後を考えると胃カメラが楽です。
でも、もしかしたら死んじゃうかもしれないのは嫌です。
やっぱり、バリウムがいいかなぁ。

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日本科学未来館



R0010927, originally uploaded by hajimesan.

日本科学未来館というところへ行ってきた。
毛利さんが館長だという事で、大いに期待していったのだが、
思いっきりがっかり。
まず、最初の入場券の券売機。複数名同時に購入できないうえ、画面もわかりづらい。常設展示のみだと500円で、特別展が900円なのだが、最初の画面では特別展の900円の画面で、下の方に常設展のみの画面へのリンクがある。画面全体もまったく整理されていないので、これでは間違える人が多だろうと思われたが、案の定、本来ここに居る必要は無いと思われるガイドの女の子が2~3人居て、ほとんどの人が聞きながら買っていた。人件費の無駄だなぁ。
日本の科学の未来は、こんなところより、北海道のSPAの券売機の方がよほど感じる事ができる。

建物も、不必要にでかくて立派であるが、わかりづらくて使いづらい。
今自分がどこに居るのかもわからなくなるほどだ。
最初のマイクロマシンのところは、顕微鏡を覗くもよく見えず、何がなんだかよくわからない。 説明も中途半端だし、説明の内容と展示の内容が違うのか、ちゃんと動いていないのか、何をどう見れば良いのかさっぱりわからなかった。
他の展示も似たり寄ったりで、科学なんだかアートなんだか、中途半端。
おまけに、1/3 の展示は、準備中とか閉鎖中とかで見れない。
残りは、子供に占領されている。子供達は走り回り、先生はでっかい声で子供達を叱りとばしているといった状況だ。
僕らが社会科見学でこういうところへ行く時は、必ず班行動というものを取らされたものだ。事前に注意事項をしっかり聞かされ、班長が注意するだけで、このような状態にならずに済んだものだが….ま、これは館が悪いわけではないけどね。
たまたま、二足歩行ロボットのASIMOの実演があって、それは面白かった。ネット上の動画などで見てはいたし、TVでも時々みかけるが、やはり目の前で二足歩行している(しかも小走りができるようになっていた)ロボットを見るのは、なかなか感動ものだ。
ただ、流石ロボットで、動いていない時は銅像と変わらない。
当たり前だが、人間は絶えず体を動かしているし、表情も変わる、それが
生きているという事であって、ロボットは、二足歩行できたとしてもロボット
なのだなぁと、思った。停止しているASIMOに魅力は無いのだ。
このASIMOの実演も、前振りが長くて、子供じみていたのはNGだった。

館内の主な展示では説明員が居るが、ご年配の方ばかり。
見るからに引退組。それでもちゃんと説明してくれれば良いのだが
何しろ相手は科学技術だから、どうもちゃんと理解されていない様子。
内容のある説明は聞けないばかりか、嘘も混じっていた。

最後に、プラネタリウム。
プラネタリウムの施設そのものは、立派だと思うが、番組が最低。
子供の頃からいろいろなプラネタリウムへ足を運んだが、
これほどつまらない番組は無かった。
星は沢山映し出されるのだが、それは単なる壁紙と化していて
その星の上で、つまらないアニメーションが展開される。
意味のない効果音とぼやけた丸が沢山表示されるだけ。
プラネタリウムというのはどこかワクワク感があるものだが、
この日見た番組は、ひたすら眠かった。

おまけに、私の隣のオバサンは始まった途端に寝てしまって、
最初から最後まで「いびき」で悩まされた。
真っ暗な中上向いて寝ているから、注意する事もできず、
係の人も注意してくれるわけでも無く、最後までいびきを聞かされた。

説明員の人が余市に来た事があるという事だが、余市のは高いと言っていた。
余市の宇宙記念館は1200円だし、田舎くさい施設だと思う。
でも、箱だけ立派で中身の薄いお台場のこの施設は、確かに
入場料500円かもしれないけど、文部科学省所管の独立行政法人が
やっているのだ。入場料500円なんかで採算が合うとはとても思えず、
相当な税金が無駄遣いされている事だろうと想像する。
となれば、この500円は高いか、安いか。

そうそう、毛利さんは館長だが、その上に「総館長」なる人が居るらしい。

どこを見ても「お役所仕事」を感じるところは、余市宇宙記念館と大差ない。

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倶知安風土館



R0010519, originally uploaded by hajimesan.

倶知安町の風土館での1枚。
すごく面白いところ….では無かったけど。
昔のものなどがいろいろあって懐かしかった。

ここは、昔の家の中を再現しているところで、靴を脱いで
その中に入り込める様になっている。
ちゃぶ台の前に座ったら、妙に落ち着いてしまったところ、
みかこさんに、パチリとやられた。

東京も北海道も、住宅の造りは全く違うけど、暮らしぶりにはあまり違いが無いんだなぁと思った。

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庭仕事開始



庭仕事開始, originally uploaded by hajimesan.

みかこさんの寄せ植え大作戦が開始された様子。

今年はかなり出遅れ気味だが、
いよいよ我が家の庭に本格的な春が訪れるのか?

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生徒諸君

今、生徒諸君というドラマをやっている。
ある事件がきっかけで殻に閉じこもってしまった子供達の心を、
先生が解放していくというようなものだが、
そこに立ちはだかる問題は、生徒自身の心の問題だけでなく
学校側や本来その教師と同じ立場に立つか、教師のしていることに
理解を示しても不思議ではないはずの人たちの大人の理屈というものがある。
学校はともかく、親は子供を守ろうという本能から教師とは逆の行動に出る。
「その事件」は既に起こってしまった事であり、子供達の心に大きな影響を
与えてしまったものなのだ。
簡単に言ってしまえば、教師はそれを「乗り越えさせよう」としているのであり、
親は「忘れさせよう」としている事になる。
冷静に考えればどちらが正解かは明白だと思うが、
「子供を守る」という立場になったときに、冷静な判断を失ってしまうものなのかもしれない。
これはドラマであり、原作は漫画だという事だし、その事件にしても、
登場人物の行動、考え方にしてもかなりデフォルメされているのだが、
最近のみかこさんを見ていると、どうしてもこのドラマがだぶってくる。
単にピアノという事だけでなく、ピアノを通して音楽とふれあい、
また、発表会や、グループレッスンを通して、教室の仲間との関係を考え、
将来、ピアニストになるとかピアノ関係の大学に進むとかといった事とは
関係なく、もっと総合的にピアノを習うという事がその人の人生にプラスに
なればと孤軍奮闘しているみかこさんに同調する人も多いが、
立ちはだかる壁もまた多いようだ。
「事なかれ主義」と言えば、極端かもしれないが、単にベルトコンベア式に
ピアノの技術だけを教えていれば起きない摩擦も、より深く思う事で生じてしまうのかもしれない。
それにしても、先日の生徒さんのお父さんの発言には驚いた。
生徒さんやそれを見に来てくれるご両親達の為に、なんとか内容のある発表会に
しようとがんばっているみかこさんに対して、
「発表会というのは子供達が順番に舞台に上がって演奏して引っ込むというパターンが
 普通なのに、先生はいろいろやりすぎだ。発表会は子供達のものなのに、
 まるで先生の為の発表会の様に見える。」
というのだ。先生が演奏することも、ドレスを着ることも、集合写真で中心に座る事も、
その人にとってはおかしなものらしい。
もちろんそのお父さんは誤解をしていると思うのだが、
上に書いたように、その生徒さんは「ある事件」のような深刻な問題では無いが
今、ある選択をしなければならない状態で悩んでいる為、
「子供守る」ことに精一杯になってしまっている状態だったので、
そういう言葉が出てきたとも思える。
みかこさんがその時していたように、一生懸命説明して誤解を解いていくしか
無いのだろう。
先生がドレスを着るようになって、発表会が華やかになり、楽しくなり、
そして、子供達も可愛い服を着て出るようになってきた。
それまでは、ジャージで発表会に出る生徒さんも居たほどだったのだが、
ジャージの発表会と子供達が可愛い服を着て楽しそうにしている発表会とどちらが良いだろうか。
子供達が、機械的に次々に出ては消えていく、全体としてあまり統一感の無い発表会と、
ピアノもあれば、エレクトーンもあり、ハンドベルもあればコーラスもある、
そういう発表会とどちらが楽しいだろうか。
何より、生徒さんが、他の生徒さんの演奏を聴くようになってきたという事実もある。
他人の演奏を聴き、そこから何かを学び取っていくという事はとても大切だ。
それはもう一つ、そのことで、自分の演奏を客観的に聴く事もできるようになるからでもある。
これがどれだけ大切かについて書くとめちゃくちゃ長くなりそうだが。
あまりいろいろ書くとみかこさんに怒られてしまいそうなので、やめておくが、
発表会というもの、教室を育てる、生徒を育てるという事。
私の様に舞台裏から見なければ見えてこない、いろいろな事が
世の中には沢山あるのだろうなと思う。
時々はそういう事の説明をして理解を得る事や、
また、自分が逆の立場になった時、相手の舞台裏をちょっと想像してみる事も
大切なのかもしれないと思った。
何事も一方通行は良くないな。

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Coffee



R0010339, originally uploaded by hajimesan.

みかこさんの服を選びに新札幌へ行った。
お店の店長さんからチケットを頂いて、喫茶店で飲んだコーヒーが
とても美味しかった。
可否茶館というお店で、実は小樽で豆を焙煎しているチェーン店。
今回はみかこさんが選んだフレンチローストを飲んだのだが、
深い味で、気持ちがとても落ち着いた。

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花カイドウ



R0010252, originally uploaded by はじめ.

もう何年も前に庭に入れたものだが、ほとんど手入れなどしていないのに、毎年綺麗な花を咲かせる。
枝は結構細く、毎年雪でバリバリ折れてしまう。
我が家では、桜でも梅でもなく、この愛らしいピンクの花が
一番春を感じさせてくれる存在かもしれない。

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庭のムスカリ



R0010237, originally uploaded by はじめ.

flickrから投稿のテストを兼ねてGX100で撮影した写真をアップロードしてみる。 flickr側では、投稿エラーになるのだが、実際には投稿されているようだ。 自宅サーバーがあまりにも遅いからかもしれない。

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