Eye-Fi

友人が使っていて便利そうだったので、Eye-Fi を買ってしまった。

 

SDカードと考えると高いんだけど、無線LANのクライアントとアクセスポイントまで組み込まれているし、おまけでSDカードリーダーもついてくるので、実は結構安いものだったりする。カメラのレンズとかもろもろの部材にしては、むしろ安いほうかな。

これを、SDカードの代わりにD90に挿しておけば、写真を撮る都度、Wifiでその写真をサーバーへ送ってくれるのだ。 今まで一度もSDカードのトラブルは無かったので、家に帰ってPCにカードリーダーで取り込めばすむ話なんだけど、実はそれだけじゃない。

一番の目的は、スマホとの連動。 今はスマホを常に持っていて、面白そうなものがあれば、一眼で撮った後にスマホでも撮影して、Twitするみたいなことを良くするのだけど、同じ物を2回撮るってのは、結構めんどくさいんだよね。かといって、スマホにSDカードリーダー付けて、毎回カメラからSDカード取り出してスマホに取り込んでTwitするなんて悠長なことを、旨そうなご馳走前にやっていられるほど、人間出来てないし。

そんなわけで、一眼で写真撮ったら、それが、SDカードを操作しなくても、スマホからもアクセスできれば一番便利なわけで、そんな夢みたいなことをやってくれるのが、この Eye-fiというカードだね。

Eye-fiカードには、2種類の転送モードがあって、簡単に言えば、Eye-fiカードから送り出すのと、スマホがEye-fiカードに取りに行く方法がある。後者を、ダイレクトモードと言って、後から追加されたモードらしいのだけど、私はこれは使わないで、前者を使う。

前者を使う理由は、ダイレクトモードがEye-fiカードがアクセスポイントになるモードなので、スマホは逆にWifiネットワークが使えなくなるので、その関係で何かと面倒そう。それと、今は、光ポータブル+iijmio をまだ使っているので、ダイレクトモード使う必要無いし、更に、スマホに一眼のでっかい写真を集めたくないってのがある。

幸いEye-fiは、沢山のWebサービスに対応していて、そのサービスが、スマホからの参照に対応しているので、それを使えば良い。まず、Eye-fiを買ったらついてくるEye-fi Center というアプリをPCにインストールして、設定すれば、Eye-Fiから、Eye-Fiサーバーへフルサイズを送り、そこから、PCの Eye-fi Center と、各種サービスに送るという事ができる。 PCと各種サービスへの送信(PCの場合は送信というよりPCから取りに行くのだが)は独立しているので、外出中でPCがシャットダウンされている状態でも、各種サービスへはちゃんと送られるし、帰宅してPCを起動したら、タスクバーに常駐している、Eye-fi Helper が、勝手にEye-Fiサーバーにアクセスして、未保存の写真を取得してくれるのだ。

だが、ここで大きな問題がある。それは各種サービスの中に、DropBoxもBox.comもSkyDriveもS3も入っていないのだ。そう、写真系のストレージばっかりなのである。これでは私がやりたいことはできないんだよね。

ちなみに、帰宅するまでの間に一眼で撮った写真をスマホでTwitしたいというだけであれば、Eye-Fi買えば無料で使えるEye-FiサーバーのEye-Fi View機能でも十分。無料でも7日間は無制限で置いておいてもらえる。Twitなんてその場限りのものだから、7日で自動で写真が消えてくれるというのは逆に便利かもしれない。

私がやりたいことを簡単にまとめると

  • 写真を撮ったタイミングで、自宅のサーバーへフルサイズで送っておきたい。(万が一の時の為)
  • 私の場合7日間なんて長期の旅行はしないので、Eye-Fiサーバーでも十分なんだけど、なんとなく自宅の方が安心。
  • 写真を撮ったその場で、あまり時間を開けずに、スマホでその写真を使いたい。
  • そのために、写真は、640×640くらいに縮小された状態で、例えば Box.comなどの汎用ストレージサービスに置いておきたい。
  • 汎用ストレージサービスには、帰宅するまでの間だけでなく、あとで、スマホから見る為に、1年くらい置いておきたい。

といった感じ。微妙にできそうでできない。一番お手軽なのは、Eye-Fiサーバーの Eye-Fi Viewプレミアム会員にアップグレードする方法で、月額480円払えば、7日間の制限がはずれるんだけど、ずっと払い続けるのも嫌だし、できれば無料でやりたいし、ここからTwitしたりメールしたりするとフルサイズになっちゃうとかで、やっぱNG。

というわけで、次の様にしました。

  • 自宅サーバーにFTPサーバーをセットアップ(もともとあったけど、WANに公開した)
  • Eye-Fi カード => Eye-Fi サーバー => 自宅FTPサーバー でフルサイズをアップロード
  • 自宅サーバーに、fwatch というファイル監視アプリをインストールして、写真がアップロードされたらバッチを起動するようにした
  • バッチで、ImageMagickを使って、写真を 640×640に縮小して、Box.comのフォルダにコピーするようにした
  • Box.comのクライアントが勝手にサーバーと同期
  • スマートフォンでは、撮ったばかりの写真が、640×640の縮小された状態で Box.com経由で取得できる。

Eye-fi Center をインストールしてあるPCを起動していなくても、FTPサーバーには、フルサイズの写真が保存されている。(自宅サーバーに Eye-Fi CenterをインストースすればFTPサーバー要らないけど、XPだし、サーバーが非力だってこともあって、避けた。それにFTPサーバーだったら、外出先から、AndroidのFTPクライアントでチェックできるという利点もある。

さて、明日は、小樽ビール醸造体験。さっそくEye-Fiを試して見ることにする。果たしてうまくいくのか、気になるのは、iijmioの128kで、4096サイズの写真がどのくらいのパフォーマンスで送れるのかってあたり。結局時間かかりすぎて話にならないなんてこともあるかもね。

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