昨日、1日 Eye-Fi を試した結果、予想通り?方針の変更になった。
アドホックモードでも、Eye-fi 、光ポータブル、iijmio、SC-06D 、自宅FTPサーバー、 Box.com の組み合わせで、想定した通りに使えたので、そういう意味では良かったのだが、バッテリーまわりで運用がやや面倒だった。
カメラの電源をこまめにOFFにする癖がついてしまっているので、送信前にOFFにしてしまうってのは論外かもしれないが、送信が終わるまでOFFするのを待つとすると、iijmioの速度だといつ終わるかわからない送信を待つのは結構辛い、じゃぁ、ずっとONで良いのではないかと思うのだが、どうも、私のカメラだけなのか、D90のオートパワーオフに相当する(らしい)半押しタイマーを数秒にしても、いっこうに電源OFFになる気配もなく、昨夜は朝までつけっぱなしにしたら、D90のバッテリーが、ほぼ空になってしまった。(今まで、1ヶ月とか充電しなくても、50%切ることは無かったのに…)
Eye-fiからポータブルWifiまでは、Wifiなので、ポータブルWifiが一旦写真を蓄積して、カメラから受け取った後にゆっくりサーバーへ送信してくれれば良いのだが、当然そんな機能は無いので、結局、回線の遅さの為に、ポータブルwifiもカメラ(Eye-Fi)も、そして、カメラの電源をOFFにしたいと思っている私も、長時間拘束されてしまう。その上、スマホでその写真を使えるようになるのはかなり先になってしまうのだ。
バッテリー的には、この理由で、カメラ、ポータブルWifi、スマートフォン(写真が使えるようになるまで何度もBox.comにアクセスしてしまう)と、3つ全部が無駄なバッテリー消費を余儀なくされ、昨日は、モバイルバッテリーが大活躍の状況だった。
というわけで、作戦変更で、次回は次のようにしてみる。
- Eye-fiは、ダイレクトモードを使う
- カメラの写真は、できるだけ速やかにSC-06Dから、ダイレクトモードで引っ張る様にするが、撮影の都度ではなく、ある程度撮影した後に、SC-06Dで、Eye-Fiアプリを起動してまとめて引っ張る。 ダイレクトモードでは、まず、SC-06DにWifi接続でアップロードされるので、かなり高速で取り込めるようだ。
- SC-06Dに入ってしまえば、Twitでも使えるし、カメラとSC-06Dと二重に保存される事になるので、サーバーへのアップロードは急がない為、SC-06DからFTPサーバーへのアップロードは、Wifi環境のみに限定する。(3Gでちまちまアップロードすると、SC-06Dのバッテリー消費が激しそうなので)
- FTP/Box.com は不要かもしれないが、家に帰ってから、SC-06Dから写真を取り込む作業が省略できるので残しておく。おそらく、Wifi環境はホテルか自宅なので、たいていは、自宅に帰ったら、自動で、SC-06DからEye-fiサーバー経由で、FTPサーバーへアップロードされる事になるのだと思う。
実は、Eye-fiカードが届いたのが一昨日で、昨日はダイレクトモードを使わないという方針の元出かけたので、今日、初めてダイレクトの設定をしたのだが、すごいおまけが付いている事がわかった。
Eye-fi から、ダイレクトモードで、SC-06Dへ取り込むと、SC-06Dで、写真にジオタグを埋め込めるという機能がついていたのだ。 Eye-fi は、Pro版を買うか、追加料金を払うかすると、ジオタグ埋め込みに対応できるとホームページで書かれていたが、この機能はEye-fiが周辺のWifiアクセスポイントの、MACアドレスを収集して、それをEye-fiサーバーへ送る事で、Eye-fiサーバー側でジオタグを付加するものと書かれていて、Eye-fiのバッテリー消費が更に増えるし、位置情報としては不正確だし、それに購入前は、対応している写真ストレージサービスのみで使えるものだと思っていたので、Pro版を買わなかった。あとで、写真のEXIF情報そのものにジオタグが埋め込めるのだとわかったが、私が買った4G Eye-fiとPro版8Gの差額より、追加料金の方がずっと高いので、ちょっと悔しい思いをしていたのだ。
何かの説明で、ダイレクトモードだと、スマートフォン経由になるので、Eye-fiが蓄積したアクセスポイントのMACアドレスがサーバーに送られないので、この機能は使えないと書かれていたりもしたので、もうジオタグについては諦めて、山旅ロガー+GPXフォトサーチを使おうと思ったのだが、今度は、GPXフォトサーチが落ちまくってダメで、結局昔と同じでPCで処理しなければならないのかと、かなりショックだった。
だが、しかし、Eye-Fiアプリを使って、ダイレクトモードを使うと、SC-06Dでジオタグを埋め込めるのだ! アプリケーション設定を眺めていたら、「端末の位置情報を使用する」という設定が光り輝いていた。早速ONにして試してみたら、あらびっくり。EXIFにジオタグが埋め込まれているではないか。この機能の説明には、「ジオタグの付与は、ジオタグ機能をサポートしているEye-fiカードでのみ使用可能です」と書かれているのだが、Pro版でなくても、ちゃんとジオタグが埋め込まれている。 オプションで電池の最適化なんて項目もあるのだが、この電池が、カメラの電池か、SC-06Dの電池かがよくわからないのだけど、機能名称から考えれば、「端末の位置情報」だから、SC-06Dの電池ではないかと思う。だとすると、SC-06DのGPSも使って位置情報を取得している可能性が高く、GPS on だとかなり精度の高い位置情報が、近くにアクセスポイントなんて無い様な場所でも、付加される可能性が高い。
ただし、この機能の説明がどこにも無いので、写真の日時に近い時間のSC-06Dの位置情報を付与してくれるのか、あるいは、SC-06Dに取り込んだ時点で付与してくれるのか、それとも、Eye-Fiカードが採取しているMACアドレスデータも使うのかという点がさっぱりわからない。A地点で撮影して、B地点でSC-06Dに取り込んでみれば、わかると思うが、Eye-fiアプリがバックグラウンドで立ち上がっているし、バッテリー節約オプションがあるし、設定をONにすると、カメラの日付とSC-06Dの日付を合わせろってメッセージが表示されるので、Eye-fiアプリが、バックグラウンドで、SC-06Dの位置情報を収集するか、デバイスの位置情報履歴あたりから持ってきて、写真の撮影日と付きあわせて撮影時間に近い位置情報を埋め込むのではないかと思う。私には願ったりかなったりの機能だが、24時間位置情報を収集しているのかと思うと、バッテリー消費が気になるところではあるなぁ。
このあたりは、もう少し使い込んでみないと、ベストな設定はわからないし、もしかしたら、また方針変更するかもしれない。
そろそろ、iijmio + 光ポータブルは不要になりそうな気配が漂っているが、新しい光ポータブルの機器はバッテリーのもちが悪いらしいこともあって、解約をためらっている。 いざというとき、Wifiがあるというのは何かと便利でもある為、iijmio だけ解約というのもあるが、そっちはそっちで再契約となると、3000円かかってしまうので、うーん。なのである。