今年の正月は、とても暖かく、雪も無く、すごしやすい正月だった。
何年か前に道路に雪の無い正月というのも、あるにはあったが、これほど穏やかだったのも珍しい。
その天気も昨日までで、昨夜から天気が荒れだし、今は強風の恐怖に怯えている。
実は昨日、みかこさんのピアノ教室のお弾き初め会があり、朝から3部構成で、生徒さん達が集まって、互いの演奏を楽しみ、
そして親睦会を行った。まるで、それが無事に済むのを待っていてくれたかのように、終わった途端にこの嵐。
昨日がこの天気でなくて本当に良かった。
ふぐ来るのコメントにもそのみさんが書いているが、
年に数回あるこの強風は本当に恐ろしく嫌なものだ。 雪や雨はある意味慣れているし、
多少酷くでもある程度対処できるだけの備えがあるのだが、風は、予想外の状況になるので怖い。
今日は朝から、教室の看板が気になって仕方が無かった。
教室の看板は、庭の隅に道路に面して立ててあるのだが、もう10年以上も前に、
みかこさんが付き合いのある楽器店さんが好意で作ってくれたもので、
木製の枠に鉄板という簡単なものなのだが、足も木製で、最初の足は、
数年前の夏の台風でぼろぼろになったので、その横に新しい足を私が追加した形に
なっている。その新しい足も弱ってきていて心配だ。
針金で縛って固定しているのだが、今朝はその針金が切れていた為、
バタンバタンとゆれていて、慌てて、補強したのだが、
昼過ぎになると、風が更に強くなり、ますます心配になり、とうとう外して
物置にしまってしまった。
もしどこかに飛んでいって人や車にでもぶつかったり、どこかの家の壁や窓でも
割ってしまったら大変な事になる。
看板以外にも、冬は除雪の道具なども外に置いてあったりして、
飛んでいってしまわないか気になるものが多い。
(除雪道具については義母が朝玄関にしまってくれていた)
夏は夏で、庭の寄せ植えや、水遣りのホースなど、これまた細かいものが
こちゃこちゃとある。
我が家のものだけでなく、近所の家の庭に置いてあるものもあり、
外出するのが怖いだけでなく、家に居てもなにか物が飛んできて窓ガラスを
割りやしないかと心配である。
そんな中で救いなのが、昨年大工さんに作ってもらった物置。
ホーマックなどで売っているものと違い、土台からがっちりと作ってもらったので
多少の風ではびくともしない。
あの、数年前の台風の時は、パイプガレージで、ガレージごと飛ばされそうになって
命がけの酷い状況になったし、風が吹くたびにパイプガレージが飛ばされや
しないかと、物置なんて作らなければよかったと思ったものだが、
今のがっちりした物置は、前述の様に、看板を急遽仕舞い込んだり、
庭のこちゃこちゃしたものをさっとしまえたりして、かつ風で飛ばされるといった心配も
無く、作ってよかったと、改めて思う。
備えあれば憂いなし。
強い風が吹くと、そう思うのだが、風だけでなく、雪でも、あるいは仕事上のことでも
穏やかなときこそ、平和ボケせずに、いざという時に供えて準備をしておく事は
大切なんだと思う。
泥棒を捕まえてから縄を結うようでは、駄目なんだな。