一般のお宅で、電気代の大きなものといえば、エアコン、冷蔵庫、湯沸かしといったところだと思うけど、エアコンは最新型に買い替えるか、なるべく使わないかしか手段が無い。扇風機とかうちわで耐えるという方法もあるにはあるけど、仕事しながらだとかなりの忍耐を要する。冷蔵庫は切るわけにはいかないから、最新型に替えるか諦めるしかなくて、もちろんドアの開け締めをへらすとかいろいろ対策はあるけど、限界はある。お湯はどうか?お湯は、単純に電気を消費するというだけではなく、蓄電池のような効果がある。特に太陽光発電がある場合、昼間の電気が余っている間にお湯を沸かしてそれを夜に使えば節約になる。LOOOPでんきのように30分ごとに単価が違う場合には、単価が安い時間帯にお湯を沸かせば良い。

とは言え、風呂のお湯だと、あれだけの量を温度をキープしてとっておくのはかなり難しい。エコキュートとか、太陽光湯沸かし?ではやっているけど、巨大な断熱性能の高い貯湯タンクが必要になる。なので、多少気休め感があるが、今回は、お茶やコーヒー、料理に使うお湯の話なのだけど、結論から言うと、

T-Fal と THERMOS の組み合わせが最高じゃない?

というお話。

昔は、湯沸かしケトルというものはなくて、湯沸かしポットとか、沸騰ポットとかいう、24時間一定温度でお湯をキープできるものが流行っていたが、たしかにいつでもお湯が使えるのは便利なのだけど、夜中とか全然使わない時間までずーっと電気使っているので、かなりの無駄。当時はそう思わなかったけど、湯沸かしケトルが出てきてから、多くの家庭が切り替えてしまって、今はあまり人気が無いようだ。メーカーも電気代節約の為に、タイマー機能やら真空保温機能などを加えているが、やはり上部の開口部が大きいので、真空であってもあまりもたないようで、魔法瓶保温機能はメインの機能にはなっていない。一方、湯沸かしケトルの方は、電気代的にはとても有利なものの、1200Wという大電力を使っても、二人分のコーヒーを淹れるお湯をわかすのには数分かかってしまう。長くではないが、使う時に直ぐに使えないもどかしさがある。例えば、我が家にはホテルとかで頂いてきたティーバッグとかがたくさんあるのだが、ちょっと気が向いて飲もうかなと思っても、お湯沸かすの面倒だなってことになって結局飲まずに溜まってしまう。

これを解決するのが、魔法瓶だった。魔法瓶なんて昭和かよって感じであるが、今の魔法瓶は昭和のそれとは全然違う。魔法瓶なんてふるめかしい呼び方ではなくて、シンクウダンネツポットなんて洒落た名前で呼ばれているのだ。私が買ったものは、ステンレスボトルという、それがどんなものかがよくわからないような名前であるけど、要するにガラスとかは使われていなくて、ステンレスで、真空断熱構造で、軽くて、保温力もかなり高いものになっている。その中でも、サーモスはかなり保温力に定評があるメーカーで、私が買ったものは、山専用と謳っているだけあって、沸騰したお湯を入れると、6時間後でも80度キープと豪語している。しかも900mlも入るのにかなり軽い。同じ構造のハンドルがついているポットもあって、リビングで使っているが、仕事中手元に置いておくときと、車中泊やキャンプの時はこちらの方が使いやすい。

我が家の使い方

朝、ポットに残っているお湯を、湯沸かしケトルに戻して、足りない分の水を補充してから、95度まで沸かして戻す。 100度から初めても95度から初めてもあまり大きく違いがないし、お茶やコーヒーを飲むのに、沸騰したお湯は使えないので、95度にしている。実際沸騰まで待つより湧くのが早いというメリットもある。リビング用に1.2L 、仕事用に 900mL を沸かして、ポット/ボトルでキープ。こうしておけば、飲みたい時にお湯が使える。そして午後、少し冷めた頃に、同じ事をするけど、ポットの中のお湯はまだかなり暖かく、70度以上はあるので、湯沸かしはあっという間だ。ボトル自体に湯沸かし機能があれば便利だなぁとも思うけど、その分重くなるし、コンセント挿したりするのも面倒だしね。

T-fal は、もう相当前から使っていたのだけど、蓋が固定できない古い機種で水を入れるのもいちいち面倒だったので、この度買い替え。指定した温度で止まるし、湧いたら60分キープなんて機能もついている(使わないけど)、だけでなく、常時温度を表示してくれるので、あとどのくらいで湧くかなとかがわかりやすくてすごく便利。流石に1200Wもあるので、電力使用量グラフにピークが出るけど、時間が短いからね。1kWh 30円で計算しても、1回2円くらいでしょうか。毎日3回使ったとしても、 2*3*365日 = 2,190円/年

車中泊でコーヒーを飲む

我が家は朝コーヒーが必須です。車中泊の時に、キャンプ場であれば、サイトまで行って飲みますが、道の駅などでは、車の中でガス等を使った湯沸かしは躊躇われます。また昼食時はわざわざお湯を沸かすのが面倒に思い、ペットボトルのお茶にしてしまうことも少なくありません。いままでさんざんお湯を沸かす手段を考えて試してきましたが、どれもしっくり来ませんでした。そこで、魔法瓶です。家を出る時、あるいは途中の適当なお湯を沸かせる場所で沸かして、ボトルにいれておけば、好きな時に、コーヒーが飲めるという寸法です。コーヒー1杯120mlなので、300mlもあれば十分ですが、おかわりするときもあるし、朝カップラーメンを食べる時もあるので、900mlのを買いました。これ、コーヒーだけでなく、焚き火で焼酎とかウイスキーのお湯割りを飲むのにも便利です。焚き火は火なので、ヤカンがあればお湯は沸かせますが、適当な温度でそのお湯を維持するのは結構面倒なので、毎回一杯分ずつ沸かしてましたけど、これがあれば、900ml一気に沸かして、とっておけば良いわけです。これでお酒もゆっくり飲めますね。

はじめ

Recent Posts

株式投資に踏み出す為の簡単な計算

かつて昭和の時代、銀行預金は絶…

3日 ago

株はハロウィーンに買え

今日の米国市場は、まさにそんな…

3週間 ago

SOTO Gストーブ ST-320を車内で使う

キャンプの時は良いのだけど、車…

4週間 ago

パワフルなトヨトミ君とあったまるキャンプ

秋キャンはトヨトミ君と共に 今…

1か月 ago

モーニング・グローリーの倒し方

今回で今年のキャンプはラスト。…

1か月 ago

モーニング・グローリー 初めてのシェルター

テントでもタープでもないもの …

1か月 ago