沈みゆく道路

玄関前のポーチにコンクリートでステップを追加しました。(素人DIYなので雑です)

写真の上に載っているのはコメリで買ったガーデン用の踏み石なので関係無いのですが、コンクリのステップをよーく見ていただけるとわかるのですが、半分から左がガクッと落ち込んでいます。右側はそのままでも良かったのですが、ピアノ教室で小さいお子さんも多いため、ついでに少し上げました。

このガクッと落ち込んでいる部分、実は、家の基礎のエッジで、以前は、平だったのです。家の前のアスファルトの部分は、融雪の為に若干傾斜を付けているのですがそれは意図的なものです。このガクが以前は無かったので、ポーチのステップの1段目はそれほど高く感じなかったのですが、あるいは、ガグがもう少し左側まで伸びていればよかったのですが、こんな位置でガクなので、めちゃくちゃポーチに上がりにくく、また、降りづらくなってしまっていて、数年前からなんとかして欲しいと言われて、写真に映っているゴムマットなどで対処していました。しかしゴムマットは地面の形にふにゃっとなるので、重ねたりなんなりしたのですが、かえってマットの継ぎ目で転びそうになると不評でした。はやりもうしっかししたステップを作るしか無いかなと思って、春になったら作るぞ宣言していました。

さてどうしたものか

ステップを買ってきて置くという安直な手段もありましたが、このガグにぴったりなステップなんてそうそう売っていませんし、高いです。なんでも出来る叔父に話をしたところ、やはりコンクリで作るしかないんじゃない?という事になったものの、こんなでかいコンクリなんてやったことないので、レンガはどうか?とかいっそ木工で階段作ったらどうだとかいろいろ考えたのですが、やはり、コンクリだろうと。しかし、こんな量のコンクリはそれなりに高そうだし、なんかめんどくさそうだし、コンクリが固まるまでには枠が必要だろうし、いっそ土を盛って壁作ってコンクリ流し込むかとかいろいろ考えて、DCMとコメリでいろいろ物色していました。

コンクリートステップを作る

コンクリは自分で作ると、セメントと砂と砂利を混ぜなければなりませんが、どれもでっかい袋だし、分量とかわかんないので、めんどくさいなぁと思っていました。最初に思いついた方法としては、レンガで枠を作って、そこに、固まる砂を流し込んで水かけて固める方法です。量の問題は、下の方を土で嵩上げしようと考えました。しかしレンガの縁を作るにしても、ガクの部分をなんとかしないと隙間が出来てしまい、嵩上げの土が流れだしてしまいます。縁にそってコンクリ流し込んで、その中に土かなぁとかいろいろ考えていたら、「じゃりこん」というのを見つけました。20kg 700円くらいで水を加えるだけでコンクリートが作れるように最初から配合されています。これなら枠さえ作ってしまえば、一気になんとかなるだろうと思って、目分量で4袋買いました。(結局3袋ですみました)枠は、コメリで一番安い木の板 180cm を買って丸のこで適当に切って枠にしました。

実は最初は、じゃりこんの上に、固まる砂で化粧しようと思っていたのですが、コメリでガーデン用の踏み石を見て、一目惚れしてしまい、これを使うことにしました。

写真は木枠にじゃりこん流し込んである程度固まったところに、踏み石を載せたところです。じゃりこんはそのままバーっと流し込んで、1袋流し込んだあと、嵩上げのために、庭にあったガラ石などを加えて、その上にもう一袋、更に一袋追加で、だいたいの高さになりました。これでいいかなと思ったのですが、みかこさんが、「なんだかガタガタして怖い」というのと、これだと側面の抑えが無くてぼろぼろと崩れそうだったので、もう少しなんとかすることにしました。まずは、側面の板を1cmくらい外側に離して、そこに、インスタントセメントを二袋ざざーっと。練ってしまうと入れるのに苦労しそうだったので、サラサラのまま流し込んでから、水をかけました。そのため、あちこちはみ出しましたが、細かいことは気にしない。玄関側は隙間を開けられないのでそのままですが、三面抑えておけば大丈夫でしょう。(たぶん)それだけだと、心もとないので、ジャリコンではなく、モルコンというのを今度は20kg一袋かってきました。流石にモルタルはサラサラのままというわけにはいかないので、庭に転がっていた適当なプラ箱で水と合わせて練りました。側面なのでゆるゆるにしたくなかったため、ホースを霧状にして少しずつ水を加えました。パンを焼くときと同じような要領です。練ったら、コテを使って側面を仕上げて(仕上げたというほど綺麗ではないですけど)あとは、踏み石の下をなるべく平らに均しました。これで踏み石のガタツキがなくなりました。

ギリシャ風

コンクリのステップの側面があぶないので、目立つように色を塗ろうと思ったのですが、変な色を塗るとみかこさんに怒られるので、ギリシャ風にするからと適当な事を言って、白にすることにしました。ギリシャの人ごめんなさい。ただ、石灰(漆喰)は高いので、考えた末に、白のスプレーペンキ(300円くらい)を買ってきました。あと、夜にみかこさんと食材を買い出しに行った時にコメリに寄って、踏み石をもう一つ買ってきました。ステップをちょっと高くしたので、その下にもう一段欲しいとみかこさんの要望があり、またコンクリートで作るのはめんどいので、踏み石だけを置こうということになりました。ただ、アスファルトの上だと安定しないので、ラバーマットの上に置いたら、ガタツキもなく、高さもちょうど良くなりました。

最終的にこんな感じになりました。おぉ、ギリシャ風だ!とは誰も言ってくれないだろうな。ま、写真で見るとどうなのよ?って感じですが、踏み石が良い感じなのもあって、実際に見るとまぁまぁ良い感じですし、やはりステップがあることで、玄関の上り下りが楽になりました。

ガタの原因

とか

の写真を見るとわかりやすいかと思いますが、1枚目の写真のT字路の左側が我が家の横の道路で、右側が我が家の前の道路です。この我が家の横の道路までは、比較的地盤のしっかりした部分で、30年前に我が家の土地が宅地化されるずっと前に宅地化されていた部分です。そして、我が家のある部分は、谷地でした。なので、家を建てる時は杭打ちが必要でした。つまり地盤が全然違うのです。北海道を車で走っていて一番たいへんな場所は、私は当別だと思うのですが、道路はまっすぐなのに、用水路を横切るところだけボコンと盛り上がっていて、実にバンピーです。ここは、アクセルとブレーキの連続で、ものすごく燃費が悪くなりなります。我が家の周辺はそこまでではないのですが、マンホールなどを見ると、そこだけ高くなっているのがわかります。マンホールが上がっているわけではなく、そのまわりが下がっていしまっているのですね。そういうわけで、我が家の前の道路だけみると気づきにくいのですが、道路を含めた土地全体が30年前に15cmくらい下がってしまったということになります。下がったのはともかく、こうやってみると、実に均等に下がったものだとびっくりします。家を建てた大工さんに言われるまで下がった事に気づいていなかったくらいですので。結局、道路が下がったというより、土地全体が下がり、杭打ちして支えている家の基礎部分がそのまま残ったという感じになりますが、杭打っていなければどうなったことやらと、少し怖くなりました。均等に下がっていれば良いですが、ガタガタに下がったりすると、えらいことになります。特にこの土地を買う前は、我が家の真ん中にはまだ用水路が流れていて、我が家の買った土地はいったいどこ?な状態だったので、怖いです。

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