ミニテーブルの改良?

現在水面下で、ガス缶のCB缶統一計画が進行中ですが、その一環として、SOTO の ST-320 を買いました。Gストーブという名前がついているのですが、意味不明 Gas-Stove ってそのままなのかな…

これ、火力が2243の半分くらいしか無い代わりに、かなりコンパクトで、しかもケース自体が風防兼ごとくになるというところがとても便利です。もちろん2243もあのXゴトクがあるおかげで、多少の風では風除板なんて不要ですし、直接ヤカンも載せられますので、どれか一つ選ぶとしたら2243になるのですが、問題はOD缶だということ。CB缶の変換ホース(CB缶からホース出して、OD缶用の器具を取り付けられる台座)みたいなものも持っていますが、2243はOD缶の上で使ってなんぼの製品なので、変換器具の分荷物が増えるし、もっと簡易的な変換器具だとCB缶の上で2243を使う形で不安定になるので、うまくいかないのです。

さて、ST-320ですが、実際に組んでみると、CB缶を寝かす形になるのですが、CB缶って横にすると、結構場所食うんですよね。ST-320も横長なので、連結すると35cm以上になって、たいていのソロテーブルははみ出しちゃいます。それにこれをテーブルの上に載せると結局CB缶の上の部分がデットスペースになってしまいます。おまけに ST-320はレギュレーターが無いので、缶が冷えすぎると火力が落ちてしまいます。ここは微妙なところなのですが、完全にオープンより多少何かあったほうが良いような気がします。

SOTOのストーブとしては、ST-310が大人気ですが、こちらは、Amazonで、遮熱板(ストーブと組み合わせて使うテーブルの方)で検索すると対応しているものが沢山でてきます。ST-320対応の遮熱板もあるにはあるのですが、ST-320自体の遮熱板を使って固定するので、固定した状態では、ST-320の遮熱板が立ち上がってしまって、ただでさえ狭いゴトクが更に狭くなり、ヤカンが載せられなくなります。

何か良いものはないかなぁとおもって、キャプテンスタッグのステンレステーブルを見つけました。今だけかもしれませんが、63%引きで、1,845円 この手のテーブルにしてはかなり安いです。ステンレスだし、エッジもあって組み立ても簡単。特に、この組立が簡単というところに惹かれます。しかし、実は自分も似たようなものを持っていて、愛用しています。中華の安物オゼンライトオマージュですが、これ、使ったことある人ならわかってもらえると思いますが、組み立てが面倒で、ついついフィールドホッパーを買ってしまいがちな製品なんです。

でもフィールドホッパーなんて高価なテーブルは買えないし、あれはあれで持ち上げるとたたまるという大きな欠点を持っているので、テーブルとして使っている時は、この安物のほうがずっと良いのです。そんなこんなでキャプテンスタッグのを買おうかなと思ったのですが、実は私のは400g 以下で、あちらは、700g近くあるんですよね。アルミとステンレスですからそれはそうなんですけど…. で、自分のは何が不便なのかを改めて検証してみた結果、脚の取り付けはどうにもならないのですが、実は、脚の取り付け前に2枚の板を正しい向きに組み合わせるのが結構手間だということがわかりました。キャプテンスタッグのが簡単そうに見えたのは、板がジョイントされていて開くだけだからなんですね。

板をジョイント

というわけで、ジョイントしました。セロテープで。 🙂 本当は耐熱のテープが良いのですが、そんなもの持っていなかったので、たまたまそこにあったセロテープを使って、表と裏を貼りました。するとどうでしょう?たったこれだけで、組み立てがめちゃくちゃ簡単になってしまったではありませんか。向きなんて考えずにパタッと開くだけ。脚を取り付けている間もずれることがなくなり、やり直し~なんてこともなくなりました。

ST-320と組み合わせてみる

テーブルの下のクリアランスを測ったところ 7cm以上はあった上に、脚の形状が前後だけでなく左右中央も邪魔ものが無い形状だった(キャプテンスタッグのは左右は横バーがあって通せない)ため、これはもしや ST-320と組み合わせられるのでは?と思って試したら、これがシンデレラフィットなのか?というほどぴったりでした。我が家はほとんどコーヒー用の湯沸かしにしか使わないので、コーヒーセットと組み合わせてみたのですが、なにこれ?セット販売でも良いんじゃない?というほどサイズもバッチリでした。定番のキャプテンスタッグのヤカンもばっちり載りますし、一人分ならST-320付属のゴトクを使って水差しで直接沸かすこともできます。もちろんシェラカップでもOKです。完全に覆ってしまうと危ないし、着火や火力調整がやりづらいので、少し隙間を開けたほうが良いと思いますが、これも、専用遮熱板よりよいところですね。

ST-320について

ST-320は、期待通りでした。欠点を上げるとすれば、火力が弱く 1.8しかないことと、大きな鍋類はまず乗らないということですが、高火力かつむき出しで高さが出てしまう2243は車の中で使う気になりませんが、これなら、コンパクトなカセットコンロと同じような感覚で比較的安全に使えそうです。もちろん換気には十分注意した上で、自己責任です。私は、車中でどうしても火を使わなければならない時は、常に消化器を横に置いて使っています。炎の形も良い感じでコンパクトに中央に集中しているので、調理はどうかわかりませんが、広がらず、湯沸かしには良いです。実際この手のストーブは湯沸かしに使われる事の方が調理よりずっと多いのではないでしょうか。ソロキャンだとわかりませんが、我が家の二人キャンプでも、カセットコンロに勝るものはありません。焚き火調理とか、小型のウッドストーブとかいろいろ遊びましたが、二人だとそれで遊んでいるより、美味しいものを簡単に調理してお酒と会話を楽しむ時間の方が大切に思っています。若いうちは、色々不便さを楽しみながら、自分でいろいろ工夫して対応できる力を養ったり、文明のありがたさを感じたりするのが良いと思いますし、最初からあまり便利なものを揃えない方が良いとも思いますが、ひととおり経験した後は、手を抜くところは抜きながら、自分の楽しみがどこにあるのかを感じて、より楽しめるように工夫するのが良いのかもしれません。

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