Windows Server で、SMTPサーバー

IISが使えなくなるということで、いよいよWindows Server で、フリーのSMTPサーバーを立てるのが難しくなってきたらしい。いろいろ調べてみたことはあるのだけど、最近はメールもセキュリティ要件が厳しくなってきて、怪しげだったり、情報が少ないようなSMTPサーバーでは対応できない。結局みんな仕方なく、有料のサービスを使うことになるのかもしれない。 Linux だったら、Postfixがあるし、人気のオープンソースSMTPサーバーだけあって、これであれば、実践で使えるはずなのだけど。

ということで、WSL+Ubunts で Postfix を動かせるか試してみました。最後まで試してはいませんが、Postfix を起動して、telnet で接続してメールを送るところまで。

こういう話は、Googleで検索すれば簡単に出てくるので、その通りにやれば良い…..と思ったら、ハマったので、そのハマったところの話だけ。

結論から言えば、

https://exiz.org/posts/wsl2-ubuntu-apt-get-failed-to-fetch/

この記事のお陰で解決。

Ubunts アプリを入れて、起動して、そのまま sudo apt update すると、エラーになる。
sudo apt install してエラーになるときは、sudo apt update しろって話は山のように出てくるんだけど、その update が失敗するんだから、困ってしまった。なんとかファイルを消せとかいろいろ情報はあるんだけど、どれも解決しない。で、結局、なんのことはない、名前解決の問題だった。アプリなんだから、最初からちゃんとした状態でインストールできるようにしておいてほしいものだ。

わかってしまえば、なるほどなのだけど、resolv.conf を更新する前は、apt update が異常に遅くて、なんでこんなに遅いんだろうかと思っていたのだけど、タイムアウトしていたのね…更新後は、サクッと終わって気持ちの良いこと!

ここさえクリアすれば、 apt update / apt install postfix で、postfix を入れて、 service start すれば起動しました。 telnet で接続できたので、今日はここまで。 postfix をインストールする途中で、目的を聞かれるので、とりあえず、インターネットで使うを選択してみた。ローカルで使うを選択しても良かったけど、最終的には外部に送信する為の実験だったので…

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扇風機・サーキュレータの風力

DCモーターの扇風機やサーキュレーターは、非常に低い電力(5W-15Wくらい)で、1日中ONにしていても、電気代がほとんどかかりません。

ちなみにACモーターだと、50Wとかになってしまいます。

なので、扇風機ということではなく、24時間室内の空気循環に使えます。室内の空気循環をすると温度差がなくなり、暖房やエアコンが効率よく使え、結果的に毎月の電気代がかなりおさえられます。

その扇風機やサーキュレータを、どのくらいの強さで使うかですが、サーキュレーターの宣伝だと、サーキュレーターは扇風機に比べて風の指向性が高く遠くまで送れますとあるのですが、空気の循環を考えた場合、指向性が高いことは重要ですが、遠くまで送る必要はあるのでしょうか?

弱で十分。ただし常時ONと風を自分に向けない決断が必要

根拠はありませんが、経験から言えば、室内空気循環として使う場合、大きな風力は必要無いと感じています。扇風機の前の空気を押せば、後ろの空気が入ってくるので、結果的に部屋全体の空気を動かすことになると思うのです。空気そのものにも、暖気は上にいく性質がありますから、結果的に冷気が下に移動します。上にある暖気を下に移動させるか、下にある冷気を上に移動させれば、より効率よく循環を起こせますが、扇風機の位置や高さにもよりますので、私は、斜め45度固定にしています。サーキュレーターの方は、上下首振りがあるので、上下左右の首振りをONにして立体首振りという状態にしていますが、扇風機は左右しかないので、あまり首振りに意味が無いとおもい固定にしています。風力は、5段階なら2、10段階なら3から4くらいで十分で、そのかわり、ほぼ24時間(我が家では部屋の温度が24度以上の場合ONで、24度以下ならOFFに制御していますが、ほぼ一日中ついています)つけっぱなしです。 扇風機としてつかうと、自分に向いているときに涼しいと感じるので、風が強いとか弱いとか思ってしまいますので、自分には風は直接あてず、あくまでも空気循環目的と割り切っています。

どんな効果があったか

効果は、前回のブログ記事にも書きましたが、一言で言えば、電力消費を抑えて快適な室内空間を作るということです。とにかく、部屋全体の気温がほぼ均一という事の快適さは非常に大きく、頭が暑いとか足が寒いとかはなくなりますし、全体が適温なので、エアコンをONにする回数や時間がかなり短縮されます。エアコンも室温で自動制御しているのですが、その室温が部屋の特定の場所の温度ではなく、部屋全体の温度なので、かなり最適な制御を行えます。扇風機やエアコンの風も直接体に当てないので具合が悪くなることがありません。暑いとか寒いとか思うこと自体が減るので、エアコンをON・OFFする煩わしさも減りますし、エアコンの頼りない温度制御やルーバー機能を使ったり設定変更したりする必要もなくなります。

例えて言えば、避暑地(あるいは郊外の住宅地)で、初夏に窓を2箇所あけて涼しいそよ風が部屋を通り抜けて行っているときのような快適さとなり、これは、最新型のエアコンでも、エアコン一台で作り出すのは難しいと思うのですが、10年前の古いエアコンに、DCモーターの扇風機の組み合わせで十分実現可能だということがわかりました。最新のエアコンに買い替えれば消費電力を落とせるのかもしれないと思い検討していたのですが、その必要はなくなりました。

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扇風機で快適な夏を 節電

夏が来ると思い出す。エアコン電気代~ というわけで、エアコンの話です。ちなみに、英語でクーラーと言っても通じませんが、エアコンならなんとか通じます。 AirConditoner もしくは、ACの方が通じやすいです。ドラマの名前とか、日本人て変なふうに省略するのが得意ですよね。

屋内のスポット冷却、暖房は非効率

エアコンは、ヒートポンプという技術を使っているので、電気代は意外と安いです。とは言っても、100W ~ 2000W くらいまでの幅があって、動作状況によって代わりますから、できるだけ低い電力の状態をキープしたいということになります。そのためには、部屋の空気を循環させてできるだけ温度を均一にするのが良いわけですが、ここで勘違いが生じます。「自分が居るところだけ涼しければ良くて、部屋全体を涼しくするなんて勿体ない」と考えてしまいがちです。これは北海道のセントラルヒーティングと、電気ストーブとの違いでもそうなのですが、自分の居るところというのは、周囲と完全に独立しているわけではなく、例えば手だけ、足だけ、頭だけ温めたり冷やしたりしても、部屋の空気全体が適温であるのに対して、涼しさ、暖かさの感じ方が全然違います。屋外であれば、手持ち扇風機とかネッククーラーとかで首元だけ冷やすと涼しく感じて楽になりますが、部屋の中で求める快適さとは違うのですよね。温度から考えても、快適な部屋の温度が、24度くらいだとすると、部屋全体なら24度にすればすみますが、スポットだと、20度とか、あるいは、アイスノンとか使うなら 10度くらいのものに触れていないと涼しく感じません。部屋全体が30度ある状態で、スポットでエアコンの風を浴びるとすれば、エアコンを相当高い電力で動かさなければならなくなりますし、そのエアコンが生み出した冷気は、すぐに部屋の隅とか足元の自分の居場所とは関係無い場所へ移動してしまいます。

扇風機のメリット1

扇風機やサーキュレーターで部屋の温度を均一にして、エアコンの使用電力を抑えます。

部屋全体の空気を循環させる機能は、最近のエアコン自体も持っているようですが、やはり扇風機、サーキュレーターといったものを併用したほうがずっとうまくいきます。首振りや3D首振り機能があったほうが良いようにも思いますが、四角い部屋で、障害物があまり多くなければ、角度をうまく合わせれば、固定でも十分循環できるはずです。空気清浄機に首振り機能がついていないことからも想像できますね。部屋の温度を均一にすることで、エアコンの使用電力を抑えます。

扇風機のメリット2

エアコンの使用時期・時間を短くできます。

扇風機の使い方ですが、自分に向けて、あるいは首振りでそこに居る人達に風を送るという従来の使い方ではなく、部屋の空気を循環させるという使い方をする場合、エアコンをONにするタイミングを遅くすることができます。空気を循環させていない場合、部屋が暑いと感じるとき、部屋全体の温度が暑いと感じる温度であることはなく、熱源である自分自身や、部屋の上の方の空気が最初に暑くなるので、空気を循環させることで、暑いと感じる温度から下げることができます。結果、エアコンをONにするタイミングを遅らせることができます。同様に、エアコンをOFFにするタイミングを早めることもできるので、結果エアコンの使用時間が短縮されますね。

扇風機のメリット3

実は、エアコンの待機電力で動かせてしまいます。

実際にエアコンの電力を測ってみてわかったのですが、使っていなくても、コンセントに挿しているだけで、1.7W とかの待機電力を使っていました。また、OFFにしても、しばらくの間、数十Wが使われています。おそらくクーリングとかクリーニング動作かと思いますので、これは止めないほうが良いと思いますが、ONにして1分使ってOFFにしても、多少ではありますが、10分前後電力を使っていたりします。つまりシーズンオフでは、エアコンの電源は抜いておいたほうが良いということになります。扇風機もリモコンがありますので、機種によっては待機電力を消費しますので似たようなものではあるのですが、実はDCモーターの扇風機を首振り無しで最弱で使うと、2Wくらいで動作してしまうのです。それってほとんどエアコンの待機電力で動作してしまうことになるので、エアコンをコンセントに挿して使わないでおくより、扇風機を最弱で24H動かしておいて部屋の空気を循環させたほうがずっとメリットがあります。

扇風機のメリット4

洗濯物が早く乾く

これは冷暖房とは関係ありませんが、DCモーターの扇風機の消費電力はかなり低いですから、部屋干しの時に、扇風機で空気を循環させて、換気をきちんとしておけば、干す時間をかなり短縮できます。

Switchbot で自動運転

これは余談ですが、扇風機やエアコンを新しく買うときは、できれば、リモコンにOFFスイッチがあるものが良いです。TVもそうですが、リモコンに電源ボタンしかなくて、押す度にON、OFFになる機種は、ONになっているかOFFになっているかがわからないので、オートメーションで使いづらいです。状態を知るためには、コンセントにスマートプラグを挟んで、その使用電力量から判断するしかありません。スマートプラグは機器ごとの使用電力量や運転状況を知るのに便利で、ある程度電力を消費する機器には全部取り付けてしまいたいという気にはなるのですが、そこそこの値段がしますし、いちいち消費電力からONかOFFかを判断する処理を入れるのも面倒です。待機電力があるもの、OFFにしてからもしばらく動いているものは更に判断が微妙になります。また、「OK Google」のコマンドにする場合、「OK Google エアコンをオフ をつけて」と訳の分からないコマンドになります。 (シーンの実行は、シーン名+「つけて」なので) 更に確実にOFFするコマンドが無い場合、スマートプラグの電力量で判断するので、機器のON/OFFと、スマートプラグのON/OFFを、2つのシーン設定にまとめられず、室温ベースなら、温度設定をずらして、スマートプラグのON/OFFのシーンと、スマートプラグがONの状態での機器のON/OFFのシーン、合計4つのシーンを使わなければなりません。確実にOFFするスイッチがあれば、2つですみます。

余談が長くなりましたが、Switchbot のハブ2は、温湿度計とリモコン操作の両方の機能を持っています。これと、エアコンのコンセントに挟み込んだスマートプラグを使えば、室温が一定以上になったら、扇風機をONにして部屋の空気の循環を開始(あるいは扇風機は365 24 で稼働しておいても良いかも)、そして暑いと感じる温度になったら、まずエアコンのコンセントをON(スマートプラグをON)して、それから、エアコンをON。扇風機で部屋の空気の循環をしているので、エアコンのルーバーなどの機能は全部止めて、風向きも温度設定も固定で大丈夫です。(余計な機能は止めればそれだけ電力消費が抑えられますから、扇風機の電気代くらいカバーしてしまいます)結局エアコンのコントロールはONとOFFだけでOKです。そして、部屋の温度が設定温度より下がったら、エアコンをオフにして、エアコンのコンセントもオフです。ただし、コンセントオフはエアコンOFF後即時ではなく、遅延させる必要があります。スマートプラグには遅延ON・OFFの機能もありますので、それを使えば大丈夫です。

これをやると、扇風機やエアコンのリモコンは不要になりますし、エアコンの頼りない温度コントロールより、より確実に、部屋の温度を一定に保てますから、使用時間が抑えられますし、1年中放置でエアコンの待機電力も抑えられます。

同じ事が、セントラルヒーティングのシステムにも当てはまり、セントラルヒーティングはリモコンが無いので、指ロボットとスマートプラグで自動運転しています。ボイラーもエアコンもそうですが、自動運転機能は、機器のセンサーで行っていて、部屋の温度とは必ずしも一致しませんので、どうしても無駄が出てしまいます。これを温度計ベースで部屋の温度ベースで動作させることで、効率的な運転ができるようになります。

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こんなのわかんねぇよ! マイナポイントWAON受け取り

マイナンバーカード作ってあれこれ登録したのに、全然 2万円もらえないなぁと思っていたのですが、実はもらえていました。

通知も何も来ないし、WAONが自動的に増えるわけでも無いし、そもそも受け取り方法の説明なんてされていないから、2万円もらえてない人多いのではないかなぁ。

受け取り方法は、WAONカードとアプリとでは違いますけど、WAONカードの場合はお店の端末で操作する必要があるらしいです。アプリの場合は、チャージ>WAONダウンロード と選ぶとキャンペーンポイントのダウンロードみたいな画面になって、そこに2万円入ってました。この画面は滅多に開かないですし、ログインした画面とかになにか表示されるわけではないので、知らないと永遠に受け取れないのではないかと思います。端末の操作はわかりませんが、おそらく普段操作するボタンとは違うでしょうし、なにか表示されるわけでもなさそうですから、やはり気づかない可能性が高いですね。Googleの検索キーワードの候補でも、「マイナポイントWAON いつ?」みたいなのが結構出てました。

私はダウンロードできましたが、「WAONダウンロード」「キャンペーンポイント」などと表現が抽象的すぎて、未だにそれがマイナポイントなのかどうかはっきりせず、なんかスッキリしません。

なんかこの不親切なシステム、何かに似ているなぁと思ったのですが、ほくでんのシステムと似たようなところがありますね。マイナンバーカードのシステムも不具合多いし、イオンのiAEONアプリもまともに動かないし、日本のシステム開発はだいじょうぶなのだろうか?

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太陽光発電設置後初のLOOOPでんきの料金(5月)

春は太陽光発電にとってハイシーズンで、ほとんど、グリッドの電気に頼ること無く、自家発電した電気のみで生活できています。ただ、システム自体が常時グリッドの電気を消費するので、オフグリッドのように電気代ゼロにはなりません。

4月のほくでんの電気代は、4,233円でした。LOOOPでんきは、単価が固定部分(16.17円)と、従量部分に分かれていて、従量部分は、30分ごとに値段が変わります。24H使っている部分は、単価が高い時間を避けられませんが、蓄電池の残量不足の際は、単価が安いタイミングを狙ってグリッドから充電するという狙いです。ただ、単価と発電量には相関があるので、蓄電池の残量が不足する日は単価も高い傾向にあるため、そのあたりは工夫が必要です。

ほくでんの電気代との比較で考える場合、私はほくでんの単価を34円で計算することにしているので、従量部分が27円以下のタイミングで蓄電池に充電すれば良いと考えています。幸い5月の料金の期間では、意図的に充電した日は2日しかなく、14kWh 分でした。トータルで、91kWh使ったということですから、充電がなければ、77kWhが、避けられない部分ということになります。LOOOPでんきは、基本料金も燃料費調整額もありません。再エネ賦課金は税金なので避けられませんが、5月の単価は、1.4円でした。加えて政府の補助が9月までありますから、本来の電気代が2,126円、実質 1,890円といことになります。

我が家の場合まだ認可が降りていないので、売電(FIT)ができないので、発電量のうち、自家消費(蓄電池への蓄電も含む)を除いた余剰電力がグリッドに垂れ流しで1円も生みませんが、売電開始すれば、この時期はもとがとれます。パワコンのロガーの記録だと、直近の1ヶ月の売電額の試算は 7千円くらいになるようです。実は、売電開始していないので、「もったいない」ということから、発電が順調で蓄電池が100%になってしまったら、洗濯機の乾燥機能を使ったり、お湯をばんばん沸かしたり、クッキングヒーターを使ったりして、やや無理やり電気消費量を増やしたりもしているので、売電開始後は、もうすこし売電金額が増えるのではないかと思います。(かなり季節というか、日照時間に依存しますので、毎月というわけにはいきませんが)

ここ数日電気代値上げのニュースが新聞を賑わせていますが、良いタイミングで太陽光発電を設置できたと思っています。このまま10年間、大きな問題なく作動して、その後さらに10年間、蓄電量は落ちるものの交換するほどではなく、パワコンの交換だけで、使えるとすれば、我が家はほぼ電気代の恐怖からは開放されるのではないかと思います。電気代以外にもあれもこれも値上がりしているし、防衛費の問題もありますから、生活に不安が無いというわけにはいかないと思いますが。

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北海道電力 値上げ

上げる・上げないといろいろな情報がありましたが、結局当初の予定通り?6月から値上げになるようですね。

https://www.hepco.co.jp/price_revise/home.html

https://www.hepco.co.jp/price_revise/index.html

  • 当社は、社長を委員長とする経営基盤強化推進委員会のもと、カイゼン活動などの取り組みを通じ、全社を挙げて効率化やコスト低減を強力に推進しています。
  • 可能な限り値上げを回避するべく、卸電力市場価格などの動向を注視しながら慎重に検討を重ねてきました。しかしながら、昨今の価格高騰による影響は甚大で収束する兆しがみられず、極めて厳しい状況が続く可能性が高いと考えています。
  • 経営の健全化を図り、燃料の安定的な調達や電力設備の保全にしっかりと対応することで、電力の安定供給を継続していくため、大変心苦しい限りではありますが、電気料金の値上げをお願いさせていただくこととしました。

いろいろ検討したりしてみたけど、良いアイデアが浮かばず、そもそも、原発さえ再稼働すればなんとかなるし、そうでなければ値上げしても再稼働に反対している客が悪いのだから仕方ない、自分たちの給料減らすのだけは避けたい、業務効率化といっても、今から取り組むと更にお金がかかりそうだし、リストラも避けたい、天下りやらなんやらで、なにかをしようとしても動きが取れない。なので、やっぱ値上げさせて。という風にしか読めない。「カイゼン活動などの取り組み」「全社を挙げて効率化やコスト低減」って、具体的に何をやったの?そしてどうなったの?ということがまったく書かれていないので、本当は何もやっていないんだろうなと思われても仕方ないような説明だ。

3月と4月の2ヶ月だけ、LOOOPでんきから ほくでんに切り替えていたが、その間だけでもいろいろ問題があった

  • 切り替え時のプラン選択で、ほくでんのWebサイトが推奨するプランが、従量電灯Bより高いことが判明 切り替え前に電話で問い合わせて判明して、従量電灯Bでの契約になったが、電話がかなり繋がりにくかった
  • 2/13 から切り替わるとのことだったが、電話もメールもはがきも全く連絡が来ず、こちらから電話したら、最初の検針まで連絡は無いということが判明 ちゃんと切り替わったかどうかわからないという不安を味わった
  • クレジットカード支払いを申し込んだが、相当日数が経ってから、郵送で!クレジットカード番号などの確認書が届き、返信しなければならなかった。
  • クレジットカードの確認書を返信しても、それが届いたかどうかの連絡は一切なし。相当な期間が経ってから、はがき通知が来た。
  • Web明細を申し込んでいたが、ログインURLもIDもパスワードもまったくわからず。
  • Web明細の申込みをすると、明細が郵送で送られてこなくなるだけで、Webのログインは別途申し込みが必要だと判明、申し込みしようとするも、お客様番号のようなものがわからない。(最初の検針書に記載とのこと)
  • そもそも、スマートメーターで検針は不要なのに、玄関に検針書が入っていたというのもおかしい(後で説明) 検針書が来ないと契約状況すらわからないのもおかしい。
  • 検針書が玄関に入っていたので、そこに記載の番号で、Web明細のログインを申し込もうとしたら、申し込めない。電話で問い合わせたところ、検針の結果の料金がシステムに入力されるまではWeb明細はログイン申込みすらできないとのこと。契約と料金確定は別だろう?変なシステムだ
  • 数日して、再度試して、ようやくログインの申込みをしたが、ログインはできない。更に数日しないとログインできないとのこと。なんだそれ?
  • 毎日の電力使用量を知りたかったのだが、Web明細では請求金額しかわからず、エネモールというのでわかるらしいということが書いてあったが、従量電灯Bの場合は使えないらしいことが判明
  • その後、LOOOPでんきに戻すことになった時、最初 LOOOPでんきから「スマートメーターでないので契約できない」と拒否されてしまった。2月まではLOOOPでんきの契約で、Webで時間ごとの電力使用量も表示されていたし、スマートメーターであることは間違いないから調べて欲しいとお願いしたら、ほくでんに問い合わせてくれて、電力会社共通のデーターベースのようなものに、スマートメーターではないと登録されていたとのこと、ほくでんがスマートメーターに切り替えているにもかかわらず、データーベースの更新を忘れていた?ために、ほくでん契約の時はずっと検針になっていたらしいとのこと。
  • スマートメーターであることは間違いないので、LOOOPでんきからほくでんにデーターベースの更新を依頼してくれたが、確実に更新できるかわからないので、更新できなかったら、一旦別の電力会社に切り替えてから、LOOOPでんきに申し込むようにと、ほくでんから言われたとのこと。 まったく意味不明。 =>実際には翌日くらいに、LOOOPでんきから、無事切り替わったので申込受付という連絡が来た。ほくでんの対応に比べてLOOOPでんきの対応は、スピーディーで連絡も適切で、インターネットと伝書鳩くらいの違いがあると感じた

ほくでんに戻して、LOOOPに再度戻しただけで、これだけ問題があったのだが、各問題の根底にあるのは、ほくでん側はシステム化が著しく遅れていて、何をするにも、人間が書類で処理しているのだろうと推測できることだ。そして、それが、「カイゼン活動」では、まったく改善されていなかったということになる。

もし太陽光発電も設置せず、ほくでんの契約のままだった、どうなっていたのだろうと思って、計算してみようと思ったが、我が家の場合は、50A , 400kWh/月 を目安にしているのだが、以下のイメージでは計算できない。しかも電力量料金の方の現行単価が、従量電灯Bの単価と微妙に異る。再エネ賦課金やなんやら含めたものなのかよくわからないが、これでは計算できない。

電気料金見直しのページを下までみていくと、シミュレーションのリンクがあったので、そちらでシミュレーションした結果が、次の通り。

まったく同じ使用量で、5118円も値上がってしまうらしい。政府の補助が9月分までは7円/kWhあるが、10月分は、3.5円で、その後は0になるので、次の冬の電気代はかなり厳しいことになると思われます。家庭の「カイゼン」もなかなか厳しいものがあって、例えば次のようなことを既にやっているなら、これ以上は難しいかと

  • 冷蔵庫が古い場合は買い替えを検討。その際今冷蔵室がいっぱいなら大きめを検討。大きい方が電気代が安かったりする。また余計な機能がたくさんついているものは、カタログ記載の電気代にその機能の分が加わるので注意
  • 湯沸かしぽっとを止めて、湯沸かしケトルにする。あるいは、ガスなど別の方法でお湯をわかす
  • 洗濯乾燥機の乾燥機能は使わず、自分で干す
  • 電灯はこまめに消す(余程無駄につかっている場合でなければ、LEDの家はあまり効果ないです)
  • トイレのウォシュレットの節電を見直す。 我が家はSwitchbotの人感センサーで電源をON/OFFするようにしました。
  • 灯油給湯ボイラーがある場合、予熱がかなりの電力を使うので、自分でON/OFFするかタイマー設定をする
  • セントラルヒーティングがある場合、温度調整の他に、電源 ON/OFF での室温調整も検討する。特に夏場は、コンセントを抜いておかないと、電源OFFでも無駄な電力が消費される。
  • 太陽光発電システムを設置できない場合、ポータブル電源と100W-200Wくらいのソーラーパネルなどで対応してみる。ポータブル電源だけでは、ロスがあるので、かえってマイナス。
  • オール電化とか、深夜電力の契約がある場合は、契約みなおし。特に深夜電力は、日中の料金が非常に高く、深夜の料金もメリットが低くなっているので、再確認が必要。
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Qrio Smart Lock まさかのサービス終了

もともとは、2014年にSONYが絡んでMakuakeで始めたものだったはず。支援を申し込んで相当待たされたので、利用開始は2015年だから、もうかれこれ8年くらい使っていることになるけど、玄関の鍵なので、もう、というより、まだ、8年しか使っていないといった感覚。玄関の鍵は30年使っているわけだからね。今のところなんの問題もなく動作しているし、予備電池をたっぷり購入してあるので、まだまだ5年、10年使えると思うのだが、サービス終了してしまったら、ゴミになってしまう。

せめて、サーバー側のサービスが終了しても、インストール済みアプリだけでも動作してくれれば良いのだけど、まったく使えなくなってしまうらしい。こんなことは、許されるのだろうか? 例えばこれが車だったら、車としてはまだ走れるのに、サービス終了したからもう乗エンジンはかかりませんとか言われているようなものだ。新バージョン(といっても結構経っていると思うけど)のQ-SL2のセールの案内をしますよと書いてあるが、25,000円前後するものが、いったいいくらになるのか。5,000円くらいなら考えてみるけど、半額だって高いと思う。製品立ち上げのクラウドファンディングからのオーナー向けセールなんだから、そうとう思い切った価格にしないと、恩を仇で返す形になるように思う。そうなったら、Qrioはもう終わりだろうね。Q-SL1が8年で使えなくなるメーカーの後継機種なんて誰が買うのだろうか。

考えてみれば、スマートなんとかというのは、サーバー側の処理ありき、スマホのアプリありきで、便利ではあるけど、いつまで使えるのかという寿命にかなりの不安がある。太陽光発電だって、発電量とか各種データがアプリで見れたり、リモートでも設定を変更したりできて便利ではあるけど、サービス停止してしまったら、どうなるのだろうか?我が家の場合は、HUAWEI直ではなく、間にDMMが入っていて、施工がフロンティアジャパンと、しっかりした体制で、保証も蓄電池やパワコンは10年、パネルは30年とあるので、8年くらいで使えなくなるなんてことは無いと思うけど、世の中この先どうなっていくかわからないからなぁ。

とはいえ、昨日注文したSwitchBot のスマートロックが木曜日に届くので、届いたらQrioとSwitchBotの交換。Qrio終了のことはすっかり忘れていて、裏口に移動させようと思っていたのだけど、秋に終了なら外してそのままゴミ箱だな。 SwitchBotのに替えようと思ったのは、Qrioの反応が悪すぎるし、値段高すぎだから。SwitchBotならハブ含めて買っても2万円切るのに、Qrioは倍以上かかる。我が家はGW中に、ボイラーやらウォシュレットやら、ポーチライトやらをSwitchBotでスマート化?したから、それらとの連携とか、アプリでの動作状況確認とかを考えると、一つにまとまっていたほうが遥かに便利だと思ったからもある。

SwitchBotのスマートロックが出るまでは、Q-SL2も考えてはいたんだけど、この終了のアナウンスを受けて、Q-SL1 を我慢して使い続けていて良かったと改めて思う。

我慢してというのは、最初の頃は、めちゃくちゃ反応が悪くて、玄関の前でスマホ持ってずっと待たされたり、ようやくつながったとおもったら、エラーになったりと、ほんとお粗末でした。その後何回かバージョンアップされて、今は結構スムーズに使えているのですが、せっかくのスマートロックなのに、オートロックとかの機能は怖くて使えてませんでした。怖くて使えない理由の一つに、外出先から状態確認ができないこと。本当にオートロックされたのかをドアの前で音を聞いて確認して、ノブを回して確認するとか、本末転倒だし、帰宅したら自動で開く機能もついてはいたけど、玄関の前で足止めされる人多発だったし、出かける前に車の荷物出し入れしたりなんなりしていたら勝手に開いてしまったりとかして、気づかずに外出してしまったら怖かったので、やっぱり使えなかったなぁ。

スタートアップオーナーへのセールの案内 5/15

次のような、セールの案内が届きました。予想通り 50%にも満たない割引率で、SwitchBot のスマートロックより高い金額での提案でした。その後の情報で、秋にいきなり使えなくなるとういことはなく、新規のキーの発行など、鍵のメンテナンスができなくなるということがわかりましたが、キーがメンテナンスできなくなるようです。実際、キーがメンテナンスできないスマートロックを使い続けるのは危険なので、使えなくなるのと同じようなものでしょう。

先日ご連絡いたしました

『Qrio Smart Lock(Q-SL1)』『ただいまキット』の

サービス終了に伴い、Qrio Lockを対象とした特別セールを開催いたします。

特別セールは2023年10月までに数回に分けて実施させていただきます。

本日は、5/15(月)より始まる特別セールのご案内をさせていただきます。

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●期間

5/15(月)9:00~ 5/22(月)23:59[8日間]

●商品ラインナップ

①Qrio Lock:【40%OFF】¥15,180

②Qrio Lock+Qrio Pad:【35%OFF】¥30,745

③Qrio Lock+Qrio Hub:【35%OFF】¥22,737

④Qrio Lock+Qrio Key S:【35%OFF】¥20,735

⑤フルオプションセット:【35%OFF】¥41,327

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正直な太陽光発電パネル

太陽光発電の発電量は本当に正直だなぁと最近思うのだけど、純粋に光を使って発電しているので、気温にはあまり関係なく、今日は暑いから発電量が多いということはなく、今日は晴れているし明るいから発電量が多いかと言えば、パネルと太陽の間の一部だけでも雲があると、ガクンと発電量が低下する。空全体に雲が少ないときは、朝8時くらいから始まって、夕方の4時くらいまで、典型的な逆放物線のような発電量のグラフになるが、雲がちらほらあると、ギザギザのグラフになる。

気温にあまり関係無いと書いたけど、あまり気温が高いとパネルが熱せさられて発電量が落ちてしまうらしく、それ故、夏でも東京に比べてそれほど暑くならない北海道は太陽光発電にはあっているのだそうだ。これから夏になると発電量が増えるかと思いきや、春・秋頃が一番良いらしい。いずれにしても、発電量の多少が理屈で説明できるのだから、大人の事情が加味されている大手電力会社の電気代に比べて、太陽光発電は正直だなぁと思う。

技術的に可能かどうかわからないが、将来、光だけでなく、太陽の熱も発電にまわせるパネルができれば、雲があっても電気が作れて、熱を電気に変換することで、パネルの温度も下げられるかもしれない。今家庭で電気を作る場合コスト的に太陽光パネル一択という状況になっているが、太陽熱も使えるようになれば、更に効率が上がるのではないかと思う。

核融合発電が実用化されれば、電気代はずっと下がる可能性も無きにしもあらずだが、実用化まではかなり先になりそうな気もしますし、日本のメーカーは新しい高効率のパネルを作って、巻き返してほしいと願っています。パネル生産にはレアメタルなどの材料が必要で、材料を握っている中国には勝てないのか、太陽光発電パネルのシェアはほとんど中国の一人勝ちのようになっていますが、別の突破口は無いものか、日本の研究者・技術者に期待しています。

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ドメインの移管

長いこと Value Domain を使っていましたが、先日 hajimesan.net を Google Domains に切り替えて良かったので、本日 soundwalking.com も切り替えました。 維持費が、VDの方は、.net が、1929円で、.com が 1789円なのに対して、GDは、両方とも 1400円と安いですし、管理画面に広告も表示されず、メール転送設定もわかりやすく、とても使いやすいです。

移管手続き

移管手続きは面倒に見えますが、思ったより簡単です。VDの場合は、以下のURLにアクセスすれば、手続きがわかります。 実はこのURLにたどり着くのが一番大変でした。おそらく移管対策なのでしょう。VDは良い方だと思いますが、分かりづらいです。

https://www.value-domain.com/userguide/manual/transferother

私は、大きな勘違いをしていて、移管したら、移管元のドメイン有効期間は無駄になってしまうと思いこんでいて、期限の 2024年まで待たなければならないと思っていたのですが、ドメイン管理手数料は、年間の維持費に上乗せされているので、その分が無駄になるだけで、有効期間は維持されるのでした。なので、いつ移管しても損はありません。

移管元での作業は次の3つです。一つでも残っていると、GDから移管依頼があった時に、VDが拒否してしまいますので、確認が必要です。

  • WHOIS情報公開代行になっている場合、それを解除します。 ※VDがやたらにこれを勧めてきたわけがわかりました。移管対策の意味もあったのですね。
  • 認証鍵の取得 ※この鍵をGoogleDomainsに渡すことで、移管が実行されます
  • ドメインロックの解除 ※私はロックしてませんでした。
  • DNSで特別な設定をしている人は、念のためその設定をメモしておいたほうが良いでしょう。

Google Domains側の作業は、

https://domains.google/

にアクセスして、Google のアカウントでログインして、「すでにお持ちのドメインを移管しましょう」のリンクをクリックしますと、以下に飛びます。

https://domains.google.com/registrar/transfer

あとは、この画面の指示に従えば大丈夫です。

  • 移管するドメインを入力して、エンターキーを押します。
  • 認証鍵を入力するように言われますので、移管元で取得した鍵を入力します。
  • DNSの設定を移管元(というかその時点のGoogleから見える設定)からコピーするかを聞かれるので、とりあえずコピーするにします。
  • 移管の実行を指示

これだけで、移管が始まります。しばらくすると、VDから、移管承認確認メールが届くので、承認すれば、まもなく完了します。

我が家の場合、MXだけVDのメール転送を使っていたので、切り替える必要がありました。DNSの設定から、MXの設定を削除して、Google Domains のメール転送設定に切り替えるだけです。 Google Domains のメール転送設定は、 * (全部)が使えるので、便利ですね。

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SwitchBotによるセントラルヒーティングの自動ON/OFF

おそらく北海道で一番ポピュラーな暖房と言えば、灯油燃料のセントラルヒーティングではないかと思います。以前はFFストーブなどが主流で、今でもFFストーブは人気の暖房ですが、家全体暖房の快適さやコストを考えると、灯油燃料のセントラルヒーティングは、他のものに置き換えられない最適な暖房だと思います。しかし、電気に比べればずっと安いものの、やはり冬の灯油代はかなりかかります。

真冬だとほぼ暖房が切れないので、常時ONとなるのですが、秋・春は、日中は暖房をOFFにして、夜間ONにするということが頻繁に発生します。電気の暖房は立ち上がりが遅いので、頻繁にON/OFFするより常時ONにしておいたほうがトータルコストが安くなるようで、灯油セントラルヒーティングも同じ様に言われた時期がありますが、今は、灯油の場合は立ち上がりが早いので、かなり冷えてしまってからONにした場合にはそれなりのコストがかかりますが、一定範囲内では、ON/OFFした方が有利と言われています。

もう一つの要素として、セントラルヒーティングは、灯油以外に、電気も使います。これは、灯油で温めた温水を家中のパネルにポンプで循環させるのに電気のポンプを使っているからです。またシステムの維持にも若干の電力を消費するようです。我が家ボイラーの場合、システムOFFでも、コンセントを挿しただけで、2.8Wh 消費されています。 ON にすると、150Whから、680Whくらいの間で常時電力を消費します。

セントラルヒーティングの温度コントロールは、基本的にはボイラーのレベルと、各部屋のパネルのダイヤルでコントロールします。どちらも、「何度」という設定ができず、1,2,3,4… といった数値で、ある程度の期間使いながら、どの数値が良いのかを自分で把握する必要があります。また、ボイラーの設定を上げて、パネルの設定を下げるのか、パネルを全開にしてボイラーの設定で管理するのが良いのかなど、経験と高度なテクニック?が必要となり、それによって、トータルの燃料コストが変わってくるのですが、燃料コストがわかるのが、次に灯油を入れるタイミングだったりして、正直、どうするのが良いのかさっぱりわからず、勘でやっているようなところがあります。

セントラルヒーティングのコントロールの面倒くささに終止符

灯油代も電気代も上がり、勘でやっていては無駄が多いので、もう少し科学的な?方法でコントロールできないかと考えていました。確実で無駄が少ないのは、やはり寒くなったらスイッチをONにして、適温になったらOFFにする方法ではないかと思うのですが、24時間ボイラーのスイッチに張り付いて操作するわけにもいきませんし、外出中など物理的にできない場合もあります。強弱のコントロールの代わりに、ON・OFFするメリットは、OFFの間は電気代がかからないということで、灯油代だけでなく、電気代も節約できることにあります。

SwitchBot導入

ボイラーによっては、リビングから操作できるリモートスイッチを持っているものもありますが、我が家のボイラーはボイラーにスイッチがあるので、せめてリビングからスイッチが押せれば良いなぁと思っていて、調べた結果、SwitchBotの指ロボットというものがあることがわかりました。ハブが必要だという情報と不要だという情報があり、また、ちゃんとボイラーのスイッチが押せるのか半信半疑だったので、最初は「指ロボット」を導入しました。指ロボットも結構高いのですが、ハブはそれ以上です。最初位置合わせに苦労しましたが、スイッチが指ロボットのエッジの真下にくるようにすれば良いということがわかってからは、うまく設置できました。実は買った時に、同時にトイレのウォシュレットの自動化もできそうだったので、人感センサーやコンセントのON/OFFのスマートプラグも買っていたので、ボイラーのコンセントにスマートプラグも付けてみました。指ロボットがうまくいかなかったら、コンセントで強制ON/OFFするかくらいの覚悟でいましたが、ボイラーのスイッチをOFFにした時はクーリング動作があるので、コンセントでOFFにしたらボイラーを壊しそうで怖かったです。

スマホでON/OFF

指ロボットとスマートプラグで、ハブ無しでも、スマホから操作ができました。最初にスマートプラグをONにして、それから指ロボットの押す動作を実行します。OFFにするときは、指ロボットの押す動作を実行してから、スマートプラグをOFFにします。これが家の中ならどこに居てもできるのは、かなり便利です。購入した時は知らなかったのですが、スマートプラグは使用電力がわかるので、スマホでON/OFFの状態がわかります。指ロボットは状態がわからないので、最初はスマートプラグで強制OFFしてしまうか、毎回自分の指では操作せず、自分でONかOFFかの状態を把握しておくしかないかと思っていたのですが、スマートプラグで電力がわかるのは便利ですね。

自動でON/OFF

スマホでできるとなると、やはりそれを自動でやりたくなるのが、プログラマーの性というものです。自動でやるには、シーンというものを設定する必要があり、また、トリガーとなる温度センサーが必要になります。温度センサーと指ロボットはハブなしでも連携できるのですが、センサーとスマートコンセントの指ロボットのセットで使うにはシーンがどうしても必要になります。そのシーンを使うには、ハブが必要です。たまたまハブ2という温度センサー内蔵のハブが出たばかりで、これがうってつけのものだったので、ちょっと高かったですが、買うことにしました。トイレの自動化、玄関ドアなどと同時進行でした。このハブは、今ではマストだと思っていますが、それぞれを Bluetoothだけで接続しているより、反応も早く、シーンを使って(やや)複雑な事もできますし、なにより、外出先で状態把握と操作ができます。スマートプラグは WiFiを持っているので外出先からも使えましたが、指ロボットはハブ無しでは外からは押せず、また、もし温度センサーを買ったとしても、外からは室温がわからず、仮に自動設定にしていたとしても、ただしく動作しているか確認できない不安がありました。これが、ハブの導入で一気に解決します。

自動設定のポイント

前述のように指ロボットは状態がわかりません。ボイラーをONにしたいときは、そのときボイラーがOFFであることが前提になります。ボイラーがONなのにONにしたら、OFFになりますので。また、ボイラーをOFFにするときは、指ロボットを操作した後に、一定時間待って、スマートプラグをOFFにする必要があります。 SwitchBot のシーンには、待機という設定が無いので、指ロボットの操作の後続けてスマートプラグOFFにしてしまうと、この一定時間待つというのができません。このあたりをどうするかがポイントでした。SwitchBotにはAPIがありますので、最悪、IFTTTとGASで、コントロールすることは可能ですが、メンテが大変なので、できれば、SwitchBotのシーンだけで解決したいと思っていました。

最終的に、次の4つのシーンを設定しました。

  • 室温が22度以下になったら、スマートプラグをON
  • 室温が22.5度以上になったら、スマートプラグをOFF
  • 室温が21度以下で、スマートプラグの電力使用量が、5W未満だったら、指ロボットを押す => ボイラーをON
  • 室温が、21.5度以上で、スマートプラグの電力使用量が、5W以上なら、指ロボットを押す => ボイラーOFF

です。指ロボットの操作の条件として、スマートコンセントの電力使用量を使っていますが、スマートプラグがOFFの場合は、室温に関係なく条件は成立しませんから、指ロボットが動いてしまうことはありません。スマートプラグをOFFにするときは、ボイラーは確実にOFFの状態で、クーリング動作も完了しているはずですから、安心してOFFにできます。 室温が、21.5度から22度の間だけ、約2.8Wの電力が無駄になりますが、これは、スマートプラグを入れるまでは知らなかったもので、今までは1年中コンセントを挿しっぱなしでしたから、それに比べれば、全く問題になりません。

昨夜から今朝にかけてのグラフ

この時期でも、まだ北海道では暖房が必要で、夜間は結構冷え込みます。これは、ハブ2の温度計のグラフですが、このグラフだと、22:33頃に室温が21度を切り、自動でボイラーがONになり、30分くらいで21.5度を越えてOFFになるという動作が、朝までに5回繰り返されたことがわかります。ボイラーの立ち上がりは思っていた以上に早く、これを一晩中自分でやっていたら寝れませんね。外気温が低ければ、OFFにしてから21度を切るまでの時間はもう少し短くなるでしょうし、逆に外気温が高ければ長くなるでしょう、こういったことをタイマー設定だけで設定できるものではありません。また、ON/OFF動作が実際のリビングの室温ベースになっているということもポイントで、かなり曖昧さを排除できます。もちろん同じ室温でも、夏と冬では寒さの感じ方が違いますが、それは、季節によって、トリガーとなる設定温度を多少変えればすむ話ですし、夏は冷え込んでもボイラーをつけるほどではないので、スマートプラグをONにするシーンを止めておけば、冬まで完全にOFFにもできます。

エアコンもコントロール可能

エアコンはリモコン対応で、ハブからコントロールできますから、同様の設定をしてエアコンも自動で動作させることが可能ですが、今は、その必要は無いと思っています。エアコンを使う時はその部屋に居ていつでもリモコンを操作できるときがほとんどであることと、外出中に部屋の温度をキープしておく必要もないです。加えて、エアコンのリモコンというか温度管理はボイラーに比べて優秀で、(あまり信じてはいませんが)何度という設定ができます。我が家のエアコンはかなりの老体なので、SwitchBot使うくらいなら、おそらくエアコンを買い替えた方が、電気代も安くなるし、温度管理もより正確になって良いような気がします。

参考

我が家のボイラーは、コンセントを抜いてから入れた場合(停電時も同じ)には、ボイラーの設定が4になります。 SwitchBot でのコントロールでは意図的にこれを使っています。

今までは灯油代節約の為に、(実際に意味があったかどうかはわかりませんが)メモリを2とか3にしていました。当然真冬では温度が足りず、室温が20度を切ることもあって、厚着をして我慢したりしていました。しかし4だと、逆に温度が上がりすぎることも多く、外はマイナス10度なのに、室温は、26度なんてときもあって、かなり無駄に思っていました。ここに、セントラルヒーティングの温度調節の難しさがあったのですが、室温で自動でON/OFFできるようになると、4くらいがちょうど良いように思います。パネルのダイヤルは全開で良いでしょう。温度検知をリビングで行っているので、他の部屋とのバランスのため、パネル側のダイヤルを多少変更する必要はあるかもしれませんが、我が家の場合トイレや寝室などは多少寒くても問題ないので、基本はリビングの室温ベースが良いと思っています。

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