Eye-Fiを使って写真に位置情報(ジオタグ)を設定する

Eye-Fi ダイレクトモードのところで書いたが、長年のテーマだったので、メモ。

スマホカメラでは普通にできるようになっていることだが、デジタル一眼など、普通のカメラで撮影した写真に、撮影場所の位置情報を設定するのは、結構大変だった。私もこれがやりたくて、M-241などのGPSロガーを使っていたのだが、写真を撮影して自宅に戻って、PCに写真とロガーのGPSログを取り込んで、マッチングアプリを起動して写真に位置情報を設定するという作業は結構面倒くさい。その上、GPSロガーを起動し忘れていたり、バッテリーが切れてたりと、結局位置情報が付いていない写真の方が多い。

私の場合は、単に写真に位置情報を付けたいだけで、移動記録を取りたい事はほとんど無いので、撮影時だけONとか、カメラ(D90)に取り付けるGPSユニットなども考えたが、写真は撮りたい時にさっと撮りたいので、撮影時に一手間増えたり、待たされたりするのも問題だ。

スマートフォンを買ってからは、山旅ロガーというアプリに出会って、タスカーで、自宅から離れたら自動起動するようにしたので、忘れることは無くなったが、やはり、自宅に帰ってから写真に位置情報を設定するのが手間で、実際にはほとんど位置情報設定はしなかった。

というわけで、なんとなく、「もういいかなぁ」と思っていたのだが、まったく予想外の方法で、理想的な位置情報設定ができる様になったので、びっくりするやら嬉しいやらなのだ。

それが Eye-Fi アプリなのだが、Eye-Fiは、Pro版以上、あるいはオプションでWifiでの位置情報設定オプションがあるが、それは高いし、あまりやくにたたないだろうと思って、期待していなかった。 しかし、それとは別に、Eye-Fiアプリの方に、スマートフォンの位置情報を写真に設定するというオプションがついてるのだ。想像だが、Eye-Fiアプリがバックグラウンドで定期的に位置情報を収集していて、Eye-Fiからスマートフォンへ写真が入った時に、自動で撮影日でマッチングして位置情報を設定してくれるらしいのだ。これが、ダイレクトモードだけでなく、アドホックでも、写真の行き先をスマートフォンへしておけば、スマートフォンに入った時点でつけてくれるらしい。あるいは、スマートフォンからEye-fiサーバーへ定期的に位置情報を送って、Eye-fiサーバーで設定されるのかもしれないが、何にしても、デジ一で撮影したものも、スマートフォンで撮影したものも、ほとんど意識することなく、自動で位置情報(もちろん撮影したときのスマートフォンの位置)が設定されるので、全く手間なしになってしまった。

しかも、このEye-Fiアプリは、Eye-Fiを持っていれば使えるので、私のスマートフォンと、みかこさんのスマートフォンの両方にインストールして、写真の送り先を、我が家のFTPサーバーと、私のスマートフォンの両方に指定しておけば、カメラだろうが、私のスマホだろうが、みかこさんのスマホだろうが、どれで撮影しても、オリジナルが我が家のFTPサーバーと私のスマホとEye-Fiサーバーに、また、FTPサーバーの仕掛けで、640×640に縮小されたものが box.com にアップロードされるのだ。 

旅行中でも今までTwitできなかったデジ一で撮影した写真を見たりTwitしたりできるし、みかこさんのスマホで撮影した写真を私のスマホで投稿することもできる。 自宅に帰ったら、FTPサーバーの日付フォルダのものを、フォルダごと写真整理用のフォルダへ移動して、フォルダにタイトルを付けるだけ。SDカードには全く触らないで作業完了。

Eye-Fiは写真が一定量SDカードに溜まったら、古いもの(かつアップロード済みのもの)から順に自動で削除してくれる機能もあるので、カメラのSDカードスロットの蓋を全く開けなくなってしまった。

実に便利。便利。 しかもPro版の機能は一切使わないし自動削除機能で4Gあれば余るくらいだから、一番安いので十分ってのも良いね。

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