Office製品のハイパーリンクとログイン認証画面

 

Microsoft サポートオンライン 「Office 文書内のハイパーリンクを開くと Cookie が紛失する」
http://support.microsoft.com/kb/811929/ja

ログオン ページまたは、エラー ページにリダイレクトされますまたは SSO の Web サイトで、Office ドキュメントへのハイパーリンクをクリックすると認証情報が要求されます。

http://support.microsoft.com/kb/899927/ja

という問題であるが、説明がMSらしく意味不明な上、MSは問題だと認識しているくせに修正しようと思っていないらしい。

仕方ないので、Webアプリケーション側で何とかしろと言われるわけで、まったく迷惑な話である。

ログイン認証のあるWebアプリケーションで、かつ、ログイン画面ではなく、アプリケーションの特定のURLに直接飛べるURLを用意するような場合、例えば、メールに記載されているURLをクリックすると、ログイン画面でIDとパスワードを入力したら、そのURLで示されている個人ページへ自動でジャンプさせるような場合であるが、一旦ログイン画面を経由させなければならないので、もともとアクセスしてきたURLをCookieへ入れておいて、ログイン画面で認証後、CookieからそのURLを取り出して、ジャンプするという仕組みになっていることが多い。Cookieじゃなくてセッションに入れている場合もあるが、そのセッションを示すIDがCookieに入っているから同じ事だ。

ジャンプと書いたが、正式には、HTTP のリダイレクションという仕組みを使うのだが、これは相手が最初からブラウザであれば何の問題もなく上手くいく仕組みであるが、問題は、Hyperlink 。どうも Office のハイパーリングは、リダイレクションの最終着陸地がHTMLではなくファイルだった場合にブラウザではなく、そのファイルに最適?なアプリへ渡したいと思っているらしく、リダイレクションをOfficeアプリ内ですべて処理してしまう仕組みになっているようだ。そうして、最終着陸地がHTMLだった場合には、その最後のリダイレクション先のURLをブラウザに投げてよこす事になる。

そう、この最終着陸地は、ログイン画面のURLである。その結果、Webアプリケーション側から見ると、Officeさんからなんだかごちゃごちゃ言われた後に、そっちはぷっつり連絡が来なくなって、代りに全く別な人から突然ログイン画面にアクセスされたという状態になり、結果ログインに成功しても、デフォルトのメイン画面を表示するしか無くなってしまうのだ。 さっきCookieに入れたのがあるじゃないかと思う人は素人さんなわけで、Cookieというのは、クライアント側(Officeとかブラウザ)に保存されて、サーバーにアクセスする時に毎回HTTPのリクエストヘッダーに入れて、サーバーからはレスポンスヘッダーに入れて返すというキャッチボールな仕組みだから、サーバーには全く保存されていないし、クライアントがOfficeからブラウザに変わった時点で消えてしまう事になる。OfficeからブラウザへCookieを渡す方法なんて無いし、セキュリティ上そんな方法は有ってはならないもの。

私がこれをOffice製品のバグだと言いたい点は、リダイレクションを自前で処理してしまう点ではなく、最終的にブラウザに投げると決めた時に、「なんで最初のHTMLを投げずに、リダイレクションの最後のURLを投げるんだ、このやろう!」な点。

最初のURLを投げれば、ブラウザはリダイレクションをやり直す事になるかもしれないが、しかしサーバーとは最初の手順から話ができるので、通常のアクセスと何ら変わらずに処理できるのに… まったく余計なお世話。

この問題、原因がわかってしまえば、納得はいくのだが、問題は対処が非常にやっかい。ユーザ全員が、MSが書いているようなレジストリ設定を変更する対応をしてくれるなんてことは、まったくあり得ないので、Webアプリ側で対処しなければならないのだが、上述のように、Officeにごにょごにょ言われた後に突然ブラウザからログイン画面へのアクセスが来るので、この別々のアクセスを関連付けるのが難しい。Cookieを使おうにも、そのCookie自体が役立たずだし、単純にgetパラメータ付きのURLを返しても、リダイレクションであるうちは、ブラウザへURLを投げてくれない。

対処するには、何としても、Officeではなく、ブラウザに最初にOfficeがアクセスしてきたURLを渡してやる必要があるのだ。その為には、Officeにはリダイレクションではなく、HTMLを返すURLを投げて、そのURLをブラウザへ渡してもらわなければならない。

うまく説明できないが、要するにどうどうめぐりになってしまう。

ずいぶんと悩んだ挙句、ようやく見つけたこの堂々巡りを断ち切る方法は、クライアントサイドリダイレクション。 と言うと面倒臭そうだが、meta タグの refresh の事。

要するに、get パラメータで渡されるURLを、meta の rehresh の URL に仕込んだHTMLを非認証(public)で生成してそのHTMLをOfficeに投げ返してやると、そのgetパラメータ付きのURLを、Officeがブラウザへ投げて、今度はブラウザが同じHTMLを開くことになる。その後は、refresh により、ブラウザがそのURLへアクセスすることになり、目出度くハイパーリンクの設定をした最初のURLに、「ブラウザが」アクセスする形になり、あとは通常どおりだ。

もちろんOfficeのハイパーリング以外ではこんなしちめんどくさい事をしたくないし、うまくやらないとrefreshが無限ループになるので、ハイパーリングになる可能性のあるURLだけちょっと特殊なものになるように加工しておいて、そのURLの時だけクライアントサイドリダイレクトを使うようにした方が良い。私の場合は、Officeに渡す(ハイパーリンクになる)URLには、本来のURLの末尾に “/x” を付ける事にして、この時だけ refresh を使う事にして、refresh のURLには当然末尾の /x を取ったものを設定した。

目出度くハイパーリンクで目的の画面へ飛ばせる様にはなったが、MSの尻拭いは虚しい。

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カプチーノ! ソイチーノ! オイチーノ!

いきなりくだらないタイトルでごめんなさい。

年末に某社のグストが 2,980円で買える(今は3,980円になってしまったが)という宣伝メールが届いて以来、エスプレッソが飲みたくなってしまって、しかし、自宅には大量に買い込んだドリップバックがまだ残ってるし、2,980円というのは実はカフェカプセルとの抱き合わせ販売だったりもするし、コンセントに繋がないと使えないし、置き場所困るしで、悩んだあげく、ミルクフォーマー買ってはみたものの、でそれはそれで美味しいんだけど、だからといって、ドリップバックのコーヒーがいきなりエスプレッソになるわけもなく、やっぱりエスプレッソが飲みたい!クレマが見たい! といろいろ眺めてて、やっぱお手軽電動では雰囲気出ないし、自分の好みじゃないよなぁと思いつつ、ふと、そういえば昔キャンプでストーブトップのエスプレッソポッド買ったよなぁ、あれどうしたっけ?と思って、探したんだけど、使い方わからずに結局ダメにして捨ててしまったというかすかな記憶が蘇ったりもして、じゃぁもう一回買おうかと思って、Amazonで物色してたら、なんだか奇妙なものを見つけてしまった。

変な名前・変な柄だなぁと、Youtube見てみたら、動画が結構ある。

ムッカ・エキスプレス

この動画見た瞬間にやってみたい病にかかって、先日ミルクフォーマー買ったばかりだしなぁ、またみかこさんに怒られるよなぁと半日悩んだあげく、ポチってしまった。

今日届いたんだけど、いいね。とっても良い。このアナログな感じのギミックにしびれてます。もちろん、味も良いです。 2気圧なので正確にはエスプレッソでは無くて、本場ではモカと呼ばれているらしいのだけど、重力で入れたのとはやっぱりちょっと違うわけで、なんだか楽しい。

  

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ダイエットステッパー

みかこさんの膝の手術から2ヶ月、退院から一ヶ月が経過したが、相変わらず階段は1段ずつだし、膝もたいして曲がらないようで心配。 普通に歩けるようになるまでには半年くらいかかるらしいし、同じ手術でも、みかこさんの場合は子供の頃からひきずっていてかなり大変だったみたいなので、もうすこしかかるかもしれない。 しかし見てれば、ほとんどリハビリもせず、スマホの画面ばかりみているので、もう少し体を動かした方が良いと思う。

病院でのリハビリではフォームローラーを使っていたというので、これは退院直後に購入したのだが、買って少しの間はやっていたようだが、最近は使われることなく、突っ立ったままだ。フォームローラーの段階は過ぎたのかもしれないと、次なるリハビリ作戦として良いものは無いかと思っていたら、みかこさんが「階段が普通に登れるようになってきたが、降りるのは1段ずつ(両足を同じステップに揃える)しかできない」と言うので、「それだ!」と思って入手したのが、踏み台昇降運動用の台。しかし、「踏み台昇降」なんて、老人っぽいし、単純に登ったり降りたりでは続かないだろうと思って探してみたら、DVD付きのがあった。しかも東急スポーツオアシスのものなのに安い。同じくらいの値段のものもあるが、DVDは付いていなくて、せいぜいCDで速度の異なる音楽が数種類入っている程度らしく、これがベストに思えた。

 

しかも、商品名に、「ダイエット」と入っているので、これは強力な謳い文句だ。さっそく届いて試してみると、台自体は最安2千円くらいで売っているものと同じようなもので、2段しか調整できないものだが、DVDはきちんと作りこまれていて、商品としては、DVDにステッパーが付いていると考えた方が良いようなものだった。ステップエクササイズのDVD本は3千円以上するようなので、お得な感じ。ただし、DVDには、30分のエクササイズがA/B/C と3つ入っているのだが、ほんと違いは無く、実質上一つ入っていると考えたほうが良さそう。内容的には、私がやっても、30分でしっかり汗をかける程度のもので、最初に購入するものとしては最適だと思う。

ただし、1つだけ大きな問題がある。それは、商品名に「足つぼ」と書いてある通り、ステッパーの中央に硬いゴムのイボイボがデンとあって、これが邪魔だし足が痛いしで、最悪。DVDで使われているステッパーは本格的なもので、そんなイボイボは無いのでなおさら、このイボイボが腹立たしい。

そこで、例によって改造。このイボイボは裏側でビスで止まっていたので、まずは、ビスを外して取ってしまった。そしたらその部分が凹んで、イボイボほどでは無いにしても、足が痛いので、どうしたものかと考えて、今日100円ショップへ行っていろいろ探した結果、紙粘土を詰めたら、これがなかなか良い。丁度100円ショップの紙粘土一つ分がピッタリ収まって、硬化したら、凹みが全然気にならなくなった。

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ウイスキーに合う美味しい燻製を作ろう

我が家は夫婦そろって、ウイスキーもボウモアのようなスモーキーなものが好きで、ワインも樽熟で樽の香りがするものが好み。基本的に木の香りが好きなんだろうと思う。

ここのところTVの影響で、余市は賑やかで、地元でもニッカのウイスキーが手に入りづらくなりつつあるが、やはりお勧めは、竹鶴17年。 21年も 25年も飲んだ事があるが、価格の違いを除外したとしても、今の自分には17年が一番旨いと感じる。実際過去の受賞でも17年の受賞回数が一番多いのではないだろうか。

余市にはウイスキーだけでなく、海も山もあり、まさに食材の宝庫。最近お気に入りなのが、新岡鮮魚店の海の幸。新鮮なものが驚くほど安く買えるのだが、基本的にトロ箱単位なので量が半端ではない。ふくらぎ3尾で1,000円とか、バイ貝がトロ箱一杯で1,000円、タコの足がでっかいの4本で2,500円といった感じ。以前はそんなに買っても食べきれないと思っていたし、そもそも都会育ちで釣りもやらない私が捌けるとは思えなかったのだが、Google先生と Youtube 先生の教えを請いながら試してみたら案外なんとかなってしまう事がわかった。

 

さて、我が家では、年末から年始にはゆっくり美味しいお酒を飲もうということで、年末に各種アルコホールを揃えるのが恒例となりつつあり、今年も以下のごとくである。

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今年はウイスキーが飲みたくなる年なので、ウイスキーは私にしてはちょっと高級なものをチョイスして、その他はかなりお手頃の注文となった。

といった背景があって、ある日、「タコの燻製が食べたい!」とみかこさんからリクエストとは名ばかりの命令が下されたため、鍋で作ってみたところ、なかなか好評ではあったが、家の中がやたらに燻製臭くなり、このままだとタコの燻製どころか、我々自身も燻製になりそうな恐れがあった為に、対策を考える事とした。

燻製といえば、キャンプの時や庭でジンギスカンをする時などに、A4のコピー用紙の箱を加工した自家製燻製器というか箱で、プロセスチーズの燻製なんかを作って楽しんでいた事もあるのだが、基本的に屋外でやったほうが良いようなもの。家の中で鍋でやる場合はレンジフードの下でスイッチを強にしてやっても、かくのごとしである。ただ、こういう燻製とは別に、フレンチ?だかなんだかでも燻製って出てくるよね。それはどうやって作っているんだろうか?シェフが庭に出てって作ってる感じはせず、厨房で作っているとすれば、何かあるのでは?と思って調べたら、ありました。スモーカー!(煙草を吸う人の事じゃないよ) げ!すっごく高い! それになんだかめんどくさそう。

諦めかなぁと思った時に、偶然目に止まったのが、今回購入した、サーモスの「保温燻製器 イージースモーカー ブラック!」見た目小ぶりな土鍋風だが、これただのスモーカーではなくて、「保温」燻製器だってところが凄い。値段も安くは無いが高くも無いし、おまけにAmazonで4,000円引き。レビューの評価もかなり高く、家の中でやっても煙の心配がほとんど要らないらしい。説明書を読むと、だいたい火を使うのが弱火で10分で、後は保温状態で20分で出来上がりという超お手軽なのに、本格的な燻製ができるらしい。庭でやっていたような燻製はダンボールで煙を閉じ込めるという程度のものなので、いわゆる冷燻というもので、材料としてはチーズとかはんぺんとかのそのまま食べられるものだけ。手羽先とかの場合は電子レンジで一旦火を通してから燻製にしていたのだが、これは土鍋で保温調理もされるので、鮭や火の通り易い肉程度であれば生から行けるらしい。

さっそく買って試してみたところ、ほとんどの材料で、次のような手順で簡単に燻製が作れた。

  1. 燻製器の中に、チップを大さじ一杯分程度入れる
  2. その上に網を置く
  3. 網の上に食材を置く (食材はあらかじめできるだけ水分を飛ばしておいたほうが良い)
  4. 燻製器(保温容器はだめよ)を強火にかけて、チップから煙が出てくるまで待つこと数分。
  5. 煙が出たら、蓋をかぶせて、弱火(我が家ハロゲンコンロでは最弱)にして10分
  6. 10分経ったら火を止めて燻製器を保温容器に入れて20分。妻が叫んでも蓋とるな。

で、どうなるかというと、こうなります。

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土鍋みたいなものなので、使い終わった後の後片付けもとっても簡単。構造もシンプルなので、タワシでじゃかじゃか洗っておしまい。

20141224_001125 内緒の失敗例。カットされたカマンベールチーズはこうなります。ご注意ください。(;_;)

燻製にしておけば冷蔵庫で結構保つので、週末なんかに作っておいてもよいし、スーパーで肉とかレバーとか安売りしてたら目ざとく買ってきて冷凍しておいて、ちょっとお酒のつまみが欲しくなった時に、30分で作れちゃう。ちょっとしたパーティーの一品としても面白いので、とってもお勧めです。

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つらら割り その2

写真を撮り忘れていたこともあって、話が脱線していた、つらら割りですが、その時作った武器が、これ。

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先日は、屋根の端から端までほぼびっしりのつららだったけど、全部落としてしまったので、この写真を撮った時は、まだ端っこだけ(屋根の水はけの為に、こちら側に微妙な傾斜がつけてある)。それでも、最近雪降ったりやんだり、雨降ったりで、つららが出来やすいため、長いのは1m前後あると思う。

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このサイズくらいになると、割るのも結構勇気が必要になってきて、ドンと叩くと、つららがバラバラと落ちてくるのではなく、根っこごと、総重量は私の体重の半分くらいはありそうな氷の固まりが、どかっと落ちてくるので、逃げ場を確保しながらの作業になる。実際落とした氷の固まりを見る度にぞっとする。

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例の隣家との通路はこんな感じ。幅は乗用車1台がぎりぎり通れるくらい。左が隣家との間の塀で、高さは90cmくらいしかない。

以前は、ここに屋根の雪がどっかどっか落ちていたが、今は降った雪だけで、屋根からはまったく落ちてこないので、かなり楽だ。

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SmartWatch3 交換品届く

交換品が届いたが、例の部分は、全く同じ。

見た感じだとまったく対策されているようには見えない。

また、しばらくしたら壊れるのだろうか。

交換してくれたのは嬉しいのだけれども、一週間使えなかったので、その間の歩数はゼロ。 またこうなるのはやだなぁ。

あ、交換で送り返すやつに、説明書とURBコード入れ忘れた…

ドジだ。 ごめんなさい>SONY様

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つらら割り

つららで携帯料金が安くなるという話では無い。

北海道の住宅で屋根の雪というのは悩みの種。勾配屋根では下に雪が落ちるので屋根は良いが、下の除雪が大変。隣家との間に5m くらいの余裕が無いと苦情来まくりとなるし、無落雪屋根と呼ばれるフラットな屋根は、よほどしっかりした施工業者のものでなければ、シーズン中1回から数回の雪下ろしが必要となる。この雪下ろしは危険なばかりか、半端でない重労働で、何しろ屋根に積もっているずっしりと重い雪をどこまで屋根なんだかわからない高いところから人力で下に落とさなければならない。落とす方も大変だが落とす場所も大変。おまけに、落としたらそれでおしまいではなく、落とした雪を今度は雪捨て場へ運ぶとか融かすかしなければならない。なんてことを毎年みんなやっている。

我が家は、高所でそんな恐ろしい作業をしたくなかったのと、その他の理由もあり、勾配屋根にしたが、隣家との間が十分でなく、わずかに雪が入り込んでしまうことがあり、毎年苦情を頂いていた。それに屋根から落ちた雪を片付けるのも大変。大雪の時などは、そもそも降った雪がすごいところに、更に屋根半分の雪がそこに積み重なるので、その片付けのしんどいこと。放置すれば、隣家との間の1m足らずの塀など軽く超えて雪崩れ込むので、それこそ大変な自体になりかねず、雪が降ったらとにかく必死で除雪。庭や駐車場の除雪など後回しで、隣家との間の、その屋根の雪が落ちるところが最優先。

という辛い屋根の雪との戦いに数年前、勾配屋根用の無落雪屋根というのに葺き替えて終止符が打たれた。庭側はそのままで、隣家側のみ変えたので、その違いがとても良くわかるのだが、見た目はほとんど同じなのに、葺き替えた方は、まったく雪が落ちない。では、どんどん溜まっていくかというと、これが、風で適度に飛んで行ってくれる。(飛んで行く先については考えない) 実は無落雪屋根というのは、ほとんどがこの風で飛ばすということを前提にしているので、無落雪だから隣家に迷惑をかけていないという事ではなく、そしらぬ顔をして隣家や道路に雪を押し付けているだけだったりする。そうしてタライ回しにされた雪が、勾配屋根の家にたどり着くと、そこでどーんと地面に落ちて、その家が全責任を取らされるのだ。とにかく、地面に雪を落とした家が負けというおっそろしいゲームが毎年繰り広げられているとも言えるのだが、ついに我が家もパス側に加わったというわけだ。ただし、いつも雪を押し付けられる風上側の半分だけである。

とにかく、雪が落ちなくなったおかげで、隣家から怒鳴り込まれる事も無くなり、それにびくびくする事もなくなり、下に落ちた雪を必死で除雪する事も無くなったので、大正解である。

が、一つ問題なのは、冬と言えども毎日ものすごく寒いわけではなく、気温がプラスになる日もあり、屋根に載っている雪がちょっと解けたりするわけで、当然そういうのがつららになるので、雪が落ちていた時にはまったく出来なかったつららが、毎年できるようになった。小さいのは気にならないが、中には1mを超す長さで、腕くらいの太さのものとかがあり、あれが頭上に落ちたら、間違いなく病院送り的な感じになるので、新しい恐怖が生まれた。

で、本題であるが、そのつららを割るのに、とある棒を使っていたのだが、それが壊れてしまって、つららおとしとか雪割りみたいなものをAmazon で買おうかなぁと思ったのを踏みとどまって、壊れた棒の先に、木槌を縛り付けてつららの根本をどんどんと叩くようにしたら、これが思いの外うまくいったという話を書こうと思ったのだが、たどり着く前に長くなってしまったので、この話はいずれ書くことにしようっと。

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SmartWatch 3 のバンドが壊れた

購入して1週間とちょっとで、普通に時計として腕に着けていただけなのに、SmartWatch 3 のバンドが壊れてしまった。

特に無理を掛けたわけでもないので、この程度で壊れると、そもそも強度的に問題があるのではないかと思う。

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瞬間接着剤で接着しようかと思ったが、まだ買ったばかりだったし、SONYショップで買ったということもあって、SONYのサポートに電話サポートの電話番号を探しまわり、ここあたりから、辿り着いたと思う。

電話したら、最初の振り分け自動応答。全部聞いたがSmartWatchに該当するのが無く、仕方なく最後に言われたその他AV機器のお問い合わせの7番を選択。いつもどおり電話が殺到しているので、相当待つよ!ってアナウンスが流れたが、沖縄音楽ではないので、しばらく待ってみる事にすると、ラッキーな事に1-2分で繋がった。その後は事情を説明したら、本日中に担当から電話をするとの事。小一時間で担当者から携帯に着信があり、ほとんど説明を求められないまま、購入したばかりだから交換対応しますとの事。その後更に1時間経過して、今度は配送係の人から電話があり、配送日時調整と配送内容と交換方法(宅急便の人に壊れたものを渡すだけ)の説明があり、月曜に交換ということになった。今までのSONYとは全く別会社の様な親切対応ぶりで、びっくりしてしまった。

壊れたのは、写真のバンドの留め金(プラ?)で、こんなに負荷がかかりそうな部分なのに、こんな構造・材質で良いのか?という感じ。交換品が対策済みでなければ、またすぐに壊れると思う。 しかし、ベルトの別売りは無く、市販の時計用ベルトが使えるわけでもなく、本体が問題無くても、ベルトがこれではSmartWatch自体まったく使い物にならなくなるというのは、案外盲点かもしれない。 なんとなく以前ブログに書いた、PCとしては全然問題無いのにACからの充電ができなくなったVAIOの事を思い出した。

私の勝手な勘ぐりではあるし、サポートの人は何も言っていなかったが、異例の高速対応で、壊れた箇所についてほとんど説明も求められず(仕方ないから自分から説明したが、こちらか言い出さなければ興味なしといった印象だった)交換となったのは、ボチボチ同じ問題が他のユーザでも出始めていて、SONYも気づいて対策している最中なのかもしれないなぁ。私としては、そうであって欲しいし、交換品は対策品であることをとっても期待している。

月曜が楽しみ。

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Android Wear – 時計 –

Android Wear は、様々な機能があり、しかし現在はまだどれも発展途上だという感想を前回書いた。

今回からは… と言っても今回で終わる可能性は低くないが … 個々の機能について感想を書いておくことにする。

これはどう見ても時計にしか見えないので、最初は時計機能から。

手元に SmartWatch3 にその場を奪われてしまった、CASIOの腕時計があるのだが、これは、今でもコストを度外視せずに考えた場合に、イチオシの時計だ。

この時計にはいろいろな機能がついているのだが、実際日時的に使っている機能と言えば、「時刻を知る」機能だけである。曜日も日付もアラームも海外時刻もストップウォッチも時計を買ってから1回も使ったこと無かったり、1回試したくらいのものである。この時計の良さは、充電不要、時刻合わせ不要でいつも正確に時刻を知ることができるということと、腕につけている時のなんとなくの満足感だけだと言っても過言ではない。

これと Android Wear を比較して見た場合、Sony Smartwatch3 は大きさもデザインもそこそこでかなり満足度は高い。やはり圧倒的な欠点はバッテリーということになる。それでは、アドバンテージはなにかということになると、今は、時計との比較なのだから、「◯◯機能」という話に行く前に、「顔」ということになる。

Google Play で、「Android wear watch face(http://goo.gl/KrVcPT)」あたりで、検索すると沢山ヒットするのだが、既に実に多くの無料・有料の「顔」アプリがリリースされている。

  • 時計機能だけで、デザイン重視のもの
  • 時計機能+バッテリー残量などの情報表示機能を付加したもの
  • デザインをある程度自由にカスタマイズできるもの
  • 更にある種のプログラム的にデザインを変更できるもの

などなど、その種類も様々だ。その中で、いくつか面白いと思ったものを書いてみる。

  • Speed Watch Face :単純にデザインが好きで選んだが、バッテリー表示、曜日・日付表示だけでなく、GPSを使ったスピードメーターもついている(ただし私はまだ走ったりしていないので使えるかどうかわからない、止まっていてもいつも6と表示されている)
  • Weather Wear Watch Face : 最初にインストールしたもので、見やすいデザインと、気象情報が表示されるのが気に入った。たしか有料だったような…
  • Facer for Android Wear Devices : 有料だがよく出来ている。画像とテキストを自由に配置しそこに時計情報を反映させることができる様になっていて、例えば針の画像を用意してそれに時刻情報を角度として反映させれば針の画像が回転して時間を示すといった具合に、かなりいろんな事ができる。そして作ったものを保存したりシェアしたりできるので、こういうサイトでものすごく沢山の「顔」が公開されている。情報は天気なども扱えるので、これだけあれば他のFaceアプリは要らないのではないかという気もしてくるのだが、沢山あっても、必ずしも自分が気に入ったものがそこに無かったりするから面白い。
  • Android Wear WatchFaces : これもカスタマイズ系だが、Fecer がフルカスタマイズに近いものであるのに対して、これは、デザイン入れ替え系。基本デザインが結構良いので、手軽な分 Facer よりついついこっちを選んでしまうかも。
  • Aviator Watch Face : まだ試していないのだが、ちょっと気になっているもの。カスタマイズはできそうもないが、単純に格好良い。

「顔」アプリを選ぶ上で、注意点としては、Android Wear 毎にディスプレイサイズが異なるので、ものによっては、Smartwatch3 に対応していないものがあるということ、Facer でいろいろな「顔」をダウンロードして入れ替えたりするとわかるのだが、Smartwatch3 は少しサイズが大きいらしく、右下に余白ができるものがある。有料の非カスタマイズ系は拡大・縮小されてうまく収まるようになっているようだが、対応しないものもありそうなので注意が必要。WatchMaker – Watch Faces Wearというのも面白そうなのだが、対応機種に、smartwatch3 が書いていない。 あと、いかにも、Android Wear の「顔」アプリのように見えるが、スマホの時計アプリだったりするものもあった。

ともあれ、時計だけでも、十分元がとれるくらい、楽しめる。

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Sony SmartWatch 3 (android wear)

SmartWatch 2 までは、Sony独自のものだったようだが、3 で、android wearとなった、Smart Watch を購入してみた。

Smart Watch も、android wear にも、それほど興味があったわけではないのだが、こういうのは使ってみないと可能性がわからないし、そろそろ Android Wear も各社から出てきて、「Android Wear であること」以外のなんらかの特徴での勝負になってきていると感じていたところ、先日友人が遊びに来た時に、スマホのボイスコントロールの可能性について話題になり、それもきっかけになった。

Android Wear だということは、ハード的な事以外はSonyかどうかというのはあまり関係無くなってしまうわけで、何ができるかは、Googleと、各アプリの Android Wear 対応次第。 SmartWatch 3 が他の AW に比べて見劣りするのは、心拍計が無いという事なのだけども、私の場合は逆にそこが良くてこれに決めた。

もちろん、ハードとして心拍計が付いていたほうが良いと思うけれども、その為に、他のAWは、厚みがあり、重たく、バッテリーが持たないという欠点をしょいこんでしまっているように思える。これは、時計としてはかなりマイナスポイントだと思うので、私は、SW3 が、心拍計を切り捨てた事は総合的にはアドバンテージだと考えている。

さて、そもそも疑問だった、AWって何?ということだが、数日使ってみて、今のところ次の3つかと思う

1)通知: スマホの通知バーの通知を時計で見れる
2)コントローラ: スマホの検索と一部アプリの起動とコントロールを音声やタッチで出来る。
3)センサー: GPSや各種センサーを搭載しているので、スマホが無くてもこれだけで、なんらかの記録ができる。

で、これらをまとめると、一番ピッタリな用途は、ランニングとかロードバイクとかの移動フィットネス?系で、スマホを自宅や車に置きっぱなしとか、あるいはかばんに入れたままで、ワークアウト開始・停止、音楽の再生、変更、移動距離、速度、運動強度等の記録ということが、時計だけでできる。確かにこの用途ではなかなか良さそうではある。

しかし、現時点では Android ware アプリや、その他のアプリの対応が、まだまだこれからな感じで、「そんな事ができそう」という段階であって、実用性はというと、もう一歩な感じがする。

私個人としては、この用途は、できればいいなぁくらいなので、現状でも十分なのだが、Google Fit が血圧記録に対応するなどもうすこしちゃんとしてくれれば、通常の健康管理にも広がってくるので、その方向では期待している。

私にとっては、今のところは、スマホのバッテリー節約(&目の保護)という点が、一番ポイントが高く、通知を見れば済む様な事は、時計だけで済んでしまうので、いちいちスマホの画面を見る必要が無い為、スマホのバッテリー消費が抑えられるし、いちいちスマホの画面を見ると、つい別の事もしたくなったりするので、そういう欲求が発生しないというメリット、スマホ画面を必要以上見る必要が無いので、目にも優しいというメリットを感じている。

他には、たいした機能では無いというか普通の腕時計でも持っている機能だが、アラームの設定とかスヌーズ・停止といった操作などが時計だけでできるのはちょっと気に入っている。毎日スマホを目覚ましとして使っているのだが、寝る前にスマホの画面を見ずに、時計だけで設定できるのは良い。腕時計の小さい音では起きない私としては、スマホの目覚ましが時計で設定できるというのは通常の腕時計よりも良いのだ。逆に、腕時計にすらついているビープ音すらなく、Android Wear だけでは、振動のみしか通知手段が無いというのは、とても不思議。コンサート等ではうっかり鳴らしたりすることが無いので良いかもしれないけど、なんでスピーカー無いんだろう…(音楽を鳴らしたいとは思わないけど)

バッテリーの持ちは、ディスプレイ常時ONにするかどうかによる違いが大きい。こういうのはスマホと違って毎日充電したくないんだけど、常時ONだと毎日充電が必要。しかし、常時ONでないと、時間を見ようと思ったら時計が真っ黒。一応腕を返して時計を水平にすれば自動でONになるのだが、慣れないとなかなかONにならなかったりして不便。ONにならないからタッチすると、そのまま音声コマンド入力状態になって結局時計が見れず、一度OFFにしてから再度タッチとか、このあたりの操作性はまだまだ洗練されていない。なかなかONにならないくせに、すぐにOFFになるのも困る。そのOFFになる時間が設定できないというのもひどいものだ。

あとは、車での利用に期待している。Car Play みたいなのが普及すれば時計には要らないのかもしれないが、両手がふさがっている状態で、地図操作(目的地設定など)と音楽、メールの読み上げなどが指示できるいいなぁと思っている。この変もまだまだで、そもそも、「Ok Google」と言う前に、一旦時計をタッチしなければならないというのが情けない。これならスマホをUSBで充電しつつ、常時ONにしておいて直接 Google NOW 使った方が良いのではないかと思う。この Google Now の「OK Google」がまた微妙な使いづらさで、スマホの方は、第一言語を英語にしておかないと「OK Google」に反応しないのに、第一言語を英語にしてしまうと、Android Wear 側で日本語で何か言ってもまったく認識してくれなくなる。何かの指示は英語で良いにしても、検索キーワードも含めて英語のみになるので、地図だったら行き先入力とが事実上できなくなる。(ちなみにスマホ側は、第一言語を英語にしても日本語にもチェックをしておけば、両方認識してくれる)

だらだらと長くなったが、今のところAnroid Wear はそんな感じで、可能性は感じるものの、何をするにも中途半端だと思う。 しかし、この時点から使っている大きなメリットとして、Smart Watch が進化していく過程を体験でき、それはちょっとした喜びでもある。 これが専用ハード・専用OSだと、たいていメーカーが途中でアップデートをやめてしまって、次のハードを購入しなければならなくなるのだが、Android Wear のようなものだと、買い替えせずに、機能が充実していったりするのが嬉しい。

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