半導体の時代?

株のチャートを見ていて、ふと思ったのだけど、各銘柄の株価って半導体の株価とかなり相関しているのではないかなぁ?

このスクリーンショットは、現在のSOXと主要銘柄(私が興味あるものだけだけど)とのチャートを重ねたものなのだけど、SOXとSOXLに相関があるのは当然として、Apple / Microsoft などの各株価がこれほどまでに相関しているとは思っていなかったので、ちょっと驚きました。そういう目で見ると、日経225まで連動しているように見えてきます。一番相関がありそうな NVIDIAは、あまりにも強すぎてかなり離れていますが、それでも一歩引いてみればやはり相関があるように見えますよね。

SOXというのは、半導体主要銘柄なので、結局今の世の中、半導体が経済を左右しているということなのでしょうか? 逆に考えれば、何に投資しても結局SOXに投資するのと大差ないような気もしてきます。オルカンだろうが、S&P500だろうが、SOXLだろうが、結局のところ長期目線で考えれば右肩上がりということなのかな。もっとも、これは「今」だからであって、半導体ではないものが主役になれば基準は変わってくるのかもしれない。

とは言え、今の世の中、地球上のどこであっても、半導体無しの生活というものは考えられなくなっていて、半導体を考慮せずに経済を考えることはできないのかもしれないね。

今、その半導体を牽引しているものは、AIなのだろうけど、そのAIを除外して考えてもやはり人の暮らしの中で半導体の重要性は日に日に高くなっているのかもしれない。

新NISAが始まって以来、株式投資に興味を持つ日本人が増えてきて、人それぞれで、オルカン・S&P500のインデックス投資を中心とする人もいれば、レバナスやFANG+、SOXLといったリスクの高い投資をする人もいるようだけど、俯瞰で考えれば、今は全てSOXに連動していると言えなくもなく、それぞれの銘柄で短期で上がったり下がったりで一喜一憂するより、SOXが右肩上がりで順調に上がっているということを足がかりとして、そこから好きな銘柄に絞り込んでも良いのかもしれない。

流石にSOXLともなると3倍の値動きがあって、SOXが下がっている時は3倍の勢いでさがってしまうし、上がっている時は3倍の勢いで上がる。のだが、結局はそれでさえも、長期目線で言えば右肩上がりとなっている。もっとも、いくら長期目線で右肩上がりであっても、短期でこんなに動いたら落ち着かないだろうけどね。

株式投資はインデックス投資が最強と言われる所以がここにあって、短期の動きに一喜一憂しても、長期で見れば結局どれも同じだから、だったら値動きが安定しているもののほうが良いでしょうという事なんだろうと思う。SOXLであっても長期保有ということを前提とするのであれば、やはり同じ事なんだろうね。

そういう意味では、SOXLが危険という事は必ずしもそうだとは言えない。リスクの高い銘柄が危険だというのは、短期で一気に利益を得ようとして、振れ幅の大きな銘柄に投資して、タイミングを逸して高い時に買って、安い時に売るというような事になり、資産を失ってしまうからなのかもしれない。逆に考えれば、「高値を掴んでしまった」と思ったら、損切りせずに、上がるまで待つ方がずっと理にかなっている。もちろん個別銘柄でそのまま消えてしまうようなものであれば、損切りすべきかもしれないけど、オルカン損切りとかS&P500損切りなんてのは、今の世の中が終わると言っているようなものだ。もちろんどうしても現金が必要だという理由があって、損切りするのはやむを得ないと思うが、そもそも現金化しなければならないお金で投資しているということ自体が問題なのだから、基本的にはNISAを損切りしたなんて人の話には耳を貸さないほうが良いだろうね。

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