LOOOPでんきの電気代を計算してみた

1月の電気代が急に高くなって、LOOOPでんきに問い合わせたら、サポートの人が、ほくでんに戻しているお客様が多いですと言うので、サポートがそんなこと言うくらいだからどうにもならないのだと思ってほくでんに切り替えたのだが…..

2022年の12月からの明細を見ると、切り替えは待ったほうが良かったのかもとも思う。切り替えの手続き完了直後にほくでんの値上げのニュースをみたというのも非常に悪いタイミングだった。というわけで、お得だったはずのLOOOPでんきは1月から高くなったのは、LOOOPだけが高くなったのか、スマートタイムONEのメリットを活かすことでお得感がでるのか、ほくでんの従量電灯Bと比べて実際はどうかといったところを計算してみた。

LOOOPでんきは、昨年12月までは、再エネどんどん割というのをやっていて、仕組みはあまり良くわかっていなかったのだが、ほくでんよりかなり安い印象だった。(比較はしていません)電気代は毎月結構変動がありますが、12月は、15,686円で、だいたいこの30年間の感覚的にこんなものだという金額です。それが1月からは、スマートタイムONEという契約になり、30分ごとにかなり大きく電気代単価がかわるもので、1月はよくわからなかったので、何も考えずに使っていたら、36,009円になって、びっくり。そこでほくでんに切り替え手続きをすると同時に、なんでこんなに高くなってしまったのかを調べて、30分ごとに大きく単価が変わるということに気づき、アプリで単価を見ながら、みかこさんと二人で、「今だー電気代安いぞ!」みたいな感じで、電気を使いわけるようにして、更に洗濯機の乾燥機能を使わずに自分で干すようにしたら、2月は、21,844円(政府の補助分は含めず)となりました。

各金額を使用量で単純に割ると次のようになります。

  • 12月 15686/506 = 31円
  • 1月 36009/744 = 48.4円
  • 2月 21844/527 = 41.4円

再エネ賦課金を除外して計算した場合(LOOOPでんきは燃料費等調整額が0円!)

  • 12月 15686/506 = 31円  ※再エネ賦課金は0円
  • 1月 33443/744 = 45円
  • 2月 20026/527 = 38円

となる。ここからシンプルに考えると、まず、再エネ賦課金がいかに高いかがわかる。単価3.45円だから、電気代の1割くらいが上乗せされていることになる。電気代は電気代で消費税がかかっているから、むちゃな話だ。

純粋な電気代(従量分)としては、固定の項目が15.41円とあるので、ここは時間帯によって変動しないのだろう。変動部分はアプリを見ていると、0.1円なんてときもあるが、だいたい昼前後1-2時間くらいが5円~15円と安めで、朝とか夕方ごろが20円から30円といった価格で推移している。5円なら20.41円、30円なら45.41円となるから、だいたい均すと上のような単価になる。2月はセントラルヒーティングなど24H動かしているものはそのままだが、シーリングライトをこまめに消したり、洗濯を昼、あるいは夜間の単価が安い時間にしたり、融雪用のポンプを、今までは朝すぐに起動していたのを、朝は雪を集めるだけにして、昼の安い時間に集中して融かすようにした結果、均し単価が下がった結果だと考えられる。

残念ながら、明日からほくでんに切り替わるので、もうこの技は使えず、ほくでんの単価は34円(最初の280kWhまではそれより少し安い)固定で、これで、燃料費調整額と基本料金が乗ってくる。ほくでんの燃料費調整額は政府の補助金7円を含めて計算しているので、実質は、3.66円、我が家は、50Aの基本料金1,705円がかかるので、雑な計算をすれば、1705/500 = 3.41円だから、34 + 3.66 + + 3.41 = 41.07円 がおおよその単価となり、LOOOPでんきで何も考えずに使った1月と、苦労して電気を使う時間を選んだ2月との間くらいになる。努力した分電気代が安くなるというLOOOPでんきのシステムは面白くて、やる気も出るのだけど、何も考えずに必要な時に必要なだけ電気を使えるほくでんも便利だから、どっちもどっちなんだろうな。ちなみに1月の使用量で計算すると、2,887円ほくでんの方が安くて、2月で計算すると、1,617円ほくでんが高い。この差額をどう考えるかだね。一つ言えることは、1月はどっちも高いじゃん!

https://wwwc.hepco.co.jp/hepcowwwsite/home/price/system/pdf/adjustmentprice_2303.pdf

さてどうなるか、実際に 2/16 から3月の検診までの明細が出たら、比較してみよう。3/6は太陽光発電設置だけど、稼働させられるのは1-2週間後みたいなので、丁度良いタイミングだと思う。 LOOOPでんきは、しばらく停止していた新規受付を再開しているが、まずはほくでんが値上げするまでは、ほくでんのままかな。

実際計算してみると、燃料費調整額は、現時点ではそれほど悪いものでも無いように感じました。以下のほくでんの電気代計算のプルダウンで月別の燃料費調整額が見れますが、燃料費の上下変動に対する緩衝材としてうまく機能しているようにも見えますね。

https://www11.hepco.co.jp/FW15/FWPs01101JuryodentoBSagakuKeisan.do

これに対して、再エネ賦課金は、1日でも早く廃止にして欲しい納得いかないものだと思います。

太陽光発電導入後の皮算用

フロンティアジャパンから頂いたシミュレーションを参考に、太陽光発電導入後の電気代として、LOOOPでんきとほくでんのどちらがお得なのかを計算してみます。まだ導入前なので非常にざっくりとした計算になりますが、一旦燃料費調整額と再エネ賦課金は除外して、純粋に電気代としてどうかの計算をします。我が家の電気使用量は月平均 600kWh だとして、シミュレーションによれば、月平均の買電量はその半分の 300kWh 程度になるようです。実際にはもう少し買電量を抑えられるのではないかと期待していますが、いまのところ約半分となります。LOOOPでんきのメリットは基本料金が無いということです。電気代の単価は時間によって変わりますが、平均すると、だいたい40円くらいだと仮定します。ほくでんは、現時点では単価34円ですが基本料金が固定で、1705円かかります。

  • LOOOP 40 x 300 = 12,000円
  • ほくでん 34 x 300 + 1705 = 11,905円

と、偶然にも同じくらいになりました。この結果から考えると、買電が 300kWh を下回った場合には基本料金の割合が高くなるので、LOOOP 電気が有利、300kWh を超える場合は、ほくでんの方が有利という事になります。

あとは、実際の発電量と買電量をみて判断することになりますが、発電量は毎月変わるので、1年くらい経ってから判断しないとならないかもしれません。その間にほくでんの値上げがありますので、ほくでんが値上げして、LOOOPでんきがそれに追従するのか、現在の単価でいくのかといった状況次第でも変わってくるでしょう。いずれにしても大きな差にはならないと思われるので、一旦ほくでんの値上げのタイミングで、LOOOPでんきに切り替えておくというのはアリかもしれないなぁと思っています。

カテゴリー: ZAKKI, 太陽光発電 パーマリンク

LOOOPでんきの電気代を計算してみた への1件のコメント

  1. ピンバック: ほくでんのプランは従量電灯B一択 | はじめ@Blog

コメントは停止中です。