S&P500投資信託 の代わりに 1655、FANG+ の代わりに 2244
NISA口座で投資をする場合、必ず投資信託を選択することになるのでETFは選べませんが、特定口座であればETFが選択できます。ETFとは、投資信託を個別株のように扱えるもので、いくつかのメリットがあります。
インデックス投資やFANG+のような投資対象は、マーケットが空いている間は基準価額がかなり上下します。長期投資では日足を確認することになりますが、毎日の価格変動も大きいです。長期的には積立投資が正解で、価額の上下に振り回されないため精神的にも良いですが、できれば安い時に買いたいと思うこともあるでしょう。自動積立だと高値づかみになりがちで、残念に感じることもあります。
長期の積立は、税金面で有利なNISAを利用することになりますが、NISAには毎年の枠があるため、それを超えた部分は特定口座で運用することになります。特定口座でも投資信託を使った自動積立が可能ですが、自分で購入金額やタイミングを決めたい場合は、指値を使えるETFが適しています。
しかし、米国のETFを選択すると、インデックス投資であっても激しい価格変動に振り回され、買うタイミングを決めにくくなります。また、NYマーケットは日本時間で22:30から5:00まで開いているため、その時間に市場を見張るのは難しいです。前日の終値で指値を入れても、開始直後に極端な値動きがあることも珍しくなく、リスクが高いです。
そこで、日本国内のETFを選ぶことが有利です。基本的には、その日の米国マーケットの終値を基準に先物で投資するため、特段のニュースがなければ9:00の開始からほぼ一定の値段で取引できます。9:00から15:00の間で好きなタイミングでほぼ同じ値段で買えるのは大きなメリットです。1日単位で価格が上下するのを見て判断できるため、秒単位の値動きに振り回されずに済みます。
米国の個別株投資では、買った途端に価格が下がったり、見送ったら価格が上がり続けて買えなくなったりすることがありますが、国内ETFなら1日単位の判断が可能で、取引が楽になります。