エアコンノタイマー

今年1Fと2Fにそれぞれエアコンを取り付けた。
1FはHITACHIのエアコン、2Fはパナソニックで、多少能力も違うが
価格はパナの方が役2倍。
ところが、いざ使ってみると、HITACHIの方が遥かに良い。
音も静かだし、風もやさしい感じだ。
2台を比べてほぉ。と思ったのがタイマー。
エアコンのタイマーは入・切タイマー。
一定時間がたったら電源が入るか切るかの設定なのだが、
パナのは、入るか切るかを選択し、その後設定かキャンセルボタンを押す。
時間の設定は入るか切るのボタンを押すたびに段階的かつロータリーに変わる。
これだけ見れば、なるほどそういうものかと思うのだが、
HITACHIのものは、ボタンが1個少ない3個。
とにかくまず、タイマーのボタンを押すと、その時点でエアコンが
ついていれば切る、消えていれば入るタイマーになる。
あとは、必要に応じて時間を増やす、減らすボタンで調整する。
さて、どちらが便利かはもう明白であろう。
私は通常切り忘れ防止の為に、エアコンをつけるときは、1時間タイマー
をかけておく。パナのは、切るボタン、セットボタンと2つのボタンを押す必要
がある。多少タイマーの時間を変えたい時には、セットボタンを押す前に
切るボタンを押して時間を変える必要があるが、これがロータリー式なので
増やすときには良いが減らすときは一周するまで何回も押さなければ
ならない。押しすぎて行き過ぎたらさらに一周だ。
HITACHIはボタン一発。タイマーボタンを押すだけだ。
時間を変えたい時も上下の2ボタンだから簡単。
たかがタイマー、されどタイマーなのである。
こういうところで、設計者の腕が知れてしまうんだなぁと思う。
エアコンがONなのに、入るタイマーを設定する人も居ないわけで
使う身になって考えればワンボタンで十分だという事がすぐにわかるのだが、
タイマーはタイマーとしてユーザの利用を想定せずに設計すると
パナのようになる。
私はパソコンのソフト開発を生業としているわけだが、ソフト開発にも
同じことが言える。
Window というものが出て、メニューやら、GUIボタンなどのユーザが操作
するものが沢山使えるようになり、確かに機能が豊富になって便利には
なったのだが、気がつけば複雑なメニューとボタンの山。
便利なようで不便極まりないソフトが世の中に溢れてしまった。
なんでもかんでも、Webでやれ、やれITなんとかだなんて囃し立てて
世の管理職の方々は、もうブラウザなんか見たくない!と
悲鳴をあげていらっしゃるようだ。
その点、扱いが簡単で柔軟性があるメールはとっても便利。
最近は空メールサービスなんかも増えてきたが、
これからは、もっとメールでいろんな事ができる時代になりそうだ。

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