車中泊用ウインドファン

北海道なので、内地(本州)ほど暑くはないのですが、やはり夏の車中泊は暑さ対策が必要です。幸い夜はある程度気温が下がるので寝苦しいということは稀で、網戸にすればなんとかなることが多いのですが、朝は暑くて目が覚める事が多いです。

我が家では、本当に暑い時は、フロント1枚、リア1枚のドアに被せるタイプのメッシュスクリーン(網戸)を使っています。リアゲート用のも持っていて、フリードカフェにする時に使ったりしたのですが、ちょっと大きくて面倒なので、今は持ち歩いていません。

網戸を使っても使わなくてもそうなのですが、実はパワーウインドウは車中泊では不便で、エンジンをかけるか、アクセサリーモードにしないと窓を開けられないのは、かなり面倒です。

ネットで調べたら、「何時でもパワーウインドー」とうものがありました。ヒューズボックス取り付けで簡単そうなので、いずれ使ってみたいなと思っているのですが、一昨日バッテリーを上げてしまったばかりなので、今は躊躇しています。

で、普段我が家がどうしているかというと、当然ですが、エンジンOFFでもリアのパワースライドドアは動く(あれが動くのになんで窓開かないんやって思いますけどねぇ。安全面の問題もあるらしいのですが)ので、ドアをちょこっと開けて、すぐに止めます。パワースライドドアは外からだとハンドルを引っ張る動作しかないので、開くか閉じるかの方向は定まってしまいますが、内側からだと、ハンドルを押す向きでどのタイミングでも好きな方向に動かせますので、もうちょっと開けるとか閉めるとかができます。慣れないとタイミングが難しいですが、慣れの問題です。

というわけで、普段ドアの開け締めだけで対応していたりしますが、マジで暑い時期は、やはり網戸を使いたくなります。その場合は、フロント片側、リア片側にウインドウネットを被せて窓を開けます。このネットは簡単で、単にドアに被せるだけです。ですが、先程も書いたように、エンジン停めると窓が開けられないので、まどの開閉が調整できないのが、やはり辛いところですね。

話が大きくずれていますが、ウインドウネットを使えば風が適度にある時はそれだけで結構快適になるのですが、時々無風状態だったりして換気がしたいときがあります。頻度はあまり高くないので大げさなものではなく、何か簡単に作れないかなぁと思って、多くの方がやられているUSBファンの簡易版を作ろうと思ったのでした。

まずは、USBファン選びなのですが、自作されている方がよく使っているものが、こういった感じのものです。

PC用みたいにして売っていますが、こんなものPC周りで使っている人がどの程度いるのかなぁ。大抵はなにかの自作だったり、車中泊用途だったりするような気がしますけどねぇ。形状としては、PCのケースについているファンにスイッチとUSBケーブルを接続しただけのようなもので、以前はみなさんPC用のファンで自作されていたかと思います。最近のは、スイッチが良くなって、回転数を3段階くらいで切り替えられるようになったものが出てきました。

私も最初これを買おうかなと思っていたのですが、いろいろみていると、最近の空調服流行りで、空調服用のファンが結構出回っていました。空調服は前から興味があったので、これは一石二鳥だということで、空調服のセットを買いました。

ファン単体でも 3,000円くらいなので、服らしきものがついて 4,000円なら、ダメ元で良いかなと思ったのと、ウインドファンを使うのは車中泊に限られているので、それ以外もファンを活用できる(できたら良いなぁ)と思ったためです。まぁ、結論としては、空調服ってどうなのよ?って感じで、未だに使い所が見つからないのですが…

それと、もう一つ。空調服用のファンは、服の穴に止められるようになっているので、板とか布に、9cmの穴さえ開ければ固定が容易なのです。四角いPCファンだとネジ止めとかめんどくさいじゃないですか。とその時は思いました。最終的に私が作ったものは、四角いファンの方が良かったじゃんってものになってしまいましたが…

というわけでファンが手に入ったので、クルマの中で、バッテリー上がりも経験しながら、あれやこれや考えて、取付方法を決めました。プラダンとかを加工して窓に挟み込むような加工をしている人が多いと思いますが、私の場合常時使うものではないし、パワーウインドウにあまり負荷をかけたくなかったこともあって、網戸の内側に吊るす形にしました。これなら網戸で済む時は網戸だけで、換気が必要になったら、ファンを引っ掛けてバッテリーにつなぐだけですみます。窓の大きさに合わせる必要もないので、小型で、使わない時もじゃまになりませんし、ドアの開け締めでボディに干渉する心配も不要です。雨も気にする必要ありませんしね。

まずはどんな感じか、ダンボールで試作してみました。フリードプラスのリアにはもともとメッシュスクリーンがあって、それをひっかけるフックがあるので、それに引っ掛けています。このまま更にメッシュスクリーンを閉めることもできますので、虫の心配がなければ、網戸(メッシュネット)すら不要です。ファンの向きですが、排気か吸気かで悩んだ末に、いや、今考えれば、悩む必要も無く、ひっかける向きを逆にすれば良いだけですけど…. 2つのファンを反対向きに付けました。そもそも窓にはめ込まず、ひっかけるだけの形状にしたので、方向を決める必要が無く、それなら、送る側と取り込む側両方ともパワーがかかっていたほうが良いだろうというのが結論です。空調服とふくらませるだけのものだけあって、音はそれなりですが、パワーも十分。安いUSB扇風機よりずっと良いですね。風の方向は扇風機よりサーキュレーターに近いのかもしれません。体に風を当てるのが目的でないので、こちらの方が好都合です。

このままダンボールでもいいかなぁとも思ったのですが、いつ壊れてもおかしくないほど弱々しいので、100均に資材を物色しに行ってきました。最初 9cm の穴を開けて留める気満々でしたので、板の様な形状で、穴が簡単に開けられそうなものを探していて、ちょっと硬めのプラのランチョンマットとか、下敷きとか、フォトフレームとか、コルクボードとかにしようかなと思い、最後までコルクボードがカゴに入っていたのですが、最終的にハンガーネット?用の小物置きに決めました。これなら穴あけ加工すら不要で、タイラップで止めれば良い上に、バッテリー置き場も自動でできてしまうと思いました。

そんなこんなで、最終的に、こうなりました。テストで自室の窓に吊るして、昨晩動作させて寝てみましたが、まずますの性能だと思います。ちょっとうるさいですけどね。バッテリーは朝まで使って半分くらい残ってました。車だと、これを吊るす位置の近くに、ポータブル電源があるので、そこからUSB延長ケーブルで引っ張ることもできます。左側はタイラップで留めていますが、右側はケーブルを上から回しているだけで留めていません。固定する必要はなさそうなので、左もタイラップ切っちゃいます。で、あぁ、四角いので良かったなぁと思った次第です。 :-<

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