スタイラスペン次第でタブレットは紙の代わりになるのか

結論から言うと、現時点では紙という目標はかなり高く、タブレットを紙の様に使うのは難しい。

要因としては

  • 一口に紙といっても、実際にはいろいろなサイズ、罫線、閉じ方の紙を使い分けていて、ノートであったり、新聞広告の裏であったり、メモ帳であったり、方眼紙であったりという多様なものを、いくらアプリで頑張ったとしてもタブレット1つで置き換えるのには無理がある。特に大きさの面では、拡大することで書いている部分を大きなサイズにすることはできるが、その時周辺は隠れてしまい一覧性が悪く、大きな紙に全体を見渡しながら書き込むというような事ができない。
  • 鉛筆であれ、ペンであれ、紙と筆記具であれば、書いた通りの線が残るが、タブレットの場合はサンプリングされた点をベジェ曲線で繋いでいるだけなので、デフォルメされてしまう。特に速く書いた場合には、サンプリングが追いつかず、自分が書いたものとかなり違う線が描かれる。これが文字であれば、かなり汚いもじとなる。例えば「る」の丸まった部分など、同じ字でも高いサンプリングレートが必要なところはかなり崩れてしまう。
  • 紙と筆記具では好みの下記味をかなり広範囲から選べるが、タブレットはタブレット側は殆ど選べず、スタイラスペンも限られている。
  • スタイラスペンは、その性質上、どうしてもペン先が一定以上太くなってしまう。工夫して細くなっているものもあるが、完全ではなく、やはり反応が犠牲になってしまっている。
  • 筆記具はペン先だけが描く部分だが、タブレットは手自体も反応してしまうため、常に手を浮かせた状態で書かなければならない。対策しているアプリもあるが、紙の様な自由さが無くなる。

というような事があると思う。

しかし、アプリが頑張っている事もあって、Note Anytime や Mazecのような素晴らしいアプリも登場してきているので、紙のようにとはいかないものの、1-2年前よりかなり状況は改善されている。おそらく、今後数年たってもやはり、「紙の代わり」にはならないだろうが、使い方を工夫すれば「紙より便利」になる可能性はあると思う。つまり、今まで紙でやっていた事を置き換えるのではなく、紙を使っていた目的を別の形で、それより便利に達成することができるのではないかと思う。

それがどのような形になるのかは、今はまだわからないが、Note Anytime の機能の進化などからぼんやりと見えてきているのかもしれない。

さて、アプリは優秀な開発者が開発してくれるのを待つとして、タブレットもそう簡単に取っ替え引っ替えできないわけで、今自分にできることといえば、書きやすいスタイラスペンを探す事くらいだろうと思い、ここ最近はいろいろと試している。

100円均一のでもそれなりに書ける。小型のであればキーホールダーに付けておいていざというときに忘れたなんてことは無いかもしれない。ヘッドフォンジャックに差し込む超小型のものもある。が、ゴム先ので一番使いやすいのは、Acaseのものだ。

これは、ゴムの硬さが適当に固く(とはいっても触るとふにゃふにゃ)、書きやすく反応が良い。これで結構十分かもとも思ったが、最近はゴムではないものが結構人気なので、探してみた。Su-Pen が有名だが、常に品切れで売る気が無い様子。品薄なのでAmazonでも定価よりずっと高く売っている悪徳業者も出てきていて、あまり近寄りたくない感じになってる。こういうのはいくら良くても入手困難では話にならない。仮になんとか入手して、それが良かった場合でも壊れて替えが入手できないのではダメなのだ。しかし、ゴム以外のものはなかなかなく、ようやく見つけたのが、プリンストンのナノテクタッチペン。これは値段も手頃だし、入手もAmazonで送料無料。

というわけで、早速買ってみたところ、結構良かった。

ゴムの様にひっかかる感じが無く、非常になめらかな書き味。だからといって、Galaxy Note 2 のスタイラスペンの様に、つるつるしすぎるわけでもなく、ペン先はある程度太いものの書きづらいというほどでもなく、タブレットの反応もかなり良い。質感も、高級感は全くないがそう悪くもない。重さも重すぎず軽すぎず(どちらかというと軽い)バランスが良い。

先日札幌に出た時量販店で何本か見てきたスタイラスペンのどれよりも良かった。

私はNexus7 と SC-06Dで使っているので、他のデバイスはわからないが、ゴム先のスタイラスに不満があって、Su-Penは入手困難で、何か適当なものはないかと考えられている方は、試してみる価値はあると思う。

カテゴリー: ZAKKI, スマートフォン パーマリンク

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください