生まれて初めての書斎…なのか?

子供の頃は団地住まいで、中学生になってからは、自分の部屋らしきものはあった。実際には親父の部屋だったところに、建て増しになったところ(部屋ではあるのだが、庭と居間の間なのでほぼ通路でたいしてものが置けない)に親父が移動したところに自分の机をとりあえず置かせてもらった程度。その部屋は大学まで使って、就職してからは寮暮らし。ワンルームなので書斎というより家。トイレも炊事場も風呂も共同だったから、書斎みたいなものでもあったかも。結婚してからは、最初の2年はアパート暮らしで、2LDKだったけど、書斎として使える部屋は、みかこさんのピアノ教室になったので、残りは寝室+LDKだから、書斎どころか自分の机も無かった。このころは毎日札幌まで出社していたので、書斎どころか、机すら欲しいとも思っていなかったかも。その後自分の家を建てた時も最初は、通勤していたので、自分の机があればいいかなといった程度で、寝室の片隅に机を一つ置いていただけ。それが次第に在宅で仕事をする事が増えてきて、結局その場所が仕事場になった。その寝室の一角のまま、20年以上経ってしまった。

何年か前からは、いびきがうるさいのと、腰を痛めてしまって、ウォーターベッドで寝れなくなった為に、それまで客間という名前の物置と化していた部屋に寝場所を移動。仕事をするときだけ、寝室というわけのわからない状態が数年間続いた。客間は客間で、電子ピアノやら、古いマッサージチェアやら、ジョーバという運動器具?やらがあるにも関わらず、それ以外の物が山積みなうえに、私のベッド(義母のおふるのコンパクト畳ベッドの畳みなし)まで入れたので、せっかくの電子ピアノなども物置と化してしまって使えなかった。

そんなこんなで、どうにも落ち着かないまま来てしまったのだが、先日急に足が赤くはれて、痒くなってしまって、ありゃ?水虫か?と思って水虫の薬を使うも効かず、もともと靴も履かないのに水虫もないだろうと、理由を考えて、ベッドの周りをみまわすと、見事にぐちゃぐちゃ、そんな状態では掃除も満足に出来ないというか、実際たいしてしていなかったので、「ダニだ!」と思って、たまたま部屋にあった(買ってはいたんだな)ダニスプレーを使ってみたら、すっと消えてしまった。これはヤバイと思って、ダニ対策を徹底することにした。まずは、ベッドの掃除だが、どうしたものか。そういえば、車中泊用に買った電気毛布にダニ退治モードがあったことを思い出して、それをベッドに入れれば良いのかと思ったが、説明書を読んだら、電気毛布をビニール袋に入れて、ダニ退治する機能だとか。電気毛布そのものなのね… 以前流行った布団乾燥機は今はあまり無いみたいだし、あれのダニ退治って効かない気がする。掃除機の布団用ヘッドも持っているけど、あれもなんだか怪しいんだよね。紫外線だか出る布団用の小さい掃除機みたいなのが頭に浮かんだけど、どうもあの手の通販ものは眉唾。ダニとりシートは使うとしても、まずは即効性のものは無いかとおもって探してたら、ほぼ布団専用な小さい掃除機を見つけました。値段も安く、評価も高いし、これだ!と思って買ってみたら、すごくよかった。センサーがついていて、赤・黄色・緑のランプがつくのだけれど、最初にみかこさんのベッドに使ったら、緑、時々黄色。あれ?あんまり吸わないのかな?と思って、自分のベッドに使ったら、「真っ赤」恐ろしくなりました。ダニかハウスダストかの見分けは付きませんけど、まぁきったないところで寝ていたということは確か。

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こんな生活を続けていたらダメだなぁと思っていたところに、たまたまセルビアの先生のお部屋を見せてもらう機会があり、流石デザイナーだけあって、モダンというかきちんとしていて格好良いんだよね。良い暮らししているなぁという感じ。聞けば家具とかも全部自分でデザインしたのだとか。自分もこんなにぐだぐだな生活していたら、人間ダメになると悟って、どうやったらそんなに整った部屋になるのかのコツを聞いてみたら、なんと、セルビア人に日本人を紹介されてしまった。「マリコンドー知ってるかい?」って、紹介されたYoutubeビデオがこれ。

それまではベッドの下がドロワーになっていて、そこに洗濯されたものを上から突っ込んで、着るときは適当にまさぐって見つかったものを着ているという、あんまり人に知られたくないやり方だったのが、このビデオを見て、試してから激変。なるほど、やり方一つで、こんなにも変わるものかと思ったのが、今回の書斎計画のスタートになった。

最初は書斎とか全然考えていなくて、無計画のままずるずるときてしまった部屋で、本を含めてものというものが、床置き。良くてAmazonの段ボールに入っているくらいな状態をすこしづつ整理しようと思って始めた。とりあえずベッドが部屋の真ん中にデンとしていたら、何もできそうもなったので、窓際のマッサージチェアとジョーバを退避して、ベッドを窓際に移動。そしたら、急に先が見えてきた。これはうまく棚を使って整理したら、もっとスペースが取れると思って、90×45のメタルパイプラックを2つ注文。メーカーはいろいろあるけど、拡張性とホーマックでパーツを売っているということもあって、ドウシシャのこれには高いのと安いのがあって、全然値段が違う。高い方を2つは予算的に無理なので、高いのと安いのをかって混ぜて使う事にした。値段の違いは、棚の強度の違いだけなので、高い方の棚を重量物を載せる下にして、安い方の棚を上にする予定だった。高い方は、ドウシシャに注文して安い方はAmazon。

待つこと一週間でラックが到着。あとは、ひたすらガラクタを分類して、でっかい段ボール箱一杯分のゴミを分離した残りを分類して棚に格納してみたら、なんとか収まった。この棚をどうしようかと考えている時に、ラックのパーツにスライド棚があるということがわかり、「あ、もしかしたら単なるラックではなくて、PC置いてスタンディングディスクにできるかも」と思った時点が、部屋の整理だったのから、書斎計画への転換点だったと思う。メジャーをもって、PCやモニタのサイズを測り、ついでにコーヒーサーバーのサイズも測ったりしてなんとかなりそうだとニヤニヤ。いろいろとラッキーなこともあって、自分が思っていた以上にすっきり収まってしまいました。そして元の仕事机は、サーバールーム(相変わらず寝室なんだけど)になりました。下の写真は、ずっと仕事していてカーペットがボロボロでコーヒーのシミも沢山あったので、上に薄手のカーペットを敷いて模様替えしているところです。この黒い机の上に、ニトリのちゃぶ台を載せてその上にモニタを載せて立って仕事していました。


そんなこんなで、ぐちゃぐちゃだった部屋が、メタルラック2台とセルビアのMilena先生とマリコンドーさんのおかげで、書斎っぽく生まれ変わったのでした。その上、いままで眠っていた…というか埋もれていた、電子ピアノも、マッサージチェアもジョーバも使えるようになり、いろいろなものを有効活用できるようになりました。ものは持っているだけでは単なるスペースイーターですが、片づけて使えるようにしておくというのはとても大事ですね。まだまだ、あっちこっち分類しておいただけのところがあるので、これから時間をかけて少しづつ今度は棚の中を整理していこうかと思っています。

最後に、この書斎計画で一番の問題だったネットワーク環境についてです。以前の仕事机(=寝室)は、もともとこの部屋でずっと仕事していたこともあって、光回線に切り替えた時に、回線をここに引き込んでいます。電話機は一階なのですが、もともと家を建てる時に、1階と2階の間にネットワークか電話線を通すかもしれないと考えていたので、壁の中にケーブル配管用のパイプを通してもらっていて、以前は一階に引き込んでいたのを2階に回す予定だったパイプを逆に利用して、2階に引き込んで1階にアナログ回線だけ回していたのでした。ということはどうでも良いのですが、この部屋にルーターがあったので、PCはルーターにLANケーブルで直結していました。ところが新書斎は同じ二階であるものの別の部屋ですし、ケーブルをドア2つ経由して廊下に施設するのはやりたくなかったので、WIFIにしようと思ってました。スマホとかは普通に使えましたし、みかこさんは1階でノートPCでWifi接続して普通に使えているし、Amazonの FireStickも、Google HOMEも使えているのでそれで充分だと思ったわけです。実際PCをこちらに移動してWIFIでつなげて測定してみましたが、11acということもあり、ケーブル直結に比べたらずっと落ちますが、まぁ普通にネットアクセスするには十分な数値だったので、これでいけると思ったのですが、ダメでした。スピード測定の結果は結構良いのですが、B社のWiFiルーターがダメダメだということもあるのかもしれませんけど、安定せず、ぶちぶち切れるので、ファイルのアップロードとかターミナル接続とかはなんとかなるのですが、ビデオ(だけでなく音声だけでも)会議がボロボロになりました。在宅勤務ではリモート会議は必須ですし、英会話のレッスンでもビデオ通話がボロボロだとお互いにイライラしてレッスンにならないのです。選択肢は2つで、WiFi6対応のB社以外のまともなメーカーのWiFiルーター(これもハイパワーのものにするのと、mesh 型にするのと2択)に買い換えるか、LANケーブルを敷くかです。当初LANケーブルを廊下に這わせたくなった為、WiFiルーターを物色していました。たまたまリピーターを1台持っていたので、それを廊下(中間地点)に置いて試してみたところ数値的には安定したので、大丈夫かと思ったのですが、やはりビデオ通話がボロボロでした。やはり無線である以上不安定さは消えないのではないかと思いなおし、Wifiルーターは高いし、WiFi6はようやく出始めてまだ製品として安定していないので、LANケーブルに決めました。Amazonのタイムセールで、20mのCat7フラットケーブルが1500円だったので、それで良いかと注文して、まずはドアを開けて直結したところ、快適そのもの。この時点でWIFIは選択肢から消えました。このケーブルですが、流石に廊下に這わせたままでは生活できませんから、この部屋の点検口から、屋根裏を通して、以前PCでテレビを見ようとおもって天井に開けたTVアンテナの穴から、ルーターへ通すことにしました。屋根裏はグラスウールがあって、かなり躊躇しましたが、仕方ありません。意を決してケーブルを通してみると、なんということでしょう。いろいろ迂回しなければならず、20mでは足りません。壁伝いに見えないように天井までもっていく予定だったのが、最短距離でなければならず、頭の上をケーブルが浮いています。これはだめだと、長いケーブルをAmazonで再注文。30mあれば足りそうだったのですが、また微妙にアウトとかだと嫌だったので、若干心配だったのですが、思い切って50m買いました。(思い切り余ったので、やっぱり30mか、せめて40mにしておけばよかった….)再度屋根裏を歩くのは嫌だったで、20mと50mのケーブルをビニールテープで巻いて接続して、20mのケーブルを引っ張って入れ替えました。

というわけで、なんとか仕事場所の移動が終わって、こうしてブログを書いています。

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