セルビアの伝統的なソース アイバル(Ajvar)を作ろう

赤パプリカが3つくらいあれば、短時間で簡単にできるし、絶対想像した味と違うから、試してみて!

まずは、大きめの赤パプリカを3つくらい、さっと洗って縦に半分に切ります。

オーブンの皿(網)に載せて230度くらいで、15分くらい焼きます。私は余熱が面倒なので、余熱無しで20分くらい焼きます。それでちょっと様子を見て、こんな感じの焼き加減に足りなければ、5分足すとかしています。目安は、表面がすこし黒くなって、皮がはがれてきたらOKです。焼くことで、味が変化しますが、同時にものすごい良い香りが家中に広がります。私はこの香りが大好きです。そして、簡単に皮がむけるようになります。

焼き終わったら、冷ましましょう。セルビアの人たちは毎年大量に作るので慣れているため、熱いままでも平気なようですが、水分もありますからめちゃくちゃ熱くて、私は完全に冷めるまでオーブンの中で放置しています。冷めたら、指でつまんですっと皮がむけます。へたも取ります。皮も種も多少残っても問題ありません。

全部剥いたら、水気を切ります。ざっとで良いです。この水も美味しいのですが、まぁ面倒なので捨ててます。ここで、種とか気になる人は、ちょっともったいないですが、水洗いしても大丈夫です。

皮を剥いたら、こんな感じで、包丁で細かく切ります。どのくらい細かくするかは好みです。私の場合は、いろいろな用途にソースとして使うので粗目のみじん切りって感じでしょうか。

フライパンに、オリーブオイルを熱します。底が隠れるくらいだと多すぎですので、このくらいかなぁ。オイルをあまり気にしない人なら適当でよいです。あまり少ないと美味しくないかも。

オイルから煙がすこし出てきたら、オイルを適当な容器に移しておきます。フライパンは多少オイルがついているといった状態になります。この移したオイルは、あとで上からざっとかけますので、ここからの作業はこのオイルが冷めないうちにやります。本場の人は、別鍋でオイルを熱しておくのですが、私の場合フライパン一つでやりたいので、こんなことしています。シェラカップの後ろにあるのは、100均のハバネロスパイス。我が家は辛いものがすきなので、アイバルも辛みを加えて仕上げます。本場だと辛い派と辛くない派がいるようです。

細かく切ったパプリカをフライパンで炒めます。この時、ワインビネガーを少し加えます。大匙2とか3とかだと思いますが、いつも適当です。お酢なので極端に加えなければ好みですが、びしょびしょにならないように。そして、ある程度水分が飛ぶまで炒めます。オーブンで焼いているので、この過程は炒めるというより、余計な水分を飛ばす過程だと考えると良いでしょう。

水分が飛んだら、上から、先ほどとっておいた熱したオイルをまわしがけます。ジュッと言わなかったら、あなたの仕事が遅いということです。(^^; 

ささっと炒めて、おしまいです。あとは冷めるのを待って、冷蔵庫に入れましょう。

出来上がりです。

冷蔵庫で冷やしたアイバルは、サラダに加えてもよいし、パンにのせて食べても良いし、パスタに使っても良いし、チャーハンにしても良いし、肉を食べるときにちょっとのせても良いし、とにかく何にでも使えて、なんでも美味しくします。冷蔵庫で2週間くらいはもちます。セルビアには発酵ぎゃべつ(クプス)を使った料理が多いのですが、そういう料理との相性は本当に抜群です。

ぜひお試しください。

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