ウイルス対策ライセンス

コロナウイルスを収束させるには、政府の一律で上辺だけの対策では難しい状況になっているように思う。

例えば「ディスタンス」とは何か。これは人と人の間隔という意味ではなく、本質的には、ウイルスが人から人に直接伝わる距離であるはずだ。物理的な距離ではないので、例えばマスクをしている人同士と、片方がマスクをしている場合、両方ともマスクをしていない場合では、同じ物理距離でも効果・結果が異なってくる。ディスタンスを考える場合は、仮想距離を考える必要があるのに、政府が言っているのは常に物理距離だ。

北海道では、ゴキブリやネズミが少ないのだが、これは寒いからだと考えられている。しかし、北海道の家は、実は東京の家より温かい。極端に言えば、こたつの中しか暖かくない東京に対して、北海道は家の中全体が温かい。これは家の中だけでなく、お店もそうだし、駅などのパブリックスペースでも同じ。(駅のホームは死ぬほど寒いけど…)
ゴキブリやネズミが少ないのは、それが、家から家、建物から建物に移動できないからだと言われている。家と家の間隔が広い上、冬の寒さも移動を阻むのだ。

ウイルスの拡散も同じ様なものだと考えれば、ウイルス対策というのは、結果的にウイルスにとってのディスタンスを広げる事であって、ディスタンスを広げるというのは、AからBへ移動できないようにするということだ。

社会全体で考えると、究極の対策は、人口が減る事だが、「日本人が半分死ねばコロナは収まる」なんて事は誰も口に出せない。いかに犠牲者を出さずに、コロナにとって人口が半減したと同じ様な状態にもっていけば良いかが対策ということになると思う。リモートワーク、マスク、ソーシャルディスタンシング、手洗い、防護服、換気、飛沫防止版やフィルムなどなど「対策手段」は沢山言われているが、実はそれらが、このディスタンスという点で共通の目的をもっているということを、知らないわけではないが、漠然としか考えていない人が沢山いて、そういう人が結果的にコロナに感染してしまっている。あるいは全く対策に興味が無い人もいる。現時点では対策しなくても何も罰せられない。

逆に医療関係者のように、一般の人からみたら、感染する可能性が非常に高い状態で、しかも三密を避けるとか時短営業なんてありえない状況で毎日体力と気力をすり減らして働いている人たちが、実は一般の人たちより感染率が高くない。むしろ低いという事実もある。コロナが怖くて医療関係者を差別扱いしている人の方が、実は対策が不十分で感染する可能性が高いとも言えるし、対策をするのが面倒だから、他人を攻撃しているようにも見える。

つまり、政府が国民に押し付けている対策のうち、経済を疲弊させるような対策は、本来不要な対策であるものが、ある条件によって必要になってしまっているだけだと言える。その条件は何か、我々一人ひとりの無知であり、不十分な対策。ウイルスの移動は、個人から個人であるから、いくら全体対策をしてもコスパが悪すぎるのだ。それに全体対策は、結果的に経済を疲弊させ、人間関係を悪化させる。

こういったことからの発想としては、ウイルス対策のコスパを上げるには、個人個人の意識を変えるしかないのではないだろうかという事に思い至る。個人個人の意識が変わって、ウイルスにとってのディスタンスが遠くなれば、人間同士の物理的な距離は関係なくなるし、全体対策は一律何かを極端に制限するものではなくなるから、経済回復するだろうし、東京オリンピックだって実現できるかもしれない。

現時点で絶対に感染しない人と人との接触は、感染していない人同士の接触で、その関係であれば、対策なしで何をしても大丈夫なのは誰しもそう思うところだろう。オフィスに行くとして、そのオフィスのメンバー全員が感染していないと明白な場合は、これもやはり感染しない。レストランだって、コンサートだって、絶対に感染していない人の集まりでは、対策は不要だと言える。何バカなこと言っているのか、公共の場や通勤電車とか、そこに居る人が絶対に感染していないと言い切れる状態なんて作れるわけない、と言われるかもしれないけど、似たような状況が我々の周りにはある。

例えば、車社会。すべての車が絶対に交通ルールを守って安全運転をしているという保証は無いが、目の前を走っている車がいきなり無茶なことをやりだすと常に神経を尖らせて車を走らせているわけではなく、そこには一定の秩序があるという前提で、それぞれがお互いをある程度信用しながら運転をしている。その秩序を守っているのが、運転免許証。これは別に運転免許証だけでなく、調理師免許など、ある社会の秩序を守るために、免許制度の貢献度はかなり高いのではないかと思う。

ウイルス対策ライセンスとは、その人が十分なウイルス対策の知識を有し、日常生活において十分な対策を取り、ウイルスに感染する可能性が低いことを証明するライセンスだ。一定時間の講習と実技テストにパスすることで取得でき、対策が不十分な場合は失効となる。ライセンス所持者は、GOTOキャンペーンなど政府のアホな(失礼)キャンペーンも利用可能だし、同様にライセンスを取得しているレストラン・交通機関の利用も可能。帰省したって構わないし、友人と会食したって、映画を見たってOK。出社時、ミーティング時、レストランへの入店時などには、必ずライセンスを提示する義務を負う。ライセンス所有者が経済的理由で十分な対策が出来ない場合には、補助制度が利用できる。

ライセンスを取得しないことは自由だが、今よりずっと不自由な生活を強いられることになるから、ほとんどの人がライセンスを取得するだろう。ライセンス取得費用は無料(税金で行う)、警察もしくはそれに類する組織によって、ライセンスが正しく使われているかなどの確認維持が行われる。そうすれば、ワクチンなんて打たなくても、それ以上の効果が期待できる上に、経済回復も非常に早いのではないかと思う。人間関係だって改善する。

もちろん、車社会で事故が無くならないように、ライセンス制度を作ったとしても感染が100%無くなるわけではないけど、そもそもゴキブリやネズミを完全に駆逐するなんてことは出来ないのと同じ様に、ウイルス感染を100%無くすなんてことは無理だし、仮に国民全員がワクチンを接種したとして、その後にワクチンが効かない変異種がでることだって考えられるから、同じ税金を使うのであれば、補助金とかワクチンとかの一時的なものではなく、今後日本全体で長く有効な対策に当てるほうがずっと賢いのではないかと、私は思うのだが…

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