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インターネットの罠

昔なら図書館にでも行かなければわからなかったような情報が、瞬時に手に入るのは
インターネットのメリットだと思う。
手紙なんぞまったく書かず疎遠になっていた人達と、
年数回のメールくらいはなんとなくやりとりするようになったり。
しかし、


しかし、知りすぎるというのもまた、問題になる事もあるのではないか。
特に、「知る」対象が「人」である場合はなおさらの様に思う。
よく、見るのと聞くのは大違い とか、 百聞は一見にしかず などと言うが
インターネットで得られる情報は、今やビジュアルだ。
ホームページが流行り、Blogが出てきて、公開される内容はより個人的であり
具体的になっている。
しかし、実際にやっている人ならばわかると思うが、インターネットに公開されている
情報というのは、自分のほんの一面でしかない。
人は極めて多面的で、だからこそ味わい深いのだ。
ここに、大きな危険性があると思う。
具体的でビジュアルな情報を見れば見るほど、それがその「人」すべてだと
思い込んでしまう。
それが相手に対して、過度な期待をしてしまったり、
全体から見ればほんの小さな欠点にこだわってしまったりといった事が起きる。
もし、インターネットでこのような情報を知りえる事なしに、
実際に会ったら、「なあんだ」って思うような事に期待しすぎたり
「あはは」で済ませられるような欠点が、
必要以上にクローズアップされてしまうような気がする。
ある意味TVショッピングの商品のようなものか?!
否、人は米国製ダイエットマシンほと単純では無いのだ。
私は仕事で、殆ど1日中PCに向っている。
Skype / Mail / 携帯電話 を使って同僚やお客さんとは毎日のように会話しているが
実際に会う人と言えば、妻と義母くらいだ。
しかし、仕事が順調に進むためには、最低一回は顔を合わせておかないとならない。
相手がどんな人か実際に会ってみないことにはわからないし、
それがわからないと踏み切った交渉をする事ができないので、
良い結果は出ない。
というわけで、次のように思う。
インターネットの情報はどんどん活用すべし。
ただし、それに振り回されてはならない。
インターネットの情報で、相手に先入観を持たないよう、注意すべし。

はじめ

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