昨年から買おうか迷っていた、アイスピッケルを買った。
酒を飲む時に氷をくだくアレ…ではなく、冬山登山の時に使うアレ..でもなく、
氷割りの道具なのだ。
氷割りといっても、雪の降る地域以外の人には何のことかわからないと思うが、
道路や駐車場などのアスファルトにビッシリと張り付いた氷を割っていく作業だ。
実はこれがすごく大変。日中の気温や地熱などで融け、ブルや車に踏み固められた雪は、
もはや雪ではなく氷となっていて、スコップなどではまったく歯が立たない。
かといって、つるはしを使うと道路まで砕いてしまうので、力加減が難しい。
それに、つるはしの一撃を加えても、氷の表面がちょっと砕けるだけで、
労力の割りに作業がまったく進まないのだ。
そこに登場したのが、この「アイスピッケル」なる商品である。
どうつかうかというのは口で説明するのは難しいが、Movieを見れば良くわかる。
「え?こんなに簡単に氷が割れるの?」と疑いたくなる映像だが、
今日試してみて、確かに、これは楽である。しかも道路も傷つけない。
シャツ2枚分の汗と、軟弱な右手の皮がちょっと剥けた程度で、駐車場と道路の間の段差が
簡単に消えてしまった。
家の前は駐車場を含め、地下水で融雪しているので雪が無いのだが、
道路は、ブルが踏み固めていくので、雪が降るたびに、段差がどんどんできていき、
4WDでも、車庫入れが大変なくらいになっていたのだが、これでかなり楽になった。
アイスピッケル。なかなかな奴であった。