温泉のBGMは何が良いか
言うまでも無く、BGMなどは本来不要である。
川のせせらぎ、木の葉のささやき、虫の声、鳥の声、熊の….
そんな自然の音を聴きながらの温泉は格別である。
いや、もっとも気分が出るのは、こんこんと湧き出る温泉そのものの音か。
しかし、様々な理由で、BGMを流している温泉も少なくない。
今回行った、函館の流山温泉もその一つ。
珍しい事に、落ち着いたJazzが流れているのだが、これがまた何とも温泉に合う。
流さんという芸術家がデザインした温泉だけに、洒落た作りも
Jazzとマッチして、大人の休息といった趣。
東京には、子連れでは入れないサウナなどもあるが、こういう温泉も
子連れ禁止、私語禁止で、のんびりくつろぎたいものである。
女湯は当然、”おばちゃん”禁止である。
最近のサウナでの”おばちゃん”のうるささは酷いものだそうだ。
一方函館空港の近くの某温泉では、BGMは演歌。
これまた、ある意味定番のジャンルだ。
日本人として、これもまたなんとなく落ち着く気がする。
では、クラッシックはどうか?
一見良さそうだが、クラッシックは車で聴いている人は実感していると思うが、
ダイナミックレンジが広すぎて、きちんとした環境でないと聴きづらいのである。
ムードピアノみたいなものならば大丈夫だが、オーケストラともなると、
ある程度ノイズのある環境では、小さい音に合わせるとフォルテが大きすぎ、
大きい音に合わせるとピアノが小さすぎで、なんとも落ち着かない。
特に、温泉の様な水のノイズに弱いのだ。
歌謡曲は、特に理由は無いのだがどうも気分が出ない。
特に、最近の若い集団で歌い踊るタイプは歌も下手で、耳をふさぎたくなる。
ロックは…論外。嫌いじゃないけど、寛げ無いっす。
同じ理由で、Fusion系も。
カントリーもなんかやだなぁ。
ボサノバとか、EasyListningなんかは良さそう。
民謡?う~ん。趣味性が強そうで万人向けじゃないかな。