結論から言うと、現時点では紙という目標はかなり高く、タブレットを紙の様に使うのは難しい。
要因としては
というような事があると思う。
しかし、アプリが頑張っている事もあって、Note Anytime や Mazecのような素晴らしいアプリも登場してきているので、紙のようにとはいかないものの、1-2年前よりかなり状況は改善されている。おそらく、今後数年たってもやはり、「紙の代わり」にはならないだろうが、使い方を工夫すれば「紙より便利」になる可能性はあると思う。つまり、今まで紙でやっていた事を置き換えるのではなく、紙を使っていた目的を別の形で、それより便利に達成することができるのではないかと思う。
それがどのような形になるのかは、今はまだわからないが、Note Anytime の機能の進化などからぼんやりと見えてきているのかもしれない。
さて、アプリは優秀な開発者が開発してくれるのを待つとして、タブレットもそう簡単に取っ替え引っ替えできないわけで、今自分にできることといえば、書きやすいスタイラスペンを探す事くらいだろうと思い、ここ最近はいろいろと試している。
100円均一のでもそれなりに書ける。小型のであればキーホールダーに付けておいていざというときに忘れたなんてことは無いかもしれない。ヘッドフォンジャックに差し込む超小型のものもある。が、ゴム先ので一番使いやすいのは、Acaseのものだ。
これは、ゴムの硬さが適当に固く(とはいっても触るとふにゃふにゃ)、書きやすく反応が良い。これで結構十分かもとも思ったが、最近はゴムではないものが結構人気なので、探してみた。Su-Pen が有名だが、常に品切れで売る気が無い様子。品薄なのでAmazonでも定価よりずっと高く売っている悪徳業者も出てきていて、あまり近寄りたくない感じになってる。こういうのはいくら良くても入手困難では話にならない。仮になんとか入手して、それが良かった場合でも壊れて替えが入手できないのではダメなのだ。しかし、ゴム以外のものはなかなかなく、ようやく見つけたのが、プリンストンのナノテクタッチペン。これは値段も手頃だし、入手もAmazonで送料無料。
というわけで、早速買ってみたところ、結構良かった。
ゴムの様にひっかかる感じが無く、非常になめらかな書き味。だからといって、Galaxy Note 2 のスタイラスペンの様に、つるつるしすぎるわけでもなく、ペン先はある程度太いものの書きづらいというほどでもなく、タブレットの反応もかなり良い。質感も、高級感は全くないがそう悪くもない。重さも重すぎず軽すぎず(どちらかというと軽い)バランスが良い。
先日札幌に出た時量販店で何本か見てきたスタイラスペンのどれよりも良かった。
私はNexus7 と SC-06Dで使っているので、他のデバイスはわからないが、ゴム先のスタイラスに不満があって、Su-Penは入手困難で、何か適当なものはないかと考えられている方は、試してみる価値はあると思う。