モバイル用途のスピーカーは、数多の製品が出ている人気ジャンルのはずなのだが、モバイル用途だと、結構、求めるものに個人差があって、小さければ良いという人もいれば、モバイルだったとしてもある程度の音質を期待するひと、電池が切れてしまったときのことを考えてパッシブ機能が必要だと思っている人、スマホとのケーブル接続がうっとぉしいので、bluetooth 必須だと考えている人など、本当に様々。
だけど、そんなに悩むことは無いんだ。これがあれば。ってのを、先日友人に見せてもらって気づかされたのが、これ。
これ、話とかAmazonでスペック見ているだけだと、「ふーん」な感じなんだけど、実際使ってみると、だんだんその良さがわかってくる。
まず、最初に思ったのは、音が良いってこと。箱鳴りがあまり感じられず、Timedomainのような素直な音が出てくる。試しに、スマホに接続して、Rosaの曲を鳴らさせてもらったところ、結構澄んだ音が出てきた。
向き合ってクラシックを聴くようなスピーカーではないので、私としては比較的アコースティックな、音数の少ない音楽が綺麗に鳴ってくれれば大満足だ。
USBとかではなくて普通のminiジャックなので、接続するものを選ばないってのも、結局のところ便利だし、電池じゃなくて、パッシブでも無いんだけど、バッテリー内蔵で、miniUSB(maicroじゃないのが残念)で充電できるので、そもそもスマホ用になにかと対策が必要な状況である今は、電源に困ることはない。それにこのバッテリー結構持つんだよね。どうせなら、いざという時にスマホに給電できる機能とか付いてれば更にマルだったのになぁと思ってしまうくらい。
もうこれだけで、目からうろこのスピーカーだったんだけど、トドメの一撃は、MP3プレイヤー内蔵。 まぁ、モニタも無ければなんの機能も無く、ただ、SDカードに入れた曲(フォルダは対応している)を順番に再生するだけなんだけど、このMP3プレイヤーモードだと、一切のケーブルも無しで、音楽を持ち歩ける。 もちろん、曲を選んで聴くような聴き方には不適なんだけど、このスタイルが、AmazonMP3のコンピ・アルバムなんかに結構合ってるんだよね。
最近自分が買ったのはこんな感じなんだけど、数百円で、50曲とか100曲とか、こういうのをSDカードにアルバム一つだけ入れて、仕事とか本を読む時のBGMとして使うような時に、かなり便利。 普段はスマホをミニコンポに繋いでいるんだけど、BGM的な聴き方だとあまり音も変わらないし、小さいくせに割りとすなおでそれほど疲れる鳴り方じゃないので、結構使える。余計なコードとかもなく、ちょっとうるさいって思う時は、少し離れたところに置くとかも簡単。電池切れても、交換じゃなくて、USBで充電できるってのもマル。
最新はSDカードが安くなっているし、カメラなんかだとある程度容量の大きなものに変えたりしてるでしょ。そのうえ何かを買うと、2Gとかもっと少ない容量の、「今時こんなの何に使うんだよ」ってSDカードがおまけでついてきたりして、結構少容量のSDカードが余っているので、アルバム単位で入れて並べとくってのも面白いじゃないかな。 私は今のところ引き出しに眠ってたSDカード1枚で、毎回全部削除してから、AmazonのMP3ダウンローダのフォルダから、アルバム1枚選んでD&Dしてるけど、この程度ならほとんど時間がかからない。
Google Play Musicのクラウド上にアップロードした1万曲の中からランダムで聴くってのも面白いんだけど、なにしろカセット世代なので、アルバム1枚選んで、しばらくぐるぐる回すってのも結構好きなんだよね。