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理屈と感覚

プログラミングは一見理屈の塊で、動くプログラムを組む為には、その細部にまでわたって、
自分なりに筋を通しておかなければならない。
もちろん、ライブラリと呼ばれるプログラム部品の中身までは把握していないし、
そもそもハードの世界まで理解しているわけではないが、それらの部品は、中身はともかく
使う側としてはどうすればどういう結果になるのかという事は把握していなければならない。
しかし、その理屈を振り回しているだけでも作れないのがプログラムであって、
そこには、全体を通した感覚的なもの、あるいは創造的なものが必用になる。
これと一見逆なのが、音楽だ。音楽は感覚的なもの、創造的なもののように見えるが、
見えるというより実際そうだと思うが、その背景には、コード理論とかスケールとか
案外理屈が沢山あるのだ。
そして、プログラムが理屈だけでは作れないという事以上に、
音楽を理屈でどんどん分解していっても「だから何?」の世界になってしまう。
そんな感じなのが原因か、みかこさんと話していると、方や理屈をこねることのプロで
ありながら、感覚的なものの大切さを感じているし、方や感覚的な事のプロでありながら
理屈も必用だと思っているので、激論になる事も多い。
おそらく、意見の折り合ったところが、バランスの取れたところになるような気がするのだが
なかなかどうして、そこに行き着くまでは大変なんであって、
傍から見ているとどうみても喧嘩しているようにしか思えないだろうという状態だ。
時々は本当に喧嘩になることもあるが、それはそれ、犬も食わないもんだから
数時間もすればコロっと話題が変わっていたりする。
義母と三人で住み始めた頃は、義母が結構気を使っていたようだが、
最近では、「あーまた始まった」と思っているようなのが、ちょっと寂しいかも。

はじめ

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