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ヘッドフォンと及川浩治の気迫

 

何か関係があるのかといえば、そうでもないのであるが…

長い間さんざん迷ったあげく、仕事用のヘッドフォンとして、オーテクのATH-EP700を購入した。

AD400とかも魅力があって最後まで迷ったのだが、AD400がシリーズ最軽量で230gなのに対して、EP700は、なんと140g。 お気に入りの3Dウイングサポートを諦めても、この90gの差は大きい。

しかもEp700は楽器モニタ用というだけあって、コードが後ろ出しになっていたりして、仕事用にもよさそうだ。そういう点ではコードレスヘッドフォンが良いのだけれど、重かったり音が悪かったり(BlueToothは音が悪い)なので、コード後ろ出しは魅力。音質も癖の無いバランスの良い音みたいだし、電子ピアノ(グランタッチ)でのピアノの練習時にも使えるということもあり、EP700に決定。

まだ慣れていないせいか、ちょっとおさまりが悪く、やはりウイングサポートにすればよかったかと少し思うこともあるが、140gはものすごく軽い。締め付けもあまり無く、仕事中などの長時間利用にはこのライトな感じはありがたい。

軽さで言えば、インナーイヤータイプの方がずっと軽いし、それでなんの問題も無いとも言えるのだが、こうやって聴き比べてみると音が全然違うなぁ。スピーカーの大きさが全く違うのだから、当然なのかな。

で、このヘッドフォンにして、一番感動したのが、先日コンサートへ行った時にみかこさんが買ってサインまでもらってきた、及川浩治のショパンバラード。
みかこさんがCD買ってサインもらうなんてことは珍しいのだが、それだけコンサートもとっても良かったんだけど、このCDもそのコンサートの熱さがそのまま真空パックされているような熱い内容だった。それが、PCのスピーカーで聴いているうちはあまり伝わってこなかったのだが、このヘッドフォンで聴いたらびっくり。いやぁ、うなるうなる。(^^) 特に好きなのは、バラードの4番。 12分15秒聴き終えたら、やる気がわいてきて、思いっきり気持ちが元気になった。

ただね、次の夜想曲も、いきなりうなり声から入るのには笑っちゃうけどね。夜想曲なんだから、こっちはもう少し肩の力抜いてもいいんじゃない?なんて思ってしまう。

いずれにしても、このCDは良いと思う。クラッシックが好きな人も、そうでない人も、普段オーケストラが主体で、ピアノソロはあまり聴かないという人でも、ちょっと良いヘッドフォンを買ったんだけどその良さを実感したい人とか、自分に気合を入れたい人とか、どんな人にもお勧め。

ジャケットも格好良いし、音も良い。及川浩治のコンサートへ行ったことある人なら感じていると思うけど、彼の真摯な音楽への情熱が伝わってくるCD。

はじめ

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はじめ

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