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『信じたい未来に投資する』――投資という社会貢献、人類の未来を信じて


(前編)ドルでもルピーでもない未来へ~米印統合という希望、通貨の進化を見つめて

▶ はじめに

最近、投資とは何かを考え直す時期に来ていると感じます。最初の判断、最新のニュース、市況のアップダウンに振り回されるのではなく、もっと長い視点、もっと大きなビジョンで「未来を選ぶ」ための投資をしたい。

そう考えていたところ、江守哲さんの『新NISA 2.0』に出会いました。
その内容は「NISAの説明書」のような形ですが、読めば読むほど、そこには投資を通じて未来を考えるヒントが込められていると感じました。

このブログは、その江守さんの考えに刺激を受け、私が既に考えていたこと、感じていたことをわかりやすく並べるような「こういう発想もありだよね」という記事です。

▶ 米国とインドは兄弟圏になりうるか?

ひとつのきっかけは「コロンブスの誤解」にありました。「ここはインドだ!」と言った場所は実際にはアメリカ大陸。しかしその勘違いが、結果としてアメリカ先住民を「インディアン」と呼ぶことにつながりました。

500年後、その本物のインドと米国が、正式に同盟関係を深めているのは、歴史の流れの中でとても興味深い出来事です。

米国とインドは、自由主義、法の支配、英語話者の多さなど、基本的な価値観を共有しています。血のつながりではなく、信頼によって築かれてきた関係であり、グローバルパートナーとしての親和性が高いのです。

今では「戦略的な利害関係」を超えて、「互いの未来を支え合う」兄弟のような関係に進化しつつあるように感じます。

▶ インドの特異性

インドは、多くの民族や文化、言語が集まる非常に多様な国ですが、民主主義の基盤と、言論の自由を守る政治体制がしっかりと機能しているため、米国との協力に適した素地を持っています。

活気あるIT人材も多く、その多くが米国のテック企業で活躍していることは、単なる人材輸出を超えて「共に成長できるパートナー」として見られている証拠だと思います。

▶ 通貨の未来について

ゴールドの価値が上昇し続けている今、BRICS諸国が構想する新しい通貨や、既存のドルに代わる仕組みについても注目が集まっています。

とはいえ、ドルに「対抗」するような通貨をつくろうとするBRICSの動きには、多少の政治的な駆け引きを感じます。一方で、もし米国とインドという世界でも存在感のある二大国家が、「ドルからの進化形」として新たな通貨を構築するのであれば、それは対立ではなく移行であり、現実的かつ希望のある構想になるのではないかと思います。

▶ 投資は未来を選ぶこと

時に世界は分裂へ向かっているようにも見えます。
しかし気がつけば、私たち一人ひとりが未来を選ぶ「言葉」や「行動」、そして「投資」は、すでに社会の進む方向をつくりはじめています。

江守さんの語る未来、そして私が感じていることは、「未来は対立ではなく、共存や統合に向かうべきだ」という信念です。

投資とは、ただ利益を求めるものではなく、「信じたい未来への参加表明」なのだと思います。

後編では、江守さんのポートフォリオを参考に、その思想の具体的な中身をさらに深くひもといていきます。

はじめ

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