純正の橋渡しボードを取り払って、最終的に、DCMで買った 120x40cm のパイン材1枚に切り欠け1箇所入れるだけで、完全にフルフラットな床面を作れる事がわかったので、車中泊の準備はかなり楽になりました。この床用のパイン材は、通常荷室の床(シュラフの下)に収納していますが、カフェモード時には先端を10cmほど引き出す事で、足元テーブルになり、みかこさんの小物を置いたり、コーヒーを淹れる時にカップを置いたりなど、なにかと重宝しています。荷室の下は4WDですと、高さ20cmくらいしかないのですが、コメリのコロ付き透明衣装ケース(浅型)が丁度横に2つ入ります。この衣装ケースはスグレモノ?で、蓋が中央から2分割されていてフリードの床下から半分だけ引き出せば手前側の蓋が開けられます。蓋一体型だと全部引き出さないと開けられないので、これは便利です。
緊急トイレとかキャリアの荷物が増えた時用のタイダウンベルトとか、シャベル、スノーブラシ類、予備的なものはすべて、キャリアに常設している薄型RVBOXに入れているので、床下の収納ボックスは、買い物用のマイバッグとか雑巾類、キャリアにアクセスする為のドアステップ、ジャンプスターター、冷蔵庫のアクセサリーソケット用ケーブルなど、比較的頻繁に使うものや、炎天下にさらしたくないものを収納しています。もう片方のケースは空で、ここは通常旅先で購入した野菜を入れる場所になっています。(旅行中野菜を購入する事が非常に多く、時にはケースが満杯になります)
車中泊の荷物は、寝具と衣類が大半を占めますが、衣類は毎回バッグに入れて持って行くので、移動中は後部座席、宿泊時は前席に移動します。寝具は我が家は布団型シュラフでかさばるのですが、シーズン中はブランケット類とともに荷室に鎮座しています。ぎゅっと押し込めば荷室の半分くらいになりますので、移動中は荷室の後ろ側(ハッチ側半分くらい)にクーラーバッグ等の主に食事関係の荷物を入れています。あと、旅行中の洗濯物を入れるバッグやゴミもそこになります。
荷室には、シーズン中は、常時テーブルをセットしたままにしていて、そのために後部座席は、かなり前に出しています(足のスペースが10cmくらいしかない)テーブルは、3分割で、全部で奥行き90cmくらいあります。前にも書きましたが、フリードプラスのユーティリティナットに固定したL字ステイだとメインテーブルの奥行の半分くらいなので、メインテーブルは前方をロープって吊り構造にしています。このテーブルの上にポータブル電源(RIVER2 MAX)、最近はサブの以前買った小型のリン酸鉄のをもう一つ置いています。ポータブル電源を床下等に設置する事も考えましたが、スイッチ類のアクセスやコンセントなどを考えると今はテーブルの上がベストポジションです。 ちなみに、RIVER2 MAXは不具合が多く、アクセサリーソケットから充電するケーブルは1年で2回新品交換になりました。今は、USB関係がまったく出力せず、アクセサリーソケットを冷蔵庫用、あとはUSB充電も、ACソケットに充電器を刺して使っています。高いものなので完全に使えなくなるまでこのまま使いますが、次は、絶対 Anker にしようと心に誓っています。RIVER2 Max を買う前に使っていたポータブル電源を予備で持ち歩いているのも、RIVER 2 MAX が信頼できないからで、こちらはほとんど使うことはありません。
話が少しそれますが、ゴミ箱も本日変更しました。最近は旅行中ゴミを捨てる機会があまりなく、ほぼほぼ持ち帰りして自宅で処分していますので、結構ゴミが溜まります。我が家ではスーパーで惣菜を買って食べる事が多いので、メインはパンやサラダなどを持っていくのですが、それでも、一晩で、コンビニ袋1つ分くらいのゴミが出ます。2泊なら、これが2袋です。ゴミ問題はキャンプ場を使う事でほぼ解決しますが、道の駅での車中泊では持ち帰りになります。コンビニで買ってその場で食べたものは、そのコンビニに捨てさせてもらいますし、スーパーで惣菜を買ったらその場でタッパーにうつしてトレイはスーパーの回収ボックスに入れるとか、ガソリンスタンドで頼むとかもありますが、基本持ち帰りですね。そこで、少しでも減らせないかと思って、圧縮することを考えてみました。圧縮できるゴミ箱というのも売ってはいるのですが、2万円近くします。そこで「圧縮」と言えば、ドライバッグでしょう!ということで、今日から小型ドライパックをゴミ箱にすることにしました。中にダイソーの自立するゴミ袋を入れると丁度良いです。自立するゴミ袋は厚手のプラスチックバッグで、100円で5枚くらい入っているのですが、毎回中身だけ捨てているのでまだ1枚目です。自立するのでこのままでも使えますが、適当な容器に入れると車内であばれなくて良いです。形を保つので普通のビニール袋みたいにへなっとならないので、ゴミ箱の縁からベロっとはみ出させて引っ掛ける必要もなく、見栄えも良くて捨てやすいです。
そして、ようやく本題なのですが、今日のメインは、オーバーヘッドコンソールです。といっても、ただのDCMで買ってきた桐集成材の板なのですが、今までは四隅に穴を開けて、キャンプ用のボール付きゴム止めを通して車中泊時に前席を倒してから吊るしていたのですが、これが車中泊時には非常に便利で、みかこさんの帽子とか、あとは食事中のこまごましたもの(後で使うのでいちいち収納しないもの)とかをちょっと置いておくのに便利なんですね。ところがこの板が軽いものの、持ち運びに意外と邪魔だし、毎回設置するのがちょっと面倒だし、設置後にシートを起こそうとすると干渉して外れて落下してしまうので、なんとかしたいなと思っていました。そこで、運転中も活用できて運転に支障が無く使えるように、頭の上に設置してみました。特に固定したわけではなく、以前から使っていたボール付きゴム止めの止め方を変えただけで、運転席天井のハンドルと車内を一周させているロープを止める為のピンクのプラフック(ベビーカー用?)で固定できました。ちなみにロープを天井のハンドルではなく、そこに取り付けたプラフックで固定しているのは、以前ここにカフェカーテンを通していて、使う時にサイドに収納していたカーテンをフロントに移動させる必要があり、この部分を通過させる必要があったためなのですが、このフックは意外と便利なのです。今までこの板を吊るしていたのは、バイザーに留めている小さいS字フックと、ピンクのフックの横のグレーのプラフックなのですが、それも残しているので、車中泊時に必要であれば、今まで同様吊り棚に変形させることはできます。(たぶんやらない)棚の高さは低くなりましたが、運転中も使えますし、フロントのダイソー300円サンシェード(スーパージャンボ)やブランケット類が収まります。これらは、今までは車内天井のメッシュ棚に置いていたのですが、こちらに移動したことで、メッシュだながかなり空きました。ブランケット類は容量があって形が崩れやすいので他の荷物(小物類)といっしょに収納すると、小物類の取り出しがいちいち面倒なので、こちらに移動させることでスッキリしました。
確認の為、フルフラットにはしていませんが、車中泊モード時の状態を試してみました。フロントはダイソーのサンシェード、サイドは磁石取付型のカーテン、リアは、磁石取付方のカーテンもありますが、最近思いついた、テーブルの荷物抑え用ネットをU字に吊り下げるだけでも目隠し効果があります。我が家は、窓を完全に塞いでしまうのはNGで、プライバシーより安全性重視です。本当はフロントも運転席くらいは外から見えるようにしておきたいのですが、手頃な方法が思いつかず、以前やっていたカフェカーテンだと、車内空間が少し狭く感じるので、サンシェードにしました。昨年までは蛇腹式の常設サンシェードを使っていたのですが、ホンダの点検で怒られたので、外しました。左ぎりぎりに吸盤で固定しても車検通らないみたいです。リアのネットをU字に吊るす方法はつい先日思いついたのですが、それまでこのネットが車中泊時にじゃまだと思っていたのと、前回くらいからプロジェクターをやめて液晶ディスプレイやノートPCで映画を見ることにしたので、リアゲートまでのクリアランスを確保する必要がなくなった為にこうなりました。着替えとか、ブランケットの収納袋とかぽんぽん入れておけるので便利です。
改めて考えてみると、改善のポイントは、2 Way , 3 Way といったマルチ用途にあるのかもしれません。車中泊時のみ使うもの、移動時のみ使うものを、ひと工夫して、車中泊でも移動時でも使えるようにすれば、荷物が荷物でなくなるという効果がありますね。荷物が荷物でなくなれば、それを収納するという行為が不要になりますから、時短にもなります。キャンピングカーなんかはその究極なのだと思いますが、ベッドは仕方ないにしても、それ以外は、移動時の状態のまま、あるいはわずかな移動で車中泊時にも使えるように工夫していくのが良いのかもしれませんね。