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扇風機で快適な夏を 節電

夏が来ると思い出す。エアコン電気代~ というわけで、エアコンの話です。ちなみに、英語でクーラーと言っても通じませんが、エアコンならなんとか通じます。 AirConditoner もしくは、ACの方が通じやすいです。ドラマの名前とか、日本人て変なふうに省略するのが得意ですよね。

屋内のスポット冷却、暖房は非効率

エアコンは、ヒートポンプという技術を使っているので、電気代は意外と安いです。とは言っても、100W ~ 2000W くらいまでの幅があって、動作状況によって代わりますから、できるだけ低い電力の状態をキープしたいということになります。そのためには、部屋の空気を循環させてできるだけ温度を均一にするのが良いわけですが、ここで勘違いが生じます。「自分が居るところだけ涼しければ良くて、部屋全体を涼しくするなんて勿体ない」と考えてしまいがちです。これは北海道のセントラルヒーティングと、電気ストーブとの違いでもそうなのですが、自分の居るところというのは、周囲と完全に独立しているわけではなく、例えば手だけ、足だけ、頭だけ温めたり冷やしたりしても、部屋の空気全体が適温であるのに対して、涼しさ、暖かさの感じ方が全然違います。屋外であれば、手持ち扇風機とかネッククーラーとかで首元だけ冷やすと涼しく感じて楽になりますが、部屋の中で求める快適さとは違うのですよね。温度から考えても、快適な部屋の温度が、24度くらいだとすると、部屋全体なら24度にすればすみますが、スポットだと、20度とか、あるいは、アイスノンとか使うなら 10度くらいのものに触れていないと涼しく感じません。部屋全体が30度ある状態で、スポットでエアコンの風を浴びるとすれば、エアコンを相当高い電力で動かさなければならなくなりますし、そのエアコンが生み出した冷気は、すぐに部屋の隅とか足元の自分の居場所とは関係無い場所へ移動してしまいます。

扇風機のメリット1

扇風機やサーキュレーターで部屋の温度を均一にして、エアコンの使用電力を抑えます。

部屋全体の空気を循環させる機能は、最近のエアコン自体も持っているようですが、やはり扇風機、サーキュレーターといったものを併用したほうがずっとうまくいきます。首振りや3D首振り機能があったほうが良いようにも思いますが、四角い部屋で、障害物があまり多くなければ、角度をうまく合わせれば、固定でも十分循環できるはずです。空気清浄機に首振り機能がついていないことからも想像できますね。部屋の温度を均一にすることで、エアコンの使用電力を抑えます。

扇風機のメリット2

エアコンの使用時期・時間を短くできます。

扇風機の使い方ですが、自分に向けて、あるいは首振りでそこに居る人達に風を送るという従来の使い方ではなく、部屋の空気を循環させるという使い方をする場合、エアコンをONにするタイミングを遅くすることができます。空気を循環させていない場合、部屋が暑いと感じるとき、部屋全体の温度が暑いと感じる温度であることはなく、熱源である自分自身や、部屋の上の方の空気が最初に暑くなるので、空気を循環させることで、暑いと感じる温度から下げることができます。結果、エアコンをONにするタイミングを遅らせることができます。同様に、エアコンをOFFにするタイミングを早めることもできるので、結果エアコンの使用時間が短縮されますね。

扇風機のメリット3

実は、エアコンの待機電力で動かせてしまいます。

実際にエアコンの電力を測ってみてわかったのですが、使っていなくても、コンセントに挿しているだけで、1.7W とかの待機電力を使っていました。また、OFFにしても、しばらくの間、数十Wが使われています。おそらくクーリングとかクリーニング動作かと思いますので、これは止めないほうが良いと思いますが、ONにして1分使ってOFFにしても、多少ではありますが、10分前後電力を使っていたりします。つまりシーズンオフでは、エアコンの電源は抜いておいたほうが良いということになります。扇風機もリモコンがありますので、機種によっては待機電力を消費しますので似たようなものではあるのですが、実はDCモーターの扇風機を首振り無しで最弱で使うと、2Wくらいで動作してしまうのです。それってほとんどエアコンの待機電力で動作してしまうことになるので、エアコンをコンセントに挿して使わないでおくより、扇風機を最弱で24H動かしておいて部屋の空気を循環させたほうがずっとメリットがあります。

扇風機のメリット4

洗濯物が早く乾く

これは冷暖房とは関係ありませんが、DCモーターの扇風機の消費電力はかなり低いですから、部屋干しの時に、扇風機で空気を循環させて、換気をきちんとしておけば、干す時間をかなり短縮できます。

Switchbot で自動運転

これは余談ですが、扇風機やエアコンを新しく買うときは、できれば、リモコンにOFFスイッチがあるものが良いです。TVもそうですが、リモコンに電源ボタンしかなくて、押す度にON、OFFになる機種は、ONになっているかOFFになっているかがわからないので、オートメーションで使いづらいです。状態を知るためには、コンセントにスマートプラグを挟んで、その使用電力量から判断するしかありません。スマートプラグは機器ごとの使用電力量や運転状況を知るのに便利で、ある程度電力を消費する機器には全部取り付けてしまいたいという気にはなるのですが、そこそこの値段がしますし、いちいち消費電力からONかOFFかを判断する処理を入れるのも面倒です。待機電力があるもの、OFFにしてからもしばらく動いているものは更に判断が微妙になります。また、「OK Google」のコマンドにする場合、「OK Google エアコンをオフ をつけて」と訳の分からないコマンドになります。 (シーンの実行は、シーン名+「つけて」なので) 更に確実にOFFするコマンドが無い場合、スマートプラグの電力量で判断するので、機器のON/OFFと、スマートプラグのON/OFFを、2つのシーン設定にまとめられず、室温ベースなら、温度設定をずらして、スマートプラグのON/OFFのシーンと、スマートプラグがONの状態での機器のON/OFFのシーン、合計4つのシーンを使わなければなりません。確実にOFFするスイッチがあれば、2つですみます。

余談が長くなりましたが、Switchbot のハブ2は、温湿度計とリモコン操作の両方の機能を持っています。これと、エアコンのコンセントに挟み込んだスマートプラグを使えば、室温が一定以上になったら、扇風機をONにして部屋の空気の循環を開始(あるいは扇風機は365 24 で稼働しておいても良いかも)、そして暑いと感じる温度になったら、まずエアコンのコンセントをON(スマートプラグをON)して、それから、エアコンをON。扇風機で部屋の空気の循環をしているので、エアコンのルーバーなどの機能は全部止めて、風向きも温度設定も固定で大丈夫です。(余計な機能は止めればそれだけ電力消費が抑えられますから、扇風機の電気代くらいカバーしてしまいます)結局エアコンのコントロールはONとOFFだけでOKです。そして、部屋の温度が設定温度より下がったら、エアコンをオフにして、エアコンのコンセントもオフです。ただし、コンセントオフはエアコンOFF後即時ではなく、遅延させる必要があります。スマートプラグには遅延ON・OFFの機能もありますので、それを使えば大丈夫です。

これをやると、扇風機やエアコンのリモコンは不要になりますし、エアコンの頼りない温度コントロールより、より確実に、部屋の温度を一定に保てますから、使用時間が抑えられますし、1年中放置でエアコンの待機電力も抑えられます。

同じ事が、セントラルヒーティングのシステムにも当てはまり、セントラルヒーティングはリモコンが無いので、指ロボットとスマートプラグで自動運転しています。ボイラーもエアコンもそうですが、自動運転機能は、機器のセンサーで行っていて、部屋の温度とは必ずしも一致しませんので、どうしても無駄が出てしまいます。これを温度計ベースで部屋の温度ベースで動作させることで、効率的な運転ができるようになります。

はじめ

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