上げる・上げないといろいろな情報がありましたが、結局当初の予定通り?6月から値上げになるようですね。
https://www.hepco.co.jp/price_revise/home.html
https://www.hepco.co.jp/price_revise/index.html
- 当社は、社長を委員長とする経営基盤強化推進委員会のもと、カイゼン活動などの取り組みを通じ、全社を挙げて効率化やコスト低減を強力に推進しています。
- 可能な限り値上げを回避するべく、卸電力市場価格などの動向を注視しながら慎重に検討を重ねてきました。しかしながら、昨今の価格高騰による影響は甚大で収束する兆しがみられず、極めて厳しい状況が続く可能性が高いと考えています。
- 経営の健全化を図り、燃料の安定的な調達や電力設備の保全にしっかりと対応することで、電力の安定供給を継続していくため、大変心苦しい限りではありますが、電気料金の値上げをお願いさせていただくこととしました。
いろいろ検討したりしてみたけど、良いアイデアが浮かばず、そもそも、原発さえ再稼働すればなんとかなるし、そうでなければ値上げしても再稼働に反対している客が悪いのだから仕方ない、自分たちの給料減らすのだけは避けたい、業務効率化といっても、今から取り組むと更にお金がかかりそうだし、リストラも避けたい、天下りやらなんやらで、なにかをしようとしても動きが取れない。なので、やっぱ値上げさせて。という風にしか読めない。「カイゼン活動などの取り組み」「全社を挙げて効率化やコスト低減」って、具体的に何をやったの?そしてどうなったの?ということがまったく書かれていないので、本当は何もやっていないんだろうなと思われても仕方ないような説明だ。
3月と4月の2ヶ月だけ、LOOOPでんきから ほくでんに切り替えていたが、その間だけでもいろいろ問題があった
- 切り替え時のプラン選択で、ほくでんのWebサイトが推奨するプランが、従量電灯Bより高いことが判明 切り替え前に電話で問い合わせて判明して、従量電灯Bでの契約になったが、電話がかなり繋がりにくかった
- 2/13 から切り替わるとのことだったが、電話もメールもはがきも全く連絡が来ず、こちらから電話したら、最初の検針まで連絡は無いということが判明 ちゃんと切り替わったかどうかわからないという不安を味わった
- クレジットカード支払いを申し込んだが、相当日数が経ってから、郵送で!クレジットカード番号などの確認書が届き、返信しなければならなかった。
- クレジットカードの確認書を返信しても、それが届いたかどうかの連絡は一切なし。相当な期間が経ってから、はがき通知が来た。
- Web明細を申し込んでいたが、ログインURLもIDもパスワードもまったくわからず。
- Web明細の申込みをすると、明細が郵送で送られてこなくなるだけで、Webのログインは別途申し込みが必要だと判明、申し込みしようとするも、お客様番号のようなものがわからない。(最初の検針書に記載とのこと)
- そもそも、スマートメーターで検針は不要なのに、玄関に検針書が入っていたというのもおかしい(後で説明) 検針書が来ないと契約状況すらわからないのもおかしい。
- 検針書が玄関に入っていたので、そこに記載の番号で、Web明細のログインを申し込もうとしたら、申し込めない。電話で問い合わせたところ、検針の結果の料金がシステムに入力されるまではWeb明細はログイン申込みすらできないとのこと。契約と料金確定は別だろう?変なシステムだ
- 数日して、再度試して、ようやくログインの申込みをしたが、ログインはできない。更に数日しないとログインできないとのこと。なんだそれ?
- 毎日の電力使用量を知りたかったのだが、Web明細では請求金額しかわからず、エネモールというのでわかるらしいということが書いてあったが、従量電灯Bの場合は使えないらしいことが判明
- その後、LOOOPでんきに戻すことになった時、最初 LOOOPでんきから「スマートメーターでないので契約できない」と拒否されてしまった。2月まではLOOOPでんきの契約で、Webで時間ごとの電力使用量も表示されていたし、スマートメーターであることは間違いないから調べて欲しいとお願いしたら、ほくでんに問い合わせてくれて、電力会社共通のデーターベースのようなものに、スマートメーターではないと登録されていたとのこと、ほくでんがスマートメーターに切り替えているにもかかわらず、データーベースの更新を忘れていた?ために、ほくでん契約の時はずっと検針になっていたらしいとのこと。
- スマートメーターであることは間違いないので、LOOOPでんきからほくでんにデーターベースの更新を依頼してくれたが、確実に更新できるかわからないので、更新できなかったら、一旦別の電力会社に切り替えてから、LOOOPでんきに申し込むようにと、ほくでんから言われたとのこと。 まったく意味不明。 =>実際には翌日くらいに、LOOOPでんきから、無事切り替わったので申込受付という連絡が来た。ほくでんの対応に比べてLOOOPでんきの対応は、スピーディーで連絡も適切で、インターネットと伝書鳩くらいの違いがあると感じた
ほくでんに戻して、LOOOPに再度戻しただけで、これだけ問題があったのだが、各問題の根底にあるのは、ほくでん側はシステム化が著しく遅れていて、何をするにも、人間が書類で処理しているのだろうと推測できることだ。そして、それが、「カイゼン活動」では、まったく改善されていなかったということになる。
もし太陽光発電も設置せず、ほくでんの契約のままだった、どうなっていたのだろうと思って、計算してみようと思ったが、我が家の場合は、50A , 400kWh/月 を目安にしているのだが、以下のイメージでは計算できない。しかも電力量料金の方の現行単価が、従量電灯Bの単価と微妙に異る。再エネ賦課金やなんやら含めたものなのかよくわからないが、これでは計算できない。
電気料金見直しのページを下までみていくと、シミュレーションのリンクがあったので、そちらでシミュレーションした結果が、次の通り。
まったく同じ使用量で、5118円も値上がってしまうらしい。政府の補助が9月分までは7円/kWhあるが、10月分は、3.5円で、その後は0になるので、次の冬の電気代はかなり厳しいことになると思われます。家庭の「カイゼン」もなかなか厳しいものがあって、例えば次のようなことを既にやっているなら、これ以上は難しいかと
- 冷蔵庫が古い場合は買い替えを検討。その際今冷蔵室がいっぱいなら大きめを検討。大きい方が電気代が安かったりする。また余計な機能がたくさんついているものは、カタログ記載の電気代にその機能の分が加わるので注意
- 湯沸かしぽっとを止めて、湯沸かしケトルにする。あるいは、ガスなど別の方法でお湯をわかす
- 洗濯乾燥機の乾燥機能は使わず、自分で干す
- 電灯はこまめに消す(余程無駄につかっている場合でなければ、LEDの家はあまり効果ないです)
- トイレのウォシュレットの節電を見直す。 我が家はSwitchbotの人感センサーで電源をON/OFFするようにしました。
- 灯油給湯ボイラーがある場合、予熱がかなりの電力を使うので、自分でON/OFFするかタイマー設定をする
- セントラルヒーティングがある場合、温度調整の他に、電源 ON/OFF での室温調整も検討する。特に夏場は、コンセントを抜いておかないと、電源OFFでも無駄な電力が消費される。
- 太陽光発電システムを設置できない場合、ポータブル電源と100W-200Wくらいのソーラーパネルなどで対応してみる。ポータブル電源だけでは、ロスがあるので、かえってマイナス。
- オール電化とか、深夜電力の契約がある場合は、契約みなおし。特に深夜電力は、日中の料金が非常に高く、深夜の料金もメリットが低くなっているので、再確認が必要。