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太陽光発電とブレーカー

配電盤には、ブレーカーがあって、上流から、サービスブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーとなっている、50A契約の 50A を制御しているのがサービスブレーカーで、その後ろに漏電対策用の漏電ブレーカーがあり、最後は、回路(主に部屋ごととか1Fと2Fとか)ごとの安全ブレーカーとなっているのだけど、太陽光発電+蓄電システムの配線は、この中のサービスブレーカーに接続されている。バッテリーからの電力供給もここで行われ、おそらく、停電時はサービスブレーカの電圧が0になるのを検知して、自立運転に切り替わる仕組みになっていると思われる。

太陽光発電の竣工日に、ほくでんの担当者が来て、このサービスブレーカーを、手動タイプから自動タイプに切り替えていった。これは太陽光発電システムから売電(逆潮流)するのに必要なことのようだ。停電時は良いのだが、電気の使いすぎでブレーカーが落ちた場合は、数秒後に自動復帰するので、使いすぎの原因となった器具をOFFにしない限り、停電・復帰を繰り返し、8回だか繰り返した後に復帰をしなくなり、以降ほくでんに電話してリモートで復帰してもらうまでは復帰しない。さて、電気が無いのに、どうやってほくでんに電話すればよいのか。もはやスマートフォン無しではどうにもならないので、スマートフォンは常にバッテリー残量が十分あるようにしておかないと痛い目にあいそうだ。私は、サービスブレーカーに関しては、手動が良いなぁ。

太陽光発電システムからの電流(パネルと蓄電池)は、パワコンで、系統に混ぜ込む形になるのだと思うが、切り替えるのではなく、混ぜ込む為に、どうしても系統のからの電力を0に出来ない。だいたい、100W 程度は常時流れている感じなので、月あたり、70~100kWhくらいは消費してしまうことになる。今のほくでんの従量電灯Bで 100kWh (50A) だと、4,000 ~ 5,000 円が最低でも月の電気代に乗ってくる計算になる。発電と蓄電が理想的な状況で買電が0であっても、基本料金1705円+従量分 3000円くらいは避けられない事になるのだが、これはシステム導入前に知っておいたほうが良いと思う。毎月15,000円の電気代のお宅が、太陽光発電システムを導入しても、15,000円まるっと浮くのではなく、どれだけ発電しても、10,000円の節約にしかならないということだ。おそらく、蓄電池側の配電盤を操作して、系統からの電気を止めて停電状態にしてしまえば、システムが自立運転モードに切り替わるのだが、売電も止まってしまうし、発電も蓄電池も空になったら、本当に停電だから、そう簡単な話ではない。

仮にLOOOP電気だったらどうなるかと思うのだが、基本料金が0なのは有利だが、この系統からの電力は1日中ずーっとなので、30分ごとに単価が変わり、高い時は、かなり高くなるので、均すと、ほくでんより高くなってしまう可能性はある。

いずれにしても、我が家の電力利用状況では、発電で完全にまかなうことは出来ず、いわゆるオフグリッドのようにはならないので、電気代0円(もしくは基本料金+α)という状況は期待できず、月平均では、50%節約くらいで計算しておく必要があるようだ。

月に10,000円節約できるとすれば、25年後にもとが取れる計算になる。あとは僅かな売電収入次第だが、これは本当に僅かなので、期待できない。やはり、お金の計算だけでは、太陽光発電システムを導入するのは難しそうだ。

はじめ

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