Categories: アクアリウム

アクア+観葉植物=???

アクアリウムの生態系を広げる手段として、観葉植物と組み合わせる方法がある。

なーんて大それた事ではないのだが、

水槽には水があるし、しかもその水には、植物の大好きな窒素が蓄積されているし、

逆に、水槽にとっては窒素は邪魔で、植物が消費してくれればラッキーだし、

ゴールドクレストのみずやりと水槽の水換えの両方をするより、水槽の水足しだけをする方が楽だし、

というわけで、実験として、水槽からゴールドクレストへの自動水やり装置を作りました。

ま、装置とよべるようなものでもなく、至ってシンプル。

エアチューブに、100円ショップで買った紐を通して、紐の先に、水草用の重りを付けただけなんだけどね。

重りを付けた方を水槽へ、反対側をゴールドクレストの鉢の土の上に置いただけ。

真ん中のいかにも、「装置」ってのは外掛けフィルターで、今回の自動水やりには

全く関係ないもので、単に、エアチューブを引っかけただけだ。

エアチューブを通したのは、こうしないと、紐の途中から水がしたたりおちてしまうから。

重りを付けたのは、そうしないと紐が水中に沈まないからという場当たり的対処の結果。

実は、実験の途中で、ゴールドクレストの鉢の受け皿を水であふれさせたり、

水槽と鉢の途中がびちょびちょになってしまったりといった失敗に対処してこうなった。

水は、毛細管現象かあるいはサイフォンかそんな感じの現象で紐を通って鉢へ

送られるのだが、鉢へ送る水の量は、重りを付けた側を、どれだけ水槽に沈めるか

によって調整できるようだ。

今のところ、鉢の水は常に適度に湿っていて、ゴールドクレストは元気だ。

このゴールドクレストという木は、水やりを怠るとあっというまに枯れはじめ

すぐに茶色くなってしまうので、我が家では、今まで何度となく枯らしてきた木だ。

それが、元気に成長してくれれば、この装置はまずは成功だろう。

 

ただ、本来の目的は、水槽の水換え回数を減らすこと。

誰もが知っているように、水槽は、アンモニア→亜硝酸→硝酸塩と

バクテリアによって生体に有害なものを無害に変化させることで頻繁な水換えを

免れるのであるが、最後の硝酸塩だけは簡単に除去できない。

硝酸塩は「比較的無害」であって、やはり濃度が濃くなると有害なので、

最終的にはどうしても水換えが必要であるというのが、今のアクアリウムでは一般的な見解だ。

硝酸塩を、窒素にして完全に無害化する事を、「脱窒」というらしいが、

不可能ではないにしても、非常に難しいのだ。

落ち葉、しじみなどなど、いろいろ方法はあるようだが、一歩間違うと硫黄大発生で、殺生となる。

ってなわけで、少しでもゴールドクレストに硝酸塩の消費を助けてもらえるならそれでいいかなと

思いつつ、そうなるという確たる根拠もなく実験しているのだ。

一説によると硝酸塩は水槽の底の方に溜まるらしいが、重りを底の方に沈めると水を吸いすぎて

受け皿があふれるというこのシステムは、まったく意味が無いかもいしれない。

 

にしても、水槽がちょっとだけ外の世界と繋がったというのは、なんとなく愉快だ。

はじめ

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はじめ

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