家を建てるときは、北海道だし、断熱が良いのでクーラーなんて要らないよと住宅会社の人に言われて、付けなかったのですが、いざ住んでみるとそんな事はなく、おまけに、温暖化の影響か年々暑くなる気がします。北海道の暑い時期は東京と比べれば短くて、2週間くらい我慢すればなんとかなると思っていたのですが、実際にはもう少し、今年は更に暑い日が続きそうです。しかも半端じゃない暑さの上に雨がふらない、雨がふらないくせに室内の湿度は結構高いのかジメジメした感じがします。
実は昨年までは、別の部屋で仕事をしていて、その部屋にはクーラーがありました。あまりつけないようにしていたものの、我慢できなくなってきたらスイッチオン。一度スイッチONにすると、我慢レベルが低下して、すぐにスイッチオンしがちになります。リビングにもクーラーがあるので、食事の時にはクーラーの恩恵にあずかるのですが、そこから仕事部屋に戻ると暑いわけで、結局かなりの頻度でクーラーを使っていたかもしれません。その部屋から昨年、事務所移転?して今の部屋に来たのですが、ここはもともと客間で、ほとんど使われていなかったのでクーラーがありません。いや、正確には数年前から、夜寝る時だけこの部屋で寝ていましたので、昼間はあまり使われていなかったというべきですね。夜は窓を開ければ結構涼しいので、扇風機程度でなんとかなっていました。しかし、今年からは昼間ここで仕事をするようになり、冷えピタとか、濡らしてひんやりするタオルとか使いながら耐えていたのですが、室温が 30度を超えるようになってギブアップしました。
先日、私が大変そうに見えたのか、みかこさんが心配して、なんか涼しくなるもの買いに行こうと言ってくれました。そんなもの簡単に売っているわけでもないのですが、ずいぶん心配してくれているんだなと思って、本人は我慢できると思っていても、突然熱中症とかになることもあるようですから、それならばとなんとかすることにしました。
クーラー取り付けも考えたのですが、予算的にも厳しく、また時期的にも取り付けを待っていたら涼しくなってしまいそうでしたし、1年の大半使わないものが壁についているというのもあまり好きではないので、他の手段を探しました。最初に思い出したのは、20年くらい前に窓につけて使っていたウインドウクーラー?で、今の家の窓に合わずしまい込んでいたのですが、電源を入れてみたところ、まったく動かずでした。でもこんな感じのもので、夏だけ引っ張り出して使えるようなものが無いかと探したところ、ポータブルクーラーなるものを発見。冷風機と書いてあるから、最初水を入れて使う冷風扇の一種かと思ったのですが、あれは、経験上意味がないので諦めかけたところ、これはダクトを取り付けて外に排気できるようになっていて、構造的には室外機一体型のクーラーの一種のようで、期待できそうです。
ネットで調べたところ、評判も悪くなく、値段も壁掛けクーラーの半値くらいでしたので、買うことにしました。
それが、本日到着しました。最初にその重量に驚きましたが、20kgはあるようです。それを2Fまで担ぎ上げるのに一苦労。その前に、2Fまで上げてから不良品だとわかって返品するのは辛いので、1Fで簡単な動作テストをしてから担ぎ上げました。なんとか上げたものの私の持てる限界ですね。
さっそく排気ダクトを取り付けて、2Fの窓から外に向けて、スイッチON. これの前はかなり涼しい風が出ていて扇風機の比ではありません。30分で室温がすこし下がりました。今日は日中ずーっとONにしていますが、排水もゼロで、室温はずっと28度ー29度くらいを維持していました。何もなければ、30-32度くらいにはなっていたと思いますから、まずますの性能です。窓を目張りすればもう少し冷えると思いますが、我が家のマドは押し開き式でアタッチメントが合わず、窓を開けて排気ダクトを外に向けているだけですので、外から熱い空気が結構入ってきます。換気という意味では良いです。
音は人それぞれだと思いますが、私はOKでした。私には、道路を走る車の音の方がうるさいです。
形状ですが、天板が平ならいろいろ置けて良かったのですが、この微妙な斜めはなんなのでしょうね。ものを置かないようにあえてこうなっているのかな。この黒いスペースが勿体ない気がします。全体の形としては、格好良いと思います。
排水ですが、基本的にノンドレンになっていて、水分は排気と一緒に窓から外に放出されます。湿度が高く放出が追いつかないと内部に水が溜まり満水でストップするらしいです。排水口と別に、常時排水用の口があって、そこに接続する短いホースもついているので、試しにホースをつけて、ペットボトルに挿してみたのですが、今の所一滴も排水されていません。今はまったく雨がふらないせいかもしれませんが、この部屋の湿度(60%)だと、ノンドレンでいけそうです。