PCにビデオキャプチャカードを付けてみた。
別にオリンピックを見ようとか思ったわけではなく、
以前使っていたキャプチャカードが余っていたので、ちょっと思い立っただけなのだが。
さっそくお気に入りのソフトWhiteTVをセットアップしたら、音声入力にCDドライブからの
デジタル入力しか選べない。キャプチャカードの音声入力は短いコードで
PCのサウンドカードの外部入力(AUX)に入るのでそれを選択したいのだが…
しばらくあれこれやっていて、どうやら、USBスピーカーが問題だという事に
思い当たった。正確にはUSBスピーカーではなく、PCGA-JRH1というSONYの
Jogリモコン付きヘッドフォンのアナログコンバータにヘッドフォンの変わりに
スピーカーを接続している状態なのだ。
実はこれ、ノートPC用に購入したのだが、ノートのタッチパッドと相性が悪かったか
コンバーター部分が重かったのか、あるいは、そもそもCF-R3が普通に
ヘッドフォン付けただけで結構良い音がしたためだったか、とにかく使わずに
仕舞っていたものだ。
とにかく、USBケーブルを抜いてみると、無事AUXが選択できるようになった。
すでに、一回使ったが、こういう時に良く、「相性」という言葉が使われ、
この場合なら、USB接続のアナログコンバータとWhiteTVの相性が悪いという
事になるのだが、どういう表現をしたからといって、それはWhiteTVのバグに
他ならない。
WhiteTVの作者がシェアウェアとは言え、様々なバグを抱えながら何年も
バージョンアップをせず放置している事は問題であるが、
しかし、WhiteTVのバグを責めるためにこれを書いているわけではない。
おそらく私よりPCに詳しく無い人なら、WhiteTVとPCそのものとの相性
とか、WindowsXP Professionalとの相性とか、あるいはビデオキャプチャ
カードとの相性(この際どう考えてもキャプチャカードは無関係なのだが)
などと問題を片付けてしまうかもしれない。
そもそもこのSONYのUSBデバイスだって出力デバイスであって、入力とは
まったく関係ないのだから、気づかなくても不思議は無いのであるが。
何が言いたいのか、そろそろ書かないと、また、「長い」とみかこさんに
怒られそうだから、書くが、
相性というのは、とても曖昧なものだから、PCに限らず相性という言葉で
片付けてしまうのは、危険なのだろうなと思ったのである。
思えば、カップルが別れる時にも、「相性の問題」と言う事が多いが、
そこで言われている相性が果たして絶対的なものかといえばそうではないだろう。
人は皆様々な側面を持っているはずだから…
相性の問題と片付けてしまう前に、もっと前向きに問題解決を
試みてみる事が必要なのではないかと思うのである。
相性とは少し違うが、先日自分が作ったプログラムの性能試験を
していて、どう考えてもこれ以上性能を上げられないところまで来ていた
のだが、試験をしながら、ふと思い立って1行修正を加えたところ、
性能が一気に2倍になってしまった。(^^;
「こんなものだろう」、「これ以上は無理だろう」、「自分はこの程度だ」
で、終わるのではなく、もう一歩突っ込んでみると、案外意図してなかった
上手い解決方法が見つかるのかもしれないな。