見送りになったようだが、代引き規制、それからどうなるかわからない薬のネット販売規制など、
いったい日本の政府は、なにやっているんだろう。
世界的な不況の中、少しでも経済を活性化した方が良いと思うのだが、
あえて逆の事をする理由はどこにあるのだろう。。。
確かにネット通販は便利すぎる故に問題もある。
余市の様な田舎では、Webが使える人であれば、Amazonと楽天で必要なものを揃える生活は便利だ。
逆に言えば、地元の商店は、日本中の楽天に出品している商店と競争しなければならなくなる。
ただでさえ地方であるが故に、品揃えがむずかしく、量も出ないのでコスト面で不利だ。
おまけに商品に関する情報だって、ネットの方が遙かに豊富だし、口コミという強力な情報もある。
だから、消費者からはわけのわからない規制であっても、地元商店から見ると、以外と恩恵があるものなのかもしれない。
しかし、一方、地方の小さな商店が楽天に出品して、全国から注文を受けて販売数を増やしている
という例もあるはずだ。
私も昨年は、九州の電器屋さんから空気清浄機を買ったのだが、その電器屋さんも、
北海道から注文があったことに、びっくりしていた。
いまや、グッピーだって楽天で買える時代だ。 高速便を使えば、あっという間に相手にとどけることができるので、
店頭にならべるような流通経路を通していたら鮮度が問題で、地元でしか販売できなかった商品なども
どんどんネットで売られるようになるだろう。
地元商店は、ネット通販を利用しない一般客を相手にしながらも、そういう、特徴的な商材に活路を見いだせないだろうか。
いずれにしても、そういう、たとえばこの地元商店の問題などへの対応という目的が、
この規制にあるならば、それは間違っている、場当たり的な対応だとおもう。
場当たり的な対応といえば、政府による金のばらまき。
これは、どう考えてもナンセンスな話で、小学校のホームルームだってこんな話は否決されると思うのだが、
なんでそんなことが実際に行われることになったのか。
誰も防げなかったのだろうか。
そして、ばらまいておいて、今度は、消費税を上げるのだとか。
金をばらまくのに、どれだけの金と時間がかかるのか、そして、ばらまかれた金以上のものを、再び消費税で
集めるのにどういう意味があるというのか。私にはその考えが理解できない。
いったい金をばらまくのは誰の為なのだろう。ばらまく人たちの給料の為なのだろうか。
そして、その金は、国民から集めた税金なのだ。ばらまくなら集めるなと言いたいし、
集めた金は国民が、国のために使って欲しいと政府に預けた金なのだから、
それを、できるだけ有効に使うのが政府の使命だと思うのだが….
あまり政治のことをブログに書きたくはないのだが、
今の政府に対する怒りを、きちんと表現した方が良いのだと思った。
総理大臣が、”あの人”では、日本に未来は無いような気がする。
今の時代、外交も政治判断も大事だろうけど、とりあえず、しっかりした経営センスのある人が
政党や派閥を超えて政府をまとめて、日本という国を経営していくことが期待されているのではないだろうか。
意見の違いというのは、結論を偏らせない為にあるわけで、対立すること自体には意味が無いのだから、
双方にお互いの意見を理解した上で、正しい結論を出して欲しいものだ。
力任せに通したものは、やはり正しい結論でない事が多いと思う。