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焚き火シートは何が良いのか

焚き火が流行っていて….流行っているというのも変だが、キャンプで焚き火を楽しむ人が増えていて、焚き火の為のグッズも沢山売られるようになりました。 また、焚き火のマナーが身についていない人も増えてきています。 以前は先輩キャンパーの実地訓練?を経て焚き火デビューとなったのですが、今は、インターネットの情報だけ、特に重要な事を語らず良いところだけを紹介するようなYoutubeの動画なんかを見て焚き火を始める人が、自覚なしにおかしな状況を作り出しています。 それにともなって、以前は直火でもOKだったキャンプ場、そもそも焚き火禁止だった芝生のキャンプ上でも、「焚き火禁止」を明示する事が増えてきました。

一方、焚き火人口が増えるに従って、焚き火台を利用するのであれば、焚き火が可能というキャンプ場も増えてきています。 本来は焚き火台を使ったとしても、地面の事を考えたらキャンプ場としてはあまりOKにしたくないのではないかとも思いますが、一方焚き火の楽しさはキャンプの楽しさの一部にもなりつつありますし、焚き火ができるという事がキャンプ場選択のキーになっている場合もありますので、焚き火台利用が妥協点になっているのかもしれません。

しかし、利用する側、焚き火をする側としては、やはり焚き火をしたらどうなるのかを理解した上で、焚き火をするべきだということは変わらず、焚き火台を使うから何でもOKだという風に思わない方が良いと思います。そういう目で、キャンプ場で他のサイトの焚き火を見た時に、一つの目安となるのが、焚き火台の下に敷くグランドシートかと思います。

まず、直火OKではなく、焚き火台利用のキャンプ場で、シートを敷かない人は、困ったキャンパーです。もう少し焚き火について調べた方が良いと思います。次にブルーシートとか、レジャーシートとかを敷く人。気持ちはわかりますが、危ない人です。そんなわけで、大多数のキャンパーは、難燃性のシートを使っているのですが、いくつか種類があって、目的から Google 検索などでは、「焚き火シート」というキーワードが使われる事が多いと思います。

以前は(今もそうですが)、スパッタシートと呼ばれていたもので、焚き火シートでは検索してもあまりヒットしなかったのですが、耐火・防炎シートで、溶接をするときなどり利用されていたものです。小さいサイズのものは、火災時の消火や、逃げる時にかぶったりといった使い方もできます。

私が最初に買ったものは、今でもAmazonでてにはいりますが、次のものです。

やや重たいですが、これは結構良くできています。サイズも最近出てきたものに比べて大きめで、私が買った 1.0 x 1.0m でもコールマンのファイアディスクを使うのに十分な大きさがありますし、ガラス繊維で手に刺さるとは書いてありますが、最近買った「焚き火シート(チクチクしないコーティングあり)」より、チクチクしません。色がシルバーなので好まない人もいると思いますが、昼間はともかく、焚き火しているときは全然気になりません。(暗くてはっきりは見えないし、かえってシートの範囲がわかりやすくて良いです) また、耐久性も優れているように思います。

何度も使って、かなり黒ずみが目立ってきたので、最近購入したピコグリル風焚き火台と、ソロストーブ風フッドストーブ用に、同じくらいのサイズのもの(同じものでも良かったのですが、違うのも試してみようかなと思って)を探していて、次のものを買ってみました。

サイズも同じくらいなので、1枚で、2つ同時にカバーできます。ガラス繊維だけでも、結構防水効果があって、下が雪でも大丈夫なのですが、両面シリコンは撥水力も強く、しかも、シリコン鍋敷きみたいなものがあるように、熱にはかなり強い(はず)です。おまけに、今まで買ったもののなかで、これだけは、絶対にチクチクしないと保証できます。 ただし、ある程度重量があります。使いやすい袋がついてくるので、それほど気になるような重量でも無いのですが、コーティングの分重いですね。また、ラバーシートみたいな感じなので、昼間はサイトが工事現場みたいな感じに見えますし、柔軟性もちょっと足りないです。あと雪の上で使った場合は、めっちゃくちゃ滑ります。

このシートとは別に焚き火台の横にチェアを置くのに、防水のグランドシートを探していて、焚き火台と一緒に使うのだから、どうせならそちらも焚き火台シートで良いのでは?と考えて、チェアマットサイズの焚き火シートを、二人分買いました。

「特殊加工によって、ガラス繊維特有の手に感じるチクチクとした痛みはなく、手触りが良いためガラス繊維が苦手な敏感肌のユーザーにおすすめです!」と書かれていたので、期待していたのですが、今まで買った中でこれが一番チクチクしますので、まったくおすすめできないのですが、チクチクはどうでも良い人には、なんか綺麗だし格好良いので、完全否定はしません。昨日庭で、雪の上で使ったら、椅子の脚の部分だけ雪ににめり込んで圧力がかかった為、破けました。触る度に、しばらくの間チクチクが取れないので、まだ2回しか使っていませんが、別のものを検討しています。

今まで書いてきたグラス遷移のものと全く違うもので、カーボンフェルトというものもあります。触った感じとしては、フェルトのような感じで、新品時は、すりすりしたくなるほどで、全くチクチクしません。(ガラス遷移ではなく、特殊アクリル繊維を高温処理した炭化遷移を使っているとのことです)

私が買ったものは、大小2枚セットで、実は小を切ってアルコールストーブの中に詰めようと思っていたのですが、縁カガリもあってもったいないので、1枚を焚き火用、1枚を車中泊用(と言っても、アルポット以外火を使わないのですが)に持ち歩くことにしています。

実は、焚き火台の下は、焚き火台シート1枚敷いたらOKかというと、焚き火台によってはそうでも無いのです。地面からある程度距離のある焚き火台であればよいのですが、例えばファイアディスクや、ピコグリルなどは大丈夫そうな気がしますが、ソロストーブもどき(正規のソロスートブは大丈夫みたい)は、燃焼皿は床から10cmくらいのところにあるものの、かなり下に熱が行くので全然だめです。昨日は雪の上に両面シリコンコーティング下焚き火シート、その上に、このカーボンファイバーシートを敷いて、その上にウッドストーブを置いたのですが、終わってみたら、ウッドストーブの下に大きな穴(雪の穴)が開いていました。前回は、ピコグリル風焚き火台の方をその構成にして、ウッドストーブの方は、カーボンファイバーシートの代わりにステンレストレーだったのですが、こんかい逆にしてみたら、全然駄目でした。自宅なので自己責任ですが、キャンプ場では駄目ですね。ウッドストーブの下は、ステンレストレー、その下に焚き火シートが良いと思います。ステンレストレーにはすこし水を入れても良いかも知れません。鉄のメッシュになっているテーブルを使うのも良いと思いますが、ウッドストーブは火が結構高く上がるので、これ以上高くすると調理ができなくなります。

さて、話をカーボンフェルトに戻しますと、これは、チクチクしないし、軽いし、とても良いです。但し、ちょっと欠点もあって、材質的に防水性は無く、むしろ水を含みます。あと、他の焚き火シートも似たようなものかもしれませんが、火は防ぎますが、熱はまったく防ぎません。シート自体が熱くなるということは無いのですが、まるで何も無いかのように熱が下に行ってしまいますので、ちょっと頼りない感じがします。それと、汚れがあまり目立たないというのはメリットなのですが、いざ洗うとかなりボロボロになります。昨日洗ってみたのですが、手が黒い綿だらけって感じになりました。あと、ウッドストーブの下になっていた部分は、明らかに他の部分とは違う状態になっていました。耐久性は無いかもしれませんね。

そうすると、もしかしたら、アルミコーティングされていて熱にある程度防いで、防水性もある焚き火シートがあれば良いのですが、そんなものはなさそうなので、そういうシートの上に、カーボンフェルトを重ねて使うというもの、良さそうな気がしています。

はじめ

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