アルコールストーブのごとくの話

若い頃は毎日鍋でご飯を炊いていたのだけど、部屋だったので熱源は何故かばぁちゃんから貰った小型のIHヒーターだった。ツーリングキャンプでは、プリムスの2243 を使っていた。最近は、2合を炊く事が多く、火を付けたら自動で消えて放置できるので、中華製のトランギア風アルコールストーブとメスティンを使っている。日常では炊飯器で炊くことの方が圧倒的に多いけど、2合くらいだとレンジフードの下でアルコールストーブ使うことも多い。

アルコールストーブは、上は数百度になるが、下はそれほど熱くならないので、ステンレスのバットの上にシリコンの鍋敷きを敷いてその上に乗せて使っているのだけど、問題は、メスティンを乗せる”ごとく”。で、今日はゴトクの話。

ストーブにおまけでついてきたゴトクは、それなりに使えるのだが、たたまらないし、メスティンに入らないので持ち運びに不便。

エバニューのクロスのゴトクは、チタンで軽いし、めちゃくちゃコンパクトだけど、メスティン乗せるにはものすごく不安定。ちょっと動かすとバラバラになってしまうし、固形燃料で使おうと思ったら、高さが足りないしで、どうも使い所が無い。これはアルポットをアルコールストーブとして使うとき含めて緊急用かな。

で、適当なごとくがほしいなぁと思っていたところ、100均で2つ見つけました。一つはセリエのもので、これは持っている人も多いようです。もう一つは最近CanDoで見つけたもの。

CanDoで見つけたものは、固形燃料用なので小さい。これはすごく割り切った商品で、一枚のうすっぺらい鉄板を、毎回折り曲げたり戻したりして使うらしい。何度もやっていると折れるので消耗品扱いですね。固形燃料用に持ち歩くことにするけど、アルコールストーブには使えそうも無いです。サイズが小さいし、高さも足りない。

で、結局使っているのは、セリエのものなのですが、これは、3枚の板を互い違いに組み合わせるだけのもので、サイズもアルコールストーブにピッタリだし、メスティンの中に入るし、耐久性もそこそこありそう。更にこの形状から多少の風防効果も期待できる。最近発売されたダイソーの焚き火台と構造的に似ているので、あれが焚き火台というのであれば、これだって焚き火台と言えなくもない。

しかし、大きな欠点があります。それは、どこかを持ち上げようとすると、ほぼ確実に崩壊すること。3枚が互い違いに組み合わさっているだけなので、持ち上げたところの反対側抜けるんですよね。これがかなりストレス。サイズがアルコールストーブにピッタリと書きましたが、自分のものには本当にピッタリなので、アルコールストーブに燃料入れてからごとくの中心に置くのはちょっと気になるので、アルコールストーブを置いてから、ごとくをかぶせたいのですが、毎回崩壊します。かといって、組み合わせ部分を固定してしまってはばらせなくなるし、なんとかならないかなと。思っていたら…

なんとかなった 自分でもびっくり

試しに角の一箇所をクリップで止めたら、あら不思議。そのクリップを持ち上げるとバラけずに持ち上がるではありませんか。いったい何のマジックか?と思ったのですが、どうやら、一箇所が完全に止まるので他の部分も平行移動するために、容易にばらけなくなるらしいです。実は試す前は三箇所とめられないかなと思っていたのですが、一箇所だけで良かったようです。

そんなわけで、アルコールストーブのごとくは、しばらくはセリエの100円ごとくになりそうです。

はじめ

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