車中泊で映画を観る(Amazon Prime Video)

何回か書いていますが、我が家では車中泊の時は、ほとんど毎回映画を観ます。映画を観るために車中泊をしているといっても、過言では….いや、それは言い過ぎですが、そのくらいウエイトが大きいです。今までは、ASUSのS1 というプロジェクタを使っていました。これは、今でも(マイナーチェンジはあったようですが)売っていて、この手のプロジェクタの中では信頼のおける良いプロジェクタだと思っています。

今でも良く映りますしトラブルもありませんので、S1を使い続けてもまったく問題は無いのですが、この時代のプロジェクタは、Android を内蔵していないので、常に、スマホやタブレットとHDMIケーブルで接続しなければなりませんでした。そのスマホが変わる度に、接続できるかどうか不安になったり、接続できてもコネクタをちょっと動かしただけで画面が消えたりとスマホ側が不安定でした。また、映画を観ている間、ずーっとスマホの画面もONにしておかなければなりません。幸いHDMIケーブル経由で、S1からスマホに電源共有されるので、使っている間は、ポータブルバッテリーからAC経由でS1に電源供給することで、S1もスマホもフル充電の状態で映画が観れるのですが、ケーブルでごちゃごちゃした感じで、あずましくありませんでした。また、HDMI接続した途端スマホの画面が強制的に横になったり、(当然ですが)操作はすべてスマホ側なので、結構面倒です。例えば途中でトイレに行く時は、(画面が常時表示なので)伏せて置いたHDMIケーブル付きのスマホを手にとって停止してとか、いちいちやらなければならないのです。三脚の取り付けが甘いと、戻ってきてから位置合わせからやり直しです。あと、音声ですが、スピーカーを内蔵してはいるのですが、映画には不十分なので、Bluetooth スピーカーの Envaya を使っていますが、スマホからのBluetooth接続になりますので、音量コントロールもスマホ側になりますし、接続操作もちょっと面倒でした。

そこで

Anker Nebula Astro 買っちゃいました。

たまたま、本当にたまたま、Amazonのタイムセールで、6,000円も安くなっていたので、つい。 Astroは、Nebula シリーズの一番下ではありますが、家や仕事で使うには物足りないものの、パーソナルユースや、車中泊には十分で、用途次第でコストパフォーマンス抜群のデバイスです。非常にコンパクトで軽量なのに、Android 7 搭載で、リモコンも付属していますし、アプリを入れれば、スマホがワイヤレスでリモコンになります。WifiにもBluetoothにも対応していますから、ポータブルWifiがあれば、スマホ無しで、ストリームでAmazon Prime で映画を観ながら、音は、Envaya で出すということもできます。しかも、操作はプロジェクタの画面内でリモコン操作です。スマホのメール着信や、おしゃべりな友人がFacebookでコメントを乱発してもまったく影響を受けません。

Amazon Prime Video で、ダウンロード出来ます。

これ、結構私には大事なポイントなのですが、メモリサイズ 8G と少ないものの、Prime Videoで、観たい映画を自宅でダウンロードしておけるのです。つまり車中泊する場所で WiFiが使えなくても、あるいは電波状態が悪くても問題ない!ってことなのです。これができるかどうかは、なかなか情報が無くて心配だったのですが、何の問題もなくできました。ダウンロード中は電源ONにしておかなければならないのがちょっとアレですけど、まぁそのくらいは我慢します。(シャットダウン以外に、待機中という状態があるのでそれで良いのかも)

キャリングケース

残念なことに、モバイルプロジェクタを謳いながら、Astro には、キャリングケースが付属しません。更に悪いことに、レンズカバーすらありません。この目玉おやじみたいな筐体でケースなし、レンズカバー(レンズシャッター)無しで持ち運ぶのは流石に怖いです。なにか100均の適当な袋でも良いのですが、サイズ的に丁度よさそうなものがあったので、買ってみました。

ガタツキ無くピッタリ収まって、USBケーブルやHDMIケーブルなどの小物も入って丁度良いです。ややきついですが、リモコンも入りました。(自宅ではいちいちスマホを使うのが面倒なのでリモコンが良いですが、車中泊の時はスマホアプリを使うので、リモコンは不要かもしれません)写真の赤いものは、脚がくねくねな三脚です。小さくても普通の三脚は入りませんが、これなら脚を折りたためば入ります。車では使いませんが、ホテル泊などでは便利です。

車内設置テスト

最初三脚で試してみました。スクリーンは32インチ、これをテーブルの一番後ろに置きました。このバーは、もともとは3分割になっているテーブルの一番後ろが桐集成材という柔い板なので、そのタワミ防止に取り付けたものですが、荷物の落下防止など、予想外にいろいろ役立っています。机の奥行きは、3つの板を全部使うと、90cm になります。90cm取れれば、ほぼスクリーン一杯に映せるようですが、三脚を使うと本体は少し前に行ってしまうので、もう少し距離が欲しいところです。(本当は、机にポンが良かったのですけど)

そこで、いつもS1映画を観るときにつかっている、カメラ用のアーム(マジックアーム+スーパークランプ カメラセット)を使うと、丁度良い位置に設置できました。この距離なら、こんな大袈裟なもの必要ないけど、ちょっとずらしたいときとか便利なので、これでいいかな。ちなみに、Astro は、台形補正機能をもっています。(S1にはそれがなかったので辛かった)なので、スクリーンに対して真正面ではなく、少し左右にずらしたり、上・あるいは下から投影することもできます。ある程度の範囲なら自動で補正してくれますし、それ以上でも手動で補正できます。(それほど自由度は高くありませんが)狭い車内で設置位置も考えられきますし、台形補正は、車中泊シアターではあったほうが良い機能です。

他にも、上下逆さにすることもできますので、天井から吊れるのであれば、そうしたほうが手元が自由になりテーブル上のものも邪魔になりづらいので、良いと思います。ただ、以前、100均の突っ張り棒を使って試したことがあったのですが、天井は結構揺れます。下が(キャタピラではなく)タイヤですから、車内でちょっと姿勢を変えただけで結構ゆれます。スクリーンも一緒に揺れるのでがっしり固定できれば良いのですが、ぶら下げる状態だったり、くねくね三脚をバーに巻きつけたりした状態だったりすると、落ち着いてみてられない状況になります。

はじめ

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