スーパーニッカは、正直、ニッカのウイスキーの中でも、特に好きだというものではなかったのだけれど、好きなものがだんだん飲めなくなってきて、それに近いもので気軽に飲めるものを探さざるおえなくなってきています。アイラ島のウイスキーはどれも好きなのだけれど、普段飲むには値段が高すぎますし、ジャパニーズウイスキーとしては、何種類か試してはみたけど、やはりニッカが一番好みということで、最近はクリアブレンド系が多いです。
先日蒸留所に散歩に行った時に、3日限定ホットウイスキーサービスをやっていて、有料200円ではあるものの、スーパーニッカのお湯割りにチョコレートが2枚ついていたのを頂きました。ウイスキーとお湯は、1:2 とのことで、そのまま飲んでも飲みやすいスーパーニッカが、より甘いというかまろやかになって、ほっこりしました。クローブとシナモンが用意されていて、ちょこっといれると美味しいですよということで、クローブを入れました。実は3日目にも行って、その時はシナモンを入れました。こういう飲み方もなかなか良いものですね。
そのスーパーニッカは、妻の話によれば、竹鶴がかなりこだわって作ったウイスキーだとのことです。
その苦悩の中で竹鶴氏は、夫人とともに過ごした時間に樽の中で静かに熟成した原酒を使って最高のウイスキーをつくることが、リタ夫人に対しての最大限の供養であり、恩返しであり、愛情表現であると気づいたのではなかろうか。
養子として迎えた威氏と二人、余市蒸溜所の研究室にこもり、ありとあらゆる原酒の組み合わせで試作を重ねた。
そして、1934年の創業以来つくり続けた原酒から、その当時考えられる最高の味わいを持つ組み合わせを導き出し、竹鶴氏のブレンディングの集大成「スーパーニッカ」が誕生した。
http://whiskymag.jp/sn_2/
そして、写真のボトルは、500ml ボトルの、余市蒸留所限定デザイン版で、最近発売されたばかりです。 500mlの参考小売価格が、1,830円との事なので、2,000円くらいのこれは、若干割高なのかもしれませんが、大きな差ではないし、このラベルとパッケージのデザインを考えると、蒸留所を訪れた時の良い記念になるはずです。
中身は同じ(はず)なので、飲んだら中身を普通のに詰め替えれば、ずっと楽しめますね。
自分の好みで言えば、余市蒸留所の特徴である、スモーキーさを感じられるウイスキーが良いのですが、かなり入手が難しくなってしまっているので、手元にあるものを少しずつ楽しみながら、クリアブレンドやスーパーニッカでつないでいこうかなと思っています。ニッカではありませんが、サントリーのティーチャーズというウイスキーは、かなりコストパフォーマンスが高く、ニッカファンにも合うように思います。我が家でも結構好んで飲んでいます。